1991年に制作された映画『マイ・プライベート・アイダホ』(原題:My Own Private Idaho)は、男娼をするマイクとスコットの二人によるロードムービーです。
ガス・ヴァン・サントが脚本・監督をつとめました。
- 『マイ・プライベート・アイダホ』の挿入曲
- アイダホのハイウェイにたたずむマイクが、ナルコレプシーの発作に襲われ路上に倒れ込む
- オープニングクレジット
- マイクが男娼としてシアトルの街角に立ち、 “1944年4月4日生まれ” の男と一緒に過ごす
- スコットがエレーナの家で倒れたマイクを芝生の上に横たわらせ、自分の父親の話をする
- 住宅街を歩くマイクにドイツ人セールスマンのハンスが声をかけてくる(ハンスの車で流れる曲)
- ポートランドのダイナーでスコットとマイクが話をする(ダイナーで流れる曲)
- ダイナーにたむろするストリート・キッズたちが自らの経験談を語る(ダイナーで流れる曲)
- 仲間の一人がアルバムを出すことが夢だと語り、マイクは兄を訪ねたいとスコットに打ち明ける(ダイナーで流れる曲)
- 二人がアイダホのホテルでハンスと再会し、ハンスはドイツの舞台でやっていた芸を披露する(ハンスが流す曲)
- 父親の遺産を相続し金持ちになったスコットを追いかけてボブが高級レストランに入ってくる(レストランで演奏されている曲)
- マイクと仲間たちが心臓発作を起こして命を落としたボブを弔う
- エンディング&エンドクレジット 1曲目
- エンドクレジット 2曲目
- 『マイ・プライベート・アイダホ』のサントラ
- 『マイ・プライベート・アイダホ』キャスト・スタッフ
『マイ・プライベート・アイダホ』の挿入曲
『マイ・プライベート・アイダホ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

アイダホのハイウェイにたたずむマイクが、ナルコレプシーの発作に襲われ路上に倒れ込む
(この後も、同じような場面で使われています。)
邦題『峠の我が家』
| 作曲者 | ダニエル・ケリー(Daniel E. Kelley) アイオワ州出身のアメリカのミュージシャン/エンターテイナー。 |
| ブリュースター・M・ヒグリー(Brewster M. Higley, 1823-1911) アメリカの耳鼻咽喉科医師。 | |
| Artist | ビル・スタッフォード(Bill Stafford) アメリカのペダル・スティール・ギタリスト。 |
南北戦争中の1862年にリンカーン大統領が署名し発効された「ホームステッド法」は、5年以上開拓に従事すればアメリカ西部の未開発の土地(1区画160エーカー)を無償で払い下げるというもので、自営農民育成を目的として制定されました。
ブリュースター・M・ヒグリー(Brewster M. Higley)は、この法を利用してカンザス州スミス郡に移り住み「Home On The Range」という詩を書きました。
この歌は、入植者やカウボーイらによって愛されアメリカ中に広まり、現在はカンザス州の公式州歌となっています。
オープニングクレジット
キャトル・コール
| Artist cover ver. | エディ・アーノルド(Eddy Arnold, 1918-2008) アメリカのカントリー歌手/シンガーソングライター/俳優/司会者。 |
| リリース | 1945年 |
| 作曲者 | テックス・オーウェンズ(Tex Owens, 1892-1962) アメリカのカントリーミュージック・シンガーソングライター。 |
| Original ver. | 1934年:テックス・オーウェンズ |

マイクが男娼としてシアトルの街角に立ち、 “1944年4月4日生まれ” の男と一緒に過ごす
ディープ・ナイト
| Artist | ルディ・ヴァリー(Rudy Vallee, 1901-1986) アメリカの歌手/俳優/バンドマスター。 |
| リリース | 1929年 |
| 作曲者 | ルディ・ヴァリー(Rudy Vallee, 1901-1986) |
| チャールズ・ヘンダーソン(Charles Henderson, 1907-1970) アメリカの作曲家/指揮者/作詞家。 |
この後「エンドクレジット 2曲目」でもこの曲が使われています。
スコットがエレーナの家で倒れたマイクを芝生の上に横たわらせ、自分の父親の話をする
(この後も、スコットが父親に会う場面などでこの曲が使われています。)
アメリカ・ザ・ビューティフル
