1975年にアメリカで制作された映画『狼たちの午後』(原題:Dog Day Afternoon)は、1972年に実際に起きた銀行強盗事件をもとにしたクライム・ドラマです。シドニー・ルメットが監督を務め、アル・パチーノ、ジョン・カザールらが出演しています。
第48回アカデミー賞では作品賞を含む6部門にノミネートされ、フランク・ピアソンが脚本賞を受賞しました。
『狼たちの午後』の挿入曲
『狼たちの午後』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング
(1972年ブルックリン、ソニー達の車のラジオから流れる曲)
邦題『過ぎし日のアモリーナ』
Artist | エルトン・ジョン(Elton John) イギリスのミュージシャン/歌手/ソングライター、1947年生まれ。 全世界で3億枚以上のレコード・セールスを記録した “史上最も売れている音楽アーティスト” の1人。 |
リリース | 1970年 |
作曲者 | エルトン・ジョン |
バーニー・トーピン(Bernie Taupin) イギリス系アメリカ人の作詞家、1950年生まれ。 エルトン・ジョンとの共作で知られる。 | |
ソニーが人質の女性達をトイレに連れて行く(中でサボっていたマリアの携帯ラジオから流れる曲)
ステイ・ウィズ・ミー
Artist | フェイセズ(Faces) 1969年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 ロックバンド「スモール・フェイセス」(Small Faces) を前身とし、メンバー脱退を機にロッド・スチュワート(ヴォーカル)とロン・ウッド(ギター)を迎え入れる形で結成された。 |
リリース | 1971年 |
作曲者 | ロッド・スチュワート(Rod Stewart) イギリスのポップロックミュージシャン、1945年ロンドン生まれ。 ジェフ・ベック・グループ (The Jeff Beck Group)、フェイセズ (Faces) のボーカリストとして活躍し、ソロとしても数々の大ヒットを放つ。イギリスを代表する国民的歌手として幅広い人気を誇る。 |
ロン・ウッド(Ron Wood) イングランドのロックミュージシャン、1947年ロンドン生まれ。 ロックバンド「フェイセズ」 (Faces) 、「ローリング・ストーンズ」(The Rolling Stones) のギタリストとして知られる。 |
人質のマリアとミリアムがダンスをする(マリアの携帯ラジオから流れる曲)
(医師の治療を受けて銀行に残ることを決めた支店長が 「下品な言葉を使ってしまった」と女性スタッフ達に謝罪するシーン)
邦題『安息の日々』
Artist | ユーライア・ヒープ(Uriah Heep) 1969年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | ケン・ヘンズレー(Ken Hensley, 1945-2020) イギリスのミュージシャン/歌手/ソングライター/プロデューサー。ユーライア・ヒープ(Uriah Heep)のメンバー。 |
『狼たちの午後』のサントラ
『狼たちの午後』は上記で紹介した既存の3曲しか使われていません。

『狼たちの午後』キャスト・スタッフ
監督 | シドニー・ルメット(Sidney Lumet) |
脚本 | フランク・ピアソン(Frank Pierson) |
製作 | マーティン・ブレグマン(Martin Bregman) |
マーティン・エルファンド(Martin Elfand) | |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 1975年9月21日 |
1976年3月6日 | |
上映時間 | 125分 |
ソニー・ウォルツィック:アル・パチーノ(Al Pacino)
サル・ナチュラーレ:ジョン・カザール(John Cazale)
レオン・シャーマー:クリス・サランドン(Chris Sarandon)
ユージーン・モレッティ巡査部長:チャールズ・ダーニング(Charles Durning)
シェルドン捜査官:ジェームズ・ブロデリック(James Broderick)
マーフィー捜査官:ランス・ヘンリクセン(Lance Henriksen)
マルヴァニー:サリー・ボイヤー(Sully Boyar)
シルビア:ペネロープ・アレン(Penelope Allen)
アンジー:スーザン・ペレッツ(Susan Peretz)
ジェニー:キャロル・ケイン(Carol Kane)
マーガレット:ボーラ・ギャリック(Beulah Garrick)
デボラ:サンドラ・カザン(Sandra Kazan)
ソニーの母親:ジュディス・マリナ(Judith Malina)
ソニーの父親:ドミニク・キアネーゼ(Dominic Chianese)
医者:フィリップ・チャールズ・マッケンジー(Philip Charles MacKenzie)
同じキャストが出演している映画/関連映画
コメント