2004年にアメリカで制作された映画『コラテラル』(原題:Collateral)は、ロサンゼルスを舞台に、冷徹な殺し屋を乗せてしまったタクシー運転手が殺人事件に巻き込まれる様子を描いたサスペンス・スリラー映画です。
第77回アカデミー賞では、ジェイミー・フォックスが助演男優賞にノミネートされました。
- 『コラテラル』の挿入曲
- カップルを乗せたマックスのタクシーがハイウェイに入る
- マックスのタクシーが街中を走る(上空からの映像)
- マックスがガソリンスタンドで車の窓ガラスを拭きあげ、店員と話をする(GSで流れる曲)
- 客がタクシーから降り、マックスは事務作業をする
- アニーとマックスがどの道を行くのが早いか賭けをする(カーラジオから流れる曲)
- マックスから渡されたモルディブ諸島のポストカードを持ってアニーがタクシーを降りて行く
- ヴィンセントがタクシーに乗車し、高額の報酬を払うことでマックスに貸切を承諾させる
- ヴィンセントがマックスをジャズバーに連れて行く(バンドが演奏する曲)
- フェリックスのもとへ向かう途中の車内で、ヴィンセントが自分の父親の話をする
- マックスがヴィンセントの振りをしてフェリックスに会いに行く(クラブでバンドが演奏する曲)
- ヴィンセントの振りをしたマックスが資料を無くしてしまったとフェリックスに話し謝罪する(クラブでバンドが演奏する曲)
- フェリックスがサンタクロースの助手 “黒いペドロ” の役割について話す
- マックスがフェリックスからUSBメモリを受け取り、店を出て行く(クラブでバンドが演奏する曲)
- マックスがヴィンセントの指示で次の標的のもとへ車を走らせ、ロサンゼルス警察は証人の保護に動き出す
- マックスがタクシーを停車させてコヨーテが道路を横切るのを見守る
- ヴィンセントがマックスを連れてコリアン・クラブに入る(クラブで流れる曲)
- コリアン・クラブを出た後の車内で、マックスがヴィンセントを人の心がわからない人間だと非難する
- マックスがタクシーのスピードを上げてわざと無謀な運転をする
- エンドクレジット 2曲目
- 『コラテラル』のサントラ
- 『コラテラル』キャスト・スタッフ
『コラテラル』の挿入曲
『コラテラル』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
カップルを乗せたマックスのタクシーがハイウェイに入る
Artist | グリーン・カー・モーテル(The Green Car Motel) |
作曲者 | Rick Garcia, Rene Reyes & Cisco De Luna |
マックスのタクシーが街中を走る(上空からの映像)
Artist | リリックス・ボーン(Lyrics Born) 日系アメリカ人のラッパー/歌手/音楽プロデューサー、1972年東京生まれ。 |
リリース | 2003年 |
作曲者 | Lyrics Born, Joy Velarde-Malig & The Kingcannon Family |
マックスがガソリンスタンドで車の窓ガラスを拭きあげ、店員と話をする(GSで流れる曲)
Artist | バンディドス・デ・アモール(Bandidos de Amor) |
作曲者 | ジョシュ・クルーズ(Josh Cruze) |
客がタクシーから降り、マックスは事務作業をする
(外から男性に空港行きのバスの場所を尋ねられるシーン)
ザ・シード2.0
Artist | ザ・ルーツ(The Roots) 1987年にペンシルベニア州フィラデルフィアで結成されたアメリカのヒップホップグループ。 |
Feat. コーディ・チェズナット(Cody Chesnutt) アメリカのR&B/ネオソウル・ミュージシャン、1968年生まれ。 | |
リリース | 2003年 |
作曲者 | コーディ・チェズナット(Cody Chesnutt) アメリカのソウル・ミュージシャン、1968年生まれ。 |
ブラック・ソート(Black Thought) アメリカのラッパー/歌手/俳優、1973年生まれ。ザ・ルーツ(The Roots)のリードMC。 |
アニーとマックスがどの道を行くのが早いか賭けをする(カーラジオから流れる曲)
ハンズ・オブ・タイム
Artist | グルーヴ・アルマダ(Groove Armada) 1994年に結成されたイギリスのエレクトロニック・ミュージック・デュオ。 |
Feat. リッチー・ヘブンス(Richie Havens, 1941-2013) アメリカのフォーク・シンガー/ギタリスト。 | |
リリース | 2002年 |
作曲者 | Groove Armada トム・フィンドレイ(Tom Findlay) アンディ・カトー(Andrew Cato) |
リッチー・ヘブンス |
マックスから渡されたモルディブ諸島のポストカードを持ってアニーがタクシーを降りて行く
(アニーがマックスに名刺を渡すシーン)
Artist | トーマス・ショーベル(Thomas Schobel) ドイツの作曲家。 |
作曲者 | トーマス・ショーベル |
ヴィンセントがタクシーに乗車し、高額の報酬を払うことでマックスに貸切を承諾させる
