『イヴ・サンローラン』(原題:Yves Saint Laurent)は、ファッションデザイナー、イヴ・サンローランの半生を描いた作品です。主に1957年のDior主任デザイナー就任から1976年のロシアン・コレクションまでが描かれています。今作はピエール・ベルジェとイヴ・サンローラン財団が全面的に協力し作らました。
サンローラン役を演じたピエール・ニネは、第40回セザール賞で主演男優賞を受賞しています。
- 『イヴ・サンローラン』の挿入曲
- オープニング
- ヴィクトワールとイヴがダンスをする(地下のバーで歌手が歌う曲)
- ピエールが支援している画家宅でのホームパーティー(パーティーで流れている曲)
- 1965年秋冬コレクション – モンドリアン・ルックの成功、ベティとの出会い
- 1966年 – イヴとピエールがモナコのマケラシュに向かい、ルルと出会う
- マジューンを食べたイヴ達がハイになる
- 1971年春夏コレクション「解放」
- イヴとジャックが出会う(クラブで流れる曲)
- ジャックがホームパーティーでパフォーマンスをする
- イヴがジャックの家で過ごす
- イヴがジャックに連れられゲイクラブに行く
- 1976年秋冬コレクション – バレエ・リュス(ロシア・コレクション)
- エンドクレジット 1曲目
- エンドクレジット 2曲目
- 『イヴ・サンローラン』のサントラ
- 『イヴ・サンローラン』キャスト・スタッフ
『イヴ・サンローラン』の挿入曲
『イヴ・サンローラン』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング
リリース | 2014年:Soundtrack『イヴ・サンローラン』 |
作曲者 | イブラヒム・マーロフ(Ibrahim Maalouf) フランスのトランペット奏者/プロデューサー/編曲者/作曲家、1980年レバノン生まれ。 |
ヴィクトワールとイヴがダンスをする(地下のバーで歌手が歌う曲)
Artist | ブリサ・ロシェ(Brisa Roché) フランス在住のアメリカ人歌手。 |
リリース | 2014年:Soundtrack『イヴ・サンローラン』 |
作曲者 | ブリサ・ロシェ(Brisa Roché) |
ピエールが支援している画家宅でのホームパーティー(パーティーで流れている曲)
Artist | ブリサ・ロシェ(Brisa Roché) フランス在住のアメリカ人歌手。 |
リリース | 2014年:Soundtrack『イヴ・サンローラン』 |
作曲者 | ブリサ・ロシェ(Brisa Roché) |
1965年秋冬コレクション – モンドリアン・ルックの成功、ベティとの出会い
タイム・ハズ・カム・トゥデイ
Artist | チェンバース・ブラザーズ(The Chambers Brothers) アメリカのサイケデリック・ソウル・バンド。 |
リリース | 1967年 |
作曲者 | The Chambers Brothers ジョセフ(Joseph Chambers, 1942-2024) ウィリー・チェンバース(Willie Chambers) |
1966年 – イヴとピエールがモナコのマケラシュに向かい、ルルと出会う
1966年、イブ・サンローラン初のプレタポルテ・ブティック「リヴ・ゴーシュ」をパリにオープン。
プレタポルテ・コレクション発表後、イブとピエールは初めてモロッコに向かいます。
Artist | パトリック・ワトソン(Patrick Watson) 2000年にカナダのモントリオールで結成されたインディー・ロック・バンド。 |
リリース | 2012年 |
作曲者 | Patrick Watson, Robert Kuster, Simon T. Angell, Mikhail Stern |
マジューンを食べたイヴ達がハイになる
Artist | ボスメン(The Bossmen) ロックギタリスト、ディック・ワグナーが中心となって結成されたアメリカのバンド。 |
リリース | 1967年 |
作曲者 | ディック・ワグナー(Dick Wagner, 1942-2014) アメリカのロックギタリスト/ソングライター/作家。 |
1971年春夏コレクション「解放」
Artist | クロマティックス(Chromatics) 2001年にオレゴン州ポートランドで結成されたアメリカのシンセ・ポップバンド。 |
リリース | 2017年 |
作曲者 | ジョン・デイビッド・パジェット(John David Padgett) アメリカの音楽プロデューサー/作曲家/ビジュアルアーティスト、1974年生まれ。 ジョニー・ジュエル(Johnny Jewel)のアーティスト名で活動。アナログ機材のみを使用するマルチ楽器奏者として知られている。 |
イヴとジャックが出会う(クラブで流れる曲)
Artist | エモーションズ(The Emotions) シカゴ出身の3姉妹によるアメリカのガールズ・ソウルグループ。1969年デビュー。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | デヴィッド・ポーター(David Porter) アメリカのソングライター/プロデューサー/歌手/起業家/慈善家、1941年テネシー州メンフィス生まれ。 アイザック・ヘイズと共作した『Soul Man』『Hold On, I’m Comin’』の作曲者として知られる。 |
ジャックがホームパーティーでパフォーマンスをする
歌劇《椿姫》第1幕 – 乾杯の歌 「友よ、さあ飲み明かそう」
作曲者 | ジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Verdi, 1813-1901) イタリアの作曲家。19世紀を代表するロマン派音楽作曲家で「オペラ王」の異名を持つ。 |
初演 | 1853年:フェニーチェ劇場(イタリア・ヴェネツィア) |
