『恋愛小説家』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
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映画×音楽
音楽担当:ハンス・ジマー(Hans Zimmer)
ジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)

『恋愛小説家』の挿入曲とサントラ

1997年、アメリカで制作された映画『恋愛小説家』(原題:As Good as It Gets)は、ジャック・ニコルソン演じる恋愛小説家とヘレン・ハント演じるウェイトレスの恋愛映画です。

第70回アカデミー賞では作品賞を含む7部門にノミネートされ、主演男優賞・主演女優賞を受賞しました。

『恋愛小説家』の挿入曲

『恋愛小説家』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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サイモンのホームパーティで流れている曲

Temple (Sanctuary Mix)
アーティスト:Jane Siberry
リリース年:1993年

ジェーン・シベリー(Jane Siberry)は、カナダ出身のシンガーソングライターです。『Temple (Sanctuary Mix)』は、1993年にシングルリリースされました。


行方不明だったサイモンの愛犬ヴァーデルがサイモンのところに戻ってくるシーン

絵画モデル来訪時(初回) サイモンの家で流れている曲

An American in Paris
作曲:George Gershwin

ジョージ・ガーシュウィン作曲の交響詩『パリのアメリカ人』。
アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンがニューヨーク・フィルハーモニックの委嘱を受けて作曲したオーケストラのための交響詩です。1928年にカーネギーホールで初演されました。
ガーシュウィンは、通常使われる楽器にチェレスタ、サックス、自動車のホーンを加えてこの曲を作曲しました。

絵画モデル来訪時(2週間後) サイモンの家で流れている曲

Hand on my Heart
アーティスト:Judith Owen
リリース年:1995年

ジュディス・オーウェン(Judith Owen)は、ウェールズ系アメリカ人シンガーソングライターです。『Hand on my Heart』は、ジュディス・オーウェンの1stアルバム『Emotions on a Postcard』に収録されています。

泥棒の手引きをしたモデルがサイモンの部屋の中で大音量で流す曲

Spanish Castle Magic
作曲:Jimi Hendrix
リリース年:1967年(The Jimi Hendrix Experience)
アーティスト:Spin Doctors

『Spanish Castle Magic』は、アメリカ出身のギタリスト/シンガーソングライターのジミ・ヘンドリックスが作った曲です。ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの2ndスタジオアルバム『アクシス:ボールド・アズ・ラヴ』に収録されています。


映画では、1993年にリリースされた、米・ニューヨーク出身のオルタナティヴロックバンド、スピン・ドクターズのカバーバージョンが使われていました。

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メルヴィンがピアノで弾き語りする曲

Always Look on the Bright Side of Life
作曲:Eric Idle
リリース年:1979年(Monty Python)

『Always Look on the Bright Side of Life』は、モンティ・パイソンのイギリスコメディ映画『ライフ・オブ・ブライアン』(1979) のオリジナルサウンドトラックです。モンティ・パイソンのメンバー、エリック・アイドルが作りました。


サイモンの愛犬ヴァーデルと初めて過ごす夜、食事を口にしないヴァーデルを見てメルヴィンがこの曲を歌います。

メルヴィンがキャロルの自宅に突然やって来るシーン

Climb On (A Back That’s Strong)
アーティスト:Shawn Colvin
リリース年:1992年

『Climb On (A Back That’s Strong) 』は、米・シンガーソングライター、ショーン・コルヴィンの曲です。2ndスタジオアルバム『Fat City』に収録されています。


息子の具合が悪く、キャロルはレストランを休んでいました。

メルヴィンがドライブ用に選んだ曲 1曲目

Y.M.C.A.
アーティスト:The Village People
リリース年:1978年

『YMCA』は、米・男性6人組グループ、ヴィレッジ・ピープルの曲です。
ヴィレッジ・ピープルは、フランス人音楽プロデューサーのジャック・モラリによってゲイの象徴的グループを作る目的で集められたメンバーで、1977年ニューヨークで結成されました。グループ名は、アメリカの同性愛者運動発祥の地といわれるグリニッジ・ヴィレッジにちなんでつけられています。


