2021年にアメリカで制作された映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(原題:The French Dispatch of the Liberty, Kansas Evening Sun)は、20世紀にフランスの架空の都市「アンニュイ=シュール=ブラゼ」で発行されていた架空のアメリカ雑誌『フレンチ・ディスパッチ』最終号のストーリーがまとめられたという設定のオムニバス作品です。雑誌『ニューヨーカー』がモデルになっています。
ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めました。
- 『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』の挿入曲
- 編集者の紹介シーン (ベレンソンの部屋で流れている曲)
- 編集者の紹介シーン (ローバックの部屋で流れている曲)
- 【自転車レポート】エルブサンの登場シーン
- 街のスナップ – レンガ職人街
- 街のスナップ – スリの袋小路
- 街の情報 – 地下鉄の線路に巣くうネズミ
- 街の情報 – 斜めの屋根に棲みつくネコたち
- 街の情報 – 排水路に生息するウナギの幼魚
- 街の情報 – 休息街の学生たち
- 街の情報 – 交通
- 街の情報 – 夕暮れの風景(売春婦、男娼の姿)
- 街の情報 – 夜の風景(教会と街灯)
- 【Story1】モーゼスが殺人を犯す店のBGM
- 刑務所での発表会で弦楽器奏者が演奏する曲
- 【Story2】女子寮への男子の出入り権を争う闘いのシーン
- バスルームでゼフィレッリとルシンダが会話をするシーン
- ゼフィレッリとルシンダがガスマスクをつけて家を出て行くシーン
- 学生達がカフェで過ごす様子(半年前)
- ミッチが召集令状をテーブルに置いてカフェを出て行くシーン
- 兵営を脱走してきたミッチがカフェに入ってくるシーン
- ゼフィレッリがカフェのジュークボックスで流すTip-Topの曲
- チェス革命勃発、チェスの対決シーン
- ノートに走り書きされた「詩的な文章」の紹介シーン 1曲目
- ノートに走り書きされた「詩的な文章」の紹介シーン 2曲目
- 電波塔に登ったゼフィレッリが感電するシーン
- ゼフィレッリの両親がタクシーで遺体の身元確認に向かうシーン
- ルシンダがガスマスクをつけてベッドでタイプライターを打つシーン
- 【Story3】ショーガールがジジに頼まれて歌う子守歌
- 『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』のサントラ
- 『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』キャスト・スタッフ
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』の挿入曲
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
編集者の紹介シーン (ベレンソンの部屋で流れている曲)
Bouree Sur Place & Forward
(Waltz No.19 in A Minor, Op. Posth.)
作曲:Frédéric Chopin
アーティスト:Steven Mitchell
『Bouree Sur Place & Forward』は、1907年にマリインスキー劇場で初演されたバレエ・ブラン『レ・シルフィード』の曲です。『レ・シルフィード』では、ポーランド出身のピアニスト/作曲家のフレデリック・ショパンのピアノ曲がアレンジされバレエ音楽として使われています。
ここで使われているのは、ショパン作曲『ワルツ第19番イ短調 遺作』です。
ニューヨークを中心に活動しているバレエピアニスト、スティーブン・ミッチェルが演奏しています。
編集者の紹介シーン (ローバックの部屋で流れている曲)
Swingin’ For Bumsy
作曲:Sonny Rollins
演奏:Sonny Rollins
リリース年:1956年
ソニー・ロリンズは、NY出身のジャズ・サックス奏者です。
『Swingin’ For Bumsy』は、1956年にリリースされたアルバム『Moving Out』に収録されています。
【自転車レポート】エルブサンの登場シーン
Fiasco
作曲:Gus Viseur
アーティスト:Gus Viseur
『フィアスコ 』(Fiasco)は、ベルギー生まれのフランスのアコーディオン奏者ギュス・ヴィズール(Gus Viseur)の曲です。
ギュス・ヴィズールは、1930年代〜50年代に自分のバンドを率いて活動し、ジャズギタリストのバロ・フェレットやシャンソン歌手エディット・ピアフと共演するなどして活躍しました。
エルブサンの自転車レポート
街のスナップ – レンガ職人街
I’ve Seen That Face Before (Libertango)
作曲:Astor Piazzolla, Nathalie Delon, Barry Reynolds and Dennis Wilkey
演奏:Grace Jones
リリース年:1981年
『I’ve Seen That Face Before (Libertango) 』は、1981年にシングルリリースされたグレイス・ジョーンズの曲です。アルゼンチン出身のバンドネオン奏者/作曲家アストル・ピアソラが作った『リベルタンゴ』をアレンジして作られています。
