2024年に制作された映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』(原題:The Apprentice)は、実業家/アメリカ大統領ドナルド・トランプの伝記映画です。
第97回アカデミー賞では、ドナルド・トランプを演じたセバスチャン・スタンと、弁護士ロイ・コーンを演じたジェレミー・ストロングがそれぞれノミネートされています。
- 『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』の挿入曲
- オープニング・クレジット(ドナルドがNYの街を歩く)
- ドナルドが車でブルックリン区にあるトランプ・ヴィレッジに向かう
- 兄フレッドがドナルドをバーに連れて行く
- トイレでドナルドがロイに訴訟の相談に乗ってほしいと頼む(ロイが口笛で吹く曲)
- 酔ったドナルドがロイに野望を語る
- トランプが入口で止められたイヴァナを見て助ける(レストランでチェリストが演奏する曲)
- 店を出たイヴァナ達をドナルドが車で送る
- ドナルドがアンディー・ウォーホルと話をする(ロイのホームパーティで流れる曲 1曲目)
- ロイがドナルドに友人達を紹介して回る(パーティで流れる曲 2曲目)
- ロイがスピーチをした後、ドナルドが乱痴気騒ぎにたじろぐ(パーティで流れる曲 3曲目)
- イヴァナが滞在する部屋にたくさんの花が届けられる
- アスペンのコテージでイヴァナがドナルドに野望を語る
- 腐敗したNYについてのニュース映像が流れる(ドナルドはホテル建設を進める)
- イヴァナがドナルドの前でロイが作った婚前契約書を読む
- ドナルドとイヴァナの結婚式
- ドナルドの父フレッドがロイに感謝を述べる
- 結婚式に来た兄フレッドとドナルドが話す
- 年が明け、レーガンの演説が流れる(ドナルドとロイがトランプタワーのプレゼンをしにNY市長を訪れる)
- トランプタワーのオープニングにドナルドとイヴァナが連れ添って現れる
- トランプタワーの完成に駆けつけた父フレッドとドナルドが話す
- ドナルドがアトランティックシティで成功を収める
- 誕生日プレゼントにドナルドからもらったカフスボタンをロイがイヴァナに見せる
- ロイの葬儀/ドナルドが美容手術を受ける(聖歌隊が歌う曲)
- エンドクレジット3曲目
- 『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』のサントラ
- 『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』キャスト・スタッフ
『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』の挿入曲
『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング・クレジット(ドナルドがNYの街を歩く)
Artist | コンシューマーズ(Consumers) アリゾナ州フェニックス出身のアメリカのパンクバンド。ロサンゼルスを拠点とする。 |
リリース | 1995年 |
作曲者 | ポール・B・カトラー(Paul B. Cutler) アメリカのギタリスト/プロデューサー。 |
ドナルドが車でブルックリン区にあるトランプ・ヴィレッジに向かう
Artist | ブルックリン・ドリームス(The Brooklyn Dreams) アメリカのブルーアイドソウル/R&Bトリオ。70年代後半に活躍した。 |
リリース | 1978年 |
作曲者 | ブルックリン・ドリームス ブルース・スダノ(Bruce Sudano) エディ・ホーケンソン(Eddie Hokenson) ジョー・エスポジト(Joe Esposito) |
兄フレッドがドナルドをバーに連れて行く
エル・プレソ
Artist | フルーコ・イ・ス・テソス(Fruko y sus Tesos) 1969年に結成されたコロンビアのサルサグループ。 |
リリース | 1975年 |
作曲者 | アルバロ・ベラスケス・バルカザール(Alvaro Velazquez-Balcazar, 1946-2014) コロンビアのパーカッショニスト/歌手/ソングライター。 |
トイレでドナルドがロイに訴訟の相談に乗ってほしいと頼む(ロイが口笛で吹く曲)
マイ・カントリー・ティズ・オブ・ディー
作曲者 | サミュエル・フランシス・スミス(Samuel Francis Smith, 1808-1895) アメリカのバプテスト教会牧師/ジャーナリスト/作家。 |
『My Country, ‘Tis of Thee』は、アメリカの愛国歌です。
