2023年にアメリカで制作された映画『ザ・キラー』(原題:The Killer)は、デヴィッド・フィンチャー監督によるスリラー映画です。『セブン』の脚本を手がけたことで知られるアンドリュー・ケヴィン・ウォーカーが同名のグラフィックノベルをもとに脚本を執筆しました。
主役を演じたマイケル・ファスベンダーは、今作で本格的な俳優業復帰となります。
- 『ザ・キラー』の挿入曲
- 【第1章】パリ – 目覚めた殺し屋が窓から外を観察し、イヤホンで聞く曲
- パリ – 殺し屋がヨガをしながら聴く曲
- パリ – 殺し屋が集中するために聴く曲
- ドミニカ共和国へ向かう飛行機の中、殺し屋がイヤホンで聴く曲
- 【第2章】マイアミ – 隠れ家の中で流されている曲
- 殺し屋がタクシー会社の登録簿をパソコンで検索する
- ニューオリンズにへ向かう飛行機の中、殺し屋がイヤホンで聴く曲
- 【第3章】ニューオリンズ – 倉庫に向かう殺し屋が白いバンの中で聴く曲
- 金物店に向かった殺し屋が車内で流している曲
- 殺し屋がバナナを食べながら車内で聴く曲
- 秘書ドロレスを階段から突き落とした後に殺し屋が聴く曲
- 殺し屋が船乗り場に向かう車内で聴く曲
- 【第4章】フロリダ – ブルートたちが庭で流している曲
- ブルート達がカジノに向かう車中で流している曲
- ブルート達が家に帰ってきた時に車中で流している曲
- 【第5章】ニューヨーク – レストランのBGM
- ジムの受付 BGM
- ジムのBGM(ターゲットの姿を確認し、殺し屋がジムを去る)
- エンドクレジット
- 『ザ・キラー』のサントラ
- 『ザ・キラー』キャスト・スタッフ
『ザ・キラー』の挿入曲
『ザ・キラー』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
【第1章】パリ – 目覚めた殺し屋が窓から外を観察し、イヤホンで聞く曲
Well I Wonder
作曲:Johnny Marr, Morrissey
アーティスト:The Smiths
リリース年:1985年
『ウェル・アイ・ワンダー』(Well I Wonder)は、ザ・スミス2作目のスタジオアルバム『ミート・イズ・マーダー』(Meat Is Murder)に収録されている曲です。
パリ – 殺し屋がヨガをしながら聴く曲
I Know It’s Over
作曲:Johnny Marr, Morrissey
アーティスト:The Smiths
リリース年:1986年
『アイ・ノウ・イッツ・オーヴァー』(I Know It’s Over)は、ザ・スミス3枚目のスタジオアルバム『ザ・クイーン・イズ・デッド』(The Queen Is Dead)に収録されている曲です。
パリ – 殺し屋が集中するために聴く曲
How Soon Is Now?
作曲:Johnny Marr, Morrissey
アーティスト:The Smiths
リリース年:1984年
『How Soon Is Now?』は、ザ・スミスのシングル『William, It Was Really Nothing』のB面に収録された曲です。 その後、コンピレーションアルバム『Hatful of Hollow』に収録されました。
殺し屋は音楽を聴くことで集中できると語ります。
ドミニカ共和国へ向かう飛行機の中、殺し屋がイヤホンで聴く曲
Hand in Glove
作曲:Johnny Marr, Morrissey
アーティスト:The Smiths
リリース年:1983年
『ハンド・イン・グローヴ』(Hand in Glove)は、ザ・スミスのデビューシングルです。
【第2章】マイアミ – 隠れ家の中で流されている曲
Glory Box
アーティスト:Portishead
リリース年:1994年
ポーティスヘッド(Portishead)は、1991年にイギリスのブリストルで結成されたエクスペリメンタル/エレクトロニカ・バンドです。
『Glory Box 』は、ポーティスヘッドのデビューアルバム『ダミー』(Dummy)に収録されている曲です。この曲は、アイザック・ヘイズの5枚目のアルバム『Black Moses』の収録曲『Ike’s Rap II』をサンプリングして作られています。
殺し屋がタクシー会社の登録簿をパソコンで検索する
Fiesta Latina
アーティスト:Qbanito
Qbanitoは、1979年キューバ・ハバナ生まれのヒップホップ・ミュージシャンです。ルンバ発祥の地で育った彼は、HIP-HOPにルンバのビートを融合させた独自の音楽を発表しています。
『フェスタ・ラティーナ』は、2007年にリリースしたアルバム『Qbanito』に収録されている曲です。
ニューオリンズにへ向かう飛行機の中、殺し屋がイヤホンで聴く曲
Bigmouth Strikes Again
作曲:Johnny Marr, Morrissey
アーティスト:The Smiths
リリース年:1986年
『Bigmouth Strikes Again』は、ザ・スミス3枚目のスタジオアルバム『ザ・クイーン・イズ・デッド』(The Queen Is Dead)に収録されている曲です。
【第3章】ニューオリンズ – 倉庫に向かう殺し屋が白いバンの中で聴く曲
Heaven Knows I’m Miserable Now
作曲: Johnny Marr, Morrissey
アーティスト:The Smiths
リリース年:1984年
『Heaven Knows I’m Miserable Now』は、ザ・スミスの曲です。
1984年にシングルとしてリリースされ、コンピレーション・アルバム『Hatful of Hollow』(1984)、『Louder Than Bombs』(1987) に収録されました。
ニューオリンズについた殺し屋はホッジスのオフィスに向かう前に、白いバンで自分の倉庫に向かいました。
金物店に向かった殺し屋が車内で流している曲
Girlfriend in a Coma