グレイス・ジョーンズ(Grace Jones)は、70年代初頭からブラック・ニュー・ウェイブの代表的モデルとして活躍したジャマイカ系アメリカ人の歌手/女優です。
ポップアートの旗手アンディ・ウォーホールのミューズとしても知られています。
街のスナップ – スリの袋小路
Survive
作曲:Alice Bag and Pat Bag
アーティスト:The Bags
リリース年:1978年
バッグス(The Bags)は、1977年に結成されたカリフォルニア州ロサンゼルス出身のパンクロックバンドです。『Survive』は、1978年にシングルリリースされました。
街の情報 – 地下鉄の線路に巣くうネズミ
Round Midnight
作曲:Thelonious Monk, Cootie Williams, Bernard Hanighen
オリジナル版:Cootie Williams(1944)
アーティスト:Anthony Braxton
『ラウンド・ミッドナイト』は、ジャズのスタンダードナンバーです。ビバップのパイオニアの一人と評されているアメリカのジャズピアニスト、セロニアス・モンクが作りました。
ここでは、アメリカのマルチ楽器奏者アンソニー・ブラクストンのカバーバージョンが使われています。
街の情報 – 斜めの屋根に棲みつくネコたち
Deux arabesques, L.66 – No.1 Andante con moto
作曲:Claude Debussy
演奏:Daniel Pollack
クロード・ドビュッシー作曲の『2つのアラベスク』より第1番。アメリカのピアニスト、ダニエル・ポラックの演奏が使われています。
『2つのアラベスク』は、フランスの作曲家ドビュッシーが1888年に作曲したピアノ作品です。
街の情報 – 排水路に生息するウナギの幼魚
Sonata for Mandolin and Guitar A-Dur, K.331 Andante Grazioso con Variation VI. Variation 5. Adagio
(Piano Sonata No.11 in A major K 331 – I. Andante Grazioso)
作曲:Wolfgang Amadeus Mozart
演奏:Boris Bjoern Bagger & Detlef Tewes
ここで演奏されているのは、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲の『ピアノソナタ第11番 イ長調 K. 331』の第1楽章の第5変奏をアレンジして作られた、マンドリン&ギターの二重奏曲です。ドイツのマンドリン奏者デトレフ・テヴェスとギタリスト/作曲家ボリス・ビョルン・バッガーが演奏しています。
街の情報 – 休息街の学生たち
Aline
作曲:Christophe
オリジナル版:Christophe(1965)
アーティスト:Jarvis Cocker
『Aline』はフランスのシンガー・ソングライター、クリストフの曲です。『愛しのアリーヌ』の邦題がつけられています。
クリストフは、パリ郊外で生まれ、10代半ばからポップグループを率い活動を始めました。1965年にリリースされた2枚目のシングル『Aline』がヒットし、70年代初頭まで成功を収め続けフランスを代表する歌手として世界中に知られるようになりました。
ここでは、イギリス出身のミュージシャン、ジャーヴィス・コッカーが歌うカバーバージョンが使われています。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「ゼフィレッリがカフェのジュークボックスで流すTip-Topの曲」
「ノートに走り書きされた “詩的な文章” の紹介シーン 1曲目」
「電波塔に登ったゼフィレッリが感電するシーン」
「ルシンダがガスマスクをつけてベッドでタイプを打つシーン」
街の情報 – 交通
Jourdan Stomp
作曲:Gus Viseur
アーティスト:Gus Viseur
『Jourdan Stomp』は、ベルギー生まれのフランスのアコーディオン奏者ギュス・ヴィズール(Gus Viseur)の曲です。
エルブサンが走行中のトラックに摑まり自転車に腰掛けレポートをし、地下鉄の階段に落ちてしまうシーン
街の情報 – 夕暮れの風景(売春婦、男娼の姿)
Inseguimento al Taxi (The Chase)
作曲:Mario Nascimbene
『インセギメント・アル・タクシー(ザ・チェイス) 』は、1960年のミステリー映画映画『スペインの休日』(原題:Scent of Mystery)のオリジナルサウンドトラックです。映画音楽を担当したイタリアの映画音楽作曲家マリオ・ナシンベーネが作りました。
『スペインの休日』は、香りが不可欠なストーリーになっていて「Smell-O-Vision システム」が初めて使用された映画としても知られています。
「Smell-O-Vision システム」とは、映画の上映中に必要に応じて特定の匂いを劇場内に放出し、視聴者が映画の中で何が起こっているかを「嗅ぐ」ことができるシステムです。
1939年のニューヨーク万国博覧会で発明者によって実演され話題となりました。
