『ブルックリンでオペラを』の挿入曲とサントラ | 解説付き全曲紹介Filmmusik
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アン・ハサウェイ(Anne Hathaway)

『ブルックリンでオペラを』の挿入曲とサントラ

2023年にアメリカで製作された映画『ブルックリンでオペラを』(原題:She Came To Me)は、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイと『スリー・ビルボード』のピーター・ディンクレイジが夫婦役を演じるラブコメ映画です。

『50歳の恋愛白書』で知られるレベッカ・ミラーが監督・脚本を務めました

『ブルックリンでオペラを』の挿入曲

『ブルックリンでオペラを』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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パーティで歌手が歌う曲 1曲目(オープニング)

Carmen, Act I : Habanera. “L’amour est un oiseau rebelle”
歌劇《カルメン》第1幕 – ハバネラ「恋は野の鳥」
作曲者ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet, 1838-1875)
19世紀フランスの作曲家。
代表作『アルルの女』『美しきパースの娘』『カルメン』
作曲年1875年
初演1875年3月3日、オペラ=コミック座(パリ)

『カルメン』は、フランスの作家プロスペル・メリメ(Prosper Mérimée)の小説をもとにビゼーが作曲したフランス語によるオペラです。ビゼーは、このオペラの初演の3ヶ月後に36歳の若さで急死した為『カルメン』が遺作となってしまいました。

パーティで歌手が歌う曲 2曲目(スティーブンが財団の理事長に挨拶をする)

Rinaldo, HWV 7, Act II Scene 4: Lascia ch’io pianga (Let me Lament)
歌劇《リナルド》 HWV 7 – 第2幕 私を泣かせてください(涙の流れるままに)
作曲者ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(George Frideric Handel, 1685-1759)
イギリスで活躍したドイツ出身の作曲家。
初演1711年、Queen’s Theatre(ロンドン)

テレザが住む家の裏庭で流れる曲(テレザがトランポリンを楽しむ)

Work
Artist
cover ver.
ナッティ・ナット(Natty Nat)
フロリダ出身のヒップホップアーティスト。
リリース2019年
作曲者Natalie Ann Florance and Willie C Poole

舞台で上演されるスティーブのオペラ作品(カトリーナとの出会いに触発された作品)

Tugboat Opera (She Came to Me)
リリース2023年:Soundtrack『ブルックリンでオペラを』
作曲者ブライス・デスナー(Bryce Dessner)
アメリカの作曲家、1976年生まれ。
インディー・ロックバンド「ザ・ナショナル」のギタリスト。
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南北戦争の再現家が集まる会でフィドル奏者が一人で演奏する曲

Battle Cry of Freedom
邦題『自由の喊声』
作曲者ジョージ・フレデリック・ルート(George Frederick Root, 1820-1895)
アメリカの作曲家。『The Battle Cry of Freedom』『Tramp! Tramp! Tramp!』などを書き南北戦争中に人気を博した。
作曲年1862年

『Battle Cry of Freedom』は、アメリカの作曲家ジョージ・フレデリック・ルートが南北戦争中に書いた歌です。
エイブラハム・リンカーンがアメリカ合衆国大統領選挙のキャンペーンソングに使用したことで人気となり、当時でも70万部以上の楽譜が流通したと言われています。

船の中でカトリーヌがハミングし、スティーブンの伴奏で皆が歌う曲

婚姻届を出す為にジュリアンとテレザを乗せデラウェア州に向かうシーン

Keep on the Sunny Side
作曲者エイダ・ブレンクホーン(Ada J. Blenkhorn, 1858-1927)
カナダ系アメリカ人の賛美歌作家。
J. ハワード・エントウィッスル(J. Howard Entwisle, 1865-1901)
アメリカのソングライター。
作曲年1899年
Original ver.1928年:カーター・ファミリー(The Carter Family)
1927年に結成されたアメリカ初のカントリー・グループ。A.P.カーターと妻のサラ、その義姉メイベルの3人で活動を開始。白人だけのバンドの元祖ともいわれる。

