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『カジノ』の挿入曲とサントラ【後編】

マーティン・スコセッシ監督の映画『カジノ』(原題:Casino)は、1995年アメリカで制作された犯罪映画です。1990年に制作されたマーティン・スコセッシ監督映画『グッドフェローズ』の原作となったノンフィクション小説を書いたニコラス・ピレッジの小説が原作となっています。

『カジノ』でロバート・デ・ニーロが演じたエースは、ラスベガスにあるカジノ『スターダスト』で働いていたギャンブラー「フランク・レフティ・ローゼンタール」がモデルで、ニッキーのモデルとなったのは、実在のギャング「アンソニー・トニー・スピロトロ」です。

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『カジノ』の挿入曲

『カジノ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

※曲数が多いため、前編・後編に分けています。

↓【前編】はこちら↓

エースがジンジャーを新居に連れて来るシーン

What A Difference A Day Makes
作曲:María Grever & Stanley Adams
オリジナル版:『Cuando vuelva a tu lado』
アーティスト:Dinah Washington

この曲は、1934年にメキシコのソングライター、マリア・グレーバーによってスペイン語で書かれた『Cuando vuelva a tu lado』がオリジナルです。同年英語の歌詞が書かれタイトル『What A Difference A Day Makes』で出版されました。

ここでは、「ブルースの女王」の称号を持つ歌手ダイナ・ワシントンによるヒットバージョンが使われています。ダイナ・ワシントンの曲は、「エースがジンジャーにプロポーズするシーン」でも使われていました。

エースがジンジャーに貸金庫の鍵を渡すシーン

I’ll Take You There
作曲:Al Bell
アーティスト:The Staple Singers
リリース年:1972年

ザ・ステイプル・シンガーズ(The Staple Singers)は、アメリカのギタリスト/歌手のローバック・ステイプルズが子供達と結成したゴスペル/ソウルグループです。
『I’ll Take You There』は、1972年にリリースされました。

カジノのステージで歌手が歌っている曲

Love Me the Way I Love You
作曲:Charles Tobias
アーティスト:Jerry Vale
リリース年:1967年

ジェリー・ヴェイルは、ブロンクス生まれのイタリア系アメリカ人歌手です。『Love Me the Way I Love You』は1967年にリリースされた曲で、ジェリー・ヴェイル本人がカメオ出演し歌っています。


エースがホールでニッキーの動きを観察しているシーン。エースの肩書は飲食責任者に変更されました。

エースが役人に目をつけられているニッキーに忠告するシーン

Let’s Start All Over Again
作曲:Elsa Byrd & Paul Winley
アーティスト:The Paragons
リリース年:1957年

『Let’s Start All Over Again』は、50年代のドゥーワップ・クインテット、パラゴンズの曲です。1957年にシングルリリースされました。

テーブルから足を下さないカウボーイが店から摘み出されるシーン

Sweet Virginia
作曲:Mick Jagger & Keith Richards
アーティスト:The Rolling Stones
リリース年:1972年

『Sweet Virginia』は、1972年にリリースされたローリング・ストーンズのアルバム『メイン・ストリートのならず者』に収録されている曲です。

ローリング・ストーンズの曲が使われている映画一覧はコチラ

客を引き寄せるエースの手腕をニッキーが語るシーン

Basin Street Blues
作曲:Spencer Williams
オリジナル版:Louis Armstrong(1928)
アーティスト:Louis Prima

『ベイズン・ストリート・ブルース』(Basin Street Blues)は、ジャズのスタンダードナンバーです。
ルイ・アームストロングが歌い、1928年にリリースされました。

ここでは、アメリカのトランペッター/歌手、ルイ・プリマによるカバーバージョンが使われています。


カジノでのエンターテイメントを充実させ、ノミ屋にスペースを与えるなど、エースが様々な仕掛けを行っていくシーン

警官の目に注意するようエースがニッキーに忠告するシーン

When It’s Sleepy Time Down South
作曲:Clarence Muse, Leon René, Otis René
オリジナル版:Louis Armstrong(1931)
アーティスト:Louis Prima

『When It’s Sleepy Time Down South』は、ジャズのスタンダードナンバーです。ルイ・アームストロングが歌い、1931年にリリースされました。

ここでは、アメリカのトランペッター/歌手、ルイ・プリマによるカバーバージョンが使われています。

エースとジンジャーが受賞式パーティに出席するシーン

Stella By Starlight
作曲:Ned Washington & Victor Young
オリジナル版:Victor Young and His Concert Orchestra(1945)
アーティスト:Ray Charles

