2015年に制作された映画『007 スペクター』(原題:Spectre)は、映画「ジェームズ・ボンド」シリーズの第23作目の作品です。前作に引き続きサム・メンデスが監督を務め、ダニエル・クレイグが4度目のジェームズ・ボンド役を演じました。
第88回アカデミー賞では、サム・スミスが歌曲賞を受賞しました。
- 『007 スペクター』の挿入曲
- オープニング(銃口シーケンス)
- メキシコの死者の日、骸骨の仮装をする男が女と一緒にホテルに入って行く(ホテルで流れる曲 1曲目)
- メキシコの死者の日、骸骨の仮装をする男が女と一緒に客室に入って行く(ホテルで流れる曲 2曲目)
- オープニングクレジット
- スキアラの未亡人ルチアが葬儀を終えて屋敷に戻ってくる(ルチアが部屋で流す曲)
- 身柄の保護を米国大使館に手配した事をボンドがルチアに伝える(ルチアの寝室で流れる曲)
- ボンドとMr.ヒンクスがローマでカーチェイスを繰り広げる(ボンドがトグルスイッチをONにすると車内で流れる曲)
- ボンドとMr.ヒンクスがローマでカーチェイスを繰り広げる(ボンドの前を走る車で大音量で流れている曲)
- エンディング&エンドクレジット 1曲目
- 『007 スペクター』のサントラ
- 『007 スペクター』キャスト・スタッフ
『007 スペクター』の挿入曲
『007 スペクター』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

オープニング(銃口シーケンス)
ザ・ネーム・イズ・ボンド…ジェームズ・ボンド
| リリース | 2006年:Soundtrack『007 カジノ・ロワイヤル』 |
| 作曲者 | モンティ・ノーマン(Monty Norman, 1928-2022) イギリスの映画音楽作曲家/歌手。 「ジェームズ・ボンド」シリーズの第1作目『007/ドクター・ノオ』(原題: Dr. No)のスコアを手がけ、シリーズのテーマ曲となった『James Bond Theme』を書いたことで知られている。 |
| デヴィッド・アーノルド(David Arnold) イギリスの映画作曲家、1962年生まれ。 |
『The Name’s Bond… James Bond』は、 6代目ジェームズ・ボンドに抜擢されたダニエル・クレイグの初登場となるシリーズ第21作『007 カジノ・ロワイヤル』のために制作された「007/ジェームズ・ボンド」シリーズの新たなテーマ曲です。
『007/ドクター・ノオ』(1962)で作られ、以降、ほとんどの作品で使用されてきた『James Bond Theme』をベースに作られています。
この後「エンディング&エンドクレジット 1曲目」でもこの曲が使われています。
メキシコの死者の日、骸骨の仮装をする男が女と一緒にホテルに入って行く(ホテルで流れる曲 1曲目)
『Te He De Querer』は、伝統的なメキシコ民謡です。

メキシコの死者の日、骸骨の仮装をする男が女と一緒に客室に入って行く(ホテルで流れる曲 2曲目)
ラ・ジョローナ
『La Llorona』は、メキシコ南部の都市オアハカで歌い継がれてきた民謡です。
タイトルの「La Llorona」は、スペイン語で “泣き女” を意味します。
オープニングクレジット
ライティングズ・オン・ザ・ウォール
| Artist | サム・スミス(Sam Smith) イギリスのシンガーソングライター、1992年ロンドン生まれ。 ダンスミュージックデュオ「ディスクロージャー」(Disclosure) のシングル『Latch』(2012) にゲストボーカルとして参加し知られるようになり、デビュー・アルバム『In the Lonely Hour』(2014) でグラミー賞(最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞)受賞。2015年には、『007 スペクター』の主題歌『ライティングズ・オン・ザ・ウォール』を歌い、ボンド映画の主題歌としては史上初の全英シングルチャート1位を獲得、アカデミー歌曲賞も受賞した。「天使の歌声」と称される唯一無二の歌声と詞の世界観で幅広い年齢層に支持されている。 |
| リリース | 2015年 |
| 作曲者 | サム・スミス(Sam Smith) |
| ジミー・ネイプス(Jimmy Napes) イギリスのソングライター/音楽プロデューサー、1984年ロンドン生まれ。 映画『007 スペクター』(2015) の主題歌『ライティングズ・オン・ザ・ウォール』でアカデミー歌曲賞を受賞した。 |
『Writing’s on the Wall』は、「007/ジェームズ・ボンド」シリーズ第24作目『007 スペクター』 (2015)の主題歌です。
スキアラの未亡人ルチアが葬儀を終えて屋敷に戻ってくる(ルチアが部屋で流す曲)
主が建て給うのでなければ、 RV 608 – 「主は愛する者に眠りを与え給う」
