1970年、アメリカで制作された映画『ある愛の詩』(原題:Love Story)は、身分違いの愛を描いた恋愛映画です。ライアン・オニールとアリ・マッグローが主演をつとめ、第43回アカデミー賞では作品賞・監督賞を含む6部門にノミネートされ、作曲賞を受賞しました。
原作はエリック・シーガルの『ラブ・ストーリー』です。
『ある愛の詩』の挿入曲
『ある愛の詩』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニングタイトル
邦題『ある愛の詩』
Artist | フランシス・レイ・オーケストラ(Francis Lai & His Orchestra) |
リリース | 1970年:Soundtrack『ある愛の詩』 |
作曲者 | フランシス・レイ(Francis Lai) フランス・ニース出身のイタリア系フランス人作曲家。 代表作『男と女』『愛と哀しみのボレロ』『白い恋人たち』 |
『Love Story』は、映画『ある愛の詩』のテーマ曲です。映画音楽を担当したフランスの作曲家フランシス・レイが作りました。
ジェニーがいる女子寮の受付で流れている曲
(アイ・ラヴ・ユー・フィル)
Artist | フランシス・レイ・オーケストラ(Francis Lai & His Orchestra) |
リリース | 1970年:Soundtrack『ある愛の詩』 |
作曲者 | フランシス・レイ(Francis Lai) フランス・ニース出身のイタリア系フランス人作曲家。 代表作『男と女』『愛と哀しみのボレロ』『白い恋人たち』 |
オリバーの勉強中にジェニーが聴いている曲
『フルート・ソナタ ヘ長調 K.13』より、第1楽章
作曲者 | ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756 -1791) 18世紀古典派を代表するオーストリアの作曲家。 幼い頃から並外れた音楽の才能を示し「神童」と呼ばれる。 5歳ですでに作曲を始め35歳の若さで亡くなるまで600を超える作品を作る。オペラ、協奏曲、交響曲、室内楽、器楽曲などあらゆるジャンルにわたり名作を残し西洋音楽に大きな影響を与えた。 ハイドン、ベートーヴェンと並んで古典派の音楽を形成した3大ウィーン古典派の1人に数えられる。 |
作曲年 | 1764年頃(モーツァルト8歳の時の作品と言われています。) |
雪だるまを作ったり走り回ったりと、二人が楽しい時間を過ごす
邦題『雪の中の戯れ』
Artist | フランシス・レイ・オーケストラ(Francis Lai & His Orchestra) |
リリース | 1970年:Soundtrack『ある愛の詩』 |
作曲者 | フランシス・レイ(Francis Lai) フランス・ニース出身のイタリア系フランス人作曲家。 代表作『男と女』『愛と哀しみのボレロ』『白い恋人たち』 |
ジェニーが出演するコンサートの演目
オリバーがジェニーのコンサートを鑑賞するシーン
チェンバロ協奏曲第3番 ニ長調 BWV1054』より第3楽章
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。 宗教音楽や器楽曲など幅広いジャンルで多くの傑作を残し、西洋音楽の歴史の中で最も偉大な作曲家の一人と評される。 |
作曲年 | 1738年から1742年頃 |
この曲の原曲は、バッハの『ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV 1042』です。
オリバーとジェニーの新婚生活
(ボゾ・バーレット)
Artist | フランシス・レイ・オーケストラ(Francis Lai & His Orchestra) |
リリース | 1970年:Soundtrack『ある愛の詩』 |
作曲者 | フランシス・レイ(Francis Lai) フランス・ニース出身のイタリア系フランス人作曲家。 代表作『男と女』『愛と哀しみのボレロ』『白い恋人たち』 |
オリバーの態度に腹を立て家を飛び出したジェニーをオリバーが探し回る
オリバーの父親の「60歳誕生日食事会」の招待状が自宅に届き、ジェニーが欠席を伝えるため父親に電話をかけるシーン
邦題『ジェニーを探せ』
Artist | フランシス・レイ・オーケストラ(Francis Lai & His Orchestra) |
リリース | 1970年:Soundtrack『ある愛の詩』 |
作曲者 | フランシス・レイ(Francis Lai) フランス・ニース出身のイタリア系フランス人作曲家。 代表作『男と女』『愛と哀しみのボレロ』『白い恋人たち』 |
オリバーがツリーを売る仕事をする 1曲目
オリバーが女性客に声をかけられるシーン
邦題『きよしこの夜』
作曲者 | フランツ・クサーヴァー・グルーバー(Franz Xaver Gruber, 1787-1863) オーストリアの小学校教師/教会オルガン奏者。 |
ヨーゼフ・モール(Joseph Mohr, 1792-1848) オーストリアのローマカトリックの司祭。 | |
作曲年 | 1818年 |
『Silent Night』は、1818年のクリスマスイブにザルツブルク近郊オーベルンドルフ村の聖ニコラウス教会で初演されたクリスマスキャロルです。日本では、1909年の『讃美歌』第2編に初めて収録され、『きよしこの夜』の邦題で知られています。
オリバーがツリーを売る仕事をする 2曲目
オリバーが店から客の車まで、もみの木を運ぶシーン
(クリスマス・ツリー)
Artist | フランシス・レイ・オーケストラ(Francis Lai & His Orchestra) |