『Stella By Starlight』は、ジャズのスタンダードナンバーです。1944年の米・ホラー・ラブストーリー映画『呪いの家』のオリジナルサウンドトラックで、『星影のステラ』の邦題で知られています。

ここでは、1961年にリリースされたレイ・チャールズによるカバーバージョンが使われています。

以前、マーティン・スコセッシ監督が、『シャッター・アイランド』の公開とハロウィンにちなみ発表した「映画史上最も怖いホラー映画11本」に、この『呪いの家』が入っています。


エースがラスベガス・カントリー・クラブから賞を送られ、その受賞パーティが開かれています。

スロットマシーン責任者にエースが注意をするシーン

Boogaloo Down Broadway
作曲:Jesse James
アーティスト:The Fantastic Johnny C
リリース年:1967年

『Boogaloo Down Broadway』は、アメリカのソウル歌手ファンタスティック・ジョニー・Cの曲です。1967年にリリースされました。

カジノ出禁になったニッキーがエースと会って話をするシーン

Sweet Dreams
作曲:Don Gibson
オリジナル版:Don Gibson(1955)
アーティスト:Emmylou Harris

『Sweet Dreams』は、カントリーのスタンダードナンバーです。「悲しい詩人」の愛称を持つカントリーミュージシャン、ドン・ギブソンの作ったバラードで1955年にリリースされました。

ここでは、カントリーロック界の歌姫、エミルー・ハリスのカバーバージョンが使われています。

ニッキーが昔の仲間を呼び寄せ派手に動き出すシーン

Can’t You Hear Me Knocking
作曲:Mick Jagger & Keith Richards
アーティスト:The Rolling Stones
リリース年:1971年

『Can’t You Hear Me Knocking』は、1971年にリリースされたアルバム『スティッキー・フィンガーズ』に収録されている曲です。このアルバムのジャケットデザインはアンディ・ウォーホルが手がけ話題となりました。

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ニッキーがアイリッシュの男を拷問するシーン

Toad
アーティスト:Cream
リリース年:1966年

クリーム(Cream)は、活動期間わずか2年半(1966〜1968)のイングランド出身の伝説的スリーピース・ロックバンドです。『Toad』は、クリームのデビューアルバム『フレッシュ・クリーム (Fresh Cream) 』に収録されている曲です。『いやな奴 』の邦題でも知られています。

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ニモの店が襲撃されニッキーが男を拷問し犯人探しをするシーン

この後以下のシーンでもこの曲が使われます
ニッキーがFBIの尾行をまくために何度も車を乗り換えるシーン
ニッキーの車が砂漠を走るシーン
エースが自宅の襲撃に備え準備を行うシーン

スロットマシーン責任者がエースに解雇されるシーン

Those Were The Days
アーティスト:Cream
リリース年:1968年

前のシーンに続きイングランド出身の伝説的スリーピース・ロックバンド、クリーム(Cream)の曲が使われています。クリームの『Those Were The Days』は、1968年にリリースされました。

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ジンジャーがエースに2万5千ドルもの金を無心するシーン

Hurt
作曲:Jimmie Crane & Al Jacobs
オリジナル版:Roy Hamilton(1954)

『Hurt』はジミー・クレーンとアル・ジェイコブスが作った曲です。 アメリカのR&B歌手ロイ・ハミルトンが歌い1954年にリリースされました。この曲は、「大きな声の少女」と言われたブルーアイドソウル歌手ティミー・ユーロー(Timi Yuro)のヒットバージョンで知られるようになりました。

ジンジャーが金を持ってレスターに会いに行くシーン

The Glory of Love
作曲:Billy Hill
オリジナル版:Willie Bryant and His Orchestra(1936)
アーティスト:The Velvetones

『The Glory of Love』は、ポピュラーミュージックのスタンダードナンバーです。1967年の米ドラマ映画『招かれざる客』の主題歌に使われ、広く知られるようになりました。

ここでは、1943年結成の米・ドゥーワップ・グループ、ヴェルヴェトーンズによるカバーバージョンが使われています。


ニッキーとジンジャーのツーショットをFBIが隠し撮りするシーン」と同じ曲が使われています。

ニッキーがジンジャーの愚痴を聞き慰めるシーン

Nights In White Satin
作曲:Justin Hayward
アーティスト:The Moody Blues
リリース年:1967年

『Nights In White Satin』は、プログレッシブ・ロックの草分け的存在として知られるイングランド出身のロックバンド、ムーディー・ブルースの曲です。『サテンの夜』の邦題でも知られています。

