1994年に制作された映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(原題:Interview with the Vampire)は、アン・ライスによる同名小説の映画化作品です。トム・クルーズとブラッド・ピット、アントニオ・バンデラスらが出演しています。
第67回アカデミー賞では作曲賞・美術賞にノミネートされました。
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の挿入曲
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
ニューオリンズの舞踏会で流れる曲
レスタトがルイに、若い愛人に夫を殺害させた未亡人の話をするシーン
歌劇《忠実な羊飼い》HMV 8b – プロローグ “テレプシコーレ” -「シャコンヌ」
作曲者 | ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(George Frideric Handel, 1685-1759) イギリスで活躍したドイツ出身の作曲家。 |
作曲年 | 1734年 |
レスタトがクローディアの母の遺体とダンスを踊り歌う曲
歌劇《フィガロの結婚》K.492 / 第1幕 アリア「もう飛ぶまいぞこの蝶々」
作曲者 | ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756-1791) 18世紀古典派を代表するオーストリアの作曲家。 |
作曲年 | 1786年 |
3人の生活が始まる(クローディアのドレスを仕立てさせる)
ハープ協奏曲 変ロ長調 HWV 294 – 第1楽章
作曲者 | ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(George Frideric Handel, 1685-1759) イギリスで活躍したドイツ出身の作曲家。 |
初演 | 1736年:ロイヤル・オペラ・ハウス(ロンドン) |
クローディアがピアノレッスンを受ける曲
ソナタ第90番 嬰ヘ長調
作曲者 | アントニオ・ソレール(Antonio Soler, 1729-1783) スペインの作曲家/聖職者。 |
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「ある家族の家でクローディアがピアノを披露する曲(1曲目)」
「クローディアが渡欧前にピアノを弾く曲(ルイが鳥籠を持って現れる)」
ある一家のサロンでクローディアがピアノを披露する曲(1曲目)
ソナタ第90番 嬰ヘ長調
作曲者 | アントニオ・ソレール(Antonio Soler, 1729-1783) スペインの作曲家/聖職者。 |
「クローディアがピアノレッスンを受ける曲」でもこの曲が使われていました。
レスタトがクローディアと話しながらピアノで演奏する曲
ピアノ・ソナタ第59番 変ホ長調「ゲンツィンガー」 Hob.XVI:49 – 第2楽章
作曲者 | フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(Franz Joseph Haydn, 1732-1809) 古典派を代表するオーストリア出身の音楽家。 |
作曲年 | 1789年〜1790年 |
クローディアが渡欧前にピアノを弾く曲(ルイが鳥籠を持って現れる)
ソナタ第90番 嬰ヘ長調
作曲者 | アントニオ・ソレール(Antonio Soler, 1729-1783) スペインの作曲家/聖職者。 |
「クローディアがピアノレッスンを受ける曲」でもこの曲が使われていました。
1870年、パリでの二人の生活が始まる(舞踏会でルイとクローディアが踊る)
ケッテンブリュッケ・ワルツ 作品 4
作曲者 | ヨハン・シュトラウス1世(Johann Strauss I. , 1804-1849) オーストリア帝国のウィーンを中心に活躍した作曲家/指揮者/ヴァイオリニスト。 生前「ワルツ王」と呼ばれたが死後、長男ヨハン・シュトラウス2世にその名が継承され、かわりに「ワルツの父」と呼ばれるようになる。 |
作曲年 | 1827年 |
エンディング&エンドクレジット
邦題『悪魔を憐れむ歌』
Artist cover ver. | ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses) 1985年にロサンゼルスで結成されたアメリカのハードロックバンド。 数々の伝説を残し「世界で最も危険なバンド」と呼ばれる。 |
リリース | 1994年 |
作曲者 | ジャガー/リチャーズ(Jagger–Richards) ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
Original ver. | 1968年:ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 バンド名は、シカゴブルースの父マディー・ウォーターズの名曲『Rollin’ Stone』に由来。結成以降一度も解散することなく第一線で精力的に活動し続け、ロック界の最高峰に君臨するバンド。 |
『Sympathy for the Devil』は、映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の主題歌です。
ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)によるカバーバージョンが使われています。
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のサントラ

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』はエリオット・ゴールデンサール(Elliot Goldenthal)が音楽を担当しました。
エリオット・ゴールデンサールはアメリカ・ニューヨーク出身の作曲家です。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』と『マイケル・コリンズ』でアカデミー作曲賞ノミネート、『フリーダ』でアカデミー作曲賞を受賞しました。
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』キャスト・スタッフ
監督 | ニール・ジョーダン(Neil Jordan) |
脚本 | アン・ライス(Anne Rice) |
原作 | アン・ライス(Anne Rice) |
製作 | スティーヴン・ウーリー(Stephen Woolley) |
デヴィッド・ゲフィン(David Geffen) | |
音楽 | エリオット・ゴールデンサール(Elliot Goldenthal) |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 1994年11月11日 |
1994年12月10日 | |
上映時間 | 123分 |
レスタト・デ・リオンコート:トム・クルーズ(Tom Cruise)
ルイ・ド・ポワント・デュ・ラック:ブラッド・ピット(Brad Pitt)
ダニエル・マロイ(インタビュアー):クリスチャン・スレーター(Christian Slater)
クローディア:キルスティン・ダンスト(Kirsten Dunst)
アーマンド:アントニオ・バンデラス(Antonio Banderas)
サンティアゴ:スティーヴン・レイ(Stephen Rea)
イヴェット:タンディ・ニュートン(Thandiwe Newton)
マドレーヌ:ドミツィアーナ・ジョルダーノ(Domiziana Giordano)
セントクレア:ライラ・ヘイ・オーウェン(Lyla Hay Owen)
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