2006年にアメリカで制作された映画『ディパーテッド』(原題:The Departed)は、アメリカ・ボストンを舞台とし、警察とマフィアの対立を描いたクライム・サスペンス映画です。香港ノワールの代表作とも言われる『インファナル・アフェア』をマーティン・スコセッシ監督でハリウッドリメイクした作品となります。
第79回アカデミー賞では5部門にノミネートされ、作品賞を含む4部門を受賞しました。
- 『ディパーテッド』の挿入曲
- オープニング(フランクが大量の食料品を買ってコリン少年に渡す)
- マサチューセッツ州警察学校の卒業式でバグパイプ隊が演奏する曲 1曲目
- マサチューセッツ州警察学校の卒業式でバグパイプ隊が演奏する曲 2曲目
- ビリーが刑務所に収監される
- ビリーがいとこのショーンを乗せて走る車で流れる曲
- ショーンがコステロの手下にビリーを会わせるバーで流れる曲
- アイルランド人の店で店主に金を要求する男二人をビリーが殴り倒す(店で流れる曲)
- フランク・コステロがビリーの腕を痛めつける
- ビリーが信用できるかどうかをコステロとフレンチが話し合う(部屋で流れる曲)
- コステロがフレンチに歌って聞かせる曲
- サリバンがマフィア二人組殺人事件の現場検証を行い犯人を逮捕する
- 男が拷問されている最中に胸元のタバコを取ろうとしたノミ屋をビルが殴り倒す
- レストランでコステロがビリーに “ビリーの父” の話をする
- コステロがレストランで居合わせた神父に話しかける
- ビリーに額縁で頭を叩かれる男の部屋のテレビから流れる曲
- ビリーが男を銃で脅し情報を得るシーン
- コステロが女性達を連れて観るオペラの演目
- ビリーがマドリンの家を訪れマドリンとキスをする
- 閉店後のレストランでコステロがビリーに “ネズミ” の話をする
- ビリーが両腕を血まみれにしたコステロに話しかけられるバーで流れる曲
- サリバンが仕事場でフランクと電話で話す(フランクの家で流れる曲)
- 亡くなったクイーナン警部の携帯電話や手帳をサリバンが調べるシーン
- コステロがビリー達を引き連れて車で倉庫に向かう
- コステロの携帯電話の着信メロディ
- グウェンからコステロにかかってきた電話にサリバンが出て話をするシーン
- ビリー・コスティガンの葬儀でバグパイプで演奏される曲
- エンディング&エンドクレジット 1曲目
- 『ディパーテッド』のサントラ
- 『ディパーテッド』キャスト・スタッフ
『ディパーテッド』の挿入曲
『ディパーテッド』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング(フランクが大量の食料品を買ってコリン少年に渡す)
ギミー・シェルター
Artist | ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 バンド名は、シカゴブルースの父、マディー・ウォーターズの名曲『Rollin’ Stone』に由来。結成以降一度も解散することなく第一線で精力的に活動し続け、ロック界の最高峰に君臨するバンド。 |
Feat. メリー・クレイトン(Merry Clayton) アメリカのR&B歌手、1948年生まれ。 ソロ活動以外に様々なアーティストの作品でバック・コーラスを担当し、ローリング・ストーンズとの共演で広く知られる。 | |
リリース | 1969年 |
作曲者 | ジャガー/リチャーズ(Jagger–Richards) ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
『Gimme Shelter』では、ニューオーリンズ出身のR&B歌手メリー・クレイトンがミック・ジャガーと共にリードボーカルをとっています。
このアルバムのクレジットには「THIS RECORD SHOULD BE PLAYED LOUD(このレコードは大音量で再生すべし)」というメッセージが記載されています。
マサチューセッツ州警察学校の卒業式でバグパイプ隊が演奏する曲 1曲目
式典で知事がスピーチをするシーン
邦題『勇敢なるスコットランド』
Artist | The N.Y.P.D. Emerald Society Pipes and Drums 1960年にパイプとドラムのバンドとして結成されたニューヨーク市警のアイルランド系アメリカ人警察官の友愛団体。アメリカで最初に結成された警察パイプバンドとして知られている。 |
『Scotland the Brave』は、スコットランドの愛国歌です。
映画では「The N.Y.P.D. Emerald Society Pipes and Drums」の演奏が使われていました。
マサチューセッツ州警察学校の卒業式でバグパイプ隊が演奏する曲 2曲目