エイダ・ブレンクホーンの甥には障害があり、いつも車椅子を日当たりの良い側にしてもらうことを望んでいたそうです。
『Keep on the Sunny Side』は、甥のその言葉に触発され作られた讃美歌です。

舞台で上演されるスティーブのオペラ作品(ジュリアンとテレザに触発された作品)

ジュリアンとテレザの船上結婚式シーンでもこの曲が使われています。

Alien Opera (Hurry, Hurry)
リリース2023年:Soundtrack『ブルックリンでオペラを』
作曲者ブライス・デスナー(Bryce Dessner)
アメリカの作曲家、1976年生まれ。
インディー・ロックバンド「ザ・ナショナル」のギタリスト。

エンドクレジット 1曲目

Addicted to Romance
ArtistBruce Springsteen and Patti Scialfa
ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)
アメリカのロックシンガー/ソングライター/ギタリスト、1949年ニュージャージー州ロングブランチ生まれ。アメリカのロック界を代表する国民的アーティストで「ボス」の愛称で呼ばれる。
代表曲『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』
パティ・スキャルファ(Patti Scialfa)
アメリカのシンガーソングライター/ギタリスト、1953年ニュージャージー州ディール生まれ。ブルース・スプリングスティーンのバック演奏を務める「Eストリート・バンド」のメンバー。ブルース・スプリングスティーンの妻。
リリース2023年:Soundtrack『ブルックリンでオペラを』
作曲者ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)
パティ・スキャルファ(Patti Scialfa)

『Addicted to Romance』は、映画『ブルックリンでオペラを』の主題歌です。

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『ブルックリンでオペラを』のサントラ

『ブルックリンでオペラを』は、ブライス・デスナー(Bryce Dessner)が音楽を担当しました。ブライス・デスナーは、アメリカ・オハイオ州シンシナティ出身の作曲家/ギタリストです。ロックバンド、ザ・ナショナルのメンバーとしても知られています。

クラシック音楽の作曲家や映画音楽作曲家としても精力的に活動し、『2人のローマ教皇』や『シラノ』の音楽を手掛けました。

『ブルックリンでオペラを』キャスト・スタッフ

監督レベッカ・ミラー(Rebecca Miller)
脚本レベッカ・ミラー(Rebecca Miller)
製作デイモン・カーダシス(Damon Cardasis)
パメラ・コフラー(Pamela Koffler)
クリスティーン・ヴァション(Christine Vachon)
レベッカ・ミラー(Rebecca Miller)
レン・ブラバトニク(Len Blavatnik)
アン・ハサウェイ(Anne Hathaway)
音楽ブライス・デスナー(Bryce Dessner)
配給ヴァーティカル・エンターテインメント
公開 2023年10月6日
2024年4月5日
上映時間102分

Steven Lauddem:ピーター・ディンクレイジ(Peter Dinklage)
Patricia Jessup-Lauddem:アン・ハサウェイ(Anne Hathaway)
Katrina Trento:マリサ・トメイ(Marisa Tomei)
Julian Jessup:エヴァン・エリンソン(Evan Ellison)
Tereza Szyskowski:ハーロー・ジェーン(Harlow Jane)
Magdalena Szyskowski:ヨアンナ・クーリク(Joanna Kulig)
Trey Ruffa:ブライアン・ダーシー・ジェームズ(Brian d’Arcy James)
Susan Shaw:ジュディ・ゴールド(Judy Gold)
Duftin Haverford:グレッグ・エデルマン(Gregg Edelman)
Anton Gatner:アスロック・メータ(Aalok Mehta)
Carl:クリス・ゲサード(Chris Gethard)
Aunt Moxie:デイル・ソウルズ(Dale Soules)
Elodie:ジェン・ポントン(Jen Ponton)

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