『テルマ&ルイーズ』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
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映画×音楽
リドリー・スコット(Ridley Scott)
音楽担当:ハンス・ジマー(Hans Zimmer)
ブラッド・ピット(Brad Pitt)

『テルマ&ルイーズ』の挿入曲とサントラ

1991年に制作された映画『テルマ&ルイーズ』(原題:Thelma and Louise)は、リドリー・スコット監督によるロードムービーです。
スーザン・サランドン演じるルイーズとジーナ・デイヴィス演じるテルマの逃避行が描かれています。第64回アカデミー賞では監督賞・主演女優賞を含む6部門にノミネートされ、カーリー・クーリが脚本賞を受賞しました。

『テルマ&ルイーズ』の挿入曲

『テルマ&ルイーズ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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ルイーズが働くダイナーのBGM

Little Honey
Soundtrack『Thelma and Louise』

作曲:John Doe & Dave Alvin
アーティスト:Kelly Willis

『Little Honey』は、カントリーシンガー、ケリー・ウィリス(Kelly Willis)が歌っています。

ケリー・ウィリスは、1968年にオクラホマ州ロートンで生まれました。
アマチュア歌手だった母親の影響で9歳から歌いはじめ、16歳で当時のボーイフレンドのバンドに加わりリードボーカリストとして活動を始めました。
その後4年付き合ったボーイフレンドと20歳で結婚。テキサス州オースティンを拠点に夫と結成したバンドやソロ活動を行い、1991年『テルマ&ルイーズ』の挿入曲に2曲が採用され注目を集めました。(映画公開年の1991年、ケリー・ウィリスは離婚しています。)

テルマとルイーズ、それぞれが旅支度をする

Wild Night
作曲:Van Morrison
オリジナル版:Van Morrison(1971)
アーティスト:Martha Reeves(1974)

『Wild Night』は、北アイルランド出身のシンガーソングライター、ヴァン・モリソン(Van Morrison)の曲です。

ここでは、アメリカのR&B/ポップシンガー、マーサ・リーヴス(Martha Reeves)のカバーバージョンが使われています。

ヴァン・モリソン(Van Morrison)の曲が使われている映画一覧はコチラ

カーオーディオから流れる曲(旅の始まり)

House Of Hope
Soundtrack『Thelma and Louise』

作曲:Toni Childs & David Ricketts
アーティスト:Toni Childs

『House Of Hope』は、アメリカ生まれのオーストラリアのシンガーソングライター、トニ・チャイルズ(Toni Childs)の曲です。トニ・チャイルズ2枚目のアルバム『House of Hope』に収録されています。


テルマがルイーズに銃を預かってほしいと話すシーン

寄り道したカントリーバーで流れる曲

I Don’t Want To Love You (But I Do)
作曲:Paul Kennerly
アーティスト:Kelly Willis
リリース年:1990年

『Little Honey』は、カントリー歌手ケリー・ウィリス(Kelly Willis)のソロデビューアルバム『Well Travelled Love』に収録されている曲です。

「ルイーズが働くダイナーのBGM」でもケリー・ウィリス(Kelly Willis)の曲が使われていました。


店で酒を飲む2人に男(ハーラン)が話しかけてくるシーン。

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バーでバンドが演奏する曲 1曲目(二人がそれぞれ男とペアで踊る)

Tennessee Plates
Soundtrack『Thelma and Louise』

作曲:John Hiatt & Mike Porter
アーティスト:Charlie Sexton

チャーリー・セクストン(Charlie Sexton)は、テキサス州出身のギタリスト/シンガーソングライターです

チャーリー・セクストンがカメオ出演し、ライブ演奏をしています。

バーでバンドが演奏する曲 2曲目(ラインダンス)

Mercury Blues
作曲:Robert Geddins & K. C. Douglas
オリジナル版:K.C. Douglas Trio(1949)
アーティスト:Charlie Sexton

