2022年にアメリカで製作された映画『ザ・ロストシティ』（原題：The Lost City）は、恋愛小説家のロレッタが誘拐され、カバーモデルのアランが助けに行くアドベンチャー・コメディ映画です。
サンドラ・ブロック、チャニング・テイタム、ブラッド・ピットらが出演しています。
- 『ザ・ロストシティ』の挿入曲
- オープニング
- 控え室でスパンコール衣装を着せられたロレッタがベスと話をするシーン
- カバーモデルのアランがステージに華々しく登場するシーン
- アビゲイルが待つ部屋で流れる曲（ロレッタが連れて来られるシーン）
- アランが島に到着するシーン
- アランが空港で待つジャックを見つけるシーン
- アランがジャックの車に乗り込むシーン
- ジャックが護衛を倒しロレッタの目の前に現れるシーン
- ジャックとアランがロレッタを手押し車に乗せテントから連れ出すシーン
- アビゲイルの部下ラフィがジャングルの川を歩いて進む時に口ずさむ曲
- 貨物機の中でベスとオスカーが話をするシーン
- ロレッタとアランがたどり着く屋外レストランで流れる曲
- 島のレストランでバンドが演奏し、アランが島の女性とダンスをする曲
- 島のレストランでバンドが演奏し、ロレッタとアランがダンスをする曲
- 島のレストランでバンドが演奏し、女性歌手が歌う曲
- アビゲイルのミニバー付き戦車で流れる曲（ロレッタが連れ去られる）
- アランがバイクに乗りアビゲイルの戦車を追いかけてくるシーン
- ベスとアリソン、ベスの母親がビーチでのんびりと過ごすシーン
- エンディング＆エンドクレジット 1曲目
- 『ザ・ロストシティ』のサントラ
- 『ザ・ロストシティ』キャスト・スタッフ
『ザ・ロストシティ』の挿入曲
『ザ・ロストシティ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。（ネタバレにご注意ください）
オープニング
True
トゥルー
トゥルー
| Artist | スパンダー・バレエ（Spandau Ballet） 1979年にゲイリーとマーティンのケンプ兄弟を中心に結成されたロンドン出身のポップバンド。80年代のニューロマンティック・シーンを代表するバンド。 |
| リリース | 1983年 |
| 作曲者 | ゲイリー・ケンプ（Gary Kemp） イギリスのソングライター／ミュージシャン／俳優、1959年ロンドン生まれ。「スパンダー・バレエ」（Spandau Ballet）のギタリスト。 |
控え室でスパンコール衣装を着せられたロレッタがベスと話をするシーン
Keep Moving
| Artist | ジャングル（Jungle） 2013年にロンドンで設立された電子音楽プロジェクト。9歳の頃から友人関係にあるジョシュ・ロイド・ワトソンとトム・マクファーランドによって構成される。 |
| リリース | 2021年 |
| 作曲者 | リディア・キット（Lydia Kitto） イギリスのマルチ楽器奏者／ボーカリスト／ソングライター／プロデューサー。 ジャングル（Jungle）のメンバー ジョシュ・ロイド=ワトソン（Josh Lloyd-Watson） トム・マクファーランド（Tom McFarland） |
『Keep Moving』は、ジャングル（Jungle）の3枚目スタジオアルバム『Loving in Stereo』に収録されている曲です。
カバーモデルのアランがステージに華々しく登場するシーン
The Final Countdown
ファイナル・カウントダウン
ファイナル・カウントダウン
| Artist | ヨーロッパ（Europe） 1979年に結成されたハードロックバンド。北欧メタルのパイオニア。 |
| リリース | 1986年 |
| 作曲者 | ジョーイ・テンペスト（Joey Tempest） スウェーデン出身のシンガーソングライター／ミュージシャン。「ヨーロッパ」のヴォーカリスト。 |
この後、「アランがバイクに乗りアビゲイルの戦車を追いかけてくるシーン」でもこの曲が使われています。
アビゲイルが待つ部屋で流れる曲（ロレッタが連れて来られるシーン）
Cello Concerto No.1 in C Major, Hob. VIIb:1 – III. Allegro molto
チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob. VIIb:1 – 第3楽章
チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob. VIIb:1 – 第3楽章
| 作曲者 | フランツ・ヨーゼフ・ハイドン（Franz Joseph Haydn, 1732-1809） 古典派を代表するオーストリア出身の音楽家。 |
| 作曲年 | 1765年から1767年頃 |
| Artist | ルドヴィート・カンタ（Ludovít Kanta） スロバキア共和国出身で日本を拠点にするチェリスト。スロバキアフィルハーモニー管弦楽団第1ソロ･チェリストを経て、1990年よりオーケストラ・アンサンブル金沢首席チェロ奏者。2018年より同楽団名誉楽団員。 ピーター・ブレイナー（Peter Breiner） スロバキアのピアニスト／指揮者／作曲家。 カペラ・イストロポリターナ（Capella Istropolitana） スロバキアで1983年に結成された室内オーケストラ。 |
アランが島に到着するシーン
Funky Cold Medina
| Artist | トーン・ロック（Tone Loc） アメリカのラッパー／俳優／レコードプロデューサー、1966年ロサンゼルス生まれ。 |
| リリース | 1989年 |
| 作曲者 | マイケル・ロス（Michael Ross） アメリカのヒップホップのプロデューサー、エンジニア。レコードレーベル「Delicious Vinyl」の共同創設者。 ヤングMC（Marvin Young） ジャマイカ系アメリカ人の歌手／俳優／ラッパー、1967年ロンドン生まれ。 マット・ダイク（Matt Dike, 1961-2018） アメリカのヒップホップ・プロデューサー／ミキサー／レーベルエグゼクティブ。レコードレーベル「Delicious Vinyl」の共同創設者。 トーン・ロック（Tone Loc） |
アランが空港で待つジャックを見つけるシーン
Far from Any Road
| Artist | ハンサム・ファミリー（The Handsome Family） 1993年にイリノイ州シカゴで結成されたアメリカの音楽デュオ。現在はニューメキシコ州アルバカーキに拠点を置くブレットとレニーのスパークス夫妻で構成される |
| リリース | 2003年 |
| 作曲者 | ハンサム・ファミリー（The Handsome Family）のメンバー ブレット・スパークス（Brett Sparks） レニー・スパークス（Rennie Sparks） |
『Far from Any Road』は、2人の刑事（マシュー・マコノヒー、ウディ・ハレルソン）を主人公とした2014年のアンソロジー犯罪ドラマ『TRUE DETECTIVE』（トゥルー・ディテクティブ）シーズン1のオープニングテーマ曲です。
アランがジャックの車に乗り込むシーン
Can You Get to That
| Artist | ファンカデリック（Funkadelic） 1968年にニュージャージー州プレーンフィールドで結成されたファンクロックバンド。 |
| リリース | 1971年 |
| 作曲者 | ジョージ・クリントン（George Clinton） アメリカのシンガー／ソングライター／レコードプロデューサー／バンドリーダー、1941年ノースカロライナ州カナポリス生まれ。ファンカデリックの創設メンバー。ジェームス・ブラウンのファンク・ミュージックの継承者とされている。 エルニ・ハリス（Erni Harris） アメリカの作曲家／ソングライター／ソウルパフォーマー。 |
ジャックが護衛を倒しロレッタの目の前に現れるシーン
Red Right Hand
| Artist | ニック・ケイヴ＆ザ・バッド・シーズ（Nick Cave & The Bad Seeds） 1983年にメルボルンで結成されたオーストラリアのロックバンド。 |
| リリース | 1994年 |
| 作曲者 | ニック・ケイヴ（Nick Cave） オーストラリア出身のシンガーソングライター／作家／脚本家／画家／俳優、1957年生まれ。ロックバンド「ニック・ケイヴ＆ザ・バッド・シーズ」（Nick Cave & The Bad Seeds）のリーダー。 ミック・ハーヴィ（Mick Harvey） オーストラリアのマルチ楽器奏者／シンガーソングライター／作曲家／アレンジャー／レコードプロデューサー。 トーマス・ワイドラー（Thomas Wydler） スイスのミュージシャン。ロックバンド「ニック・ケイヴ＆ザ・バッド・シーズ」（Nick Cave & The Bad Seeds）のドラマー。 |
