『アメリカン・フィクション』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
ー 挿入曲とサントラ紹介記事の一覧はコチラから!ー
PR
映画×音楽

『アメリカン・フィクション』の挿入曲とサントラ

2023年にアメリカで製作された映画『アメリカン・フィクション』(原題:American Fiction)は、商業的に成功できない黒人の小説家が、ステレオタイプな黒人的表現を取り入れた小説を執筆したところ、ベストセラーになってしまうことで起こる騒動を描いたコメディ映画です。

監督・脚本はTVドラマシリーズ「ウォッチメン」「マスター・オブ・ゼロ」の脚本家として知られるコード・ジェファーソンです。

第96回アカデミー賞では、作品賞・主演男優賞・助演男優賞・脚色賞・作曲賞の5部門でノミネートされました。

『アメリカン・フィクション』の挿入曲

『アメリカン・フィクション』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

スポンサーリンク

オープニングクレジット

Without You
Artistエイス・スペクトラム(Ace Spectrum)
1966年にニューヨークで結成されたR&B/ソウル/ディスコの音楽グループ。
リリース1975年
作曲者オーブリー・ジョンソン(Aubrey Johnson)
アメリカの歌手/ソングライター。エイス・スペクトラム(Ace Spectrum)のメンバー。

モンクとリサが訪れるオープンカフェのBGM

Summertime Kind of Vibe
Artistアイザイア・ジョーンズ(Isaiah Jones)
作曲者Nancy Bolen, Steven Bolen, and Isaiah Jones

クリフの家で流れる曲(介護費用についてモンクと電話で話し合う)

Don Quichotte (No Estan Aqui)
ドン・キホーテ
Artistマガジン60(Magazine 60)
音楽プロデューサーのジャン=リュック・ドリオンによって設立されたフランスのシンセ・ポップ・バンド。
リリース1984年
作曲者ジャン=リュック・ドリオン(Jean-Luc Drion)
ドミニク・レジアルテ(Dominique Regiacorte)

スタッグ(モンク)が、ワイリーの待つ店に入って行く

Book of Slim
ArtistGene Harris & The Three Sounds
ジーン・ハリス(Gene Harris, 1933-2000)
アメリカのジャズピアニスト。ソウル・ジャズのジャンルで活躍。
ザ・スリー・サウンズ(The Three Sounds)
1956年にミシガン州ベントンハーバーで結成されたジャズピアノトリオ。
リリース1968年
作曲者モンク・ヒギンズ(Monk Higgins, 1930-1986)
アーカンソー州メニフィー出身のアメリカのサックス奏者。
スポンサーリンク

施設でクリフと母親がダンスをする曲

Things You Are
ArtistTab Smith and his Orchestra
タブ・スミス(Tab Smith, 1909-1971)
アメリカのアルト・サックス奏者。
リリース1945年
作曲者ロバート・エレン(Robert Ellen, 1920-1985)

ロレインとメイナードの結婚式(出席者がダンスをする)

Let Love Flow On
Artistソニア・スペンス(Sonya Spence, 1953-2007)
1970年代から1980年代に活躍したジャマイカのレゲエシンガー。
リリース1981年
作曲者ソニア・スペンス(Sonya Spence, 1953-2007)

モンクが撃たれるシーン

Requiem Mass in D Minor, K.626 – I. Introitus: Requiem aeternam
レクイエム ニ短調 K.626 – イントロイトゥス 第1曲 レクイエム・エテルナム【永遠の安息を】
作曲者ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756-1791)
18世紀古典派を代表するオーストリアの作曲家。
作曲年1791年

『レクイエム ニ短調 K.626』は、モーツァルトの最後の作品です。弟子のフランツ・クサーヴァー・ジュースマイヤーが補筆し完成されました。

エンディング&エンドクレジット

Autumn Leaves
枯葉(原題:Les Feuilles mortes)
Artist
cover ver.
キャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley, 1928-1975)
フロリダ州タンパ生まれのジャズ・アルト・サックス奏者。
リリース1958年
作曲者ジョゼフ・コズマ(Joseph Kosma, 1905-1969)
ハンガリー出身のユダヤ系フランス人作曲家。
ジャック・プレヴェール(Jacques Prévert, 1900-1977)
フランスの詩人/脚本家。
ジョニー・マーサー(Johnny Mercer, 1909-1976)
ジョージア州サヴァンナ出身のクロアチア/アイルランド系アメリカ人作詞者。キャピトル・レコードの共同創設者の一人。
代表曲『シャレード』『酒とバラの日々』『枯葉 』『ローラ』
Original ver.1948年:コラ・ヴォケール(Cora Vaucaire, 1918-2011)