『Mercury Blues』は、カントリーブルースミュージシャン、K・C・ダグラス(K. C. Douglas)とロバート・ゲディンズ(Robert Geddins)が書いた曲です。
元々の題名は『Mercury Boogie』で、「もし、お金があればマーキュリーを買いに行く」といった内容が歌われています。

(「マーキュリー」(Mercury)は、アメリカのフォード・モーター社が製造していた自動車ブランド。ルイーズの水色の愛車は、1966年型フォード・サンダーバード・コンバーチブルです。)

映画では、カメオ出演のチャーリー・セクストン(Charlie Sexton)の演奏が使われていました。

バーでバンドが演奏する曲 3曲目(テルマと男が店の外に出る)

Badlands
Soundtrack『Thelma and Louise』

作曲:Charlie Sexton
アーティスト:Charlie Sexton

ここでも、カメオ出演のチャーリー・セクストン(Charlie Sexton)がライブ演奏しています。


乱暴されそうになったテルマをルイーズが助けに行くシーン

2人がコーヒーを飲むダイナーのBGM(考える時間を持つ)

I Don’t Wanna Play House
作曲:Glenn Sutton & Billy Sherrill
アーティスト:Tammy Wynette
リリース年:1967年

『I Don’t Wanna Play House』は、ミシシッピ州イウカ生まれのカントリーミュージック・シンガーソングライター、タミー・ワイネット(Tammy Wynette)の曲です。

タミー・ワイネットは、夫ジョージ・ジョーンズとカントリー・カップルとしても活躍していた、カントリー界で最も名の知れた歌手の1人です。

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ルイーズが電話でジミーに送金を頼みモーテルを出る

Part Of Me, Part Of You
Soundtrack『Thelma and Louise』

作曲:Glenn Frey & Jack Tempchin
アーティスト:Glenn Frey

グレン・フライ(Glenn Frey)は、1948年ミシガン州デトロイト生まれのアメリカのミュージシャンです。ウェストコーストロックを代表するバンド、イーグルス(Eagles)の創設メンバーとしても知られています。


この後「エンドクレジット 2曲目」でもこの曲が使われています。

小型飛行機に手を振りながら2人が車中で歌う曲

The Way You Do The Things You Do
作曲:Smokey Robinson & Bobby Rogers
アーティスト:The Temptations
リリース年:1964年

『The Way You Do The Things You Do』は、モータウンを代表する男性コーラスグループ、テンプテーションズ(The Temptations)の曲です。

テルマとJDが男女の関係になる

Kick The Stones
Soundtrack『Thelma and Louise』

作曲:Chris Whitley
アーティスト:Chris Whitley

『Kick The Stones』は、テキサス出身のブルース/ロックシンガーソングライター、クリス・ウィートリー(Chris Whitley)の曲です。

朝のレストラン、ルイーズがジミーに別れのキスをする

I Can’t Untie You From Me
Soundtrack『Thelma and Louise』

作曲:Holly Knight & Grayson Hugh
アーティスト:Grayson Hugh

グレイソン・ヒュー(Grayson Hugh)は、アメリカのシンガーソングライター/ハモンドオルガン奏者です。

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朝のレストラン、テルマがJDと夜を過ごした事をルイーズに話す

Drawn To The Fire
作曲:Pam Tillis & Stan Webb
アーティスト:Pam Tillis

『Drawn To The Fire』は、アメリカのカントリーミュージックシンガー、パム・ティリス(Pam Tillis)の曲です。

スーパー強盗の後、カーオーディオから流れる曲

No Lookin’ Back
作曲:Kenny Loggins, Michael McDonald & Ed Sanford
オリジナル版:Kenny Loggins(1985)
アーティスト:Michael McDonald(1985)

『No Lookin’ Back』は、アメリカのギタリスト/シンガーソングライター、ケニー・ロギンスの曲です。
ここでは、マイケル・マクドナルドのヒットバージョンが使われています。