この曲のタイトル「Red Right Hand」は、17世紀のイギリスの詩人ジョン・ミルトン（John Milton, 1608-1674）の叙事詩『失楽園』（Paradise Lost）に由来するもので、「神の復讐の手」を意味するそうです。
ジャックとアランがロレッタを手押し車に乗せテントから連れ出すシーン
Shadows of the Night
| Artist Cover ver. | パット・ベネター（Pat Benatar） アメリカの女性ロックミュージシャン／シンガーソングライター、1953年ブルックリン生まれ。 |
| リリース | 1982年 |
| 作曲者 | デビッド・リー・バイロン（David Leigh Byron） アメリカのシンガー／ソングライター／ギタリスト。 |
| Original ver. | 1981年：ヘレン・シュナイダー（Helen Schneider） ドイツを拠点に活動するアメリカの歌手／女優、1952年ブルックリン生まれ。 |
アビゲイルの部下ラフィがジャングルの川を歩いて進む時に口ずさむ曲
La Isla
| Artist | ヘクター・アニバル（Héctor Aníbal） アビゲイルの部下ラフィを演じるドミニカ共和国の俳優／歌手／写真家。 |
| 作曲者 | チェチェ・アラーラ（Cheche Alara） ロサンゼルスを拠点に活動するアルゼンチン出身の作曲家／プロデューサー／指揮者／パフォーマー。 |
貨物機の中でベスとオスカーが話をするシーン
Coumba
| Artist | オーケストラ・バオバブ（Orchestra Baobab） 1970年にダカールで結成されたセネガルの音楽グループ。 |
| リリース | 1978年 |
| 作曲者 | オーケストラ・バオバブ（Orchestra Baobab）のメンバー バルテレミ・アティッソ（Barthélémy Attisso） ルディ・ゴミス（Rudy Gomis） |
ロレッタとアランがたどり着く屋外レストランで流れる曲
Cojele Bien El Compas
| 作曲者 | エンリケ・ホリン（Enrique Jorrin, 1926-1987） キューバの作曲家／ヴァイオリニスト／バンドリーダー。チャチャチャ (cha-cha-chá) の創始者。 |
島のレストランでバンドが演奏し、アランが島の女性とダンスをする曲
Bolerito de la Isla
| リリース | 2022年：Soundtrack『ザ・ロストシティ』 |
| 作曲者 | チェチェ・アラーラ（Cheche Alara） ロサンゼルスを拠点に活動するアルゼンチン出身の作曲家／プロデューサー／指揮者／パフォーマー。 |
島のレストランでバンドが演奏し、ロレッタとアランがダンスをする曲
Danza de Dos
| リリース | 2022年：Soundtrack『ザ・ロストシティ』 |
| 作曲者 | チェチェ・アラーラ（Cheche Alara） ロサンゼルスを拠点に活動するアルゼンチン出身の作曲家／プロデューサー／指揮者／パフォーマー。 |
島のレストランでバンドが演奏し、女性歌手が歌う曲
ロレッタとアランがダンスをしながら歌詞について話をするシーン
Lágrimas Sin Fin
| リリース | 2022年：Soundtrack『ザ・ロストシティ』 |
| 作曲者 | チェチェ・アラーラ（Cheche Alara） ロサンゼルスを拠点に活動するアルゼンチン出身の作曲家／プロデューサー／指揮者／パフォーマー。 |
アビゲイルのミニバー付き戦車で流れる曲（ロレッタが連れ去られる）
Cello Concerto No.1 in C Major, Hob. VIIb:1 – I. Moderato
チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob. VIIb:1 – 第1楽章
チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob. VIIb:1 – 第1楽章
| 作曲者 | フランツ・ヨーゼフ・ハイドン（Franz Joseph Haydn, 1732-1809） 古典派を代表するオーストリア出身の音楽家。 |
| 作曲年 | 1765年から1767年頃 |
| Artist | ルドヴィート・カンタ（Ludovít Kanta） スロバキア共和国出身で日本を拠点にするチェリスト。スロバキアフィルハーモニー管弦楽団第1ソロ･チェリストを経て、1990年よりオーケストラ・アンサンブル金沢首席チェロ奏者。2018年より同楽団名誉楽団員。 ピーター・ブレイナー（Peter Breiner） スロバキアのピアニスト／指揮者／作曲家。 カペラ・イストロポリターナ（Capella Istropolitana） スロバキアで1983年に結成された室内オーケストラ。 |