街の情報 – 夜の風景(教会と街灯)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲の『レグレンツィの主題によるフーガ ハ短調 BWV 574』。フランスのオルガニスト、マリー=クレール・アランの演奏が使われています。
この曲は、17世紀イタリアの作曲家ジョヴァンニ・レグレンツィが作った曲の主題を使って、バッハが作ったオルガン曲です。
エルブサンが子供達に追いかけられ転倒するシーン
【Story1】モーゼスが殺人を犯す店のBGM
After You’ve Gone
作曲:Henry Creamer and Turner Layton
オリジナル版:Marion Harris(1918)
演奏:Gene Austin, Coco & Candy
『After You’ve Gone』は、ジャズのスタンダードナンバーです。アメリカの女性歌手マリオン・ハリスが歌い、1918年にリリースされました。『君去りし後』の邦題でも知られています。
ここでは、1940年のアメリカ西部劇コメディ映画『My Little Chickadee』でミュージシャン役で主演した歌手ジーン・オースティンが劇中で歌っている演奏が使われています。
モーゼスが贅沢な生活を捨てて様々な場所で絵を描き出すシーンからこの曲が流れています。
刑務所での発表会で弦楽器奏者が演奏する曲
Concerto grosso für 2 Mandolinen, 2 Gitarren und Zupforchester – 1 Allegro
作曲:Antonio Vivaldi
編曲:Siegfried Behrend
演奏:Rob Moose, Adam Nielsen, David Goldenberg, Gabriel Cabezas
この曲は、アントニオ・ヴィヴァルディの曲をドイツのギタリスト/作曲家ジークフリート・ベーレントがアレンジして作った、2台のマンドリンと2台のギター&マンドリンオーケストラのための作品です。
ジークフリートが編曲した曲は、『グランド・ブダペスト・ホテル』でも使われていました。
【Story2】女子寮への男子の出入り権を争う闘いのシーン
L’Ultima Volta
作曲:Ennio Morricone
『L’Ultima Volta』は、1963年イタリア製作のモンド映画『ゼロの世代』(原題:I Malamondo)のオリジナルサウンドトラックです。映画音楽を担当したエンニオ・モリコーネが作りました。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「ゼフィレッリとルシンダがガスマスクをつけて家を出て行くシーン」
「チェス革命勃発、チェスの対決シーン」
バスルームでゼフィレッリとルシンダが会話をするシーン
Adagio
作曲:Georges Delerue
リリース年:1971年
『Adagio』は、1971年のフランス映画『カウントダウン』(原題:Comptes À Rebours)のオリジナルサウンドトラックです。映画の音楽を担当したフランスの作曲家ジョルジュ・ドルリューが作りました。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「ノートに走り書きされた ”詩的な文章” の紹介シーン 2曲目」
「ゼフィレッリの両親がタクシーで遺体の身元確認に向かうシーン」
ゼフィレッリとルシンダがガスマスクをつけて家を出て行くシーン
L’Ultima Volta
作曲:Ennio Morricone
イタリアの作曲家エンニオ・モリコーネが作った『L’Ultima Volta』は、1963年イタリア製作のモンド映画『ゼロの世代』(原題:I Malamondo)のオリジナルサウンドトラックです。
「女子寮への男子の出入り権を争うチェスの対決シーン」
「チェス革命勃発、チェスの対決シーン」でもこの曲が使われています。
学生達がカフェで過ごす様子(半年前)
Tu M’as Trop Menti
作曲:Jean-Jacques Debout
演奏:Chantal Goya
『Tu m’as trop Menti』は、ジャン=リュック・ゴダール監督の1966年フランス・スウェーデン合作映画『男性・女性』のオリジナルサウンドトラックです。『乙女の願い』の邦題がつけられています。
音楽を担当したフランス生まれの作曲家ジャン=ジャック・ドゥブーが作り、映画に出演している女優シャンタル・ゴヤが歌っています。
ミッチが召集令状をテーブルに置いてカフェを出て行くシーン
J’en Déduis que je t’Aime
作曲:Charles Aznavour
Performed by Charles Aznavour
リリース年:1959年
シャルル・アズナヴール(Charles Aznavour)は、パリ出身のシンガーソングライター/俳優です。
9歳から芸能活動を開始したアズナヴールは、22歳でエディット・ピアフのアメリカツアーに同伴し名を知られるようになりました。言語に堪能でシャンソンを5つの言語で歌い、60本以上の映画にも出演し、シャルル・アズナヴールは世界で最も知られるシャンソン歌手の1人となりました。
兵営を脱走してきたミッチがカフェに入ってくるシーン
Fugue No.2 in C Minor