| 作曲者 | アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741) バロック音楽後期を代表するイタリアの作曲家/ヴィルトゥオーゾヴァイオリニスト/聖職者。 協奏曲、室内楽曲、カンタータ、教会音楽、オラトリオ、オペラなど数多くの作品を残し、ヴァイオリンの技法と管弦楽法の発展に大きく貢献した。 |
| 作曲年 | 1715年頃 |
| Artist | アンドレアス・ショル(Andreas Scholl) ドイツのカウンターテナー歌手、1967年生まれ。 |
| オーストラリア・ブランデンブルク管弦楽団(Australian Brandenburg Orchestra) シドニーに本拠を置くオーストラリアのオーケストラ。 1989年設立。 | |
| ポール・ダイアー(Paul Dyer) オーストラリアのピアニスト/指揮者/芸術監督。 |
身柄の保護を米国大使館に手配した事をボンドがルチアに伝える(ルチアの寝室で流れる曲)
歌劇《愛の妙薬》第2幕より「人知れぬ涙」
| 作曲者 | ガエターノ・ドニゼッティ(Gaetano Donizetti, 1797-1848) イタリアの作曲家。 50年の生涯で70曲以上のオペラ作品を残した。 ベルカント・オペラを代表する作曲家として知られる。 |
| 初演 | 1832年、カノビアーナ劇場(ミラノ) |
| Artist | The Geoff Love Concert Orchestra ジェフ・ラヴ(Geoff Love, 1917-1991) イギリスの編曲家/指揮者/音楽監督。 |
『愛の妙薬』は、1832年に初演された全2幕からなるオペラ・ブッファです。ドニゼッティの代表作の一つとして知られています。
純朴で内気な村人ネモリーノが、美貌と知性を兼ね備えた富農の娘アディーナとの恋を実らせようと偽薬「愛の妙薬」を使って奮闘する喜劇的オペラです。
ボンドとMr.ヒンクスがローマでカーチェイスを繰り広げる(ボンドがトグルスイッチをONにすると車内で流れる曲)
ニューヨーク・ニューヨーク
| Artist cover ver. | レイ・クイン(Ray Quinn) イギリスの俳優/歌手/ダンサー、1988年生まれ。 |
| リリース | 2007年 |
| 作曲者 | ジョン・カンダー&フレッド・エブ(Kander and Ebb) フレッド・エブ(Fred Ebb, 1928-2004)とジョン・カンダー(John Kander)の二人によるアメリカのソングライティングチーム。 代表作『キャバレー』『シカゴ』 |
| Original ver. | 1977年:ライザ・ミネリ(Liza Minnelli) アメリカの女優/歌手、1946年生まれ。ヴィンセント・ミネリ(映画監督)とジュディ・ガーランド(女優)の娘。 |
『New York New York』は、マーティン・スコセッシ監督の1977年のアメリカ映画『ニューヨーク・ニューヨーク』のために作られました。主演のライザ・ミネリが劇中歌っています。
翌年フランク・シナトラがカバーし人気となり、シナトラの代表曲としても知られるようになりました。
ボンドとMr.ヒンクスがローマでカーチェイスを繰り広げる(ボンドの前を走る車で大音量で流れている曲)
歌劇《椿姫》第1幕 – 乾杯の歌 「友よ、さあ飲み明かそう」
| 作曲者 | ジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Verdi, 1813-1901) イタリアの作曲家。音楽とドラマの融合を追求し続け、イタリアオペラの頂点に立つ作品『オテロ』『ファルスタッフ』など名作オペラを数多く生み出した。「オペラ王」の異名を持つ。 |
| 初演 | 1853年:フェニーチェ劇場(イタリア・ヴェネツィア) |
| Artist | ルチアーノ・パヴァロッティ(Luciano Pavarotti, 1935-2007) イタリアのオペラ歌手。プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスと共に “三大テノール” の一人として幅広い人気を誇った。 |
| ジョーン・サザーランド(Joan Sutherland, 1926-2010) オーストラリアのソプラノ歌手。 | |
| ロンドン・オペラ・コーラス(The New London Opera Chorus) ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団(National Philharmonic Orchestra) リチャード・ボニング(Richard Bonynge) |
『椿姫』は、高級娼婦ヴィオレッタを主人公とする長編小説に基づいて作られた全3幕からなるオペラです。原題『La traviata』は『堕落した女』を意味します。