作曲:Johnny Marr, Morrissey
アーティスト:The Smiths
リリース年:1987年
『ガールフレンド・イン・ア・コーマ』(Girlfriend in a Coma)は、ザ・スミス4作目のスタジオアルバム『ストレンジウェイズ、ヒア・ウイ・カム』(Strangeways, Here We Come)に収録されている曲です。
殺し屋がバナナを食べながら車内で聴く曲
Shoplifters of the World Unite
作曲:Johnny Marr, Morrissey
アーティスト:The Smiths
リリース年:1987年
『Shoplifters of the World Unite』は、ザ・スミスの曲です。1987年にシングルとしてリリースされました。
秘書ドロレスを階段から突き落とした後に殺し屋が聴く曲
Unhappy Birthday
作曲:Johnny Marr, Morrissey
アーティスト:The Smiths
リリース年:1987年
『アンハッピー・バースデイ』(Unhappy Birthday)は、ザ・スミス4作目のスタジオアルバム『ストレンジウェイズ、ヒア・ウイ・カム』(Strangeways, Here We Come)に収録されている曲です。
殺し屋が船乗り場に向かう車内で聴く曲
This Charming Man
作曲:Johnny Marr, Morrissey
アーティスト:The Smiths
リリース年:1983年
『This Charming Man』は、ザ・スミスの2枚目のシングルとして1983年にリリースされました。
【第4章】フロリダ – ブルートたちが庭で流している曲
Chopstick
アーティスト:Orlando Angelo
昼、フロリダについた殺し屋がブルートの家の前を車で通った時に流れています。
ブルート達がカジノに向かう車中で流している曲
Pop Pop
アーティスト:Avalanche the Architect
Avalanche the Architectはジャマイカ出身のラッパーです。『Pop Pop』は2020年にリリースしたアルバム『Avalanche the Architect the Album』に収録されています。
ブルート達が家に帰ってきた時に車中で流している曲
Another Level
アーティスト:Brandon Pippin(a.k.a.Crewsont)
ブランドン・ピッピンは、アメリカ・カリフォルニア生まれのラッパーです。Crewsontの名で活躍しています。『Another Level』は、2020年に発表された曲です。
【第5章】ニューヨーク – レストランのBGM
Better Than
アーティスト:Gretchen Parlato
リリース年:2011年
『Better Than』は、アメリカのジャズシンガー、グレッチェン・パーラート(Gretchen Parlato)のアルバム『The Lost And Found』に収録されている曲です。
ジムの受付 BGM
Can’t Help Myself (feat. Clara Jo)
アーティスト:nok nok
『Can’t Help Myself』は、nok nokが2022年にリリースしたアルバム『Wind and Wire』に収録されている曲です。
ジムのBGM(ターゲットの姿を確認し、殺し屋がジムを去る)
Stray Beast
アーティスト:James Saaib
『Stray Beast』は、James Saaibが2021年に発表した曲です。
エンドクレジット
There Is A Light That Never Goes Out
作曲:Johnny Marr, Morrissey
アーティスト:The Smiths
リリース年:1986年
『There Is a Light That Never Goes Out』は、ザ・スミス3枚目のスタジオアルバム『ザ・クイーン・イズ・デッド』(The Queen Is Dead)に収録された曲です。
『ザ・キラー』のサントラ
『ザ・キラー』はトレント・レズナー(Trent Reznor)とアッティカス・ロス(Atticus Ross)が音楽を担当しました。トレント・レズナーは、オハイオ州クリーブランドで結成されたインダストリアル・ロックバンド/プロジェクト、ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)の首謀者です。アッティカス・ロスはトレント・レズナーの共作者として多くのプロジェクトを共に手掛けています。
二人はデヴィッド・フィンチャー監督映画『ソーシャル・ネットワーク』で第83回アカデミー作曲賞を受賞しました。
『ザ・キラー』キャスト・スタッフ
監督 | デヴィッド・フィンチャー(David Fincher) |
脚本 | アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー(Andrew Kevin Walker) |
原作 | アレクシス・ノラン(Alexis “Matz” Nolent) |
製作 | セアン・チャフィン(Ceán Chaffin) |
音楽 | トレント・レズナー(Trent Reznor) |
アッティカス・ロス(Atticus Ross) | |
配給 | Netflix |
公開 | 2023年11月10日 |
上映時間 | 118分 |
ザ・キラー:マイケル・ファスベンダー(Michael Fassbender)
ホッジス(弁護士):チャールズ・パーネル(Charles Parnell)
クレイボーン(クライアント):アーリス・ハワード(Arliss Howard)
マグダラ:ソフィア・シャーロット(Sophie Charlotte)
ザ・エキスパート:ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)
コメント