サミュエル・フランシス・スミスが1831年に書いた詩に、イギリスの国歌『国王陛下万歳』(God Save the King)と同じメロディがつけられ作られました。『America』のタイトルでも知られています。
この曲は、『星条旗』(The Star-Spangled Banner)が1931年に公式のアメリカ国歌に採用されるまで、アメリカの国歌として歌われていました。
この後「ロイの葬儀/ドナルドが美容手術を受ける(聖歌隊が歌う曲)」でもこの曲が使われています。
酔ったドナルドがロイに野望を語る
ロック・ユア・ベイビー
Artist | ジョージ・マックレー(George McCrae) アメリカのディスコ/ソウル歌手、1944年生まれ。 ディスコ音楽の代表作のひとつ『ロック・ユア・ベイビー』(1974) のヒットで知られる。 |
リリース | 1974年 |
作曲者 | ハリー ・ウェイン・ケーシー(Harry Wayne Casey) アメリカの音楽プロデューサー/ソングライター/ミュージシャン、1951年フロリダ州オーパ=ロッカ生まれ。KC&ザ・サンシャイン・バンドのリードシンガー。 |
リチャード・フィンチ(Richard Finch) アメリカのソングライター、プロデューサー、アレンジャー、1954年インディアナ州インディアナポリス生まれ。KC&ザ・サンシャイン・バンドの元ベースギタリスト。 |
トランプが入口で止められたイヴァナを見て助ける(レストランでチェリストが演奏する曲)
チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102, No.1 – 第1楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ドイツの作曲家。 ウィーンの古典音楽を最高の発展に導き、ロマン派音楽への道を切り開いた音楽史において極めて重要な作曲家の一人。聴力を失いながらも音楽への情熱を燃やし続け、数々の名曲を生み出したその偉業から日本では「楽聖」として称えられる。 |
作曲年 | 1815年 |
店を出たイヴァナ達をドナルドが車で送る
邦題『誘惑のブギー』
Artist | バカラ(Baccara) 1977年に結成されたスペインのディスコ・デュオ。 デビューシングル『Yes Sir, I Can Boogie』(1977) が世界中で1,600万枚以上の売り上げを記録し国際的な成功を収めた。 |
リリース | 1977年 |
作曲者 | フランク・ドスタル(Frank Dostal, 1945-2017) ドイツのソングライター/音楽プロデューサー。 |
ロルフ・ソヤ(Rolf Soja, 1947-2018) ドイツのソングライター/音楽プロデューサー/アレンジャー。 |
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「イヴァナが滞在する部屋にたくさんの花が届けられる」
「エンドクレジット3曲目」
ドナルドがアンディー・ウォーホルと話をする(ロイのホームパーティで流れる曲 1曲目)
Artist | アダム・サンダース(Adam Saunders) マーク・カズンズ(Mark Cousins) サイモン・ホランド(Simon Holland) |
リリース | 2013年 |
作曲者 | Adam Saunders, Mark Cousins and Simon Holland |
ロイがドナルドに友人達を紹介して回る(パーティで流れる曲 2曲目)
Artist | ロバート・ジョセフ・ウォルシュ(Robert J. Walsh, 1947-2018) アメリカの映画/テレビ音楽作曲家。 |
リリース | 2004年 |
作曲者 | ロバート・ジョセフ・ウォルシュ |
ロイがスピーチをした後、ドナルドが乱痴気騒ぎにたじろぐ(パーティで流れる曲 3曲目)
ゴースト・ライダー
Artist | スーサイド(Suicide) 1970年にニューヨークで結成されたアメリカのロックバンド。 |
リリース | 1977年 |
作曲者 | スーサイド アラン・ベガ(Alan Vega) マーティン・レヴ(Martin Rev) |
イヴァナが滞在する部屋にたくさんの花が届けられる
邦題『誘惑のブギー』
Artist | バカラ(Baccara) 1977年に結成されたスペインのディスコ・デュオ。 |
リリース | 1977年 |
作曲者 | フランク・ドスタル(Frank Dostal, 1945-2017) ロルフ・ソヤ(Rolf Soja, 1947-2018) |
「店を出たイヴァナ達をドナルドが車で送る」でもこの曲が使われていました。
アスペンのコテージでイヴァナがドナルドに野望を語る
夢路より(夢見る人)