(The Well-Tempered Clavier, Book I, Prelude and Fugue No.2 in C Minor, BWV 847: Fugue)
作曲:Johann Sebastian Bach
編曲:Ward Swingle
演奏:The Swingles
リリース年:1963年
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲の『平均律クラヴィーア曲集 第1巻、第2番 プレリュードとフーガ BWV 847 ハ短調』よりフーガ(3声のフーガ)。
ここでは、1963年にリリースされたスウィングル・シンガーズのアルバム『Bach’s Greatest Hits』に収録されているボーカルバージョンが使われています。
スウィングル・シンガーズ(The Swingles)は、アメリカ生まれのジャズミュージシャン、ウォード・スウィングルが1927年にパリで結成したア・カペラ・ヴォーカルグループです。
ソプラノ、アルト、テノール、バス、それぞれ2名の8人のメンバーからなり、クラシックやポップスを「ダバダバ」というスキャット・コーラスにアレンジして歌い人気となりました。
ゼフィレッリがカフェのジュークボックスで流すTip-Topの曲
Aline
作曲:Christophe
オリジナル版:Christophe(1965)
アーティスト:Jarvis Cocker
「Aline」はフランスのシンガー・ソングライター、クリストフの曲です。1965年にシングルリリースされました。『愛しのアリーヌ』の邦題がつけられています。
映画では、ティップ・トップ(Tip-Top、架空のフランスのポップスター)の曲となっていて、ティップ・トップ役のイギリス出身のミュージシャン、ジャーヴィス・コッカーが歌うカバーバージョンが使われています。
「街の情報 – 休息街の学生たち」
「ノートに走り書きされた “詩的な文章” の紹介シーン 1曲目」
「電波塔に登ったゼフィレッリが感電するシーン」
「ルシンダがガスマスクをつけてベッドでタイプを打つシーン」でもこの曲が使われています。
チェス革命勃発、チェスの対決シーン
L’Ultima Volta
作曲:Ennio Morricone
1963年イタリア製作のモンド映画『ゼロの世代』で使われた、エンニオ・モリコーネ作曲の『L’Ultima Volta』です。
「女子寮への男子の出入り権を争うチェスの対決シーン」
「ゼフィレッリとルシンダがガスマスクをつけて家を出て行くシーン」でもこの曲が使われていました。
ノートに走り書きされた「詩的な文章」の紹介シーン 1曲目
Aline
作曲:Christophe
オリジナル版:Christophe(1965)
アーティスト:Jarvis Cocker
1965年にリリースされたフランスのシンガー・ソングライター、クリストフの『Aline』です。
『愛しのアリーヌ』の邦題がつけられています。
ティップ・トップ役のイギリス出身のミュージシャン、ジャーヴィス・コッカーが歌うカバーバージョンが使われています。
「街の情報 – 休息街の学生たち」
「ゼフィレッリがカフェのジュークボックスで流すTip-Topの曲」
「電波塔に登ったゼフィレッリが感電するシーン」
「ルシンダがガスマスクをつけてベッドでタイプを打つシーン」でもこの曲が使われています。
ゼフィレッリがノートに走り書きした文章をルシンダが見つけるシーン
ノートに走り書きされた「詩的な文章」の紹介シーン 2曲目
Adagio
作曲:Georges Delerue
リリース年:1971年
「バスルームでゼフィレッリとルシンダが会話をするシーン」
「ゼフィレッリの両親がタクシーで遺体の身元確認に向かうシーン」でもこの曲が使われています。
ゼフィレッリがノートに走り書きした文章をルシンダが見つけるシーン
電波塔に登ったゼフィレッリが感電するシーン
Aline
作曲:Christophe
オリジナル版:Christophe(1965)
アーティスト:Jarvis Cocker
1965年にリリースされたフランスのシンガー・ソングライター、クリストフの『Aline』です。
『愛しのアリーヌ』の邦題がつけられています。
ティップ・トップ役のイギリス出身のミュージシャン、ジャーヴィス・コッカーが歌うカバーバージョンが使われています。
「街の情報 – 休息街の学生たち」
「ゼフィレッリがカフェのジュークボックスで流すTip-Topの曲」
「ノートに走り書きされた “詩的な文章” の紹介シーン 1曲目」
「ルシンダがガスマスクをつけてベッドでタイプを打つシーン」でもこの曲が使われています。
ゼフィレッリの両親がタクシーで遺体の身元確認に向かうシーン
Adagio
作曲:Georges Delerue
リリース年:1971年
フランスの作曲家ジョルジュ・ドルリューが作った。『Adagio』です。
「バスルームでゼフィレッリとルシンダが会話をするシーン」
「ノートに走り書きされた ”詩的な文章” の紹介シーン 2曲目」でもこの曲が使われていました。
ルシンダがガスマスクをつけてベッドでタイプライターを打つシーン
Aline
作曲:Christophe
オリジナル版:Christophe(1965)
アーティスト:Jarvis Cocker
1965年にリリースされたフランスのシンガー・ソングライター、クリストフの『Aline』です。