『枯葉』は、シャンソンの代表的なスタンダードナンバーです。

スポンサーリンク

『アメリカン・フィクション』のサントラ

『アメリカン・フィクション』は、ローラ・カープマン(Laura Karpman)が音楽を担当しました。ローラ・カープマンはアメリカ・カリフォルニア州生まれの作曲家です。MCU アニメシリーズ『ホワット・イフ…?』や『マーベルズ』(2023) の音楽を手がけたことで知られています。

『アメリカン・フィクション』で初めてアカデミー作曲賞にノミネートされました。

『アメリカン・フィクション』キャスト・スタッフ

監督コード・ジェファーソン(Cord Jefferson)
脚本コード・ジェファーソン(Cord Jefferson)
原作パーシヴァル・エヴェレット(Percival Everett)
製作ベン・レクラー(Ben LeClair)
ニコス・カーラミギオズ(Nikos Karamigios)
コード・ジェファーソン(Cord Jefferson)
ジャメーン・ジョンソン(Jermaine Johnson)
音楽ローラ・カープマン(Laura Karpman)
配給Amazon MGMスタジオ・ディストリビューション
公開 2023年12月15日
2024年2月27日
上映時間117分

セロニアス・”モンク”・エリソン:ジェフリー・ライト(Jeffrey Wright)
リサ・エリソン:トレーシー・エリス・ロス(Tracee Ellis Ross)
コラライン:エリカ・アレクサンダー(Erika Alexander)
アグネス・エリソン:レスリー・ウーガムス(Leslie Uggams)
クリフォード・”クリフ”・エリソン:スターリング・K・ブラウン(Sterling K. Brown)
ロレイン:マイラ・ルクレティア・テイラー(Myra Lucretia Taylor)
アーサー:ジョン・オーティス(John Ortiz)
シンタラ・ゴールデン:アイサ・レイ(Issa Rae)
ワイリー・デルビスピノ:アダム・ブロディ(Adam Brody)
ウィリー・ザ・ウォンカ:キース・デイヴィッド(Keith David)

『アメリカン・フィクション』予告編

海外版の公式予告編です。

『アメリカン・フィクション』の予告編で使われている曲①

Feel right
Artistマーク・ロンソン(Mark Ronson)
イギリス系アメリカ人のDJ/シンガーソングライター/音楽プロデューサー、1975年ノッティング・ヒル生まれ。
Feat. ミスティカル(Mystikal)
アメリカのラッパー/俳優、1970年ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれ。
リリース2015年
作曲者マーク・ロンソン(Mark Ronson)
ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)
ブロディ・ブラウン(Brody Brown)
ホーマー・スタインワイス(Homer Steinweiss)
マイケル・タイラー(Michael Tyler)
ニック・モブション(Nick Movshon)
フィリップ・ローレンス(Phillip Lawrence)
トーマス・ブレネック(Thomas Brenneck)

『Feel right』は、マーク・ロンソン(Mark Ronson)の4枚目スタジオアルバム『Uptown Special』に収録されている曲です。

この曲は、ゲストヴォーカリストにミスティカル(Mystikal)を招きレコーディングされ、2014年11月「サタデー・ナイト・ライブ」で、ミスティカルに加えバックグラウンドボーカルにブルーノ・マーズを招いた豪華メンバーで初披露されました。

『アメリカン・フィクション』の予告編で使われている曲②

Tell the truth
Artistジョン・バティステ(John Batiste)
アメリカのシンガー/ソングライター/マルチインストゥルメンタリスト/バンドリーダー/作曲家/テレビパーソナリティ、1986年ルイジアナ州メテリー生まれ。
リリース2020年

『Tell the truth』は、ジョン・バティステ(John Batiste)の6枚目スタジオアルバム『WE ARE』に収録されている曲です。このアルバムは、第64回グラミー賞で最優秀アルバム賞を受賞しました。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました