『アステロイド・シティ』の挿入曲とサントラ | 解説付き全曲紹介Filmmusik
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映画×音楽
ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)
音楽担当:アレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)
スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)トム・ハンクス(Tom Hanks)マーゴット・ロビー(Margot Robbie)

『アステロイド・シティ』の挿入曲とサントラ

2022年、アメリカで制作された映画『アステロイド・シティ』(原題:Asteroid City)は、1955年のアメリカ南西部が舞台とされる架空の演劇がベースになっているコメディ映画です。監督はウェス・アンダーソン、脚本はウェス・アンダーソンとロマン・コッポラが共同で執筆しました。

当初、モーテルの支配人役にビル・マーレーがキャスティングされていましたが、新型コロナウイルスに感染した影響で降板となりました。

『アステロイド・シティ』の挿入曲

『アステロイド・シティ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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オープニングクレジット

Last Train to San Fernando
作曲:Sylvester DeVere, Randolph Padmore, Kenneth St. Bernard
オリジナル版:Mighty Dictator(1950)
アーティスト:Johnny Duncan and the Blue Grass Boys(1957)

『Last Train to San Fernando』は、トリニダード・トバゴ共和国のカリプソ歌手マイティ・ディクテーター(Mighty Dictator)の曲です。

ここでは、テキサス州出身のカントリー歌手、ジョニー・ダンカン(Johnny Duncan)のカバーバージョンが使われています。

ダイナーのBGM(核実験の写真を撮る)

Island of Dreams
作曲:Tom Springfield
アーティスト:The Springfields
リリース年:1962年

『Island of Dreams』は、ザ・スプリングフィールズ(The Springfields)の曲です。
ザ・スプリングフィールズは、英国が誇る女性ブルー・アイド・ソウル・シンガー、ダスティ・スプリングフィールドが1960年に兄弟と結成したフォークポップボーカルトリオです。1963年に解散することとなりましたが、それまでの短期間でヒット曲を出し人気を博しました。


ウェイトレスにお姫様と呼ばれた三姉妹が、それぞれ「ミイラ」「吸血鬼」「妖精」と自己紹介します。
1955年9月

スタンリーの自宅で流れている曲(オーギーと電話で話す)

April in Portugal
作曲:Raul Ferrão and José Maria Galhardo
オリジナル版:Alberto Ribeiro e Seu Conjunto(1947)
アーティスト:Les Baxter

『April in Portugal』は、1947年にポルトガル語で書かれた曲です。ポルトガルの歌手/映画俳優アルベルト・リベイロがレコーディングを行い、1947年にタイトル名『Coimbra』でリリースされました。

ここでは、テキサス州生まれのアメリカの作曲家レス・バクスター(Les Baxter)によるインストゥルメンタルバージョンが使われています。
レス・バクスターは、スウィング・バンドの編曲家/作曲家として働いた後、エキゾチカ(エキゾチック・サウンド)として知られる独自のスタイルの音楽ジャンルをつくり、ラジオ、テレビ、映画などの音楽を数多く残しました。


オーギーが娘達を迎えに来てもらいたいとスタンリーに電話をかけるシーン

【第1幕】校外学習の生徒達や天才児達が街に到着する

Ida Red
作曲:Bob Wills
アーティスト:Bob Wills and His Texas Playboys
リリース年:1939年

『Ida Red』は、アメリカに古くから伝わるフォークソングです。
ウェスタン・スウィングのシンガーソングライター/バンドリーダー、ボブ・ウィルズ(Bob Wills)がダンスビートにアレンジして録音した版がヒットし、広く知られるようになりました。

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コンラッドの自宅のプレーヤーから流れる曲(オーギーとキスをする)

Pachelbel’s Canon
Canon and Gigue in D Major, P. 37 – I. Canon
作曲:Johann Pachelbel

ヨハン・パッヘルベル作曲の『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』。通称『パッヘルベルのカノン』。
この曲は、バロック時代のドイツの作曲家ヨハン・パッヘルベルが作った室内楽曲で、ヨーロッパでは結婚式や葬儀などでよく演奏されます。

ダイナーのBGM(オーギーがミッジの写真を撮る)

No Help Wanted
作曲:Bill Carlisle
オリジナル版:The Carlisles(1952)
アーティスト:Les Anderson(1953)

『No Help Wanted』は、40年代後半から50年代に人気を博したアメリカのカントリーミュージック歌手/コメディアン、ビル・カーライル(Bill Carlisle)が作った曲です。
当時カーライルが所属していたバンド、カーライルズの最大のヒット曲となりました。