カンザスシティのボス達が上納金が減ったことを話すシーン

Moonglow
作曲:Edgar De Lange
リリース年:1934年(Valaida & Dee Lloyd McKaye)

ジャズのスタンダード・ナンバー『Moonglow』です。ここでは、1955年の米・恋愛ドラマ映画『ピクニック』のオリジナルサウンドトラックの演奏が使われています。


前編の「集計室からの金の流れが紹介されるシーン」でもこの曲が使われていました。

ボス達がピスカーノを目付け役に送り込み事態が思わぬ方向へ動いて行く

Walk On The Wild Side
作曲:Elmer Bernstein & Mack David
オリジナル版:Elmer Bernstein(1962)
アーティスト:Jimmy Smith

『Walk On The Wild Side』は、1962年のアメリカ映画『荒野を歩け』のオリジナルサウンドトラックです。映画音楽を担当したエルマー・バーンスタインとマック・デイヴィッドが作りました。

ここでは、アメリカのオルガン奏者/ジャズミュージシャンのジミー・スミスによるカバーバージョンが使われています。

ニッキーによる連続殺人をエースが語る

Gimme Shelter(Live Version)
作曲:Mick Jagger & Keith Richards
アーティスト:The Rolling Stones
リリース年:1969年

『Gimme Shelter』は、ローリング・ストーンズの絶頂期に発売されストーンズ史上最高といわれるアルバム『レット・イット・ブリード(Let It Bleed)』(1969)のオープニング・ナンバーです。
ゲストボーカルとして参加した米ニューオーリンズ出身の米R&B歌手メリー・クレイトンがジャガーと共にリードボーカルをとっています。

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カジノのボス夫妻、カジノディーラー、タレ込みやくざ、弁護士、借金を踏み倒す者が次々と殺害されるシーン

ニッキーが酒・コカイン・女に溺れだらしなくなっていくシーン」でもこの曲が使われています。

ニッキーがFBIの監視下に置かれるようになる

Eee-O-Eleven
作曲:Sammy Cahn and Jimmy Van Heusen
アーティスト:Sammy Davis Jr.

『Eee-O-Eleven』は、アメリカの歌手/俳優、サミー・デイヴィス・Jrの曲です。1960年の米・ケイパー映画『オーシャンと十一人の仲間』で使われ、1960年にリリースされました。

スーパーでのピスカーノの愚痴をFBIが盗聴するシーン

I’ll Walk Alone
作曲:Jule Styne & Sammy Cahn
オリジナル版:Louis Prima and His Orchestra(1944)
アーティスト:Don Cornell

『I’ll Walk Alone』は、1944年のミュージカル映画『Follow the Boys』のオリジナルサウンドトラックです。ルイ・プリマが率いる楽団の演奏で1944年にリリースされました。

ここでは、イタリア系アメリカ人歌手ドン・コーネルのカバーバージョンが使われています。
ドン・コーネルは、カジノでの公演を拒否し続けた人物として知られている歌手ペリー・コモが司会を務めるテレビ番組によく出演していました。


カンザスシティのスーパーのオーナー、ピスカーノがカジノのスーツケースの話を店の中で母親と義弟に愚痴るシーン

「サム・ロスティーン・ショー!」オープニング曲

Also sprach Zarathustra, Op.30: No.1, “Sonnenaufgang”(Sunrise)
作曲:Richard Strauss
演奏:The Chicago Symphony Orchestra

リヒャルト・シュトラウス作曲の交響詩『ツァラトゥストラはこう語った』作品30より第1部「導入部(日の出)」。シカゴ交響楽団の演奏が使われています。
『ツァラトゥストラはこう語った』は、ドイツの作曲家リヒャルト・シュトラウスが、1896年に作曲した交響詩です。この曲は、スタンリー・キューブリック監督による1968年の叙事詩的SF映画『2001年宇宙の旅』で使われ、広く知られるようになりました。

「サム・ロスティーン・ショー!」エースの登場シーン

That’s the Way (I Like It)
アーティスト:KC and the Sunshine Band

『That’s the Way (I Like It)』は、1973年に米・フロリダ州で結成されたデイスコ/R&Bバンド、KC&ザ・サンシャイン・バンドの曲です。2ndアルバム『KC and the Sunshine Band』に収録されています。