式典が終わり解散後、サリバンが仲間から飲み会に誘われるシーン
作曲者 | トマス・ムーア(Thomas Moore, 1779-1852) アイルランドの首都ダブリン出身の作家/詩人/作詞家。 アイルランド民謡『夏の名残のばら』の作詞家として知られる。 |
Artist | The N.Y.P.D. Emerald Society Pipes and Drums 1960年にパイプとドラムのバンドとして結成されたニューヨーク市警のアイルランド系アメリカ人警察官の友愛団体。アメリカで最初に結成された警察パイプバンドとして知られている。 |
ビリーが刑務所に収監される
アイム・シッピング・アップ・トゥ・ボストン
Artist | ドロップキック・マーフィーズ(Dropkick Murphys) 1996年に結成されたアメリカのケルティック・パンク・バンド。 |
リリース | 2004年 |
作曲者 | ドロップキック・マーフィーズ ケン・キャシー(Ken Casey) マシュー・ケリー(Matthew Kelly) アル・バー(Al Barr) ジェームズ・リンチ(James Lynch) マーク・オーレル(Marc Orrell) |
ウディ・ガスリー(Woody Guthrie, 1912-1967) アメリカのフォーク歌手/作詞家/作曲家。 |
この後「フランク・コステロがビリー達を引き連れて車で倉庫に向かう」でもこの曲が使われています。
ビリーがいとこのショーンを乗せて走る車で流れる曲
ビリー達がコステロのナワバリで薬の密売をするシーン
Artist | ナズ(Nas) アメリカのラッパー/ソングライター/俳優、1973年生まれ。 |
リリース | 2004年 |
作曲者 | ナズ(Nas) |
サラーム・レミ(Salaam Remi) アメリカのヒップホップ・プロデューサー/キーボード奏者、1972年生まれ。 | |
ダグ・イングル(Doug Ingle, 1945-2024) アメリカのミュージシャン/オルガニスト/作曲家。 サイケデリックロックバンド「アイアン・バタフライ」 (Iron Butterfly) のボーカリストとして知られる。 |
『Thief’s Theme』は、アイアン・バタフライの『In-A-Gadda-Da-Vida』をインクレディブル・ボンゴ・バンドがカバーしたバージョンのリフをサンプリングしています。
ショーンがコステロの手下にビリーを会わせるバーで流れる曲
クランベリージュースを注文したことをからかった客をビリーがグラスで殴りつけるシーン
Artist cover ver. | オールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothers Band) 1969年にフロリダ州ジャクソンビルで結成されたアメリカのロックバンド。 サザン・ロックの代表的バンドとして知られる。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | エルモア・ジェームス(Elmore James, 1918-1963) ミシシッピ州出身のアメリカのブルースギタリスト/シンガー/ソングライター/バンドリーダー。そのギター・テクニックから「キング・オブ・ザ・スライド・ギター」と呼ばれた。 |
マーシャル・スホーン(Marshall Sehorn, 1934-2006) アメリカのソングライター/音楽出版社オーナー/起業家。 1950年代から1970年代にかけて、アラン・トゥーサン (Allen Toussaint)のビジネスパートナーとして活動しR&Bの発展に重要な役割を果たした。 | |
サニー・ボーイ・ウィリアムソン(Sonny Boy Williamson, 1912-1965) アメリカのブルース・シンガー/ブルース・ハーモニカ奏者。 | |
Original ver. | 1962年:サニー・ボーイ・ウィリアムソン(Sonny Boy Williamson, 1912-1965) |
アイルランド人の店で店主に金を要求する男二人をビリーが殴り倒す(店で流れる曲)
Artist cover ver. | ザ・ヒューマン・ベインズ(The Human Beinz) オハイオ州ヤングスタウン出身のアメリカのロックバンド。 |
リリース | 1968年 |
作曲者 | アイズレー・ブラザーズ オケリー・アイズレー(O’Kelly Isley, 1937-1986) ルドルフ・アイズレー(Rudolph Isley, 1939-2023) ロナルド・アイズレー(Ronald Isley) |