ボルティモアへのドライブシーン。
メルヴィンがドライブ用にCDを用意してきたと言い、本人曰く「シャレで」流す曲。

メルヴィンがドライブ用に選んだ曲 2曲目

Days Like This
アーティスト:Van Morrison
リリース年:1995年

ヴァン・モリソン(Van Morrison)は北アイルランド出身のミュージシャンです。
この曲は、1995年にリリースされたヴァン・モリソンの23作目の同名スタジオアルバム『デイズ・ライク・ディス』(Days Like This)のタイトルトラックです。北アイルランド紛争の停戦を訴えるテレビ広告のテーマ音楽として使われました。

ヴァン・モリソン(Van Morrison)の曲が使われている映画一覧はコチラ


ボルティモアへのドライブシーン。キャロルはこの曲が好きだと言います。

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メルヴィンがドライブ用に選んだ曲 3曲目

Baltimore
アーティスト:The Drifters
リリース年:1960年

『ボルチモア(Baltimore)』は、1953年に結成された米・コーラスグループ、ザ・ドリフターズの曲です。1960年にリングルリリースされました。


車の運転をするキャロルと助手席のサイモンが話をするシーン。メルヴィンは後部座席で不満そうにしています。
サイモンの両親が住むボルチモアは、メルヴィンたちが暮らすマンハッタンからは車で3時間程度の位置にある全米有数の歴史ある港町です。

ボルチモアのレストランでバンドが演奏している1曲目

Everything My Heart Desires
アーティスト:Danielle Brisebois
リリース年:1998年 ( SOUNDTRACK『As Good As It Gets』)

『Everything My Heart Desires』は、この映画のオリジナルサウンドトラックです。米・女優/歌手のダニエル・ブライズボワが映画に出演し歌っています。


メルヴィンがジャケットとネクタイを買いに店を出て行くシーン

ボルチモアのレストランでバンドが演奏している2曲目

My Only
アーティスト:Danielle Brisebois
リリース年:1998年 ( SOUNDTRACK『As Good As It Gets』)

ボルチモアのレストランでダニエル・ブライズボワが2曲目の『My Only』を歌っています。


メルヴィンが、購入したジャケットを着用してレストランに戻って来ました。メルヴィンは、いい人間になりたくなったから薬を飲むようになったとキャロルに話します。

メルヴィンが帰りの車中で流す「緊急用の音楽」と書かれた曲

For Sentimental Reasons (I Love You)
作曲:Deek Watson and Pat Best
リリース:1945年(Deek Watson and His Brown Dots)
アーティスト:Nat ‘King’ Cole

『For Sentimental Reasons (I Love You) 』は、ジャズのスタンダードナンバーです。ディーク・ワトソンとブラウン・ドッツ(Deek Watson & His Brown Dots)の演奏で1945年にリリースされました。ここでは、1946年にリリースされた、米・ジャズピアニスト/歌手、ナット・キング・コールによるヒットバージョンが使われています。


キャロルは今はこの曲を聴きたくないと言います。

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早朝キャロルを散歩に連れ出し、メルヴィンが歩きながら歌う曲

For Sentimental Reasons (I Love You)
作曲:Deek Watson and Pat Best
リリース:1945年(Deek Watson and His Brown Dots)

ジャズのスタンダードナンバー『For Sentimental Reasons (I Love You) 』です。


ボルチモアの帰りの車中で流した「緊急用の音楽」と書かれた曲をメルヴィンが歌っています。

エンドクレジット 2曲目

Always Look on the Bright Side of Life
作曲:Eric Idle
リリース年:1979年(Monty Python)
アーティスト:Art Garfunkel

『Always Look on the Bright Side of Life』は、モンティ・パイソンのイギリスコメディ映画『ライフ・オブ・ブライアン』(1979) のオリジナルサウンドトラックです。

映画では、アート・ガーファンクルがこの映画のためにレコーディングしたバージョンが使われていました。アート・ガーファンクルは、「サイモン&ガーファンクル」の活動で知られる米・シンガーソングライター/俳優です。

ポール・サイモン/アート・ガーファンクルの曲が使われている映画一覧はコチラ

『恋愛小説家』のサントラ

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『恋愛小説家』はハンス・ジマー(Hanz Zimmer)が音楽を担当しました。作曲家のハンス・ジマーは、『レインマン』や『グラディエーター』、『インターステラー』など多くの映画音楽を手掛けています。

