2006年にアメリカで制作された映画『インサイド・マン』(原題:Inside Man)は、スパイク・リー監督による犯罪サスペンス映画です。アメリカ・ニューヨーク州マンハッタンの銀行が舞台となっています。
デンゼル・ワシントン、クライヴ・オーウェン、ジョディ・フォスターらが出演しています。
『インサイド・マン』の挿入曲
『インサイド・マン』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング
チャイヤ・チャイヤ
”(Walk) in shade” 日陰(を歩く)
Artist | スクウィンデル・シン(Sukhwinder Singh) インドの男性歌手、1971年生まれ。ボリウッドのプレイバックシンガーとして活躍する。 |
サプナ・アワスティー(Sapna Awasthi) 1990年デビューのインド人女性歌手。ボリウッドのプレイバックシンガーとして活躍する。 ※プレイバックシンガー:映画で使われる歌を事前にレコーディングする歌手 | |
リリース | 1998年 |
作曲者 | A・R・ラフマーン(A.R. Rahman) インドの作曲家/キーボード奏者/歌手、1966年生まれ。 『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー作曲賞を受賞。 |
グルザール(Gulzar) インドのウルドゥー語の詩人/作詞家/作家/脚本家/映画監督、1934年生まれ。 ボリウッド映画の作品を数多く手がけたことで知られる。 |
『Chaiyya Chaiyya』は、スーフィー詩人で哲学者のブレ・シャー(Bulleh Shah, 1680-1757)の詩で作られたスーフィー音楽『Thaiyya Thaiyya』をもとに作られました。
1998年のヒンディー語映画『ディル・セ 心から』(Dil Se)で使われ、インドで600万枚を売り上げるヒット曲となりました。
携帯電話を隠し持つ銀行員(ピーター・ハモンド)の着信メロディ
ダルトンが、既に没収した携帯電話のアドレス登録から男の名前を探し電話をかけるシーン
ゴールド・ディガー
Artist | カニエ・ウェスト(Kanye West) アメリカのラッパー/シンガーソングライター/音楽プロジューサー/ファッションデザイナー、1977年ジョージア州アトランタ生まれ。2021年にイェ(Ye)に改名 |
Feat. ジェイミー・フォックス(Jamie Foxx) アメリカの俳優/シンガーソングライター/コメディアン、1967年テキサス州テレル生まれ。『Ray/レイ』でアカデミー主演男優賞を受賞。 | |
リリース | 2005年 |
作曲者 | イェ(Ye) |
レイ・チャールズ(Ray Charles, 1930-2004) R&B/ソウルのパイオニアとして知られるジョージア州オールバニ出身の歌手/作曲家/ピアニスト。 | |
レナルド・リチャード(Renald Richard, 1925- 2021) アメリカのトランペッター/ソングライター。 | |
この曲は、レイ・チャールズの『I Got a Woman』から「She give me money when I’m in need」(直訳:彼女は私が困っているときにお金をくれる)のフレーズをサンプリングして作られています。
大勢の人質たちが外に飛び出した後、警官隊が銀行内に入っていくシーン
パットン大戦車軍団 – メインテーマ
リリース | 1970年:Soundtrack『パットン大戦車軍団』 |
作曲者 | ジェリー・ゴールドスミス(Jerry Goldsmith, 1929-2004) カリフォルニア州ロサンゼルス出身の作曲家。『オーメン』(The Omen)でアカデミー作曲賞を受賞。 |
この曲は、1970年のアメリカ戦争映画『パットン大戦車軍団』(原題:Patton)のオリジナル・サウンドトラックです。
エンドクレジット
Artist | スクウィンデル・シン(Sukhwinder Singh) インドの男性歌手、1971年生まれ。ボリウッドのプレイバックシンガーとして活躍する。 |
サプナ・アワスティー(Sapna Awasthi) 1990年デビューのインド人女性歌手。ボリウッドのプレイバックシンガーとして活躍する。 ※プレイバックシンガー:映画で使われる歌を事前にレコーディングする歌手 | |
Feat. パンジャービーMC(Panjabi MC) イギリス系インド人のレコーディングアーティスト/ラッパー/プロデューサー/DJ、1975年生まれ。 | |
リリース | 1998年 |
作曲者 | A・R・ラフマーン(A.R. Rahman) インドの作曲家/キーボード奏者/歌手、1966年生まれ。 『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー作曲賞を受賞。 |
グルザール(Gulzar) インドのウルドゥー語の詩人/作詞家/作家/脚本家/映画監督、1934年生まれ。 ボリウッド映画の作品を数多く手がけたことで知られる。 | |
パンジャービーMC(Panjabi MC) |
『Chaiyya Chaiyya』は、オープニングでも使われています。
エンドクレジットでは、イギリス系インド人のミュージシャン、パンジャービーMC(Panjabi MC)によるリミックス版が使われています。ラップパートでは、「異なるバックグラウンドを抱える人々が、生き残るために団結する」という内容が歌われています。
『インサイド・マン』のサントラ
『インサイド・マン』はテレンス・ブランチャード(Terence Blanchard)が音楽を担当しました。テレンス・ブランチャードは、アメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のジャズ・トランペッター/作曲家です。『モ’・ベター・ブルース』以降、多くのスパイク・リー監督映画で音楽を担当しています。
『インサイド・マン』キャスト・スタッフ
監督 | スパイク・リー(Spike Lee) |
脚本 | ラッセル・ゲワーツ(Russell Gewirtz) |
製作 | ブライアン・グレイザー(Brian Grazer) |
音楽 | テレンス・ブランチャード(Terence Blanchard) |
配給 | UIP |
公開 | 2006年3月24日 |
2006年6月10日 | |
上映時間 | 128分 |
キース・フレイジャー:デンゼル・ワシントン(Denzel Washington)
ダルトン・ラッセル:クライヴ・オーウェン(Clive Owen)
マデリーン・ホワイト:ジョディ・フォスター(Jodie Foster)
アーサー・ケイス:クリストファー・プラマー(Christopher Plummer)
ジョン・ダリウス:ウィレム・デフォー(Willem Dafoe)
ビル・ミッチェル:キウェテル・イジョフォー(Chiwetel Ejiofor)
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