2001年制作の『オーシャンズ11』(原題:Ocean’s Eleven)は、ラスベガスのカジノ『ザ・ミラージュ』『ベラージオ』『MGMグランド』の金庫室から1億6000万ドル以上の現金を盗み出そうとする犯罪映画で、1960年に制作されたフランク・シナトラ主演のケイパー映画『オーシャンと十一人の仲間』のリメイク作品です。
日本では2002年に公開されました。
- 1960年公開
(フランク・シナトラ主演/オリジナル版)
- 2001年公開『オーシャンズ11』(現在のページ)
- 2004年公開
- 2007年公開
- 2018年公開
(スピンオフ作品)
- 『オーシャンズ11』の挿入曲
- ダニーが刑務所を仮出所する
- ポーカー部屋につながるクラブで流れる曲
- ラスティーがカウンターで酒を飲む(バーで流れる曲)
- ラスベガス史上最も成功した三大強盗・第3位のエピソード(回想シーン)
- ラスベガス史上最も成功した三大強盗・第2位のエピソード(回想シーン)
- ラスベガス史上最も成功した三大強盗・第1位のエピソード(回想シーン)
- イエンが曲芸をみせるショーで流れる曲
- ライアンがドッグレース競技場でソールと話をする
- オーシャンズのメンバーがラスベガスのルーベン邸に集まる
- ルーベン邸の庭でメンバーが食事や会話をする
- フランクが価格交渉をする自動車ディーラーのBGM
- ソールがゼルガを名乗りゲームをする(カジノのVIPルームBGM)
- テスの前にダニーが現れる(ベラージオのレストランBGM)
- カジノのVIPルームBGM(ゼルガがベネディクトと話をする)
- テスがベネディクトにダニーを紹介する(ベラージオのレストランBGM)
- ゼルガのブリーフケースがベネディクトのカジノに到着する
- ダニーがテスに別れを告げにやって来る(ベラージオのレストランBGM)
- テスがベネディクトに別れを告げる
- オーシャンズのメンバーがベラージオの噴水ショーを眺め、別れる
- ラストシーン & エンドクレジット
- 『オーシャンズ11』のサントラ
- 『オーシャンズ11』キャスト・スタッフ
『オーシャンズ11』の挿入曲
『オーシャンズ11』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
ダニーが刑務所を仮出所する
Artist | デヴィッド・ホルムズ(David Holmes) 北アイルランドのミュージシャン/作曲家、1969年ベルファスト生まれ。 2015年にロサンゼルスでオルタナティブ・ミュージック・トリオ「Unloved(アンラヴド)」を結成。 |
リリース | 1997年 |
作曲者 | デヴィッド・ホルムズ |
ポーカー部屋につながるクラブで流れる曲
Artist | ジミー・ラグジュアリー&トミー・ローマ・オーケストラ(Jimmy Luxury & The Tommy Rome Orchestra) マサチューセッツ州出身の二人組スウィングラップ/スウィングホップ・グループ。 |
リリース | 1997年:Soundtrack『Go』 |
作曲者 | ジェームズ・ディアンジェロ(James D’Angelo) ヒップホップバンド「ザ・ゴーツ」(The Goats)の創設メンバー/政治学者。 |
ジミー・ケレハー(Jimmy Kelleher) ジミー・ラグジュアリーとして知られるスイングラッパー。ジミー・ラグジュアリー&トミー・ローマ・オーケストラのメンバー。 | |
マルク・ランジャン(Marc Lanjean, 1903-1964) フランスのソングライター。 | |
アンリ・サルヴァドール(Henri Salvador, 1917-2008) フランスのシンガー/ソングライター/レコードレーベル・オーナー。 | |
マルセル・ステルマン(Marcel Stellman, 1925-2021) ベルギー出身のイギリスのレコードプロデュー/作詞家。 |
『Cha Cha Cha』は、ダグ・リーマン監督による1999年の犯罪コメディ映画『go』で使われ人気となった曲です。
この曲は、フランスのスタンダードナンバー『Maladie d’amour』を使って作られています。
『Maladie d’amour』にマルセル・ステルマンが英語の歌詞をつけたものが、冒頭の歌詞を使い『Cha cha cha d’amour』のタイトルでリリースされたことで『Cha cha cha d’amour』のタイトルでも知られるようになりました。
ラスティ・ライアン(ブラッド・ピット)は、カジノでハリウッドの若手俳優にポーカーを教えています。
ラスティの生徒役には以下の俳優たちが本人役でカメオ出演しています。