(最初の目的地、マックスが裏の路地に停車して食事をとりながらヴィンセントを待つシーン)
管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV 1068 – 第2曲 エール「G線上のアリア」
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。 宗教音楽や器楽曲など幅広いジャンルで多くの傑作を残し、西洋音楽の歴史の中で最も偉大な作曲家の一人と評される。 |
作曲年 | 1730年頃 |
Artist | クラッツ・ブラザーズ・アンド・キューバン・パーカッション(Klazz Brothers & Cuba Percussion) ドイツ出身のクラシックミュージシャン3人によるクラッツ・ブラザーズ(Klazz Brothers)とキューバ出身の2人のパーカッショニストによる五重奏団。 ユニット名にある「Klazz」は、ドイツ語のクラシック(Klassik)とジャズ(Jazz)を掛け合わせた造語。 |
ヴィンセントがマックスをジャズバーに連れて行く(バンドが演奏する曲)
スパニッシュ・キー
Artist | マイルス・デイヴィス(Miles Davis, 1926-1991) アメリカのジャズトランペット奏者/バンドリーダー/作曲家。 長いキャリアの中で多様な音楽の方向性を積極的に取り入れジャズ界に革新をもたらしたことで「モダン・ジャズの帝王」と称される。20世紀を代表するミュージシャン。 |
リリース | 1970年 |
作曲者 | マイルス・デイヴィス |
フェリックスのもとへ向かう途中の車内で、ヴィンセントが自分の父親の話をする
スティール・チェロ・ラメント
リリース | 1995年:Soundtrack『ヒート』 |
作曲者 | エリオット・ゴールデンサール(Elliot Goldenthal) アメリカの作曲家、1954年生まれ。 2002年の伝記映画『フリーダ』(Frida)でアカデミー作曲賞を受賞した。 |
『Steel Cello Lament』は、1995年の犯罪アクション映画『ヒート』(Heat)のオリジナル・サウンドトラックです。
マックスがヴィンセントの振りをしてフェリックスに会いに行く(クラブでバンドが演奏する曲)
ウェロ・カネーロ
Artist | キャレクシコ(Calexico) 1996年に結成されたアメリカのインディーロックバンド。アリゾナ州ツーソンを拠点とする。 |
リリース | 2002年 |
作曲者 | ジョーイ・バーンズ(Joey Burns) カナダ出身のマルチ楽器奏者、1968年生まれ。キャレクシコ(Calexico)の共同創設者。 |
ヴィンセントの振りをしたマックスが資料を無くしてしまったとフェリックスに話し謝罪する(クラブでバンドが演奏する曲)
Artist | バンディドス・デ・アモール(Bandidos de Amor) |
作曲者 | ジョシュ・クルーズ(Josh Cruze) |
フェリックスがサンタクロースの助手 “黒いペドロ” の役割について話す
邦題『追放者』
リリース | 1999年:Soundtrack『インサイダー』 |
作曲者 | リサ・ジェラルド(Lisa Gerrard) オーストラリアのミュージシャン/歌手/作曲家、1961年メルボルン生まれ。 |
ピーター・バーク(Pieter Bourke) オーストラリアのミュージシャン/作曲家/プロデューサー/オーディオエンジニア。 |
『Exile』は、1999年のアメリカ映画『インサイダー』(The Insider)のオリジナル・サウンドトラックです。
マックスがフェリックスからUSBメモリを受け取り、店を出て行く(クラブでバンドが演奏する曲)
デスティーノ・デ・アブリル
Artist | グリーン・カー・モーテル(The Green Car Motel) |
作曲者 | Rick Garcia, Rene Reyes & Cisco De Luna |
この後「エンドクレジット 2曲目」でもこの曲が使われています。
マックスがヴィンセントの指示で次の標的のもとへ車を走らせ、ロサンゼルス警察は証人の保護に動き出す
モクシカと馬
リリース | 1992年:Soundtrack『1492 コロンブス』 |
作曲者 | ヴァンゲリス(Vangelis, 1943-2022) ギリシャのシンセサイザー奏者/作曲家。 映画『炎のランナー』(1981) の音楽を担当しアカデミー作曲賞を受賞した。 |
『Moxica & His Horse 』は、コロンブスのアメリカ大陸到達500周年を記念して制作された歴史映画『1492 コロンブス』(1992)のオリジナル・サウンドトラックです。
マックスがタクシーを停車させてコヨーテが道路を横切るのを見守る
シャドウ・オン・ザ・サン
Artist | オーディオスレイヴ(Audioslave) 2001年にカリフォルニア州グレンデールで結成されたアメリカのロック・スーパーグループ。 2000年10月に活動休止した「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」(RATM) のトム・モレロ、ティム・コマーフォード、ブラッド・ウィルクの3人に、元「サウンドガーデン」(Soundgarden) のボーカリスト、クリス・コーネルが加わる形で結成され、2007年に解散。 |
