2004年にアメリカで製作された映画『サイドウェイ』(原題:Sideways)は、小説家志望の男が結婚を控えた友人とワイナリー巡りをするロードムービーです。アレクサンダー・ペインが監督をつとめ、ポール・ジアマッティが主演を演じました。
第77回アカデミー賞では、作品賞を含む5部門にノミネートされ、脚色賞を受賞しました。
- 『サイドウェイ』の挿入曲
- 四人が食事をするレストランで流れる曲(元妻と電話で話したマイルスがテーブルに戻ってくる)
- ステファニーの家で流れる曲(マイルスとジャックが家の中に入る)
- ステファニーの家で流れる曲(マイルスがマヤに小説の話をする)
- ステファニーの家でマヤがワインについて語る
- バーで流れる曲(ジャックがマイルズにステファニーに対する想いを語る)
- ステファニーの家で流れる曲(四人が食事を楽しむ)
- マヤの家にマイルズが行き二人きりで過ごす(ステファニーの家を出た後のシーン)
- ジャックがモーテルの部屋で流している曲(マイルスがマヤと別れ部屋に戻る)
- 観光客で賑わうワインの店でギタリストが演奏する曲
- マイルズが病院からマヤに電話をかけ留守番電話にメッセージを残す
- ステーキ店で流れる曲(ジャックが店員のキャシーをくどく)
- ステーキ店で流れる曲(ジャックとマイルスが出口で話をする)
- ジャックが財布を忘れてきた夫婦の家で流れる曲
- ジャックとステファニーの結婚式のシーン
- 『サイドウェイ』のサントラ
- 『サイドウェイ』キャスト・スタッフ
『サイドウェイ』の挿入曲
『サイドウェイ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
四人が食事をするレストランで流れる曲(元妻と電話で話したマイルスがテーブルに戻ってくる)
Face to Face
Artist | モリー・パスッチ(Molly Pasutti) アメリカのシンガーソングライター、1953年生まれ。 |
作曲者 | Stephen Lang, Jamie Dunlap, and Scott Nickoley |
ステファニーの家で流れる曲(マイルスとジャックが家の中に入る)
ステファニーがレストランで「この後は自分の家で飲もう」と二人を誘い車で移動してくるシーン。
Fearless Love
Artist | ボニー・レイット(Bonnie Raitt) アメリカのブルースロックシンガー/ギタリスト/ソングライター、1949年カリフォルニア州バーバンク生まれ。スライドギターの名手として知られている。 |
リリース | 1998年 |
作曲者 | Dillon O’Brian |
ステファニーの家で流れる曲(マイルスがマヤに小説の話をする)
Sleeping Pill
Artist | ルナ(Luna) 1991年にディーン・ウェアハム(Dean Wareham)によって結成されたアメリカのロックバンド。 |
リリース | 1994年 |
作曲者 | ルナ Dean Wareham, Sean Eden, Justin Harwood, and Stanley Demeski |
ステファニーの家でマヤがワインについて語る
Symbiosis: 2nd Movement (largo – andante – maestoso – largo) – A
Artist | ビル・エヴァンス(Bill Evans, 1929-1980) アメリカのジャズピアニスト/作曲家。 モダン・ジャズを代表するピアニストとして数多くの作品を発表し、グラミー賞を7回受賞、2回のグラミーの殿堂入りを果たした。 |
リリース | 1974年 |
作曲者 | クラウス・オガーマン(Claus Ogerman, 1930-2016) ドイツの編曲家/指揮者/作曲家。 ビリー・ホリデイ、アントニオ・カルロス・ジョビン、フランク・シナトラらとの仕事で知られる。 |
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「マヤの家にマイルズが行き二人きりで過ごす」
「マイルズが病院からマヤに電話をかけ留守番電話にメッセージを残す」
バーで流れる曲(ジャックがマイルズにステファニーに対する想いを語る)
Two Tickets to Paradise
Artist | エディ・マネー(Eddie Money, 1949-2019) ニューヨーク出身のシンガーソングライター。 ハスキーな歌声で1970年代から1980年代にかけてヒット曲を出し「労働者階級のロッカー」と呼ばれ人気を博す。 |
リリース | 1977年 |
作曲者 | エディ・マネー(Eddie Money, 1949-2019) |
ステファニーの家で流れる曲(四人が食事を楽しむ)
New Haven Comet
Artist | ルナ(Luna) 1991年にディーン・ウェアハム(Dean Wareham)によって結成されたアメリカのロックバンド。 |
リリース | 2002年 |
作曲者 | ルナ Dean Wareham, Sean Eden, Lee Wall, and Britta Phillips |
マヤの家にマイルズが行き二人きりで過ごす(ステファニーの家を出た後のシーン)