トファー・グレイス(Topher Grace)
ホリー・マリー・コームズ(Holly Marie Combs)
ジョシュア・ジャクソン(Joshua Jackson)
バリー・ワトソン(Barry Watson)
シェーン・ウェスト(Shane West)
ラスティーがカウンターで酒を飲む(バーで流れる曲)
Artist | ハンサム・ボーイ・モデリング・スクール(Handsome Boy Modeling School) アメリカのヒップホップデュオ。 ラッパー/歌手/コメディアン/DJ などの豪華なゲストキャストをフィーチャーした2枚のアルバムをリリースし、1999年から2006年まで活動した。 |
Feat. デイヴ(Dave, 1968-2023) アメリカのラッパー/プロデューサー。「デ・ラ・ソウル」(De La Soul)の結成メンバー。 | |
Feat. デル・ザ・ファンキー・ホモサピエン(Del the Funky Homosapien) アメリカのラッパー、1972年カリフォルニア州オークランド生まれ。 | |
リリース | 1999年 |
作曲者 | Handsome Boy Modeling School ダン・ジ・オートメイター(Dan The Automator) プリンス・ポール(Prince Paul) |
デイヴ(Dave, 1968-2023) | |
デル・ザ・ファンキー・ホモサピエン(Del the Funky Homosapien) |
『The Projects』は、ハンサム・ボーイ・モデリング・スクール(Handsome Boy Modeling School)のデビュースタジオアルバム『So… How’s Your Girl?』に収録されている曲です。
ハンサム・ボーイ・モデリング・スクールのプロジェクト名は、アメリカのシットコム『Get a Life』(1990-1992) のシリーズ1(エピソード2)『The Prettiest Week of My Life(人生で最も美しい一週間)』で、主人公クリスが男性モデルを目指し入学する学校名にちなみ名付けられました。
このプロジェクトは、1999年から2006年の間に、ラッパー/歌手/コメディアン/DJ などの豪華な生徒(ゲストキャスト)をフィーチャーした2枚のアルバムをリリースしました。
ラスベガス史上最も成功した三大強盗・第3位のエピソード(回想シーン)
邦題『パパはマンボがお好き』
Artist cover ver. | ペリー・コモ(Perry Como, 1912-2001) イタリア系アメリカ人歌手/俳優/テレビ・パーソナリティ。 |
リリース | 1954年 |
作曲者 | アル・ホフマン(Al Hoffman, 1902-1960) ロシア系アメリカ人作曲家。 代表曲『ビビディ・バビディ・ブー』『夢はひそかに』 |
ディック・マニング(Dick Manning, 1912-1991) ロシア系アメリカ人のソングライター。アル・ホフマンとのコラボレーションで知られる。 | |
ビックレー・ライヒナー(Bickley Reichner, 1905-1989) フィラデルフィア出身の犯罪レポーター/ソングライター。 | |
Original ver. | 1954年:ジョニー・レイ(Johnnie Ray, 1927-1990) アメリカの歌手/ソングライター/ピアニスト。 |
『Papa Loves Mambo』は、ここで使われたペリー・コモ(Perry Como)のカバーバージョンがヒットしたことで、広く知られるようになりました。
ラスベガス史上最も成功した三大強盗のエピソードを語るルーベン・ティシュコフを演じているのは、70年代に『M★A★S★H マッシュ』『ロング・グッドバイ』などで人気を博したエリオット・グールドです。
このキャスティングは、グールドの70年代出演作品のファンであるスティーヴン・ソダーバーグたっての希望で実現したそうです。
ラスベガス史上最も成功した三大強盗・第2位のエピソード(回想シーン)
@米・ネバダ州ラスベガス、フラミンゴ
スピリット・イン・ザ・スカイ
Artist | ノーマン・グリーンバウム(Norman Greenbaum) アメリカのシンガーソングライター、1942年マサチューセッツ州モールデン生まれ。 |
リリース | 1969年 |
作曲者 | ノーマン・グリーンバウム |
フラミンゴでおきた1971年のカジノ強盗のエピソードでは、1969年にリリースされたノーマン・グリーンバウムの『Spirit in the Sky』が使われています。この曲は、1969年から1970年にかけて200万枚を売り上げ、アメリカレコード協会のゴールドディスクに認定されました。
