1994年に制作された映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(原題:Interview with the Vampire)は、アン・ライスによる同名小説の映画化作品です。トム・クルーズとブラッド・ピット、アントニオ・バンデラスらが出演しています。
第67回アカデミー賞では作曲賞・美術賞にノミネートされました。
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の挿入曲
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
ニューオリンズの舞踏会で流れる曲
レスタトがルイに、若い愛人に夫を殺害させた未亡人の話をするシーン
歌劇《忠実な羊飼い》HMV 8b – プロローグ “テレプシコーレ” -「シャコンヌ」
作曲者 | ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(George Frideric Handel, 1685-1759) イギリスで活躍したドイツ出身のバロック作曲家。 ハンブルクでオルガニスト/オペラ作曲家として活動した後、メディチ家の招きでイタリアに渡りイタリア・オペラを学び成功を収める。その後イギリスで王室音楽アカデミーの中心人物として活躍し1727年にイギリスに帰化。きらびやかで華やかなオルガン協奏曲で聴衆を喜ばせ、英語によるオラトリオ『メサイア』などの名作を作曲し英国の教会音楽に新しいスタイルを導入した。 |
作曲年 | 1734年 |
レスタトがクローディアの母の遺体とダンスを踊り歌う曲
歌劇《フィガロの結婚》K.492 / 第1幕 アリア「もう飛ぶまいぞこの蝶々」
作曲者 | ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756 -1791) 18世紀古典派を代表するオーストリアの作曲家。 幼い頃から並外れた音楽の才能を示し「神童」と呼ばれる。5歳ですでに作曲を始め35歳の若さで亡くなるまで600を超える作品を作る。オペラ、協奏曲、交響曲、室内楽、器楽曲などあらゆるジャンルにわたり名作を残し西洋音楽に大きな影響を与えた。 |
作曲年 | 1786年 |
3人の生活が始まる(クローディアのドレスを仕立てさせる)
ハープ協奏曲 変ロ長調 HWV 294 – 第1楽章
作曲者 | ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(George Frideric Handel, 1685-1759) イギリスで活躍したドイツ出身のバロック作曲家。 ハンブルクでオルガニスト/オペラ作曲家として活動した後、メディチ家の招きでイタリアに渡りイタリア・オペラを学び成功を収める。その後イギリスで王室音楽アカデミーの中心人物として活躍し1727年にイギリスに帰化。きらびやかで華やかなオルガン協奏曲で聴衆を喜ばせ、英語によるオラトリオ『メサイア』などの名作を作曲し英国の教会音楽に新しいスタイルを導入した。 |
初演 | 1736年:ロイヤル・オペラ・ハウス(ロンドン) |
クローディアがピアノレッスンを受ける曲
ソナタ第90番 嬰ヘ長調
作曲者 | アントニオ・ソレール(Antonio Soler, 1729-1783) スペインの作曲家/聖職者。 |
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「ある家族の家でクローディアがピアノを披露する曲(1曲目)」
「クローディアが渡欧前にピアノを弾く曲(ルイが鳥籠を持って現れる)」
ある一家のサロンでクローディアがピアノを披露する曲(1曲目)
ソナタ第90番 嬰ヘ長調
作曲者 | アントニオ・ソレール(Antonio Soler, 1729-1783) スペインの作曲家/聖職者。 |
「クローディアがピアノレッスンを受ける曲」でもこの曲が使われていました。
レスタトがクローディアと話しながらピアノで演奏する曲
ピアノ・ソナタ第59番 変ホ長調「ゲンツィンガー」 Hob.XVI:49 – 第2楽章
作曲者 | フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(Franz Joseph Haydn, 1732-1809) 古典派を代表するオーストリア出身の音楽家。 交響曲・弦楽四重奏曲を数多く作曲しその後の音楽史の発展に大きく貢献したことから「交響曲の父」「弦楽四重奏曲の父」と讃えられる。 |
作曲年 | 1789年〜1790年 |
クローディアが渡欧前にピアノを弾く曲(ルイが鳥籠を持って現れる)
ソナタ第90番 嬰ヘ長調
作曲者 | アントニオ・ソレール(Antonio Soler, 1729-1783) スペインの作曲家/聖職者。 |
「クローディアがピアノレッスンを受ける曲」でもこの曲が使われていました。
1870年、パリでの二人の生活が始まる(舞踏会でルイとクローディアが踊る)
ケッテンブリュッケ・ワルツ 作品 4
作曲者 | ヨハン・シュトラウス1世(Johann Strauss I. , 1804-1849) オーストリア帝国のウィーンを中心に活躍した作曲家/指揮者/ヴァイオリニスト。 生前「ワルツ王」と呼ばれたが死後、長男ヨハン・シュトラウス2世にその名が継承され、かわりに「ワルツの父」と呼ばれるようになる。 |
作曲年 | 1827年 |
エンディング&エンドクレジット
邦題『悪魔を憐れむ歌』
Artist cover ver. | ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses) 1985年にロサンゼルスで結成されたアメリカのハードロックバンド。 数々の伝説を残し「世界で最も危険なバンド」と呼ばれる。 |
リリース | 1994年 |
作曲者 | ジャガー/リチャーズ(Jagger–Richards) ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
Original ver. | 1968年:ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 バンド名は、シカゴブルースの父マディー・ウォーターズの名曲『Rollin’ Stone』に由来。結成以降一度も解散することなく第一線で精力的に活動し続け、ロック界の最高峰に君臨するバンド。 |
『Sympathy for the Devil』は、映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の主題歌です。
ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)によるカバーバージョンが使われています。
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のサントラ

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』はエリオット・ゴールデンサール(Elliot Goldenthal)が音楽を担当しました。
エリオット・ゴールデンサールはアメリカ・ニューヨーク出身の作曲家です。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』と『マイケル・コリンズ』でアカデミー作曲賞ノミネート、『フリーダ』でアカデミー作曲賞を受賞しました。
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』キャスト・スタッフ
監督 | ニール・ジョーダン(Neil Jordan) |
脚本 | アン・ライス(Anne Rice) |
原作 | アン・ライス(Anne Rice) |
製作 | スティーヴン・ウーリー(Stephen Woolley) |
デヴィッド・ゲフィン(David Geffen) | |
音楽 | エリオット・ゴールデンサール(Elliot Goldenthal) |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 1994年11月11日 |
1994年12月10日 | |
上映時間 | 123分 |
レスタト・デ・リオンコート:トム・クルーズ(Tom Cruise)
ルイ・ド・ポワント・デュ・ラック:ブラッド・ピット(Brad Pitt)
ダニエル・マロイ(インタビュアー):クリスチャン・スレーター(Christian Slater)
クローディア:キルスティン・ダンスト(Kirsten Dunst)
アーマンド:アントニオ・バンデラス(Antonio Banderas)
サンティアゴ:スティーヴン・レイ(Stephen Rea)
イヴェット:タンディ・ニュートン(Thandiwe Newton)
マドレーヌ:ドミツィアーナ・ジョルダーノ(Domiziana Giordano)
セントクレア:ライラ・ヘイ・オーウェン(Lyla Hay Owen)
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