1996年にオーストラリアで制作された映画『シャイン』(原題:Shine)は、実在のピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴットの半生を描いた伝記映画です。スコット・ヒックスが監督を務め、ジェフリー・ラッシュが成人後のヘルフゴットを演じました。
第69回アカデミー賞では作品賞・作曲賞を含む7部門にノミネートされ、ジェフリー・ラッシュが主演男優賞を受賞しました。
- 『シャイン』の挿入曲
- ピーター(父親)に付き添われてコンクールに出場するデイヴィッドがステージでガタついたピアノを演奏する
- チェスの途中でピーターがレコードを流し始めデイヴィッドに良く聴くよう伝える
- ローゼンがデイヴィッドの演奏について話している最中に姉がピアノを弾き始め、ピーターがやめるよう注意する
- デイヴィッドが夜中に1人でピアノを弾き、様子を見に来たピーターに「この曲を教えてほしい」と頼む(デイヴィッドが演奏する曲)
- ピーターが子供達と町で空き瓶を集めて回り、庭で薪割りをして力比べをする
- ソ連友好協会に集まった聴衆を前にデイヴィッドがピアノを演奏する
- アメリカ留学のホストファミリーから送られてきた手紙をデイヴィッドが家族に読んで聞かせる(姉妹の部屋で流れる曲)
- デイヴィッドがロンドン王立音楽学校でパークス教授からレッスンを受け、力一杯大胆に演奏するよう指導される
- 大学の悪友たちが入金日にデイヴィッドをバーに連れて行き酒を飲む(バーでダンサーが踊る曲)
- デイヴィッドがコンペティションの最終選考でラフマニノフの第3番を演奏したいとパークス教授に相談する(別の練習室から聞こえて来る曲)
- パークス教授がデイヴィッドを学校の倉庫に連れて行きリストのデスマスクやラフマニノフの手形を触らせる
- 最終選考にむけてレッスンを受け、練習に励む(デイヴィッドが弾く曲)
- コンペティションの最終選考でデイヴィッドがオーケストラと一緒に演奏する
- デイヴィッドがグレンデール精神科病院で窓の外を見つめたり楽器室を外から眺めたりとピアノから離れた生活を過ごす
- デイヴィッドがベリルに引き取られグレンデール精神科病院を退院する
- デイヴィッドがベリルの家を出ることになり、新しく用意された部屋でピアノを弾き続ける
- ピアノに鍵をかけられ家の外に出されたデイヴィッドが雨の中行くあてもなく走り続ける
- バー「Moby’s」にデイヴィッドが楽譜を抱えて現れ、店のピアノを演奏し出す
- デイヴィッドが「Moby’s」でピアニストとして働くようになる
- ギリアンがシルヴィアの家に車で訪れる(遊びに来ていたデイヴィッドが部屋で流す曲)
- シルヴィアの家の庭でデイヴィッドがトランポリンをする(デイヴィッドがヘッドフォンで聴く曲)
- ギリアンが「Moby’s」でデイヴィッドの演奏を聴く(デイヴィッドが演奏する曲)
- デイヴィッドとギリアンがロジャー・ウッドワードのリサイタルに行く(ロジャーが演奏する曲)
- デイヴィッドと別れ自宅に戻ったギリアンがデイヴィッドのことを占う
- デイヴィッドとギリアンが結婚する(パーティでデイヴィッドが演奏する曲)
- デイヴィッドのリサイタルが開催される(デイヴィッドが演奏する曲)
- エンディング&エンドクレジット
- 『シャイン』のサントラ
- 『シャイン』キャスト・スタッフ
『シャイン』の挿入曲
『シャイン』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
ピーター(父親)に付き添われてコンクールに出場するデイヴィッドがステージでガタついたピアノを演奏する
ポロネーズ第6番 変イ長調「英雄」 Op. 53
作曲者 | フレデリック・ショパン(Frédéric Chopin, 1810-1949) ポーランド出身の作曲家/ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト。 ピアノ独奏曲を数多く残し「ピアノの詩人」と称される。 |
作曲年 | 1842年 |
Artist | リッキー・エドワーズ(Ricky Edwards) オーストラリア生まれの作曲家/ミュージシャン。 6歳でピアノを始め、15歳でタスマニア交響楽団のフレンチホルン奏者として活動を始める。タスマニア大学でピアノを専攻し音楽学士号を取得。1996年から映画/テレビ番組の音楽を手掛け、映画『シャイン』(1995)のサウンドトラックではソリスト/指揮者をつとめた。 |