「サム・ロスティーン・ショー!」ゲストの登場シーン

Venus
作曲:Edward H. Marshall
アーティスト:Frankie Avalon
リリース年:1959年

『ヴィーナス(Venus)』は、60年代のアメリカを代表するアイドル、フランキー・アヴァロンの曲です。


「サム・ロスティーン・ショー!」のゲストは、フランキー・アヴァロン(本人)です。登場するシーンで、自身の36年前の大ヒット曲が流されています。

「サム・ロスティーン・ショー!」エースがジャグリングをするシーン

Flight of the Bumblebee
(The Tale of Tsar Saltan, Op.57, Act III: I. Flight of the Bumblebee)
作曲:Nikolai Rimsky-Korsakov
演奏:Jascha Heifetz

ニコライ・リムスキー=コルサコフ作曲の『熊蜂の飛行』。ロシア出身のヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツによる演奏が使われています。
『熊蜂の飛行』は、ロシアの作曲家リムスキー=コルサコフが1900年に作った歌劇『サルタン皇帝』の第3幕で演奏される間奏曲です。魔法の力で蜂に変身した主人公の王子が、都へ飛んでいく場面と、悪役を襲う場面で演奏されます。
熊蜂の羽音を模倣し、めまぐるしく飛び回る様子が表現されている曲です。演奏者のテクニックが必要とされる難曲で、様々な楽器の独奏用などに編曲されています。

ヤッシャ・ハイフェッツは、「ヴァイオリニストの王」と称される20世紀を代表するヴァイオリニストです。ハイフェッツはこの曲をアンコール等でよく演奏していました。


「サム・ロスティーン・ショー!」をフィリップ・グリーンがテレビで見ているシーン。ジャグリングをするエースの隣でヴァイオリンで演奏されています。

ニッキーがFBIの尾行をまくために何度も車を乗り換えるシーン

Toad
アーティスト:Cream
リリース年:1966年

『Toad』は、クリームのデビューアルバム『フレッシュ・クリーム (Fresh Cream) 』に収録されている曲です。『いやな奴 』の邦題でも知られています。

クリーム(Cream)の曲が使われている映画一覧はコチラ


ニッキーがアイリッシュの男を拷問するシーン
ニッキーの車が砂漠を走るシーン
エースが自宅の襲撃に備え準備を行うシーン」でもこの曲が使われています。

エースが砂漠で一人不安な気持ちのままニッキーを待つシーン

Theme de Camille
作曲:Georges Delerue

『Theme de Camille』は、1963年のジャン=リュック・ゴダール監督によるフランス・イタリア合作映画『軽蔑』のオリジナルサウンドトラックです。映画の音楽を担当したフランスの作曲家ジョルジュ・ドルリューが作りました。


砂漠でニッキーを待つエースが不安を感じていることを話し始めるシーンでこの曲が流れ始めます。

このあと以下のシーンでも使われています。
エースがジンジャーと娘を空港まで迎えに行くシーン
夜中に隠れて電話をしていたジンジャーをエースが追い出すシーン
エンドクレジット

ニッキーの車が砂漠を走るシーン

Toad
アーティスト:Cream
リリース年:1966年

「ニモの店が襲撃されニッキーが男を拷問し犯人探しをするシーン」や「ニッキーがFBIの尾行をまくために何度も車を乗り換えるシーン」で使われていたクリームの『Toad』からドラムソロの部分(01:13〜)のみ使われています。クリームのドラマー、ジンジャー・ベイカー(Ginger Baker)は、「ロック界最初のスーパースタードラマー」として知られています。

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エースが不安な気持ちを語っているシーンで、砂漠を走るニッキーの車が映し出されると、前曲『Theme de Camille』に被さるようにドラムの音が聴こえてきます。

ニッキーがアイリッシュの男を拷問するシーン
ニッキーがFBIの尾行をまくために何度も車を乗り換えるシーン
エースが自宅の襲撃に備え準備を行うシーン」でもこの曲が使われています。

エースとオスカーがナイトクラブを訪れニッキーを無視するシーン

Whip It
作曲:Mark Mothersbaugh & Gerald Casale
アーティスト:Devo
リリース年:1980年

『Whip It』は、アメリカのロックバンド、ディーヴォ(Devo)の曲です。3thスタジオアルバム『Freedom of Choice』に収録されています。

ディーヴォ(Devo)は、米・オハイオ州アクロンで1973年に結成されたロックバンドです。創立メンバーでバンドの実質的リーダーを務めるマーク・マザーズボーは、映画音楽の作曲家としても活躍中です。