ガソリンスタンドでテルマが夫に電話をかける

Don’t Look Back
作曲:Holly Knight & Grayson Hugh
アーティスト:Grayson Hugh

『Don’t Look Back』は、アメリカのシンガーソングライター/ハモンドオルガン奏者、グレイソン・ヒュー(Grayson Hugh)の曲です。

真夜中のドライブシーン

The Ballad Of Lucy Jordan
作曲:Shel Silverstein
オリジナル版:Dr. Hook & The Medicine Show(1974)
アーティスト:Marianne Faithfull(1979)

『The Ballad Of Lucy Jordan』は、絵本『おおきな木』の作家として知られるアメリカの作家/イラストレーターのシェル・シルバースタイン(Shel Silverstein)が作った曲です。
アメリカのロックバンド、ドクター・フック&ザ・メディスン・ショウ(Dr. Hook and the Medicine Show)がレコーディングを行い1974年にリリースされました。

ここでは、イギリス生まれの歌手/女優マリアンヌ・フェイスフル(Marianne Faithfull)によるカバーバージョンが使われています。

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ラジオから流れる曲(タンクローリー車を発見する)

Better Not Look Down
作曲:Joe Sample & Will Jennings
アーティスト:B.B. King
リリース年:1979年

『Better Not Look Down』は、アメリカのシンガーソングライター/ギタリスト、「キング・オブ・ブルース」ことB.B.キング(B.B. King)の曲です。1979年にリリースされたアルバム『Take It Home』に収録されています。

サイクリングをする男のウォークマンから流れる曲

I Can See Clearly Now
作曲:Johnny Nash
アーティスト:Johnny Nash
リリース年:1972年

『I Can See Clearly Now』は、アメリカのレゲエ/ポップシンガーソングライター、ジョニー・ナッシュ(Johnny Nash)の曲です。
この曲は、アメリカ・英国・カナダ、南アフリカでもナンバーワンヒットを記録しました。

エンディング

Thunderbird
Soundtrack『Thelma and Louise』

作曲:Hans Zimmer

『サンダーバード』(Thunderbird)は、映画の音楽を担当したドイツ出身の作曲家ハンス・ジマー(Hans Zimmer)の作品です。

エンドクレジット 2曲目

Part Of Me, Part Of You
Soundtrack『Thelma and Louise』
作曲:Glenn Frey & Jack Tempchin
アーティスト:Glenn Frey

「ルイーズが電話でジミーに送金を頼みモーテルを出る」でもこの曲が使われていました。

『テルマ&ルイーズ』のサントラ

『テルマ&ルイーズ』はハンス・ジマー(Hans Zimmer)が音楽を担当しました。ハンス・ジマーは、ドイツ出身の映画音楽作曲家です。『レインマン』(1988)の音楽でアカデミー作曲賞にノミネートされ、一躍注目を集めました。

リドリー・スコット監督とは、『ブラック・レイン』や『グラディエイター』など、多くの作品でタッグを組んでいます。

『テルマ&ルイーズ』キャスト・スタッフ

監督リドリー・スコット(Ridley Scott)
脚本カーリー・クーリ(Callie Khouri)
製作リドリー・スコット(Ridley Scott)
ミミ・ポーク(Mimi Polk Gitlin)
音楽ハンス・ジマー(Hans Zimmer)
配給 松竹富士
公開 1991年5月24日
1991年10月19日
上映時間129分

ルイーズ:スーザン・サランドン(Susan Sarandon )
テルマ:ジーナ・デイヴィス(Geena Davis )
ハル:ハーヴェイ・カイテル(Harvey Keitel )
ジミー:マイケル・マドセン(Michael Madsen )
ダリル:クリストファー・マクドナルド(Christopher McDonald )
マックス:スティーヴン・トボロウスキー(Stephen Tobolowsky)
J.D.:ブラッド・ピット(Brad Pitt)
ハーラン:ティモシー・カーハート(Timothy Carhart)

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