チェスの途中でピーターがレコードを流し始めデイヴィッドに良く聴くよう伝える
(コンクールの審査員だったローゼンが自宅に現れるシーン)
ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op. 30 – 第1楽章
作曲者 | セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff, 1873-1943) ロシア帝国出身の作曲家/ピアニスト/指揮者。 ロシア革命後、母国を離れヨーロッパ、アメリカで主にピアニストとして活動し亡命生活を送る。19世紀末から20世紀初頭にかけて最も活躍したヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして知られ、作曲とピアノ演奏の両面で大きな成功を収めた。 |
作曲年 | 1909年 |
Artist | デイヴィッド・ヘルフゴット(David Helfgott) オーストラリアのピアニスト、1947年生まれ。 ポーランド系ユダヤ人の両親のもとメルボルンで生まれ、6歳からピアノを学ぶ。19歳の時に奨学金を得てロンドンの王立音楽大学に渡り、シリル・スミスにピアノを師事。ロンドン滞在中に統合失調症の症状が現れ始め、オーストラリアに戻ってからは精神科の治療を受けるようになる。映画『シャイン』のモデルとなったことでも知られる。 |
『ピアノ協奏曲第3番』は、この後も様々なシーンで使われています。
ローゼンがデイヴィッドの演奏について話している最中に姉がピアノを弾き始め、ピーターがやめるよう注意する
24の前奏曲 Op.28 – 第15番 変ニ長調「雨だれ」
作曲者 | フレデリック・ショパン(Frédéric Chopin, 1810-1849) ポーランド出身の作曲家/ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト。 ピアノ独奏曲を数多く残し「ピアノの詩人」と称される。 |
作曲年 | 1909年 |
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「ソ連友好協会に集まった聴衆を前にデイヴィッドがピアノを演奏する」
「デイヴィッドがグレンデール精神科病院で窓の外を見つめたり楽器室を外から眺めたりとピアノから離れた生活を過ごす」
デイヴィッドが夜中に1人でピアノを弾き、様子を見に来たピーターに「この曲を教えてほしい」と頼む(デイヴィッドが演奏する曲)
ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op. 30 – 第1楽章
作曲者 | セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff, 1873-1943) ロシア帝国出身の作曲家/ピアニスト/指揮者。 ロシア革命後、母国を離れヨーロッパ、アメリカで主にピアニストとして活動し亡命生活を送る。19世紀末から20世紀初頭にかけて最も活躍したヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして知られ、作曲とピアノ演奏の両面で大きな成功を収めた。 |
作曲年 | 1909年 |
ここでは、作曲者セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff)による演奏を紹介します。
ピーターが子供達と町で空き瓶を集めて回り、庭で薪割りをして力比べをする
子供の情景 Op. 15 – 第10曲 むきになって
作曲者 | ロベルト・シューマン(Robert Schumann, 1810-1856) ドイツの作曲家/ピアニスト/音楽評論家。 交響曲から合唱曲まで幅広い分野で作品を残し、特にピアノ曲と歌曲で高評価を得る19世紀のドイツロマン派を代表する作曲家。 |
作曲年 | 1838年 |
Artist | ヴィルヘルム・ケンプ(Wilhelm Kempff, 1895-1991) ドイツのピアニスト/作曲家/教育者。 ドイツ古典派/ロマン派の作品を得意のレパートリーとし、60年余りの演奏活動中に膨大な数の録音を遺した。音楽史上最も偉大なピアニストの1人であると考えられている。 |
ソ連友好協会に集まった聴衆を前にデイヴィッドがピアノを演奏する