| 作曲者 | キャサリン・リー・ベイツ(Katharine Lee Bates, 1859-1929) アメリカの作家/詩人/社会活動家。 |
| サミュエル・A・ワード(Samuel A. Ward, 1848-1903) アメリカのオルガン奏者/作曲家。 |
『America the Beautiful』は、アメリカ合衆国の愛国歌です。
日本では『美しきアメリカ』としても知られています。
住宅街を歩くマイクにドイツ人セールスマンのハンスが声をかけてくる(ハンスの車で流れる曲)
| Artist | ウド・キア(Udo Kier, 1944-2025) ハンスを演じるドイツ人俳優。幅広い役をこなす個性派として活躍した。 |
| トム・ドコウピル(Tom Dokoupil) チェコ系ドイツ人のアーティスト/作曲家/ミュージシャン/プロデューサー、1959年クルノフ生まれ。 | |
| リリース | 1985年頃 |
| 作曲者 | ウド・キア(Udo Kier, 1944-2025) トム・ドコウピル(Tom Dokoupil) |
『Mr. Klein』は、アラン・ドロン主演の1976年の仏伊合作映画『パリの灯は遠く』(原題:Monsieur Klein/英題:Mr. Klein)を題材に作られたニューウェーブソングです。
ポートランドのダイナーでスコットとマイクが話をする(ダイナーで流れる曲)
| Artist | アレカズ・アティック(Aleka’s Attic) 1987年に映画俳優のリヴァー・フェニックス(River Phoenix)と彼の友人ジョシュ・グリーンバウム(Josh Greenbaum)によって結成されたアメリカのオルタナティブ・フォーク/ロックバンド。 |
| リリース | 1989年 |
| 作曲者 | アレカズ・アティック(Aleka’s Attic) |
ダイナーにたむろするストリート・キッズたちが自らの経験談を語る(ダイナーで流れる曲)
チェリッシュ
| Artist | マドンナ(Madonna) アメリカの歌手/シンガーソングライター/女優、1958年ミシガン州ベイシティ生まれ。1980年代前半にニューヨークの盛り場からデビューを果たし、新進的で挑戦的な音楽とパフォーマンスで国内外で爆発的な人気を獲得。現在まで第一線で活躍を続け「ポップの女王」と呼ばれている。 |
| リリース | 1989年 |
| 作曲者 | マドンナ(Madonna) |
| パトリック・レナード(Patrick Leonard) アメリカのソングライター/キーボード奏者/映画音楽作曲家/音楽プロデューサー、1956年生まれ。マドンナとのコラボレーションで最もよく知られる。 |
仲間の一人がアルバムを出すことが夢だと語り、マイクは兄を訪ねたいとスコットに打ち明ける(ダイナーで流れる曲)
ブルー・アイズ
| Artist | エルトン・ジョン(Elton John) イギリスのミュージシャン/歌手/ソングライター、1947年生まれ。 4歳からピアノを学び始め、11歳でロンドンの王立音楽アカデミーに合格。22歳でソロデビュー、『僕の歌は君の歌』(1970) の大ヒットで一躍ポップ・スターの仲間入りを果たす。5枚目のアルバム『ホンキー・シャトー』(1972) 以降7作連続全米首位を獲得するなど数々の記録を塗り替え大きな成功を収めた。「ピアノロック」というジャンルを確立したことでも知られる。 映画『ライオン・キング』(1994) 、『ロケットマン』(2019) の主題歌を作曲し、アカデミー歌曲賞を2度受賞。 |
| リリース | 1982年 |
| 作曲者 | エルトン・ジョン(Elton John) |
| ゲイリー・オズボーン(Gary Osborne) イギリスの歌手/ソングライター、1949年ロンドン生まれ。 |
二人がアイダホのホテルでハンスと再会し、ハンスはドイツの舞台でやっていた芸を披露する(ハンスが流す曲)
| Artist | ウド・キア(Udo Kier, 1944-2025) ハンスを演じるドイツ人俳優。幅広い役をこなす個性派として活躍した。 |
| トム・ドコウピル(Tom Dokoupil) チェコ系ドイツ人のアーティスト/作曲家/ミュージシャン/プロデューサー、1959年クルノフ生まれ。 | |
| リリース | 1985年 |
| 作曲者 | ウド・キア(Udo Kier, 1944-2025) トム・ドコウピル(Tom Dokoupil) |