ラスベガス史上最も成功した三大強盗・第1位のエピソード(回想シーン)
@米・ネバダ州ラスベガス、シーザースパレス
邦題『愛は吐息のように』
Artist | ベルリン(Berlin) 1978年にロサンゼルスで結成されたアメリカのニューウェイヴ/シンセポップ・バンド。 |
リリース | 1986年 |
作曲者 | ジョルジオ・モロダー(Giorgio Moroder) イタリアの音楽プロデューサー/作曲家/シンセサイザー奏者/歌手。ディスコ音楽の発達に貢献し「ディスコの父」と呼ばれる。 |
トム・ウィットロック(Tom Whitlock, 1954-2023) アメリカのプロデューサー/ソングライター。 |
シーザーズ・パレスで1987年に起きた、最も成功に近かったカジノ強盗のエピソードでは、1986年の映画『トップガン』でも使われた、ベルリンの『Take My Breath Away』が使われています。
イエンが曲芸をみせるショーで流れる曲
@カリフォルニア州サンディエゴ
キャラバン
Artist cover ver. | アーサー・ライマン(Arthur Lyman, 1932-2002) ハワイ出身のアメリカのジャズ・ビブラフォン/マリンバ奏者。 エキゾチカを代表するアーティストの一人として知られる。 |
リリース | 1958年 |
作曲者 | デューク・エリントン(Duke Ellington, 1899-1974) アメリカのジャズの作曲家/編曲家/ピアニスト/オーケストラ・リーダー。 代表曲『A列車で行こう』『ソリチュード』 |
ファン・ティゾール(Juan Tizol, 1900-1984) プエルトリコのジャズトロンボーン奏者/作曲家。エリントン楽団のメンバー。 | |
Original ver. | 1937年:バーニー・ビガード(Barney Bigard and His Jazzopaters) |
ライアンがドッグレース競技場でソールと話をする
@フロリダ州セント・ピーターズバーグ
邦題『夜のブルース』
Artist cover ver. | クインシー・ジョーンズ(Quincy Jones, 1933-2024) アメリカのジャズ・ミュージシャン/音楽プロデューサー/作曲家/編曲家。 マイケル・ジャクソンと共同プロデュースしたアルバム『スリラー』で売上世界一のギネス記録を持つ。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | ハロルド・アーレン(Harold Arlen, 1905-1986) ニューヨーク出身のユダヤ系アメリカ人作曲家。 映画『オズの魔法使』(1939) でジュディ・ガーランドが歌う劇中歌『虹の彼方に』を作曲しアカデミー歌曲賞を受賞した。 |
ジョニー・マーサー(Johnny Mercer, 1909-1976) クロアチア/アイルランド系アメリカ人作詞者。 キャピトル・レコードの共同創設者の一人。映画『ハーヴェイ・ガールズ』(1946)、『花婿来たる』(1951)、『ティファニーで朝食を』(1961)、『酒とバラの日々』(1962) の劇中歌の作詞を手掛け、アカデミー歌曲賞を4回受賞した。 | |
Original ver. | 1941年:アーティ・ショウ・オーケストラ(Artie Shaw and His Orchestra) |
『Blues in the Night』は、ジャズのスタンダードナンバーです。
1941年のフィルムノワール・ミュージカル『Blues in the Night』の主題歌として作られました。
ここでは、クインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)によるカバーバージョンが使われています。
この後「ゼルガのブリーフケースがベネディクトのカジノに到着する」でもこの曲が使われています。
オーシャンズのメンバーがラスベガスのルーベン邸に集まる
(ラスベガス空撮夜景のシーン)
邦題『おしゃべりはやめて』
Artist | エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley, 1935-1977) アメリカのシンガーソングライター/俳優。 全世界で10億枚以上のレコード・セールスを記録。最も成功したソロアーティストとしてギネス世界記録に認定される。ロックンロールをアメリカ全土に広めたことから「キング・オブ・ロックンロール」と呼ばれる。 |
リリース | 1968年 |
作曲者 | ビリー・ストレンジ(Billy Strange, 1930-2012) アメリカのシンガー/ソングライター/ギタリスト/俳優。ロサンゼルスを拠点とするレッキング・クルーのセッション・ミュージシャンとして活躍した。 |