映画では、「キャロットトップ」の愛称で知られたカントリー&ウェスタンのアーティスト、レス・アンダーソン(Les Anderson)のカバーバージョンが使われていました。

ランチタイム

(I Got Spurs) Jingle Jangle Jingle
作曲:Joseph J. Lilley, Frank Loesser
アーティスト:Tex Ritter and His Texans

『(I Got Spurs) Jingle Jangle Jingle』は、1942年のアメリカ冒険映画『The Forest Rangers 』で「歌うカウボーイ」ディック・トーマス(Dick Thomas)が披露した曲です。
ここでは、テキサス州出身のアメリカの俳優テックス・リッター(Tex Ritter)によるカバーバージョンが使われています。

ウッドロウが、死んだ母親の写真を天才児達に見せる

Orange Blossom Special
作曲:Ervin T. Rouse
オリジナル版:Walter Hurdt and His Singing Cowboys(1939)
アーティスト:Bill Monroe and His Blue Grass Boys(1942)

『オレンジブロッサムスペシャル』(Orange Blossom Special)は、同名の豪華旅客列車を題材にして1938年に作られたフィドル曲です。

オレンジブロッサムスペシャルは、ニューヨークとマイアミとを結ぶシーボード・エア・ライン鉄道のデラックス旅客列車です。フロリダへの観光客の流入を目的とし、1925年から冬の間だけ運行されていたそうです。

ここでは、「ブルーグラスの父」と称されるアメリカのマンドリン奏者ビル・モンロー(Bill Monroe)のカバーバージョンが使われています。

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天才児の親達が他の子の発明についてあれこれ言う

Steel Guitar Rag
作曲:Leon McAuliffe, Cliffie Stone, Merle Travis
オリジナル版:Bob Wills and His Texas Playboys(1936)
アーティスト:Spade Cooley & His Orchestra(1948)

『Steel Guitar Rag』は、ウェスタン・スウィングのシンガーソングライター、ボブ・ウィルズが率いるバンド、ボブ・ウィルズ&テキサス・プレイボーイズ(Bob Wills and His Texas Playboys)の曲です。バンドのギタリスト、レオン・マコーリフ(Leon McAuliffe)が作りました。

ここでは、ウェスタン・スウィングミュージシャン/テレビパーソナリティ、スペード・クーリーが率いる楽団の演奏が使われています。スペード・クーリーは、1961年、2番目の妻を殺害した容疑で有罪判決を受けました。

天才児達が偉人の名前を挙げていくゲームをする

Cowboy Jack
作曲:A.P. Carter
アーティスト:Roy Rogers & Sons of the Pioneers

『Cowboy Jack』は、1945年のアメリカ西部劇『Utah』で、「キング・オブ・カウボーイ」と呼ばれていた俳優ロイ・ロジャース(Roy Rogers)が披露した曲です。

オーギー&ミッジ 窓越しの会話(ワッフルを食べる写真を見せる)

High Noon (Do Not Forsake Me)
作曲:Dimitri Tiomkin, Ned Washington
アーティスト:Tex Ritter
リリース年:1952年

『High Noon (Do Not Forsake Me)』は、1952年の西部劇映画『真昼の決闘』(原題:High Noon)のテーマ曲です。テキサス州出身のアメリカの俳優、テックス・リッター(Tex Ritter)が歌っています。

オーギー&ミッジ 窓越しの会話(シャワールームでのミッジの写真を撮る)

Cowboy’s Lament(Traditional)
アーティスト:Burl Ives(1941)

『Cowboy’s Lament』は、アメリカの有名なカウボーイ・バラードです。
『Streets of Laredo』『The Dying Cowboy』のタイトルでも知られています。

ここでは、20世紀に活躍したアメリカのミュージシャン/俳優バール・アイヴス(Burl Ives)の演奏が使われています。

バール・アイヴスは、1922年〜1964年まで放送されていたBBCの子供向けラジオ放送『Children’s Hour』や、自ら立ち上げたラジオ番組『The Wayfaring Stranger』で活躍し人気歌手となりました。俳優としては、1958年のアメリカ西部劇映画『大いなる西部』に出演しアカデミー助演男優賞を受賞しています。

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ディレクターのシューベルトがセットで流す曲(妻が訪れる)

Rose Marie
作曲:Rudolf Friml, Oscar Hammerstein II, Otto A. Harbach, Herbert Stothart
オリジナル版:Harl Smith and His Orchestra(1924)
アーティスト:Slim Whitman(1954)