リリース | 1970年:Soundtrack『ある愛の詩』 |
作曲者 | フランシス・レイ(Francis Lai) フランス・ニース出身のイタリア系フランス人作曲家。 代表作『男と女』『愛と哀しみのボレロ』『白い恋人たち』 |
オリバーがツリーを売る仕事をする 3曲目
オリバーがもみの木を客の車の中に運び込み金を受け取るシーン。
邦題『もろびとこぞりて』
作曲者 | アイザック・ウォッツ(Isaac Watts, 1674-1748) イギリスの牧師/讃美歌作家。1707年にイギリス最初の創作讃美歌集を出版し、生涯で600篇以上の讃美歌を作った。「イギリス讃美歌の父」と呼ばれる。 |
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(George Frideric Handel, 1685-1759) イギリスで活躍したドイツ出身のバロック作曲家。 ハンブルクでオルガニスト/オペラ作曲家として活動した後、メディチ家の招きでイタリアに渡りイタリア・オペラを学び成功を収める。その後イギリスで王室音楽アカデミーの中心人物として活躍し1727年にイギリスに帰化。きらびやかで華やかなオルガン協奏曲で聴衆を喜ばせ、英語によるオラトリオ『メサイア』などの名作を作曲し英国の教会音楽に新しいスタイルを導入した。 | |
作曲年 | 1719年 |
『Joy to the World』は、アイザック・ワッツによって書かれたイギリスのクリスマスキャロルです。
ジェニーの指導で少年達が歌う曲
邦題『エサイの根より』
作曲者 | ミヒャエル・プレトリウス(Michael Praetorius, 1571-1621) ドイツの作曲家/オルガニスト/音楽理論家。 |
作曲年 | 1609年 |
『Lo! A Fair Rose is Blooming』は、ドイツ語文化圏のクリスマスキャロル『Es ist ein Ros entsprungen』を英語に翻訳したもので、アドベントで歌われる人気のある曲です。
『Lo, how a rose e’er blooming』『A Spotless Rose』『Behold a Rose of Judah』のタイトルでも知られています。
医師からジェニーの病名を告知されたオリバーが歩いて自宅に戻る
邦題『家路はるか』
Artist | フランシス・レイ・オーケストラ(Francis Lai & His Orchestra) |
リリース | 1970年:Soundtrack『ある愛の詩』 |
作曲者 | フランシス・レイ(Francis Lai) フランス・ニース出身のイタリア系フランス人作曲家。 代表作『男と女』『愛と哀しみのボレロ』『白い恋人たち』 |
スケートをするオリバーをジェニーが見つめる
二人がタクシーに乗り病院に到着するまで流れています。
邦題『セントラル・パークにて』
Artist | フランシス・レイ・オーケストラ(Francis Lai & His Orchestra) |
リリース | 1970年:Soundtrack『ある愛の詩』 |
作曲者 | フランシス・レイ(Francis Lai) フランス・ニース出身のイタリア系フランス人作曲家。 代表作『男と女』『愛と哀しみのボレロ』『白い恋人たち』 |
エンディング & エンドクレジット
邦題『ある愛の詩 ~フィナーレ』
Artist | フランシス・レイ・オーケストラ(Francis Lai & His Orchestra) |
リリース | 1970年:Soundtrack『ある愛の詩』 |
作曲者 | フランシス・レイ(Francis Lai) フランス・ニース出身のイタリア系フランス人作曲家。 代表作『男と女』『愛と哀しみのボレロ』『白い恋人たち』 |
『ある愛の詩』のサントラ
『ある愛の詩』はフランシス・レイ(Francis Lai)が音楽を担当しました。フランシス・レイは、フランス出身の作曲家です。クロード・ルルーシュ監督映画の音楽を数多く手掛けました。『愛と哀しみのボレロ』や『美しすぎて』の音楽でも知られています。
『ある愛の詩』キャスト・スタッフ
監督 | アーサー・ヒラー(Arthur Hiller) |
脚本 | エリック・シーガル(Erich Segal) |
原作 | エリック・シーガル(Erich Segal) |
製作 | ハワード・ミンスキー(Howard G. Minsky) |
音楽 | フランシス・レイ(Francis Lai) |
配給 | CIC |
公開 | 1970年12月16日 |
1971年3月6日 | |
上映時間 | 99分 |

ジェニー・カヴァレリ:アリ・マッグロー(Ali MacGraw )
オリバー・バレット4世:ライアン・オニール(Ryan O’Neal)
フィル・カヴァレリ:ジョン・マーリー(John Marley)
オリバー・バレット3世:レイ・ミランド(Ray Milland)
トンプソン学部長:ラッセル・ナイプ(Russell Nype)
バレット夫人:キャサリン・バルフォー(Katharine Balfour)
シェイプリー医師:シドニー・ウォーカー(Sydney Walker)
アディソン医師:ロバート・モディカ(Robert Modica)
レイ・ストラットン:ウォーカー・ダニエルズ(Walker Daniels)
ハンク・シンプソン:トミー・リー・ジョーンズ(Tommy Lee Jones)
スティーブ:ジョン・メレンスキー(John Merensky)
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