マック・デイヴィス(Mac Davis, 1942-2020) アメリカのソングライター/歌手/パフォーマー/俳優。エルヴィス・プレスリーのヒット曲を書いて名声を得て、70年代以降ソロとしてヒット曲を出しバラエティ番組/ブロードウェイミュージカル/様々な映画やテレビ番組に出演した。 | |
『A Little Less Conversation』は、1968年のミュージカルコメディ映画『バギー万才!!』(原題:Live a Little, Love a Little)のオリジナルサウンドトラックです。主演のエルヴィス・プレスリーの劇中歌として作られました。
『おしゃべりはやめて』の邦題でも知られています。
ルーベン邸の庭でメンバーが食事や会話をする
『ベルガマスク組曲』 – 第3曲「月の光」
作曲者 | クロード・ドビュッシー(Claude Debussy, 1862-1918) フランス印象派を代表する作曲家。 |
出版年 | 1905年 |
Artist | フィリップ・アントルモン(Philippe Entremont) フランスのピアニスト/指揮者。 |
『ベルガマスク組曲』は、フランスの作曲家ドビュッシーによるピアノのための組曲です。1905年に出版されました。
ドビュッシーの初期における最高のピアノ曲とみなされています。
この後「テスがベネディクトに別れを告げる」でもこの曲が使われています。
フランクが価格交渉をする自動車ディーラーのBGM
Artist cover ver. | パワーパック・オーケストラ(Powerpack Orchestra) |
リリース | 2000年 |
作曲者 | ジュリアス・ウェクター(Julius Wechter, 1935-1999) ユダヤ系アメリカ人のパーカッショニスト/バンドリーダー/ソングライター。1963年に、バハ・マリンバ・バンド(Baja Marimba Band)を結成し成功をおさめた。 |
シシー・ウェクター(Cissy Wechter) ジュリアス・ウェクターの妻。「Spanish Flea」の作詞者。 | |
Original ver. | 1965年:ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス(Herb Alpert and The Tijuana Brass) |
『Spanish Flea』は、ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラス(Herb Alpert and The Tijuana Brass)でパーカッションを担当していたジュリアス・ウェスターが、妻シシー・ウェクターの歌詞に曲をつけて作った曲です。
アカデミー賞アニメーション短編映画賞を受賞したジョン・ハブリーによるアニメーション短編映画『A Herb Alpert and the Tijuana Brass Double Feature』(1966)で使われています。
ソールがゼルガを名乗りゲームをする(カジノのVIPルームBGM)
ミスティ
Artist cover ver. | リベラーチェ(Liberace, 1919-1987) アメリカのピアニスト・エンターテイナー。 派手なコスチュームプレイ、華やかなライフスタイルが注目を集めテレビの人気番組に多数出演し、ラスベガスで定期的にショーを開くなどして全米で人気を得る。「世界が恋したピアニスト」の愛称で親しまれ国際的に活躍した。 |
リリース | 1962年 |
作曲者 | エロル・ガーナー(Erroll Garner, 1921-1977) ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のジャズピアニスト/作曲家。ピアノの演奏法を独学で習得。生涯楽譜が全く読めず、また左利きであったことで、「ビハインドザビート」と呼ばれる独創性のあるサウンド・表現が生み出され、20世紀を代表するミュージシャンとしてジャズの歴史に名を残した。 代表作『ミスティ』 |
Original ver. | 1954年:エロル・ガーナー |
『ミスティ』(Misty)は、ジャズのスタンダードナンバーです。
エロール・ガーナー(Erroll Garner)がインストゥルメンタル曲として作り、後に作詞家ジョニー・バークによって歌詞が書き加えられました。
カジノのハイローラー向けVIPルームでのシーンでは、リベラーチェ(Liberace)の演奏が使われています。
テスの前にダニーが現れる(ベラージオのレストランBGM)
邦題『若い恋人たちのテーマ』