Symbiosis: 2nd Movement (largo – andante – maestoso – largo) – A
Artist | ビル・エヴァンス(Bill Evans, 1929-1980) |
リリース | 1974年 |
作曲者 | クラウス・オガーマン(Claus Ogerman, 1930-2016) |
「ステファニーの家でマヤがワインについて語るシーン」でもこの曲が使われていました。
ジャックがモーテルの部屋で流している曲(マイルスがマヤと別れ部屋に戻る)
Faded Away
Artist | エリサ・ファー(Elisa Furr) アメリカの歌手/ソングライター/プロデューサー。 |
リリース | 2001年 |
作曲者 | Jamie Dunlap, Elisa Furr and Scott Nickoley |
観光客で賑わうワインの店でギタリストが演奏する曲
Recuerdos de la Alhambra
邦題『アルハンブラの思い出』
邦題『アルハンブラの思い出』
作曲者 | フランシスコ・タレガ(Francisco Tárrega, 1852-1909) スペインの作曲家/ギター奏者。 |
作曲年 | 1896年 |
マイルズが病院からマヤに電話をかけ留守番電話にメッセージを残す
Symbiosis: 2nd Movement (largo – andante – maestoso – largo) – A
Artist | ビル・エヴァンス(Bill Evans, 1929-1980) |
リリース | 1974年 |
作曲者 | クラウス・オガーマン(Claus Ogerman, 1930-2016) |
「ステファニーの家でマヤがワインについて語るシーン」でもこの曲が使われていました。
ステーキ店で流れる曲(ジャックが店員のキャシーをくどく)
The Honky Tonk Wine
Artist | カール・ソニー・レイランド(Carl Sonny Leyland) イギリス系アメリカ人のブギウギ/ブルース/ジャズ・ピアニスト、1965年生まれ。 |
リリース | 1999年 |
作曲者 | カール・ソニー・レイランド(Carl Sonny Leyland) |
ステーキ店で流れる曲(ジャックとマイルスが出口で話をする)
Sad Songs
Artist | ディーク・ディッカーソン(Deke Dickerson) ミズーリ州コロンビア出身のロカビリーミュージシャン。 |
作曲者 | David Klingenberger (as David Allen Klingenberger) and Edward M. Rudolph |
ジャックが財布を忘れてきた夫婦の家で流れる曲
(結婚指輪が入った財布を奪還するため、マイルスが家に侵入する)
Snortin’ Whiskey
Artist | パット・トラヴァース(Pat Travers) カナダのカナダのロックギタリスト/シンガーソングライター、1954年トロント生まれ。 |
リリース | 1980年 |
作曲者 | パット・スロール(Pat Thrall) アメリカ人ギタリスト/プロデューサー/エンジニア、1953年カリフォルニア州アラメダ生まれ。「パット・トラヴァースのバンドでギタリストとして活躍した。 |
パット・トラヴァース(Pat Travers) |
ジャックとステファニーの結婚式のシーン
Nayya ee Mez
作曲家 | コミタス(Komitas, 1869-1935) アルメニアの司祭/音楽学者/作曲家/歌手。 ヨーロッパ各地で数多くの講演や公演を行い、アルメニアのポピュラー音楽を広く世界に紹介した。 |
『Nayya ee Mez』は、アルメニアの結婚式でよく歌われる讃美歌です。
『サイドウェイ』のサントラ
『サイドウェイ』はロルフ・ケント(Rolfe Kent)が音楽を担当しました。ロルフ・ケントは、イギリス出身の作曲家です。『キューティ・ブロンド』や『ミーン・ガールズ』の音楽を手掛けたことで知られています。

『サイドウェイ』キャスト・スタッフ
監督 | アレクサンダー・ペイン(Alexander Payne) |
脚本 | アレクサンダー・ペイン(Alexander Payne) |
ジム・テイラー(Jim Taylor) | |
原作 | レックス・ピケット(Rex Pickett) |
製作 | マイケル・ロンドン(Michael London) |
音楽 | ロルフ・ケント(Rolfe Kent) |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 | 2004年10月22日 |
2005年3月5日 | |
上映時間 | 130分 |
マイルス:ポール・ジアマッティ(Paul Giamatti)
ジャック:トーマス・ヘイデン・チャーチ(Thomas Haden Church)
マヤ:ヴァージニア・マドセン(Virginia Madsen)
ステファニー:サンドラ・オー(Sandra Oh)
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