『Rose Marie』は、1924年初演のブロードウェイミュージカル『ローズマリー』のショー・チューンです。

カントリー歌手/ギタリスト、スリム・ホイットマン(Slim Whitman)のカバーバージョンがここでも使われています。このバージョンはヒットし、特に英国のシングルチャートではロングランヒットを記録しました。

【第2幕】目撃者の健康診断・心理検査

The Sheik of Araby
作曲:Harry B. Smith, Ted Snyder, Francis Wheeler
オリジナル版:Joseph Knecht’s Waldorf-Astoria Orchestra(1921)
アーティスト:Merle Travis(1956)

『The Sheik of Araby』は、ジャズのスタンダードナンバーです。
1921年の米・ロマンスアクション映画『シーク』の人気に伴い作られました。『アラビアの酋長』の邦題でも知られています。

ここでは、アメリカのカントリー歌手/ギタリスト、メルル・トラヴィス(Merle Travis)のカバーバージョンが使われています。

引率教師デューンによる宇宙の授業

Indian Love Call
作曲:Rudolf Friml, Oscar Hammerstein II, Otto A. Harbach
アーティスト:Slim Whitman
リリース年:1952年

『Rose Marie』は、1924年初演のブロードウェイミュージカル『ローズマリー』のショー・チューンです。

ここでは、1923年フロリダ州タンパ生まれのカントリー歌手/ギタリスト、スリム・ホイットマン(Slim Whitman)のカバーバージョンが使われています。
スリム・ホイットマンは、70年以上にわたるキャリアの間に500曲以上の曲を録音し、ウェスタン・ヨーデルの分野で世界的な名声を得た人気のカントリー歌手です。

ウッドロウとダイナが天体望遠鏡を覗く

Smoke Rings
作曲:Gene Gifford, Ned Washington
オリジナル版:Casa Loma Orchestra(1932)
アーティスト:Les Paul & Mary Ford(1952)

『Smoke Rings』は、ラクダのパッケージのタバコメーカー、キャメル(CAMEL)の提供で1933年〜1954年まで放映されていたラジオ番組『Camel Caravan』のテーマ曲です。
アメリカのダンスバンド、カサ・ロマ・オーケストラ(Casa Loma Orchestra)が出演し演奏していました。

ここでは、ギブソン社製エレキギター「レスポール」の生みの親として知られるレス・ポールと妻による夫婦デュオ、レス・ポール&メリー・フォード(Les Paul & Mary Ford)の演奏が使われています。

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オーギー&ミッジ 窓越しの会話(宇宙人の写真を見せる)

Sixteen Tons
作曲:Merle Travis
オリジナル版:Merle Travis(1947)
アーティスト:Tennessee Ernie Ford(1955)

『Sixteen Tons』は、ケンタッキー州ミューレンバーグの鉱山で働く炭鉱夫について書かれた曲で、アメリカのカントリー歌手/ギタリスト、メルル・トラヴィス(Merle Travis)の代表曲といえる作品です。

ここでは、アメリカの歌手/テレビ司会者、テネシー・アーニー・フォード(Tennessee Ernie Ford)のカバーバージョンが使われています。

支配人が天才児の父ケロッグに開発用地の説明をする

Hey, Mr. Cotton Picker
作曲:Robert Mitchum, Dok Stanford
アーティスト:Tennessee Ernie Ford
リリース年:1953年

『Hey, Mr. Cotton Picker』は、アメリカの歌手/テレビ司会者、テネシー・アーニー・フォード(Tennessee Ernie Ford)の曲です。

スタンリーとオーギーが今後の相談をする

The Cattle Call
作曲:Tex Owens
オリジナル版:Tex Owens(1934)
アーティスト:Eddy Arnold with Hugo Winterhalter and His Orchestra and Chorus(1945)

『The Cattle Call』は、アメリカのソングライター/ミュージシャン、テックス・オーウェンズ(Tex Owens)の曲です。

ここでは、アメリカ合衆国のカントリー歌手/司会者エディ・アーノルド(エディ・アーノルド)のヒットバージョンが使われています。

天才児リッキーが友人に電話をかけスクープを漏らす

Blue Skies
作曲:Irving Berlin
オリジナル版:Arthur Fields(1926)
アーティスト:Les Paul & His Trio(1946)

『ブルー・スカイ』(Blue Skies)は、ジャズのスタンダードナンバーです。
アメリカ人作曲家アーヴィング・バーリン(Irving Berlin)が、1926年初演のミュージカル『Betsy』のために作りました。