Artist | マリア・カラス(Maria Callas) RAI国立交響楽団(Orchestra Sinfonica Nazionale della Rai) ガブリエーレ・サンティーニ(Gabriele Santini) |
『椿姫』は、イタリアの作曲家ヴェルディが1853年に発表したオペラです。高級娼婦ヴィオレッタを主人公とする長編小説に基づき台本が作られ、原題『La traviata』は『堕落した女』を意味します。
ここで使われている 乾杯の歌 「友よ、さあ飲み明かそう」は、第1幕の冒頭、パリ社交界の華ヴィオレッタの館でのパーティーで、彼女に思いを寄せる青年アルフレードが乾杯の音頭をとり高らかに歌い上げるよく知られた人気の曲です。
イヴがジャックの家で過ごす
歌劇《トスカ》第2幕より「歌に生き、恋に生き」
作曲者 | ジャコモ・プッチーニ(Giacomo Puccini, 1858-1924) イタリアの作曲家。19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したイタリア・オペラを代表する作曲家。 |
初演 | 1900年、コスタンツィ劇場(ローマ) |
Artist | マリア・カラス(Maria Callas) ミラノ・スカラ座管弦楽団(Orchestra e Coro del Teatro alla Scala) ヴィクトル・デ・サバタ(Victor de Sabata) |
『トスカ』は、フランスの劇作家ヴィクトリアン・サルドゥ(Victorien Léandre Sardou, 1831-1908)の戯曲をもとに作られた全3幕からなるオペラです。
若き画家カヴァラドッシとその恋人である歌姫トスカの愛と悲劇が描かれた人気の作品です。
イヴがジャックに連れられゲイクラブに行く
Artist | ウィー・ザ・ピープル(We The People) アリゾナ州フェニックス出身のアメリカのソウル・グループ。 |
リリース | 1970年 |
作曲者 | Leonard Michael Lenaburg |
1976年秋冬コレクション – バレエ・リュス(ロシア・コレクション)
歌劇《ラ・ワリー》第1幕 – アリア「さようなら、ふるさとの家よ (ならば?私は遠くへいきましょう)」
作曲者 | アルフレード・カタラーニ(Alfredo Catalani, 1854-1893) トスカーナ出身のイタリアのオペラ作曲家。 |
初演 | 1892年、スカラ座(ミラノ) |
Artist | マリア・カラス(Maria Callas) フィルハーモニア管弦楽団(The Philharmonia Orchestra) トゥリオ・セラフィン(Tullio Serafin) |
アルフレード・カタラーニは、1854年イタリア・トスカーナ生まれの作曲家です。39歳で早世した為、知名度が低く残した作品数も多くはありませんが、この歌劇『ラ・ワリー』は演奏されることが多い人気のあるオペラです。
20世紀を代表するイタリア人指揮者アルトゥーロ・トスカニーニは、カタラーニの熱烈な崇拝者として知られています。トスカニーニは、長女の名をこの歌劇のヒロインにちなんで「Wally」と名付けています。
エンドクレジット 1曲目
リリース | 2014年:Soundtrack『イヴ・サンローラン』 |
作曲者 | イブラヒム・マーロフ(Ibrahim Maalouf) フランスのトランペット奏者/プロデューサー/編曲者/作曲家、1980年レバノン生まれ。 |
エンドクレジット 2曲目
リリース | 2014年:Soundtrack『イヴ・サンローラン』 |
作曲者 | イブラヒム・マーロフ(Ibrahim Maalouf) フランスのトランペット奏者/プロデューサー/編曲者/作曲家、1980年レバノン生まれ。 |
『イヴ・サンローラン』のサントラ

『イヴ・サンローラン』はイブラヒム・マーロフ(Ibrahim Maalouf)が音楽を担当しました。
イブラヒム・マーロフは、トランペッターの父とピアニストの母をフランス系レバノン人のトランペッター/作曲家です。今作や河瀨直美の『光』など、多数の映画音楽を手掛けています。
『イヴ・サンローラン』キャスト・スタッフ
監督 | ジャリル・レスペール(Jalil Lespert) |
脚本 | マリー=ピエール・ユステ(Marie-Pierre Huster) |
ジャリル・レスペール(Jalil Lespert) | |
ジャック・フィエスキ(Jacques Fieschi) | |
ジェレミー・グエズ(Jérémie Guez) | |
ヤン・アペリ(Yann Apperry) | |
原作 | ロランス・ベナイム(Laurence Benaïm) |
製作 | ヤニック・ボロレ(Yannick Bolloré) |
音楽 | イブラヒム・マルーフ(Ibrahim Maalouf) |
配給 | KADOKAWA |
公開 | 2014年1月8日 |
2014年9月6日 | |
上映時間 | 106分 |
イヴ・サン=ローラン:ピエール・ニネ(Pierre Niney)
ピエール・ベルジェ:ギヨーム・ガリエンヌ(Guillaume Gallienne)
ルル・ド・ラ・ファレーズ:ローラ・スメット(Laura Smet )
ベティ・カトルー:マリー・ド・ヴィルパン(Marie de Villepin)
ヴィクトワール・ドゥトルロウ:シャルロット・ルボン(Charlotte Le Bon)
ルシエンヌ・サン=ローラン:マリアンヌ・バスレール(Marianne Basler)
カール・ラガーフェルド:ニコライ・キンスキー(Nikolai Kinski)
ジャック・ド・バシェール:グザヴィエ・ラフィット(Xavier Lafitte)
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