2002年に製作された映画『レッド・ドラゴン』(原題:Red Dragon)は、トマス・ハリス原作の同名小説をもとにしたスリラー映画です。『羊たちの沈黙』の前日譚となります。
ハンニバル・レクター博士をアンソニー・ホプキンスが、FBI捜査官グレアムをエドワード・ノートンが演じました。
- 1991年
- 2001年
- 2002年『レッド・ドラゴン』(現在のページ)
- 2007年
『レッド・ドラゴン』の挿入曲
『レッド・ドラゴン』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング(オーケストラが演奏する曲)
1980年、@ボルティモア
劇付随音楽《夏の夜の夢》Op.61, MWV M13 – 第2幕 スケルツォ
作曲者 | フェリックス・メンデルスゾーン(Felix Mendelssohn, 1809-1847) ドイツ・ロマン派の作曲家/指揮者/ピアニスト/オルガニスト。 |
作曲年 | 1842年 |
劇付随音楽《夏の夜の夢》は、メンデルスゾーンが17歳の時に書いた作品(序曲『夏の夜の夢』ホ長調 作品21)に感銘をうけたプロイセン国王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の勅命により、その主題を序曲として組み込む形で作られました。
シェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』が題材とされています。
オーケストラ関係者を招いてのレクター邸でのディーナーで流れる曲
『平均律クラヴィーア曲集 第2巻、第12番 プレリュードとフーガ BWV 881 ヘ短調』よりプレリュード
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。 |
作曲年 | 1742年(第2巻) |
『平均律クラヴィーア曲集』は、2巻からなる鍵盤楽器のための作品集です。
それぞれが、24の全ての調による「プレリュードとフーガ」で構成されています。
この後「レクターの獄中でのスペシャルディナーで流れる曲 1曲目」でもこの曲が流れています。
グレアムが殺人現場で見る被害家族の記念ビデオのBGM
作曲者 | ジャック・ニューロン(Jack Newlon) アメリカの作曲家。 |
Original ver. | 1951年: ジャン・オーガスト(Jan August, 1904-1976) ニューヨーク出身のピアニスト/シロフォン奏者。 |
『Oriental Blues』は、1950年代にアメリカで人気を博したコメディアン、アーニー・コバックス(Ernie Kovacs, 1919-1962)のショーのテーマ曲として作られました。
ダラハイドがリーバを自宅に招き入れレコードで流す曲 1曲目
社内の女性たちがダラハイドをどう見ているかをリーバがダラハイドに話すシーン
Artist | Barney Bigard and His Orchestra バーニー・ビガード(Barney Bigard, 1906-1980) アメリカのジャズ・クラリネット奏者。 |
リリース | 1962年 |
作曲者 | バーニー・ビガード(Barney Bigard, 1906-1980) |
ダラハイドがリーバを自宅に招き入れレコードで流す曲 2曲目
ダラハイドとリーバがキスをするシーン
Artist | Barney Bigard and His Orchestra バーニー・ビガード(Barney Bigard, 1906-1980) アメリカのジャズ・クラリネット奏者。 |
リリース | 1962年 |
作曲者 | バーニー・ビガード(Barney Bigard, 1906-1980) |
ビリー・ストレイホーン(Billy Strayhorn, 1915-1967) アメリカジャズピアニスト/作曲家/アレンジャー。デューク・エリントンとのコラボで知られる。 代表曲『A列車で行こう』 |
ダラハイドがリーバを自宅に招き入れレコードで流す曲 3曲目
ダラハイドが仕事のビデオを見るシーン(トイレから戻ったリーバはソファーに座り曲を聴く)
Artist | Johnny Hodges and His Orchestra ジョニー・ホッジス(Johnny Hodges, 1907-1970) アメリカのアルトサックス奏者。 |
リリース | 1943年 |
作曲者 | ビリー・ストレイホーン(Billy Strayhorn, 1915-1967) アメリカジャズピアニスト/作曲家/アレンジャー。デューク・エリントンとのコラボで知られる。 代表曲『A列車で行こう』 |
レクターの獄中でのスペシャルディナーで流れる曲 1曲目
料理人にサーブされレクターが食事をする
『平均律クラヴィーア曲集 第2巻、第12番 プレリュードとフーガ BWV 881 ヘ短調』よりプレリュード
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。 |
作曲年 | 1742年(第2巻) |
「オーケストラ関係者を招いてのレクター邸でのディーナーで流れる曲」でもこの曲が流れていました。
レクターの獄中でのスペシャルディナーで流れる曲 2曲目
レクターが防犯カメラに向かい笑顔を見せワインを楽しむ
愛の夢 – 第1番「高貴な愛」
作曲者 | フランツ・リスト(Franz Liszt, 1811-1886) ヨーロッパ各地で活動したハンガリー出身のピアニスト/作曲家。 |
作曲年 | 1849年 |
『レッド・ドラゴン』のサントラ
『レッド・ドラゴン』はダニー・エルフマン(Danny Elfman)が音楽を担当しました。
ダニー・エルフマンは、オインゴ・ボインゴの創設者/元リーダーとしても知られるアメリカ・カリフォルニア出身の作曲家です。『チャーリーとチョコレート工場』や『ビートルジュース』などティム・バートン作品のほとんどで音楽を担当しています。
『レッド・ドラゴン』キャスト・スタッフ
監督 | ブレット・ラトナー(Brett Ratner) |
脚本 | テッド・タリー(Ted Tally) |
原作 | トマス・ハリス(Thomas Harris) |
製作 | ディノ・デ・ラウレンティス(Dino De Laurentiis) |
マーサ・デ・ラウレンティス(Martha De Laurentiis) | |
音楽 | ダニー・エルフマン(Danny Elfman) |
配給 | UIP |
公開 | 2002年9月30日 |
2003年2月8日 | |
上映時間 | 124分 |
ハンニバル・レクター:アンソニー・ホプキンス (Anthony Hopkins)
ウィル・グレアム:エドワード・ノートン(Edward Norton)
フランシス・ダラハイド:レイフ・ファインズ(Ralph Fiennes)
ジャック・クロフォード:ハーヴェイ・カイテル(Harvey Keitel)
リーバ・マクレーン:エミリー・ワトソン(Emily Watson)
モリー・グレアム:メアリー=ルイーズ・パーカー(Mary-Louise Parker)
フレディ・ラウンズ:フィリップ・シーモア・ホフマン(Philip Seymour Hoffman)
フレデリック・チルトン博士:アンソニー・ヒールド(Anthony Heald)
ロイド・ボーマン:ケン・レオン(Ken Leung)
バーニー・マシューズ:フランキー・フェイソン(Frankie Faison)
ジョシュ・グレアム:タイラー・パトリック・ジョーンズ(Tyler Patrick Jones)
チャールズ・リーズ:トム・ベリカ(Tom Verica)
ヴァレリー・リーズ:マルグリット・マッキンタイア(Marguerite MacIntyre)
ビリー・リーズ:トミー・カーティス(Tommy Curtis)
ショーン・リーズ:ジョーダン・グルーバー(Jordan Gruber)
スージー・リーズ:モーガン・グルーバー(Morgan Gruber)
幼いフランシスの声:アレックス・D・リンツ(Alex D. Linz)
バイロン・メトカーフ:ウィリアム・ラッキング(William Lucking)
ダラハイドの祖母の声:エレン・バースティン(Ellen Burstyn)
ラルフ・マンディ:フランク・ホエーリー(Frank Whaley)
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