Artist | Percy Faith and His Orchestra |
パーシー・フェイス(Percy Faith, 1908-1976) カナダ出身のアメリカ人バンドリーダー/オーケストレーター/作曲家/指揮者。 | |
リリース | 1960年 |
作曲者 | パーシー・フェイス |
パーシー・フェイスは、50年代から60年代にかけてイージーリスニング界をリードし数多くの名曲を残しました。
ベラージオのレストランでのシーンではBGMが3曲使われ、全てパーシー・フェイス・オーケストラの演奏です。
カジノのVIPルームBGM(ゼルガがベネディクトと話をする)
ムーン・リバー
Artist cover ver. | リベラーチェ(Liberace, 1919-1987) アメリカのピアニスト・エンターテイナー。派手なコスチュームプレイ、華やかなライフスタイルが注目を集めテレビの人気番組に多数出演し、ラスベガスで定期的にショーを開くなどして全米で人気を得る。「世界が恋したピアニスト」の愛称で親しまれ国際的に活躍した。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini, 1924-1994) イタリア系アメリカ人作曲家/編曲家。 映画『ティファニーで朝食を』『酒とバラの日々』『ビクター/ビクトリア』の音楽を手掛け、アカデミー賞を複数回受賞した。 |
ジョニー・マーサー(Johnny Mercer, 1909-1976) クロアチア/アイルランド系アメリカ人作詞者。キャピトル・レコードの共同創設者の一人。映画『ハーヴェイ・ガールズ』(1946)、『花婿来たる』(1951)、『ティファニーで朝食を』(1961)、『酒とバラの日々』(1962) の劇中歌の作詞を手掛け、アカデミー歌曲賞を4回受賞した。 | |
Original ver. | 1960年:ヘンリー・マンシーニ楽団 |
『Moon River』は、1961年のロマンチックコメディ映画『ティファニーで朝食を』で主演のオードリー・ヘプバーンによって披露された曲です。作曲したヘンリー・マンシーニとジョニー・マーサーはこの曲で、第34回アカデミー賞・アカデミー歌曲賞を受賞しました。
ここでも、リベラーチェ(Liberace)の演奏が使われています。
テスがベネディクトにダニーを紹介する(ベラージオのレストランBGM)
邦題『夏の日の恋』
Artist cover ver. | Percy Faith and His Orchestra |
パーシー・フェイス(Percy Faith, 1908-1976) カナダ出身のアメリカ人バンドリーダー/オーケストレーター/作曲家/指揮者。 | |
リリース | 1959年 |
作曲者 | マックス・スタイナー(Max Steiner, 1888-1971) ウィーン生まれのユダヤ系アメリカ人作曲家。 第一次世界大戦をきっかけにアメリカに亡命し、『カサブランカ』『風と共に去りぬ』など数多くの映画音楽を手掛け沢山の名曲を残した。映画『男の敵』(1935)、『情熱の航路』(1942)、『君去りし後』(1944) でアカデミー作曲賞を3度受賞。「映画音楽の父」と呼ばれる。 |
Original ver. | 1959年:ユーゴー・ウィンターハルター楽団(Hugo Winterhalter and His Orchestra) |
『Theme From A Summer Place』は、1959年のアメリカ映画『避暑地の出来事』(A Summer Place)のオリジナル・サウンドトラックです。
ゼルガのブリーフケースがベネディクトのカジノに到着する
@米・ネバダ州ラスベガス、ベラージオの車寄せ
邦題『夜のブルース』
Artist cover ver. | クインシー・ジョーンズ(Quincy Jones, 1933-2024) アメリカのジャズ・ミュージシャン/音楽プロデューサー/作曲家/編曲家。 マイケル・ジャクソンと共同プロデュースしたアルバム『スリラー』で売上世界一のギネス記録を持つ。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | ハロルド・アーレン(Harold Arlen, 1905-1986) ジョニー・マーサー(Johnny Mercer, 1909-1976) |
Original ver. | 1941年:アーティ・ショウ・オーケストラ(Artie Shaw and His Orchestra) |
「ライアンがドッグレース競技場でソールと話をする」でもこの曲が使われていました。
ダニーがテスに別れを告げにやって来る(ベラージオのレストランBGM)