ここでは、レス・ポール & ヒズ・トリオ(Les Paul & His Trio)によるインストゥルメンタルバージョンが使われています。

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コンラッドを招いての演技講師ソルトツブルクのセミナー

Special Seminar at the Playwright’s Request – Saltzburg Keitel’s Classroom
Soundtrack『Asteroid City』

作曲:Alexandre Desplat

映画の音楽を担当したフランスの作曲家アレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)の作品です。

【第3幕】ドゥワイトが作った宇宙人の曲をモンタナ達が演奏

Dear Alien (Who Art in Heaven)
Soundtrack『Asteroid City』

作曲:Wes Anderson, Jarvis Cocker, Richard Hawley

引率教師デューンとカウボーイのモンタナがダンスをする曲

オーギー&ミッジ 窓越しの会話(オーギーが電熱器に手をのせる)

Kaw-Liga
作曲:Fred Rose, Hank Williams
オリジナル版:Hank Williams(1952)
アーティスト:Johnny Duncan and the Blue Grass Boys

『Kaw-Liga』は、アメリカのシンガーソングライター、ハンク・ウィリアムズとライターのフレッド・ローズが作った曲です。1952年にリリースされました。

ここでは、テキサス州出身のカントリー歌手、ジョニー・ダンカン(Johnny Duncan)のカバーバージョンが使われています。

ミッジと夜を過ごすオーギーの部屋で流れる曲(回想)

Out of Nowhere
作曲:Johnny Green, Edward Heyman
オリジナル版:Smith Ballew & His Orchestra(1931)
アーティスト:Franz Waxman

『Out of Nowhere』は、ジャズのスタンダードナンバーです。
アメリカの作曲家ジョニー・グリーン(Johnny Green)と作詞家エドワード・ヘイマン(Edward Heyman)が作りました。
20世紀を代表するアメリカの歌手ビング・クロスビーが1931年のアメリカ映画『Confessions of a Co-Ed』『I Surrender Dear』で歌い人気の曲となりました。

ここでは、1951年のアメリカ映画『陽のあたる場所』のサントラが使われています。


娘ダイナがその様子を目撃したらしいとミッジがオーギーに話すシーン

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天才児たちが宇宙人との交信を試みる

(There’ll Be) Peace in the Valley (For Me)
作曲:Thomas A. Dorsey
オリジナル版:Flying Clouds of Detroit(1947)
アーティスト:Red Foley, The Sunshine Boys(1951)

『(There’ll Be) Peace in the Valley (For Me)』は、「ゴスペル音楽の父」の異名を持つアメリカのミュージシャン/キリスト教伝道者トーマス・A・ドーシー(Thomas A. Dorsey)が作った曲です。

ここでは、第二次世界大戦後のカントリーミュージックに大きな貢献をしたアメリカのミュージシャン、レッド・フォーリー(Red Foley)の演奏が使われています。

【エピローグ】オーギー&支配人 窓越しの会話(隔離解除後)

How High The Moon
作曲:Nancy Hamilton & Morgan Lewis
リリース年:1940年(Frances Comstock & Alfred Drake)
アーティスト:Les Paul & Mary Ford

『ハウ・ハイ・ザ・ムーン』(How High The Moon)は、ジャズのスタンダードナンバーです。1940年初演のブロードウェイミュージカル『Two for the Show』のショー・チューンで、ナンシー・ハミルトンとモーガン・ルイスが作りました。

ここでは、夫婦デュオ、レス・ポール&メリー・フォード(Les Paul & Mary Ford)の演奏が使われています。

遺灰をそのまま埋葬し祈りを捧げる

The Streets of Laredo
作曲:Alan Lomax, John A. Lomax
アーティスト:Bing Crosby

『The Streets of Laredo』は、アメリカの有名なカウボーイ・バラードです。
『Cowboy’s Lament』『The Dying Cowboy』のタイトルでも知られています。

ここでは、20世紀を代表するアメリカの歌手ビング・クロスビー(Bing Crosby)による演奏が使われています。

「オーギー&ミッジ 窓越しの会話(シャワールームでのミッジの写真を撮る)」でもこの曲が使われていました。

ダイナーのBGM(ミッジが残して行った連絡先をオーギーが受け取る)