(米国留学資金集めパーティから戻った夜、ピーターがデイヴィッドの記事を貼り付けたスクラップブックを1人で眺めるシーンからこの曲が流れています。)
24の前奏曲 Op.28 – 第15番 変ニ長調「雨だれ」
作曲者 | フレデリック・ショパン(Frédéric Chopin, 1810-1849) ポーランド出身の作曲家/ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト。 ピアノ独奏曲を数多く残し「ピアノの詩人」と称される。 |
作曲年 | 1909年 |
「ローゼンがデイヴィッドの演奏について話している最中に姉がピアノを弾き始め、ピーターがやめるよう注意する」でもこの曲が使われていました。
アメリカ留学のホストファミリーから送られてきた手紙をデイヴィッドが家族に読んで聞かせる(姉妹の部屋で流れる曲)
(ピーターがデイヴィッドから手紙を取り上げ燃やしてしまうシーン)
Artist | ジョニー・オキーフ(Johnny O’Keefe, 1935-1978) オーストラリアのロックンロール歌手。 オーストラリアのロックミュージックのパイオニアとして知られる。 |
リリース | 1959年 |
作曲者 | ジョニー・オキーフ |
デイヴィッドがロンドン王立音楽学校でパークス教授からレッスンを受け、力一杯大胆に演奏するよう指導される
パガニーニによる大練習曲 S141/R3b – 第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネッラ(鐘)」
作曲者 | フランツ・リスト(Franz Liszt, 1811-1886) ハンガリーの作曲家/ピアニスト/指揮者。19世紀を代表するヴィルトゥオーソの1人。 |
作曲年 | 1851年 |
『ラ・カンパネッラ』は、イタリアの名ヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニ(Niccolò Paganini, 1782-1840)の『ヴァイオリン協奏曲第2番 ロ短調 – 第3楽章』の主題を編曲して書かれたピアノ作品です。
この後「デイヴィッドのリサイタルが開催される(デイヴィッドが演奏する曲)」でもこの曲が使われています。
大学の悪友たちが入金日にデイヴィッドをバーに連れて行き酒を飲む(バーでダンサーが踊る曲)
邦題『僕はあなたに首ったけ』
Artist | ザ・トロッグス(The Troggs) 1964年に結成されたブリティッシュ・ビート・バンド。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | レッグ・プレスリー(Reg Presley, 1941-2013) イギリスのシンガーソングライター。ブリティッシュビートバンド「ザ・トロッグス」(The Troggs) のリードシンガー。 |
デイヴィッドがコンペティションの最終選考でラフマニノフの第3番を演奏したいとパークス教授に相談する(別の練習室から聞こえて来る曲)
チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104, B.191 – 第3楽章
作曲者 | アントニン・ドヴォルザーク(Antonín Dvorák, 1841-1904) 後期ロマン派のチェコの作曲家。 ボヘミアの民俗色豊かな作品を数多く作り19世紀後半に国際的名声を博した。チェコ国民楽派を代表する作曲家の一人。 |
作曲年 | 1894年-1895年 |
パークス教授がデイヴィッドを学校の倉庫に連れて行きリストのデスマスクやラフマニノフの手形を触らせる
(デイヴィッドがキャサリンの死を知った後のシーン)
オーボエ協奏曲 ニ短調 – 第2楽章
作曲者 | アレッサンドロ・マルチェッロ(Alessandro Marcello, 1669-1747) イタリアの作曲家/数学者/哲学者。 |
作曲年 | 1700年初頭 |
『オーボエ協奏曲 ニ短調』は、ドイツの作曲家バッハによってチェンバロ独奏曲に編曲(Concerto in D Minor, BWV 974 – II. Adagio )され、以降様々な楽器で演奏されるようになりました。
最終選考にむけてレッスンを受け、練習に励む(デイヴィッドが弾く曲)
ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op. 30 – 第1楽章