作曲者 | スティーブン・フォスター(Stephen Foster, 1826-1864) アメリカの作曲家。 ミンストレル・ショーでの曲を主に書いた19世紀半ばのアメリカを代表する歌曲・作曲家。「アメリカ音楽の父」と称される。 |
出版年 | 1864年 |
腐敗したNYについてのニュース映像が流れる(ドナルドはホテル建設を進める)
邦題『ブギー・マン』
Artist | KC&ザ・サンシャイン・バンド(KC & The Sunshine Band) 1973年にフロリダ州ハイアレアで結成されたアメリカのファンク/R&B/ディスコバンド。 |
リリース | 1977年 |
作曲者 | ハリー ・ウェイン・ケーシー(Harry Wayne Casey) アメリカの音楽プロデューサー/ソングライター/ミュージシャン。KC&ザ・サンシャイン・バンドのリードシンガー。 |
イヴァナがドナルドの前でロイが作った婚前契約書を読む
Artist | ダイアン・ヒルリアン(Diane Hirlian) フランク・サーク(Frank Sark) |
作曲者 | Diane Hirlian and Frank Sark |
ドナルドとイヴァナの結婚式
Artist | アダム・サンダース(Adam Saunders) フランク・シェリー(Frank Shelley) |
リリース | 2013年 |
作曲者 | Adam Saunders and Frank Shelley |
ドナルドの父フレッドがロイに感謝を述べる
Artist | アダム・サンダース(Adam Saunders) フランク・シェリー(Frank Shelley) |
リリース | 2013年 |
作曲者 | Adam Saunders and Frank Shelley |
結婚式に来た兄フレッドとドナルドが話す
ダニー・ボーイ
作曲者 | フレデリック・ウェザリー(Frederic Weatherly, 1848-1929) イギリスの弁護士/作家/作詞家。 |
『ダニー・ボーイ』は、アイルランドに古くから伝わる民謡です。
旅立つ愛する人を見送る心情がつづられています。
イギリス領北アイルランドで事実上の国歌とされている『ロンドンデリーの歌』の旋律にフレデリック・ウェザリーが歌詞をつけ、1913年に発表されました。
年が明け、レーガンの演説が流れる(ドナルドとロイがトランプタワーのプレゼンをしにNY市長を訪れる)
ブルー・マンデー
Artist | ニュー・オーダー(New Order) 1980年に結成されたイギリスのエレクトロニック・ロックバンド。 イアン・カーティスの死で活動停止となったロックバンド「ジョイ・ディヴィジョン」(Joy Division) の残された3人のメンバーによって再編成された。 |
リリース | 1983年 |
作曲者 | ニュー・オーダー バーナード・サムナー(Bernard Sumner) スティーヴン・モリス(Stephen Morris) ジリアン・ギルバート(Gillian Gilbert) ピーター・フック(Peter Hook) |
ニュー・オーダー(New Order)は、イギリスのロックバンド「ジョイ・ディヴィジョン」(Joy Division) を前身とするバンドです。1980年5月18日、初のアメリカツアーの前夜にボーカリストのイアン・カーティスが自死し、「ジョイ・ディヴィジョン」(Joy Division) は活動停止を余儀なくされました。そこで、残された3人のメンバーが話し合いの末結成したのが「ニュー・オーダー」(New Order)です。
『Blue Monday』は、メンバーがイアン・カーティスの死を聞かされた月曜日のことを歌った曲だと言われています。
トランプタワーのオープニングにドナルドとイヴァナが連れ添って現れる
オールウェイズ・オン・マイ・マインド
Artist cover ver. | ペット・ショップ・ボーイズ(Pet Shop Boys) 1981年にロンドンで結成されたイギリスのシンセポップ・デュオ。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | ジョニー・クリストファー(Johnny Christopher) アメリカの歌手/ギタリスト/セッションミュージシャン/ソングライター、1943年ジョージア州アトランタ生まれ。 |
マーク・ジェームズ(Mark James) アメリカのソングライター、1940年生まれ。 | |
ウェイン・カーソン(Wayne Carson, 1943-2015) アメリカのカントリーミュージックのマルチ楽器奏者/ソングライター/プロデューサー。 | |
Original ver. | 1972年:グウェン・マクレエ(Gwen McCrae) アメリカの歌手、1943年フロリダ州ペンサコーラ生まれ。 |