ここで使われている 乾杯の歌 「友よ、さあ飲み明かそう」は、第1幕の冒頭、パリ社交界の華ヴィオレッタの館でのパーティで、彼女に思いを寄せる青年アルフレードが乾杯の音頭をとり高らかに歌い上げるよく知られた人気の曲です。
エンディング&エンドクレジット 1曲目
ザ・ネーム・イズ・ボンド…ジェームズ・ボンド
| リリース | 2006年:Soundtrack『007 カジノ・ロワイヤル』 |
| 作曲者 | モンティ・ノーマン(Monty Norman, 1928-2022) イギリスの映画音楽作曲家/歌手。 「ジェームズ・ボンド」シリーズの第1作目『007/ドクター・ノオ』(原題: Dr. No)のスコアを手がけ、シリーズのテーマ曲となった『James Bond Theme』を書いたことで知られている。 |
| デヴィッド・アーノルド(David Arnold) イギリスの映画作曲家、1962年生まれ。 |
「オープニング(銃口シーケンス)」でもこの曲が使われていました。
『007 スペクター』のサントラ
『007 スペクター』はトーマス・ニューマン(Thomas Newman)が音楽を担当しました。
トーマス・ニューマンは、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス生まれの作曲家です。「ニューマン・ファミリー」の一員として知られ、『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』や『ブリッジ・オブ・スパイ』などの映画で音楽を担当しています。
※サントラ収録曲
1. Los Muertos Vivos
2. Vauxhall Bridge
3. The Eternal City
4. Donna Lucia
5. Place Without Mercy
6. Backfire
7. Crows Klinik
8. The Pale King
9. Madeleine
10. Kite In A Hurricane
11. Snow Plane
12. L’Americain
13. Secret Room
14. Hinx
15. Writing’s On The Wall (Instrumental)
16. Silver Wraith
17. A Reunion
18. Day Of The Dead
19. Tempus Fugit
20. Safe House
21. Blindfold
22. Careless
23. Detonation
24. Westminster Bridge
25. Out Of Bullets
26. Spectre (End Title)
『007 スペクター』キャスト・スタッフ
| 監督 | サム・メンデス(Sam Mendes) |
| 脚本 | ジョン・ローガン(John Logan) |
| ニール・パーヴィス(Neal Purvis) | |
| ロバート・ウェイド(Robert Wade) | |
| ジェズ・バターワース(Jez Butterworth) | |
| 原作 | イアン・フレミング(Ian Fleming) |
| 製作 | バーバラ・ブロッコリ(Barbara Broccoli) |
| マイケル・G・ウィルソン(Michael G. Wilson) | |
| 音楽 | トーマス・ニューマン(Thomas Newman) |
| 配給 | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
| 公開 | 2015年11月6日 |
| 2015年12月4日 | |
| 上映時間 | 148分 |
ジェームズ・ボンド:ダニエル・クレイグ(Daniel Craig)
フランツ・オーベルハウザー/エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド:クリストフ・ヴァルツ(Christoph Waltz)
マドレーヌ・スワン:レア・セドゥ(Léa Seydoux)
M:レイフ・ファインズ(Ralph Fiennes)
ルチア・スキアラ:モニカ・ベルッチ(Monica Bellucci)
Q:ベン・ウィショー(Ben Whishaw)
ミス・マネーペニー:ナオミ・ハリス(Naomie Harris)
ミスター・ヒンクス:デビッド・バウティスタ(David Bautista)
C(マックス・デンビー):アンドリュー・スコット(Andrew Scott)
ビル・タナー:ロリー・キニア(Rory Kinnear)
ミスター・ホワイト:イェスパー・クリステンセン(Jesper Christensen)
マルコ・スキアラ:アレサンドロ・クレモナ(Alessandro Cremona)
エストレーリャ:ステファニー・シグマン(Stephanie Sigman)
前任のM:ジュディ・デンチ(Dame Judi Dench)
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