作曲者 | セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff, 1873-1943) ロシア帝国出身の作曲家/ピアニスト/指揮者。 ロシア革命後、母国を離れヨーロッパ、アメリカで主にピアニストとして活動し亡命生活を送る。19世紀末から20世紀初頭にかけて最も活躍したヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして知られ、作曲とピアノ演奏の両面で大きな成功を収めた。 |
作曲年 | 1909年 |
映画『シャイン』では、『ピアノ協奏曲第3番』が以下のシーンで最初に使われていました。
「チェスの途中で父ピーターがレコードを流し始めデイヴィッドに良く聴くよう伝える」
コンペティションの最終選考でデイヴィッドがオーケストラと一緒に演奏する
ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op. 30
作曲者 | セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff, 1873-1943) ロシア帝国出身の作曲家/ピアニスト/指揮者。 ロシア革命後、母国を離れヨーロッパ、アメリカで主にピアニストとして活動し亡命生活を送る。19世紀末から20世紀初頭にかけて最も活躍したヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして知られ、作曲とピアノ演奏の両面で大きな成功を収めた。 |
作曲年 | 1909年 |
映画『シャイン』では、『ピアノ協奏曲第3番』が以下のシーンで最初に使われていました。
「チェスの途中で父ピーターがレコードを流し始めデイヴィッドに良く聴くよう伝える」
デイヴィッドがグレンデール精神科病院で窓の外を見つめたり楽器室を外から眺めたりとピアノから離れた生活を過ごす
24の前奏曲 Op.28 – 第15番 変ニ長調「雨だれ」
作曲者 | フレデリック・ショパン(Frédéric Chopin, 1810-1849) ポーランド出身の作曲家/ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト。 ピアノ独奏曲を数多く残し「ピアノの詩人」と称される。 |
作曲年 | 1909年 |
「ローゼンがデイヴィッドの演奏について話している最中に姉がピアノを弾き始め、ピーターがやめるよう注意する」でもこの曲が使われていました。
デイヴィッドがベリルに引き取られグレンデール精神科病院を退院する
(デイヴィッドがベリルの自宅で暮らすシーン)
グローリア ニ長調 RV 589 – 第1曲「いと高きにある神に栄光あれ」
作曲者 | アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741) バロック音楽を代表するイタリアの作曲家。 |
デイヴィッドがベリルの家を出ることになり、新しく用意された部屋でピアノを弾き続ける
19のハンガリー狂詩曲 S244/R106 – 第2番 嬰ハ短調
作曲者 | フランツ・リスト(Franz Liszt, 1811-1886) ハンガリーの作曲家/ピアニスト/指揮者。19世紀を代表するヴィルトゥオーソの1人。 |
出版年 | 1853年 |
ピアノに鍵をかけられ家の外に出されたデイヴィッドが雨の中行くあてもなく走り続ける
幻想的小品集 Op. 3 – 第2曲 前奏曲 嬰ハ短調「鐘」
作曲者 | セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff, 1873-1943) ロシア帝国出身の作曲家/ピアニスト/指揮者。 ロシア革命後、母国を離れヨーロッパ、アメリカで主にピアニストとして活動し亡命生活を送る。19世紀末から20世紀初頭にかけて最も活躍したヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして知られ、作曲とピアノ演奏の両面で大きな成功を収めた。 |
作曲年 | 1892年 |
バー「Moby’s」にデイヴィッドが楽譜を抱えて現れ、店のピアノを演奏し出す
歌劇《皇帝サルタンの物語》Op.57 第3幕より『熊蜂の飛行』
作曲者 | ニコライ・リムスキー=コルサコフ(Nikolai Rimsky-Korsakov, 1844-1908) ロシアの作曲家。 19世紀後半のロシアで民族主義的な芸術音楽の創造を志向した作曲家集団「ロシア5人組」の一人。 |