『恋愛小説家』では、第70回アカデミーミュージカル・コメディ映画音楽賞(作曲賞)にノミネートされました。

『恋愛小説家』キャスト・スタッフ

監督ジェームズ・L・ブルックス(James L. Brooks)
脚本マーク・アンドラス(Mark Andrus)
ジェームズ・L・ブルックス(James L. Brooks)
製作ジェームズ・L・ブルックス(James L. Brooks)
ブリジット・ジョンソン(Bridget Johnson)
クリスティ・ズィー(Kristi Zea)
音楽ハンス・ジマー(Hans Zimmer)
配給 COLTRI
公開 1997年12月19日
1998年4月11日
上映時間139分

メルヴィン:ジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)
キャロル:ヘレン・ハント(Helen Hunt)
サイモン:グレッグ・キニア(Greg Kinnear)
フランク:キューバ・グッディング・Jr(Cuba Gooding Jr.)
ヴィンセント:スキート・ウールリッチ(Skeet Ulrich)
ビヴァリー:シャーリー・ナイト(Shirley Knight)
スペンサー:ジェシー・ジェームズ(Jesse James)
ジャッキー:イヤードリー・スミス(Yeardley Smith)
ノーラ:ルーペ・オンティヴェロス(Lupe Ontiveros)
隣人:ビビ・オスターウォルド(Bibi Osterwald)
Dr.ベッツ:ハロルド・ライミス(Harold Ramis)
Dr.グリーン:ローレンス・カスダン(Lawrence Kasdan)
受付係:ジュリー・ベンツ(Julie Benz)
店長:シェーン・ブラック(Shane Black)
ウェイトレス:レスリー・ステファンソン(Leslie Stefanson )
Maitre D’:トム・マッゴーワン(Tom McGowan)
ハンディマン:ブライアン・ドイル=マーレイ(Brian Doyle-Murray)
ストリートハスラー:ジェイミー・ケネディ(Jamie Kennedy)
カフェ24ウェイトレス:ミッシー・パイル(Missi Pyle)
カフェ24バスボーイ:ウッド・ハリス(Wood Harris)
警官:マーヤ・ルドルフ(Maya Rudolph)

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『カッコーの巣の上で』の挿入曲とサントラ
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『恋するベーカリー』の挿入曲とサントラ
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『きみに読む物語』の挿入曲とサントラ
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『チャレンジャーズ』の挿入曲とサントラ
ルカ・グァダニーノ監督映画『チャレンジャーズ』は、ゼンデイヤ主演のスポーツ映画です。ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーとアッティカス・ロスが音楽を担当しました。オープニング曲/エンディング曲など、挿入曲とサントラを紹介します。
『愛は静けさの中に』の挿入曲とサントラ
『愛は静けさの中に』は聴覚障害がある女性サラと聾学校の教師ジェームズが心を通わせる恋愛映画です。プロムで流れる曲や生徒たちが歌う曲など挿入曲とサントラをあらすじに沿って紹介します。
『ア・フュー・グッドメン』の挿入曲とサントラ
アカデミー作品賞ノミネート映画『ア・フュー・グッドメン』は、トム・クルーズ主演の法廷サスペンス映画です。オープニング曲やレストランで流れる音楽など、挿入曲とサントラをあらすじに沿って紹介します。
『ブルックリンでオペラを』の挿入曲とサントラ
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『ビフォア・ミッドナイト』の挿入曲とサントラ
映画『ビフォア・ミッドナイト』はリチャード・リンクレイター監督による『ビフォア』三部作の最終作です。前作から9年後、ギリシャで過ごすジェシーとセリーヌの様子が描かれています。エンディング曲やサントラをあらすじに沿って紹介します。
『ビフォア・サンセット』の挿入曲とサントラ
映画『ビフォア・サンセット』は『ビフォア・サンライズ 恋人たちの距離』の続編です。前作から9年後がの二人がパリで再開する様子が描かれています。オープニング曲やエンディング曲など、挿入曲をあらすじに沿って紹介しています。
『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』の挿入曲とサントラ
イーサン・ホーク主演の恋愛映画『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』は、リチャード・リンクレイター監督による『ビフォア』シリーズ1作目にあたり、二人の出会いが描かれています。エンディング曲やウィーンの街中で流れる曲などをあらすじに沿って紹介します。
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ティモシー・シャラメ主演映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』はウディ・アレン監督による恋愛映画です。セントラルパークやカーライルホテルなどアメリカ・NYの名所がロケ地となっています。ピアノで弾き語りする曲など挿入曲をあらすじに沿って紹介します。
『アニー・ホール』の挿入曲とサントラ
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『イングリッシュ・ペイシェント』の挿入曲とサントラ
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