Original ver. | 1962年:アイズレー・ブラザーズ(The Isley Brothers) 1950年代に結成されたアメリカのヴォーカル・グループ。 ゴスペル一家に育ったグループオハイオ州シンシナティのオケリー、ルドルフ、ロナルドのアイズリー三兄弟で構成される。ジミ・ヘンドリックスが無名時代にバックミュージシャンを務めー家に居候するなど深い影響を与え合ったアーティストとしても知られる。 |
フランク・コステロがビリーの腕を痛めつける
レット・イット・ルース
Artist | ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 バンド名は、シカゴブルースの父、マディー・ウォーターズの名曲『Rollin’ Stone』に由来。結成以降一度も解散することなく第一線で精力的に活動し続け、ロック界の最高峰に君臨するバンド。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | ジャガー/リチャーズ(Jagger–Richards) ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
ビリーが信用できるかどうかをコステロとフレンチが話し合う(部屋で流れる曲)
スウィート・ドリームス
Artist cover ver. | パッツィー・クライン(Patsy Cline, 1932-1963) アメリカのカントリー・ミュージック歌手。 男性歌手を前座にコンサートを行なう最初の女性カントリーミュージックスターとなり、その後の女性カントリー歌手たちの道を切り開いたパイオニア的存在として知られる。 |
リリース | 1963年 |
作曲者 | ドン・ギブソン(Don Gibson, 1928-2003) アメリカのカントリーミュージシャン/ソングライター。 孤独と失われた愛を語る曲を多く書いたため「悲しい詩人」の愛称で呼ばれた。 |
Original ver. | 1955年:ドン・ギブソン(Don Gibson, 1928-2003) |
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「レストランでコステロがビリーに “ビリーの父” の話をする」
「閉店後のレストランでコステロがビリーに “ネズミ” の話をする」
「エンディング&エンドクレジット 1曲目」(ロイ・ブキャナンのカバー版)
コステロがフレンチに歌って聞かせる曲
(ビリーが殴ったマフィア二人組の死体が見つかるシーン)
マザー・マクリー
Artist cover ver. | ジャック・ニコルソン(Jack Nicholson) フランク・コステロを演じるアイルランド系アメリカ人の俳優/プロデューサー/映画監督、1937年生まれ。 |
作曲者 | ライダ・ジョンソン・ヤング(Rida Johnson Young, 1869-1926) アメリカの女流劇作家/ソングライター/台本作家。 |
チョーンシー・オルコット(Chauncey Olcott, 1858-1932) アイルランド系アメリカ人の舞台俳優/ソングライター/歌手。 | |
アーネスト・ボール(Ernest Ball, 1878-1927) アメリカのシンガーソングライター。 | |
Original ver. | 1910年:ウィル・オークランド(Will Oakland, 1880-1956) アメリカのカウンターテナー歌手。 |
『Mother Machree』は、1911年にニューヨークで上演された演劇『Barry of Ballymore』のために作られました。
タイトルの「マクリー」(Machree)は、アイルランド語で「私の心」を意味する愛情を表す言葉です。
サリバンがマフィア二人組殺人事件の現場検証を行い犯人を逮捕する
ウェル・ウェル・ウェル
Artist | ジョン・レノン(John Lennon, 1940-1980) イギリスの歌手/ソングライター/ミュージシャン。 ビートルズの創設者/共同リードボーカリスト/リズムギタリストとして世界的な名声を得た。 |
リリース | 1970年 |
作曲者 | ジョン・レノン(John Lennon, 1940-1980) |
男が拷問されている最中に胸元のタバコを取ろうとしたノミ屋をビルが殴り倒す
Artist | ジョー・キューバ(Joe Cuba, 1931-2009) プエルトリコ系アメリカ人のコンガ奏者/バンドリーダー。 ジョー・キューバ・セクステットを結成して活躍し「ラテン・ブーガルーの父」と讃えられた。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | ジョー・キューバ(Joe Cuba, 1931-2009) |