編曲者 | セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff, 1873-1943) ロシア帝国出身の作曲家/ピアニスト/指揮者。 |
『熊蜂の飛行』は、ロシアの作曲家リムスキー=コルサコフが1900年に作った歌劇『サルタン皇帝』の第3幕で演奏される間奏曲です。魔法の力で蜂に変身した主人公の王子が、都へ飛んでいく場面と、悪役を襲う場面で演奏されます。
熊蜂の羽音を模倣し、めまぐるしく飛び回る様子が表現されている曲です。演奏者のテクニックが必要とされる難曲で様々な楽器の独奏用などに編曲されています。
デイヴィッドが「Moby’s」でピアニストとして働くようになる
(ピーターがデイヴィッドの新聞記事を見るシーン)
ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op. 30 – 第1楽章
作曲者 | セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff, 1873-1943) ロシア帝国出身の作曲家/ピアニスト/指揮者。 |
作曲年 | 1909年 |
映画『シャイン』では、『ピアノ協奏曲第3番』が以下のシーンで最初に使われていました。
「チェスの途中で父ピーターがレコードを流し始めデイヴィッドに良く聴くよう伝える」
ギリアンがシルヴィアの家に車で訪れる(遊びに来ていたデイヴィッドが部屋で流す曲)
交響曲第9番 ニ短調「合唱付き」 Op.125 – 第4楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ドイツの作曲家。ウィーンの古典音楽を最高の発展に導き、ロマン派音楽への道を切り開いた音楽史において極めて重要な作曲家の一人。聴力を失いながらも音楽への情熱を燃やし続け、数々の名曲を生み出したその偉業から日本では「楽聖」として称えられる。 |
作曲年 | 1824年 |
シルヴィアの家の庭でデイヴィッドがトランポリンをする(デイヴィッドがヘッドフォンで聴く曲)
まことの安らぎはこの世にはなく RV 630 – アリア「まことの安らぎはこの世にはなく」
作曲者 | アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741) バロック音楽を代表するイタリアの作曲家。 |
作曲年 | 1713年 – 1719年 |
Artist | ジェーン・エドワーズ(Jane Edwards) オーストラリアのソプラノ歌手。 |
ジェフリー・ランカスター(Geoffrey Lancaster) オーストラリアのピアニスト/指揮者、1954年シドニー生まれ。 | |
ジェラルド・クーネマン(Gerald Keuneman) オーストラリアのチェリスト。 |
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「デイヴィッドと別れ自宅に戻ったギリアンがデイヴィッドのことを占う」
「エンディング&エンドクレジット」
ギリアンが「Moby’s」でデイヴィッドの演奏を聴く(デイヴィッドが演奏する曲)
3つの演奏会用練習曲 S144/R5 – 第3番 変ニ長調「ため息」
作曲者 | フランツ・リスト(Franz Liszt, 1811-1886) ハンガリーの作曲家/ピアニスト/指揮者。19世紀を代表するヴィルトゥオーソの1人。 |
作曲年 | 1845年 – 1849年 |
デイヴィッドとギリアンがロジャー・ウッドワードのリサイタルに行く(ロジャーが演奏する曲)
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調「熱情」 Op. 57 – 第3楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ドイツの作曲家。ウィーンの古典音楽を最高の発展に導き、ロマン派音楽への道を切り開いた音楽史において極めて重要な作曲家の一人。聴力を失いながらも音楽への情熱を燃やし続け、数々の名曲を生み出したその偉業から日本では「楽聖」として称えられる。 |
作曲年 | 1804年 – 1806年 |
デイヴィッドと別れ自宅に戻ったギリアンがデイヴィッドのことを占う
まことの安らぎはこの世にはなく RV 630 – アリア「まことの安らぎはこの世にはなく」