出禁のニッキーがカジノを訪れ大騒ぎするシーン

Ain’t Got No Home
アーティスト:Clarence ‘Frogman’ Henry
リリース年:1956年

クラレンス・フロッグマン・ヘンリーは、ニューオリンズ出身のR&Bシンガーです。ここで使われている『Ain’t Got No Home』での、カエルを模写した歌声から「Frogman(訳:カエル男)」と呼ばれ人気となりました。

映画音楽を担当したロビー・ロバートソンが所属していた「ザ・バンド」は、5枚目のアルバム『Moondog Matinee』でこの曲をカバーしています。

別居中のジンジャーがレスターと一緒にいる事をエースが知るシーン

I’m Sorry
作曲:Ronnie Self and Dub Allbritten
アーティスト:Brenda Lee
リリース年:1960年

『I’m Sorry』は、1960年にリリースされた、15歳の女性歌手ブレンダ・リーの曲です。
ブレンダ・リーは、10歳でデビューし、身体が小柄ながらパンチの効いた歌声を持ち「リトル・ミス・ダイナマイト」と呼ばれていました。

レスターとのことがエースにばれ、ジンジャーが慌てるシーン

Without You
作曲:Pete Ham and Tom Evans
オリジナル版:Badfinger(1970)
アーティスト:Harry Nilsson

『Without You』は、ウェールズ出身のロックバンド、バッドフィンガーの曲です。1970年にリリースされたアルバム『ノー・ダイス』(No Dice )に収録されています。

ここでは、アメリカのシンガーソングライター、ハリー・ニルソンによるカバーバージョンが使われています。


ジンジャーはニッキーに電話をかけ、相談をします。

エースのカーオーディオから流れる曲

Go Your Own Way
アーティスト:Fleetwood Mac
リリース年:1976年

『Go Your Own Way』は、1967年結成のイギリスのバンド、フリートウッド・マックの曲です。1976年にリリースされたスタジオアルバム『噂』(Rumours)に収録されています。


ジンジャーからの電話を切ったニッキーはエースの家を訪れます。盗聴を警戒し二人はガレージの車の中で話をします。

エースがジンジャーと娘を空港まで迎えに行くシーン

Theme de Camille
作曲:Georges Delerue

フランスの作曲家ジョルジュ・ドルリューが作った『Theme de Camille』です。


エースが砂漠で一人不安な気持ちのままニッキーを待つシーン
夜中に隠れて電話をしていたジンジャーをエースが追い出すシーン
エンドクレジット」でも使われています。

戻ってきたジンジャーを連れてエースが食事に出かけるシーン

I’m Confessin’ (That I Love You)
作曲:Doc Dougherty, Al Neiburg and Ellis Reynolds
リリース年:1930年(Chester Gaylord)
アーティスト:Louis Prima & Keely Smith

『I’m Confessin’ (That I Love You)』は、ジャズのスタンダードナンバーです。1929年にレコーディングされた『Lookin’ For Another Sweetie』に新しい歌詞が付けられタイトルが変わり1930年にリリースされました。

ここでは、1959年にリリースされたルイ・プリマ&キーリー・スミスのデュオバージョンが使われています。キーリー・スミスは、アメリカのジャズ/ポピュラー歌手です。ルイ・プリマとキーリー・スミスは1953年に結婚し1961年に離婚するまで、夫婦で舞台、テレビ、映画など幅広い分野で大活躍しました。


食事の席でエースが2万5千ドルについてジンジャーを問い詰めるシーン

ニッキーがジンジャーの居場所をエースに電話で知らせるシーン」でもこの曲が使われています。

夜中に隠れて電話をしていたジンジャーをエースが外に追い出すシーン

Theme de Camille
作曲:Georges Delerue

フランスの作曲家ジョルジュ・ドルリューが作った『Theme de Camille』です。


エースが砂漠で一人不安な気持ちのままニッキーを待つシーン
エースがジンジャーと娘を空港まで迎えに行くシーン
エンドクレジット」でも使われています。

ジンジャーとニッキーが男女の関係になるシーン

The Thrill Is Gone
作曲:Roy Hawkins & Rick Darnell
オリジナル版:Roy Hawkins(1951)
アーティスト:B.B. King