Cowboy Night Herd Song
作曲:Roy Rogers
アーティスト:Sons of the Pioneers
リリース年:1936年

『Cowboy Night Herd Song』は、サンズ・オブ・ザ・パイオニアズ(Sons of the Pioneers)の曲です。

サンズ・オブ・ザ・パイオニアズは、1933年にロサンゼルスで結成されました。
ボーカルパフォーマンス、曲作り、音楽性等の質の高さで知られ、精緻で革新的な録音を数多く生み出しています。カントリーミュージック界において史上最も長く存続しているボーカルグループの1つです。

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エンディング & エンドクレジット 1曲目

Freight Train
作曲:Elizabeth Cotten
オリジナル版:The Seegers(1957)
アーティスト:The Charles McDevitt Skiffle Group & Nancy Whiskey

『Freight Train』は、アメリカの音楽学者チャールズ・シーガーの娘ペギー・シーガーが1957年に録音した曲です。
当時シーガー家で家政婦として働いていたアメリカのブルースギタリスト/シンガーソングライター、エリザベス・コットン(Elizabeth Cotten)が10代前半の時に書いた曲で、教わったペギーがイギリスのフォーククラブで歌いはじめました。
このことをきっかけにコットンは60代で音楽活動を開始、92歳で亡くなるまで活躍し続け「左利きのギタリスト」として名を残すこととなりました。

エンドクレジット 2曲目

You Can’t Wake Up If You Don’t Fall Asleep
Soundtrack『Asteroid City』

作曲:Jarvis Cocker, Richard Hawley
アーティスト:Jarvis Cocker

ウェス・アンダーソン監督作品『ファンタスティック Mr.FOX』『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』でお馴染みのイギリスのミュージシャン、ジャーヴィス・コッカー(Jarvis Cocker)が歌っています。

『アステロイド・シティ』のサントラ

『アステロイド・シティ』はアレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)が音楽を担当しました。アレクサンドル・デスプラは、フランス生まれの作曲家です。『真珠の耳飾りの少女』や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などの音楽を手掛けています。『グランド・ブダペスト・ホテル』『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー作曲賞を受賞しました。

ファンタスティック Mr.FOX』以降、全てのウェス・アンダーソン作品の音楽を手掛けています。

『アステロイド・シティ』キャスト・スタッフ

監督ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)
脚本ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)
原案ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)
ロマン・コッポラ(Roman Coppola)
製作ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)
スティーヴン・レイルズ(Steven Rales)
ジェレミー・ドーソン(Jeremy Dawson)
音楽アレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)
配給 パルコ=ユニバーサル映画
公開 2023年6月23日
2023年9月1日
上映時間104分

オーギー・スティーンベック:ジェイソン・シュワルツマン(Jason Schwartzman)
ミッジ・キャンベル:スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)
スタンリー・ザック:トム・ハンクス(Tom Hanks)
グリフ・ギブソン将軍:ジェフリー・ライト(Jeffrey Wright)
ヒッケンルーパー博士:ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)
テレビ番組の司会者:ブライアン・クランストン(Bryan Cranston)
コンラッド・アープ:エドワード・ノートン(Edward Norton)
シューベルト・グリーン:エイドリアン・ブロディ(Adrien Brody)
J・J・ケロッグ:リーヴ・シュレイバー(Liev Schreiber)
サンディ・ボーデン:ホープ・デイヴィス(Hope Davis)
ロジャー・チョー:スティーヴン・パーク(Steve Park)
モンタナ:ルパート・フレンド(Rupert Friend)
ジューン・ダグラス:マヤ・ホーク(Maya Hawke)
モーテルの支配人:スティーヴ・カレル(Steve Carell)
メカニック:マット・ディロン(Matt Dillon)
ポリー・グリーン:ホン・チャウ(Hong Chau)
ソルトツブルク・キーテル:ウィレム・デフォー(Willem Dafoe)
妻:マーゴット・ロビー(Margot Robbie)
ウッドロウ(オーギーの息子):ジェイク・ライアン(Jake Ryan)
ダイナ・キャンベル:グレース・エドワーズ(Grace Edwards)
エイリアン:ジェフ・ゴールドブラム(Jeff Goldblum)
フィッシャー・スティーヴンス(Fisher Stevens)
シェリー:ソフィア・リリス(Sophia Lillis)
クリフォード:アリストゥ・ミーハン(Aristou Meehan)
リッキー:イーサン・ジョシュ・リー(Ethan Josh Lee)
カウボーイ:ジャーヴィス・コッカー(Jarvis Cocker)

文・構成
Filmmusik 管理人

映画の素晴らしさをもっと多くの人に伝えられたら…そんな気持ちでFilmlmusikを開設。
音楽・映画好きの管理人自ら執筆しています。

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