作曲者 | アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741) バロック音楽を代表するイタリアの作曲家。 |
作曲年 | 1713年 – 1719年 |
Artist | ジェーン・エドワーズ(Jane Edwards) ジェフリー・ランカスター(Geoffrey Lancaster) ジェラルド・クーネマン(Gerald Keuneman) |
「シルヴィアの家の庭でデイヴィッドがトランポリンをする(デイヴィッドがヘッドフォンで聴く曲)」でもこの曲が使われていました。
デイヴィッドとギリアンが結婚する(パーティでデイヴィッドが演奏する曲)
フニクリ・フニクラ
作曲者 | ルイージ・デンツァ(Luigi Denza, 1846-1922) イタリア出身の作曲家。 |
作曲年 | 1880年 |
デイヴィッドのリサイタルが開催される(デイヴィッドが演奏する曲)
パガニーニによる大練習曲 S141/R3b – 第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネッラ(鐘)」
作曲者 | フランツ・リスト(Franz Liszt, 1811-1886) ハンガリーの作曲家/ピアニスト/指揮者。19世紀を代表するヴィルトゥオーソの1人。 |
作曲年 | 1851年 |
Artist | デイヴィッド・ヘルフゴット(David Helfgott) オーストラリアのピアニスト、1947年生まれ。 ポーランド系ユダヤ人の両親のもとメルボルンで生まれ、6歳からピアノを学ぶ。19歳の時に奨学金を得てロンドンの王立音楽大学に渡り、シリル・スミスにピアノを師事。ロンドン滞在中に統合失調症の症状が現れ始め、オーストラリアに戻ってからは精神科の治療を受けるようになる。映画『シャイン』のモデルとなったことでも知られる。 |
「デイヴィッドがロンドン王立音楽学校でパークス教授からレッスンを受け、力一杯大胆に演奏するよう指導される」でもこの曲が使われていました。
エンディング&エンドクレジット
まことの安らぎはこの世にはなく RV 630 – アリア「まことの安らぎはこの世にはなく」
作曲者 | アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741) バロック音楽を代表するイタリアの作曲家。 |
作曲年 | 1713年 – 1719年 |
Artist | ジェーン・エドワーズ(Jane Edwards) ジェフリー・ランカスター(Geoffrey Lancaster) ジェラルド・クーネマン(Gerald Keuneman) |
「シルヴィアの家の庭でデイヴィッドがトランポリンをする(デイヴィッドがヘッドフォンで聴く曲)」でもこの曲が使われていました。
『シャイン』のサントラ
『シャイン』はデヴィッド・ハーシュフェルダー(David Hirschfelder)が音楽を担当しました。
デヴィッド・ハーシュフェルダーは、オーストラリア出身のミュージシャン/映画音楽作曲家です。バズ・ラーマン監督映画『ダンシング・ヒーロー』や『オーストラリア』などの音楽を担当したことで知られており、『シャイン』と『エリザベス』でアカデミー作曲賞にノミネートされました。

『シャイン』キャスト・スタッフ
監督 | スコット・ヒックス(Scott Hicks) |
脚本 | ジャン・サーディ(Jan Sardi) |
製作 | ジェーン・スコット(Jane Scott) |
音楽 | デヴィッド・ハーシュフェルダー(David Hirschfelder) |
配給 | KUZUIエンタープライズ |
公開 | 1996年8月15日 |
1997年3月22日 | |
上映時間 | 105分 |
デイヴィッド・ヘルフゴット:ジェフリー・ラッシュ(Geoffrey Rush)
デイヴィッド・ヘルフゴット(青年期):ノア・テイラー(Noah Taylor)
デイヴィッド・ヘルフゴット(少年期):アレックス・ラファロウィッツ(Alex Rafalowicz)
ピーター・ヘルフゴット:アーミン・ミューラー=スタール(Armin Mueller-Stahl)
ジリアン:リン・レッドグレイヴ(Lynn Redgrave)
セシル・パークス:ジョン・ギールグッド(John Gielgud)
同じキャストが出演している映画/関連映画
コメント