『The Thrill Is Gone』は、ウエストコーストブルースのミュージシャン、ロイ ホーキンスとリック・ダーネルが作ったブルースです。アメリカのブルース歌手ロイ・ホーキンスがレコーディングをおこない、1951年にリリースされました。

ここでは、「キング・オブ・ブルース」と称されるギタリスト、B.B.キングのヒットバージョンが使われています。

ニッキーとジンジャーのツーショットをFBIが隠し撮りするシーン

The Glory of Love
作曲:Billy Hill
オリジナル版:Willie Bryant and His Orchestra(1936)
アーティスト:The Velvetones

『The Glory of Love』は、ポピュラーミュージックのスタンダードナンバーです。1943年結成の米・ドゥーワップ・グループ、ヴェルヴェトーンズによるカバーバージョンが使われています。


ジンジャーが金を持ってレスターに会いに行くシーン」と同じ曲が使われています。

ニッキーの右腕的存在フランクがリモに尋問されるシーン

Stardust(Vocal)
作曲:Hoagy Carmichael and Mitchell Parish

ここでは、ジャズのスタンダードナンバー『スターダスト』のボーカルバージョンが使われています。
前編の「ジンジャーがレスターに別れを告げたことをエースに話すシーン」でもこの曲が使われていました


ジンジャーとニッキーの関係がボス達の知ることとなりフランクがリモに尋問されるシーンではフランクのモノローグ(独白)が入っています。エースとニッキー以外のモノローグはフランクによるこのシーンだけです。

ニッキーが酒・コカイン・女に溺れだらしなくなっていくシーン

Gimme Shelter
作曲:Mick Jagger & Keith Richards
アーティスト:The Rolling Stones
リリース年:1969年

『Gimme Shelter』は、1969年にリリースされたローリング・ストーンズのオリジナルアルバム『レット・イット・ブリード』(Let It Bleed)に収録されている曲です。
このアルバムのクレジットには「THIS RECORD SHOULD BE PLAYED LOUD(このレコードは大音量で再生すべし)」というメッセージが記載されています。

ローリング・ストーンズの曲が使われている映画一覧はコチラ


ニッキーの連続殺人をエースが紹介するシーン」ではこの曲のライブバージョンが使われています。

ニッキーが警官の家を襲撃するシーン

(I Can’t Get No) Satisfaction
作曲:Mick Jagger & Keith Richards
オリジナル版:The Rolling Stones(1965)
アーティスト:Devo

『サティスファクション』(原題:(I Can’t Get No) Satisfaction)は、ローリング・ストーンズの代表曲といえる作品です。1965年にリリースされました。
前編の「ボールペンを持つニッキーをエースが見つめるシーン」ではローリング・ストーンズのオリジナルバージョンが使われていました。
映画後半ではアメリカのロックバンド、ディーヴォ(Devo)によるカバーバージョンが使われています。

ローリング・ストーンズの曲が使われている映画一覧はコチラ


この後以下のシーンでもこの曲が使われています。
ジンジャーが娘をベッドに縛りニッキーの店で酒を飲むシーン
ジンジャーが家を飛び出していくシーン
銃を手にしたシューバートがエースの自宅に到着するシーン

ジンジャーが娘をベッドに縛りニッキーの店で酒を飲むシーン

(I Can’t Get No) Satisfaction
作曲:Mick Jagger & Keith Richards
オリジナル版:The Rolling Stones(1965)
アーティスト:Devo

『サティスファクション』(原題:(I Can’t Get No) Satisfaction)は、ローリング・ストーンズの代表曲といえる作品です。1965年にリリースされました。
ここでは、アメリカのロックバンド、ディーヴォ(Devo)によるカバーバージョンが使われています。

ローリング・ストーンズの曲が使われている映画一覧はコチラ


ニッキーが警官の家を襲撃するシーン
ジンジャーが家を飛び出していくシーン
銃を手にしたシューバートがエースの自宅に到着するシーン」でもこの曲が使われています。

ニッキーがジンジャーの居場所をエースに電話で知らせるシーン

I’m Confessin’ (That I Love You)
作曲:Doc Dougherty, Al Neiburg and Ellis Reynolds
リリース年:1930年(Chester Gaylord)
作曲:Louis Prima & Keely Smith