リリース | 2002年 |
作曲者 | Audioslave クリス・コーネル(Chris Cornell, 1964-2017) トム・モレロ(Tom Morello) ティム・コマーフォード(Tim Commerford) ブラッド・ウィルク(Brad Wilk) |
この後「マックスがタクシーのスピードを上げてわざと無謀な運転をする」でもこの曲が使われています。
ヴィンセントがマックスを連れてコリアン・クラブに入る(クラブで流れる曲)
レディ・ステディ・ゴー
Artist | ポール・オークンフォールド(Paul Oakenfold) イギリスの音楽プロデューサー/リミキサー/トランスDJ、1963年ロンドン生まれ。 |
リリース | 2002年 |
作曲者 | ポール・オークンフォールド(Paul Oakenfold) アンドリュー・グレイ(ndrew Gray) |
コリアン・クラブを出た後の車内で、マックスがヴィンセントを人の心がわからない人間だと非難する
リリース | 2001年:Soundtrack『ビハインド・ザ・サン』 |
作曲者 | アントニオ・ピント(Antonio Pinto) ブラジルの映画音楽作曲家。 |
『A Roda』は、2001年に公開されたブラジル映画『ビハインド・ザ・サン』(原題:Abril Despedaçado)のオリジナル・サウンドトラックです。
マックスがタクシーのスピードを上げてわざと無謀な運転をする
シャドウ・オン・ザ・サン
Artist | オーディオスレイヴ(Audioslave) 2001年にカリフォルニア州グレンデールで結成されたアメリカのロック・スーパーグループ。 2000年10月に活動休止した「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」(RATM) のトム・モレロ、ティム・コマーフォード、ブラッド・ウィルクの3人に、元「サウンドガーデン」(Soundgarden) のボーカリスト、クリス・コーネルが加わる形で結成され、2007年に解散。 |
リリース | 2002年 |
作曲者 | Audioslave クリス・コーネル(Chris Cornell, 1964-2017) トム・モレロ(Tom Morello) ティム・コマーフォード(Tim Commerford) ブラッド・ウィルク(Brad Wilk) |
「マックスがタクシーを停車させてコヨーテが道路を横切るのを見守る」でもこの曲が使われていました。
エンドクレジット 2曲目
デスティーノ・デ・アブリル
Artist | グリーン・カー・モーテル(The Green Car Motel) |
作曲者 | Rick Garcia, Rene Reyes & Cisco De Luna |
「マックスがフェリックスからUSBメモリを受け取り、店を出て行く(クラブでバンドが演奏する曲)」でもこの曲が使われていました。
『コラテラル』のサントラ
『コラテラル』はジェームズ・ニュートン・ハワード(James Newton Howard)が音楽を担当しました。
ジェームズ・ニュートン・ハワードは、アメリカ・カリフォルニア州出身の作曲家です。『ナイトクローラー』や『ハンガーゲーム』シリーズの音楽を手掛けたことで知られています。また、M・ナイト・シャマラン監督とは『シックス・センス』以降、多くの作品でタッグを組んでいます。
『コラテラル』キャスト・スタッフ
監督 | マイケル・マン(Michael Mann) |
脚本 | スチュアート・ビーティー(Stuart Beattie) |
製作 | マイケル・マン(Michael Mann) |
ジュリー・リチャードソン(Julie Richardson) | |
音楽 | ジェームズ・ニュートン・ハワード(James Newton Howard) |
配給 | パラマウント映画 |
公開 | 2004年8月6日 |
2004年10月30日 | |
上映時間 | 120分 |
ヴィンセント:トム・クルーズ(Tom Cruise)
マックス・ドローチャー:ジェイミー・フォックス(Jamie Foxx)
アニー・ファレル:ジェイダ・ピンケット=スミス(Jada Pinkett Smith)
レイ・ファニング:マーク・ラファロ(Mark Ruffalo)
リチャード・ワイドナー:ピーター・バーグ(Peter Berg)
フランク・ペドロサ:ブルース・マッギル(Bruce McGill)
アイダ・ドローチャー:イルマ・P・ホール(Irma P. Hall)
ダニエル・ベイカー:バリー・シャバカ・ヘンリー(Barry Shabaka Henley)
フェリックス・レイエス・トレレナ:ハビエル・バルデム(Javier Bardem)
空港の男:ジェイソン・ステイサム(Jason Statham)
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