父親の遺産を相続し金持ちになったスコットを追いかけてボブが高級レストランに入ってくる(レストランで演奏されている曲)
邦題『聖者の行進』
『When The Saints Go Marching In』は、ディキシーランドジャズのスタンダードナンバーとしても知られている黒人霊歌です。
ジャズの発祥地として名高いルイジアナ州南部にある都市ニューオーリンズでは、20世紀の初め頃からブラスバンドを伴うジャズ葬(jazz funeral)が広まっていきました。
ブラスバンドは、棺が葬儀場から墓地に運ばれる間は重々しい葬送歌や賛美歌を演奏します。そして埋葬を終えた後は、魂が解放されて天国へ行くことを祝う意味を込め、賑やかで陽気な曲を演奏しながらパレードをして帰ります。
『When The Saints Go Marching In』は、埋葬後のパレードでよく演奏される曲です。
マイクと仲間たちが心臓発作を起こして命を落としたボブを弔う
パヴァーヌ「葬送」
| 作曲者 | アントニー・ホルボーン(Anthony Holborne, 1545-1602) イギリスの作曲家。同時代で最も高く評価された宮廷音楽家として知られる。 |
エンディング&エンドクレジット 1曲目
オールド・メイン・ドラッグ
| Artist | ザ・ポーグス(The Pogues) 1982年に結成されたイギリスのアイリッシュ・パンク・バンド。 アイルランドの伝統音楽とパンクミュージックを融合させたオリジナリティあふれるスタイルで一時代を築いた。アイリッシュ・パンクの祖とされる。 |
| リリース | 1985年 |
| 作曲者 | シェイン・マガウアン(Shane MacGowan, 1957-2023) イギリス生まれのアイルランド人シンガーソングライター/ミュージシャン。 ロックバンド「ザ・ポーグス」(The Pogues) の創設メンバーの一人。 |
エンドクレジット 2曲目
ディープ・ナイト
| Artist | ルディ・ヴァリー(Rudy Vallee, 1901-1986) アメリカの歌手/俳優/バンドマスター。 |
| リリース | 1929年 |
| 作曲者 | ルディ・ヴァリー(Rudy Vallee, 1901-1986) チャールズ・ヘンダーソン(Charles Henderson, 1907-1970) |
「マイクが男娼としてシアトルの街角に立ち、 “1944年4月4日生まれ” の男と一緒に過ごす」でもこの曲が使われていました。
『マイ・プライベート・アイダホ』のサントラ
『マイ・プライベート・アイダホ』はビル・スタッフォード(Bill Stafford)が音楽を担当しました。
ビル・スタッフォードは、アメリカのペダル・スティール・ギタリストです。1991年インディペンデント・スピリット賞で音楽賞を受賞しました。
『マイ・プライベート・アイダホ』キャスト・スタッフ
| 監督 | ガス・ヴァン・サント(Gus Van Sant) |
| 脚本 | ガス・ヴァン・サント(Gus Van Sant) |
| 原作 | ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare) |
| 製作 | ローリー・パーカー(Laurie Parker) |
| 音楽 | ビル・スタッフォード(Bill Stafford) |
| 配給 | 日本ヘラルド映画 |
| 公開 | 1991年10月18日 |
| 1991年7月20日 | |
| 上映時間 | 102分 |
マイク・ウォーターズ:リヴァー・フェニックス(River Phoenix)
スコット・フェイヴァー:キアヌ・リーブス(Keanu Reeves)
リチャード・ウォーターズ:ジェームズ・ルッソ(James Russo)
ボブ・ピジョン:ウィリアム・リチャート(William Richert)
カルミラ:キアラ・カゼッリ(Chiara Caselli)
ゲイリー:ロドニー・ハーヴェイ(Rodney Harvey)
デニス:ジェシー・トーマス(Jessie Thomas)
ハンス:ウド・キア(Udo Kier)
バド:フリー(Flea)
ジャック・フェイヴァー:トム・トゥループ(Tom Troupe)
エレーナ:グレイス・ザブリスキー(Grace Zabriskie)
空港事務員:ジェームズ・カヴィーゼル(James Caviezel)
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