ルイ・プリマ&キーリー・スミスによるジャズのスタンダードナンバー『I’m Confessin’ (That I Love You)』です。


戻ってきたジンジャーを連れてエースが食事に出かけるシーン」と同じ曲が使われています。

ニッキーの店でエースとジンジャーが言い争いをするシーン

Who Can I Turn To (When Nobody Needs Me)
作曲:Leslie Bricusse & Anthony Newley
オリジナル版:Shirley Bassey(1964)
アーティスト:Tony Bennett

『Who Can I Turn To (When Nobody Needs Me)』は、スタンダードナンバーです。1964年にイングランドのノッティンガムで初演されたミュージカル『The Roar of the Greasepaint – The Smell of the Crowd』で使われた曲です。

ここでは、イタリア系アメリカ人の伝説的歌手トニー・ベネットによるヒットバージョンが使われています。


エースは、娘を縛り外出したジンジャーを問い詰めます。

ジンジャーが家を飛び出していくシーン

(I Can’t Get No) Satisfaction
作曲:Mick Jagger & Keith Richards
オリジナル版:The Rolling Stones(1965)
アーティスト:Devo

『サティスファクション』(原題:(I Can’t Get No) Satisfaction)は、ローリング・ストーンズの代表曲といえる作品です。1965年にリリースされました。

ここでは、アメリカのロックバンド、ディーヴォ(Devo)によるカバーバージョンが使われています。

ローリング・ストーンズの曲が使われている映画一覧はコチラ


サムはシューバートに電話をかけ銃を持ち今すぐ来るように頼みます。

ニッキーが警官の家を襲撃するシーン
ジンジャーが娘をベッドに縛りニッキーの店で酒を飲むシーン
銃を手にしたシューバートがエースの自宅に到着するシーン」でもこの曲が使われています。

ジンジャーがニッキーにエースの殺害依頼をするシーン

Harbor Lights
作曲: Jimmy Kennedy and Will Grosz
オリジナル版:Roy Fox and His Orchestra(1937)
アーティスト:The Platters

『Harbor Lights』は、ナチス・ドイツから逃れイギリスに亡命した作曲家ヴィルヘルム・グロシュと北アイルランド出身の作詞家ジミー・ケネディが作った曲です。1937年にロンドンでリリースされました。

ここでは、アメリカのコーラスグループ、プラターズ(The Platters)によるカバーバージョンが使われています。

銃を手にしたシューバートがエースの自宅に到着するシーン

(I Can’t Get No) Satisfaction
作曲:Mick Jagger & Keith Richards
オリジナル版:The Rolling Stones(1965)
アーティスト:Devo

『サティスファクション』(原題:(I Can’t Get No) Satisfaction)は、ローリング・ストーンズの代表曲といえる作品です。1965年にリリースされました。

ここでは、アメリカのロックバンド、ディーヴォ(Devo)によるカバーバージョンが使われています。

ローリング・ストーンズの曲が使われている映画一覧はコチラ


ニッキーが警官の家を襲撃するシーン
ジンジャーが娘をベッドに縛りニッキーの店で酒を飲むシーン
ジンジャーが家を飛び出していくシーン」でもこの曲が使われています。

エースが自宅の襲撃に備え準備を行うシーン

Toad
アーティスト:Cream
リリース年:1966年

『Toad』は、クリームのデビューアルバム『フレッシュ・クリーム (Fresh Cream) 』に収録されている曲です。『いやな奴 』の邦題でも知られています。

クリーム(Cream)の曲が使われている映画一覧はコチラ


ニッキーがアイリッシュの男を拷問するシーン
ニッキーがFBIの尾行をまくために何度も車を乗り換えるシーン
ニッキーの車が砂漠を走るシーン」でもこの曲が使われていました。

マフィアと関係者の一斉逮捕

Zooma Zooma
アーティスト:Louis Prima

ルイ・プリマの『Zooma Zooma』です。1986年にリリースされたアルバム『The Best Of Louis Prima』に収録されています。


前編の「エースがカジノを紹介するシーン」と同じ曲が使われています。

粛清シーン

The House of the Rising Sun(Traditional)
アーティスト:The Animals

『The House of the Rising Sun』は、アメリカの伝統的なフォークソングです。『朝日のあたる家』の邦題でも知られています。

ここでは、イギリスのロックバンド、アニマルズ(The Animals)のヒットバージョンが使われています。


ボス達が健康状態を理由に釈放され、大粛清が行われるシーン

ホテルが爆破解体されるシーン

Matthäus-Passion, BWV 244, Zweiter Teil: 68. Chorus I & II “Wir setzen uns mit Tränen nieder”
作曲:Johann Sebastian Bach
演奏:Georg Solti、The Chicago Symphony Orchestra