「アビゲイルが待つ部屋で流れる曲（ロレッタが連れて来られるシーン）」では、この曲の第3楽章が使われていました。
アランがバイクに乗りアビゲイルの戦車を追いかけてくるシーン
The Final Countdown
ファイナル・カウントダウン
ファイナル・カウントダウン
| Artist | ヨーロッパ（Europe） 1979年に結成されたハードロックバンド。北欧メタルのパイオニア。 |
| リリース | 1986年 |
| 作曲者 | ジョーイ・テンペスト（Joey Tempest） スウェーデン出身のシンガーソングライター／ミュージシャン。「ヨーロッパ」のヴォーカリスト。 |
「カバーモデルのアランがステージに華々しく登場するシーン」でもこの曲が使われていました。
ベスとアリソン、ベスの母親がビーチでのんびりと過ごすシーン
South Pacific Island II
| 作曲者 | ゲルハルト・トレデ（Gerhard Trede, 1913-1996） ドイツの作曲家。3,000以上の作品を作り、アメリカの多様な映画で使われたことで知られる。 |
エンディング＆エンドクレジット 1曲目
Big Energy
| Artist | ラトー（Latto） アメリカのラッパー、1998年ジョージア州アトランタ生まれ。 |
| リリース | 2021年 |
| 作曲者 | Latto, Theron Thomas, Dr. Luke, Vaughn Oliver, Asia Smith, Randall Hammers, Jaucquez Lowe, Tina Weymouth, Chris Frantz, Steven Stanley & Adrian Belew |
『Big Energy』は、アメリカのニュー・ウェイヴ・ユニット、トム・トム・クラブ（Tom Tom Club）の『Genius of Love』(1981) をサンプリングして作られています。
『ザ・ロストシティ』のサントラ
『ザ・ロストシティ』はパイナー・トプラク（Pinar Toprak）が音楽を担当しました。パイナー・トプラクは、トルコ生まれの映画音楽作曲家です。『キャプテン・マーベル』や『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』の音楽を担当したことで知られています。
『ザ・ロストシティ』キャスト・スタッフ
| 監督 | アーロン・ニー（Aaron Nee） |
| アダム・ニー（Adam Nee） | |
| 脚本 | オーレン・ウジエル（Oren Uziel） |
| デイナ・フォックス（Dana Fox） | |
| アーロン・ニー（Aaron Nee） | |
| アダム・ニー（Adam Nee） | |
| 原案 | セス・ゴードン（Seth Gordon） |
| 製作 | ライザ・チェイシン（Liza Chasin） |
| サンドラ・ブロック（Sandra Bullock） | |
| セス・ゴードン（Seth Gordon） | |
| 音楽 | パイナー・トプラク（Pinar Toprak） |
| 配給 | 東和ピクチャーズ |
| 公開 | 2022年3月25日 |
| 2022年6月24日 | |
| 上映時間 | 112分 |
ロレッタ・セージ：サンドラ・ブロック（Sandra Bullock ）
アラン・キャプリズン / ダッシュ・マクマホン：チャニング・テイタム（Channing Tatum）
アビゲイル・フェアファックス：ダニエル・ラドクリフ（Daniel Radcliffe）
ベス：ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ（Da’Vine Joy Randolph）
ジャック・トレーナー：ブラッド・ピット（Brad Pitt）
アリソン：パティ・ハリソン（Patti Harrison）
オスカー：オスカー・ヌニェス（Oscar Nunez）
ゴメス警察官：レイモンド・リー（Raymond Lee）
レイ：ボウエン・ヤン（Bowen Yang）
ファンタジー・ヴィラン：スティーヴン・ラング（Stephen Lang）
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