トランプタワーの完成に駆けつけた父フレッドとドナルドが話す
ウェイド・イン・ザ・ウォーター
『Wade in the Water』は、長く歌い継がれてきたアフリカ系アメリカ人の宗教歌です。
この曲は、聖書の出エジプト記を暗示していますが、逃亡する奴隷に犬の追跡を避けるために水の中を歩くよう指示する「暗号歌」とも言われています。
ドナルドがアトランティックシティで成功を収める
ファンタジー・ボーイ
Artist | ニュー・バカラ(New Baccara) スペインのディスコ・デュオ。 スペイン人歌手マリア・メンディオラが、ディスコデュオ「バカラ」(Baccara) を解散後に新しいパートナー、マリサ・ペレスと共に設立。ユーロディスコプロデューサーのルイス・ロドリゲス(Luis Rodriguez)によるプロデュースでラテンアメリカで大きな人気を博した。 |
リリース | 1988年 |
作曲者 | ラインハルト・フランツ(Reinhard Frantz) ドイツのソングライター。 |
リー・スミス(Lee Smith) |
誕生日プレゼントにドナルドからもらったカフスボタンをロイがイヴァナに見せる
チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2 – 第2楽章
作曲者 | フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(Franz Joseph Haydn, 1732-1809) 古典派を代表するオーストリア出身の音楽家。 交響曲・弦楽四重奏曲を数多く作曲しその後の音楽史の発展に大きく貢献したことから「交響曲の父」「弦楽四重奏曲の父」と讃えられる。 |
作曲年 | 1783年 |
ロイの葬儀/ドナルドが美容手術を受ける(聖歌隊が歌う曲)
マイ・カントリー・ティズ・オブ・ディー
作曲者 | サミュエル・フランシス・スミス(Samuel Francis Smith, 1808-1895) アメリカのバプテスト教会牧師/ジャーナリスト/作家。 |
「ドナルドがトイレでロイに訴訟の相談に乗ってほしいと頼む(ロイが口笛で吹く曲)」でもこの曲が使われていました。
エンドクレジット3曲目
邦題『誘惑のブギー』
Artist | バカラ(Baccara) 1977年に結成されたスペインのディスコ・デュオ。 |
リリース | 1977年 |
作曲者 | フランク・ドスタル(Frank Dostal, 1945-2017) ロルフ・ソヤ(Rolf Soja, 1947-2018) |
以下のシーンでもこの曲が使われていました。
「イヴァナが滞在する部屋にたくさんの花が届けられる」
「店を出たイヴァナ達をドナルドが車で送る」
『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』のサントラ
『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』はマーティン・ディルコフ(Martin Dirkov)が音楽を担当しました。
マーティン・ディルコフは、デンマーク出身の作曲家です。『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』で監督をつとめたアリ・アバシ作品の音楽を多数手掛けています。

『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』キャスト・スタッフ
監督 | アリ・アッバシ(Ali Abbasi) |
脚本 | ガブリエル・シャーマン(Gabriel Sherman) |
製作 | アリ・アッバシ(Ali Abbasi) |
ルイス・ティスネ(Louis Tisné) | |
ルース・トレイシー(Ruth Treacy) | |
ジュリアン・フォード(Julianne Forde) | |
ヤコブ・ヤレク(Jacob Jarek) | |
ダニエル・ベーカーマン(Daniel Bekerman) | |
音楽 | マーティン・ディルコフ(Martin Dirkov) |
配給 | キノフィルムズ |
公開 | 2024年10月11日 |
2025年1月17日 | |
上映時間 | 123分 |
ドナルド・トランプ:セバスチャン・スタン(Sebastian Stan)
ロイ・コーン:ジェレミー・ストロング(Jeremy Strong)
フレッド・トランプ:マーティン・ドノヴァン(Martin Donovan)
イヴァナ・トランプ:マリア・バカローヴァ(Maria Bakalova)
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