『愛しのアリーヌ』の邦題がつけられています。ティップ・トップ役のイギリス出身のミュージシャン、ジャーヴィス・コッカーが歌うカバーバージョンが使われています。
「街の情報 – 休息街の学生たち」
「ゼフィレッリがカフェのジュークボックスで流すTip-Topの曲」
「ノートに走り書きされた “詩的な文章” の紹介シーン 1曲目」
「電波塔に登ったゼフィレッリが感電するシーン」でもこの曲が使われていました。
【Story3】ショーガールがジジに頼まれて歌う子守歌
À la claire fontaine(Traditional)
アーティスト:Saoirse Ronan & Winston Ait Hellal (劇中)
『À la claire fontaine』は、古くから伝わるフランスの歌です。『澄んだ泉へ』『清き泉を』の邦題で知られています。
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』のサントラ
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』はアレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)が音楽を担当しました。アレクサンドル・デスプラは、フランス生まれの作曲家で、数多くの映画音楽を手掛けています。『グランド・ブダペスト・ホテル』と『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー作曲賞を受賞しています。
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』キャスト・スタッフ
監督 | ウェス・アンダーソン(Wes Anderson) |
脚本 | ウェス・アンダーソン(Wes Anderson) |
原案 | ウェス・アンダーソン(Wes Anderson) |
ロマン・コッポラ(Roman Coppola) | |
ヒューゴ・ギネス(Hugo Guinness) | |
ジェイソン・シュワルツマン(Jason Schwartzman) | |
製作 | ウェス・アンダーソン(Wes Anderson) |
ジェレミー・ドーソン(Jeremy Dawson) | |
音楽 | アレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat) |
配給 | ウォルト・ディズニー・ジャパン |
公開 | 2021年10月22日 |
2022年1月28日 | |
上映時間 | 103分 |
モーゼス・ローゼンターラー:ベニチオ・デル・トロ(Benicio del Toro)
ルシンダ・クレメンツ:フランシス・マクドーマンド(Frances McDormand)
ローバック・ライト:ジェフリー・ライト(Jeffrey Wright)
ジュリアン・カダージオ:エイドリアン・ブロディ(Adrien Brody)
J・K・L・ベレンセン:ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)
ゼフィレッリ:ティモシー・シャラメ(Timothée Chalamet)
シモーヌ:レア・セドゥ(Léa Seydoux)
エルブサン・サゼラック:オーウェン・ウィルソン(Owen Wilson)
警察署長:マチュー・アマルリック(Mathieu Amalric)
ネスカフィエ警部補:スティーヴン・パーク(Steve Park)
アーサー・ハウイッツァー・Jr:ビル・マーレイ(Bill Murray)
トークショーのホスト:リーヴ・シュレイバー(Liev Schreiber)
アルムナ:エリザベス・モス(Elisabeth Moss)
ミスターB:ギヨーム・ガリエンヌ(Guillaume Gallienne)
運転手ジョー:エドワード・ノートン(Edward Norton)
エルメス・ジョーンズ:ジェイソン・シュワルツマン(Jason Schwartzman)
アバカス:ウィレム・デフォー(Willem Dafoe)
若い頃のローゼンターラー:トニー・レヴォロリ(Tony Revolori)
アップシュアー・“モー”・クランペット:ロイス・スミス(Lois Smith)
ポール・デュヴァル:クリストフ・ヴァルツ(Christoph Waltz)
ドリル=サージャント:ルパート・フレンド(Rupert Friend)
ジョーおじさん:ヘンリー・ウィンクラー(Henry Winkler)
ジュリエット:リナ・クードリ(Lyna Khoudri)
ショーガール:シアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)
ニックおじさん:ボブ・バラバン(Bob Balaban)
ミセスB:セシル・ドゥ・フランス(Cécile De France)
刑務官:ドゥニ・メノーシェ(Denis Ménochet)
カリフラワー:イポリット・ジラルド(Hippolyte Girardot)
ナレーター:アンジェリカ・ヒューストン(Anjelica Huston)
刑事巡査:ダミアン・ボナール(Damien Bonnard)
法律顧問:グリフィン・ダン(Griffin Dunne)
ティモシー・シャラメが出演している映画
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