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲の《マタイ受難曲》第2部 第68曲 終結合唱「われら涙流しつつひざまずき」。ゲオルク・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団による演奏が使われています。
『マタイ受難曲』は、ドイツの作曲家バッハが1727年に作った宗教音楽です。 新約聖書「マタイによる福音書」のイエス・キリストの受難を題材とし、68曲からなる独唱や合唱が2部に分かれ構成される演奏時間約3時間の大作です。
ここで演奏される「われら涙流しつつひざまずき」は、イエスの復活を恐れ墓が封印された後、イエスの安息を願い歌われる終結合唱で『マタイ受難曲』の終曲です。

前編の「車の爆破シーンから始まるオープニング曲」と同じ曲がここで使われています。


ラスベガスが様変わりしたことをサムが語るシーン
ここでは、1955年オープンのカジノホテル「デューンズ」が1993年に爆破解体された映像が使われています。解体ショーを見るために集まった観衆は20万人でテレビでも生中継されたそうです。
この跡地に立ったホテルがオーシャンズ11の舞台となった噴水ショーで有名な「ベラージオ」です。

エンドクレジット 1曲目

Theme de Camille
作曲:Georges Delerue

『Theme de Camille』は、1963年のジャン=リュック・ゴダール監督によるフランス・イタリア合作映画『軽蔑』のオリジナルサウンドトラックです。映画の音楽を担当したフランスの作曲家ジョルジュ・ドルリューが作りました。


エースが砂漠で一人不安な気持ちのままニッキーを待つシーン
エースがジンジャーと娘を空港まで迎えに行くシーン
夜中に隠れて電話をしていたジンジャーをエースが追い出すシーン」でも使われていました。

エンドクレジット 2曲目

Stardust
作曲:Hoagy Carmichael and Mitchell Parish

ジャズのスタンダードナンバー『スターダスト』が使われています。ここでは「語り」がついています。

『カジノ』のサントラ

『カジノ』はロビー・ロバートソン(Robbie Robertson)が音楽を担当しました。ロビー・ロバートソンは、ザ・バンドの元メンバーで、脱退後はマーティン・スコセッシの映画音楽を数多く手掛けました。

2023年8月に亡くなってしまったため映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の音楽が遺作となりました。

『カジノ』キャスト・スタッフ

監督マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)
脚本ニコラス・ピレッジ(Nicholas Pileggi)
マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)
原作ニコラス・ピレッジ(Nicholas Pileggi)
製作バーバラ・デ・フィーナ(Barbara De Fina)
音楽ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson)
配給 ユニバーサル/UIP
公開 1995年11月22日
1996年4月20日
上映時間178分

サム・“エース”・ロススティーン:ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)
ジンジャー・マッケンナ:シャロン・ストーン(Sharon Stone)
ニコラス・“ニッキー”・サントロ:ジョー・ペシ(Joe Pesci)
レスター・ダイアモンド:ジェームズ・ウッズ(James Woods)
ビリー・シャーバート:ドン・リックルズ(Don Rickles)
アンディ・ストーン:アラン・キング(Alan King)
フィリップ・グリーン:ケヴィン・ポラック(Kevin Pollak)
リモ・ガッジ:パスクァーレ・カヤーノ(Pasquale Cajano)
パット・ウェッブ:L・Q・ジョーンズ(L. Q. Jones)
フランク・マリーノ:フランク・ヴィンセント(Frank Vincent)
ドミニク・サントロ:フィリップ・スリアーノ(Philip Suriano)
アーティ・ピスカーノ:ヴィニー・ヴェラ(Vinny Vella)
ジョン・ナンス:ビル・アリソン(Bill Allison)
ドナルド・“ドン”・ウォード:ジョン・ブルーム(John Bloom)
チャーリー・“クリーン・フェイス”・クラーク:リチャード・リール(Richard Riehle)
K・K・イチカワ:ノブ・マツヒサ(Nobu Matsuhisa)
ハリソン・ロバーツ上院議員:ディック・スマザーズ(Dick Smothers)

文・構成
Filmmusik 管理人

映画の素晴らしさをもっと多くの人に伝えられたら…そんな気持ちでFilmlmusikを開設。
音楽・映画好きの管理人自ら執筆しています。

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