Artist cover ver. | Percy Faith and His Orchestra |
パーシー・フェイス(Percy Faith, 1908-1976) カナダ出身のアメリカ人バンドリーダー/オーケストレーター/作曲家/指揮者。 | |
リリース | 1956年 |
作曲者 | ジミー・マクヒュー(Jimmy McHugh, 1894-1969) アメリカ・ボストン出身の作曲家。 代表作『明るい表通りで』 |
ミッチェル・パリッシュ(Mitchell Parish, 1900-1993) ロシア帝国統治下のリトアニア出身のアメリカの作詞家。ティン・パン・アレーの作詞家として活躍。 代表作『スターダスト』『ムーンライト・セレナーデ』 | |
Original ver. | 1954年:サニー・ゲイル(Sunny Gale, 1927-2022) |
テスがベネディクトに別れを告げる
『ベルガマスク組曲』 – 第3曲「月の光」
作曲者 | クロード・ドビュッシー(Claude Debussy, 1862-1918) フランス印象派を代表する作曲家。 |
出版年 | 1905年 |
Artist | フィリップ・アントルモン(Philippe Entremont) フランスのピアニスト/指揮者。 |
「ルーベン邸の庭でメンバーが食事や会話をする」でもこの曲が使われていました。
オーシャンズのメンバーがベラージオの噴水ショーを眺め、別れる
『ベルガマスク組曲』 – 第3曲「月の光」
作曲者 | クロード・ドビュッシー(Claude Debussy, 1862-1918) フランス印象派を代表する作曲家。 |
出版年 | 1905年 |
Artist | フィラデルフィア管弦楽団(The Philadelphia Orchestra) アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアを本拠地とするオーケストラ。1900年創立。 |
ユージン・オーマンディ(Eugene Ormandy, 1899-1985) ハンガリー出身のユダヤ系アメリカ人指揮者。 |
ここでは「月の光」のオーケストラ版が使われています。
ラストシーン & エンドクレジット
Artist | デヴィッド・ホルムス(David Holmes) 北アイルランド・ベルファウスト出身のミュージシャン/作曲家。 |
リリース | 2000年 |
作曲者 | David Holmes, Phil Mossman, Darren Morris, Italo Salizzato, Aldo Tagliapietra, Stanley Walden, and Giovanni Smeraldi |
『オーシャンズ11』のサントラ
『オーシャンズ11』はデヴィッド・ホルムズ(David Holmes)が音楽を担当しました。デヴィッド・ホルムズは、ベルファスト出身の作曲家です。ソダーバーグ作品の音楽を多数手掛けており、オーシャンズシリーズは全て彼が担当しています。

『オーシャンズ11』キャスト・スタッフ
監督 | スティーヴン・ソダーバーグ(Steven Soderbergh) |
脚本 | テッド・グリフィン(Ted Griffin) |
製作 | ジェリー・ワイントローブ(Jerry Weintraub) |
音楽 | デヴィッド・ホルムズ(David Holmes) |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 2001年12月7日 |
2002年2月2日 | |
上映時間 | 116分 |
ダニー・オーシャン:ジョージ・クルーニー(George Clooney)
ラスティ・ライアン:ブラッド・ピット(Brad Pitt)
フランク・キャットン:バーニー・マック(Bernie Mac)
ルーベン・ティシュコフ:エリオット・グールド(Elliott Gould )
バシャー・ター:ドン・チードル(Don Cheadle)
バージル・モロイ:ケイシー・アフレック(Casey Affleck)
ターク・モロイ:スコット・カーン(Scott Caan)
イエン:シャオボー・チン(Qin Shaobo)
リヴィングストン・デル:エディ・ジェイミソン(Eddie Jemison)
ソール・ブルーム:カール・ライナー(Carl Reiner)
ライナス・コールドウェル:マット・デイモン(Matt Damon)
テリー・ベネディクト:アンディ・ガルシア(Andy Garcia)
テス・オーシャン:ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)
同じキャストが出演している映画
関連映画
コメント