ジミー・サバテール(Jimmy Sabater, 1936-2012) プエルトリコをルーツに持つアメリカのミュージシャン。 |
レストランでコステロがビリーに “ビリーの父” の話をする
スウィート・ドリームス
Artist cover ver. | パッツィー・クライン(Patsy Cline, 1932-1963) |
リリース | 1963年 |
作曲者 | ドン・ギブソン(Don Gibson, 1928-2003) |
Original ver. | 1955年:ドン・ギブソン(Don Gibson, 1928-2003) |
「ビリーが信用できるかどうかをコステロとフレンチが話し合う(部屋で流れる曲)」でも曲が使われていました。
コステロがレストランで居合わせた神父に話しかける
セイル・オン・セイラー
Artist | ザ・ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys) 1961年にカリフォルニア州ホーソーンで結成されたアメリカのロックバンド。 南カリフォルニアのサーフカルチャーを象徴するバンドとして知られる。 |
リリース | 1973年 |
作曲者 | タンディン・アルマー(Tandyn Almer, 1942-2013) アメリカのソングライター/ミュージシャン/音楽プロデューサー。 ビーチ・ボーイズ、パープル・ギャング、ガーデン・クラブなどの楽曲の作詞/プロデュースを手掛けた。 |
レイ・ケネディ(Ray Kennedy, 1946-2014) アメリカのシンガーソングライター/プロデューサー。 | |
ヴァン・ダイク・パークス(Van Dyke Parks) アメリカの作曲家/編曲家/音楽プロデューサー、1943年生まれ。 | |
ジャック・ライリー(Jack Rieley, 1942-2015) アメリカの実業家/音楽プロデューサー/ソングライター/ディスクジョッキー。 1970年代初頭にビーチボーイズのマネージャーを務めた。 | |
ブライアン・ウィルソン(Brian Wilson) アメリカのミュージシャン/歌手/ソングライター/音楽プロデューサー、1942年生まれ。 ロックバンド「ザ・ビーチ・ボーイズ」のリーダー。 | |
ビリーに額縁で頭を叩かれる男の部屋のテレビから流れる曲
作曲者 | マックス・スタイナー(Max Steiner, 1888-1971) ウィーン生まれのユダヤ系アメリカ人作曲家。 第一次世界大戦をきっかけにアメリカに亡命し、『カサブランカ』『風と共に去りぬ』など数多くの映画音楽を手掛け沢山の名曲を残した。 映画『男の敵』(1935)、『情熱の航路』(1942)、『君去りし後』(1944) でアカデミー作曲賞を3度受賞。「映画音楽の父」と呼ばれる。 |
『The Informer』は、ジョン・フォード監督による1935年のアメリカ映画『男の敵』(The Informer)のオリジナル・サウンドトラックです。
ビリーが男を銃で脅し情報を得るシーン
Artist | バッドフィンガー(Badfinger) 1961年にスウォンジーで結成されたウェールズのロックバンド。 ビートルズの弟分的存在として活躍しヒット曲を出すが様々な問題を抱え、1983年活動に終止符を打つ。 |
リリース | 1971年 |
作曲者 | ピート・ハム(Pete Ham, 1947-1975) ウェールズの歌手/ソングライター/ギタリスト。 ロックバンド「バッドフィンガー」(Badfinger) のリードボーカリスト/作曲家として知られる。 |
コステロが女性達を連れて観るオペラの演目
歌劇《ランメルモールのルチア》第2幕 六重唱「じゃまするのは誰だ」
作曲者 | ガエターノ・ドニゼッティ(Gaetano Donizetti, 1797-1848) 19世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家。 |
作曲年 | 1835年 |
Artist | ベルリン放送交響楽団(Rundfunk Sinfonieorchester Berlin) ベルリンを拠点とするドイツの交響楽団。1923年設立。 |
ロベルト・パテルノストロ(Roberto Paternostro) オーストリア出身の指揮者、1957年生まれ。 | |
ダニエラ・ロヤッロ(Daniela Lojarro) ギゼラ・パジーノ(Gisella Pasino) ジュゼッペ・サッバティーニ(Giuseppe Sabbatini) マイケル・ナップ(Michael Knapp) ミケーレ・ペルトゥージ(Michele Pertusi) マルコ・キンガーリ(Marco Chingari) |
『ランメルモールのルチア』は、スコットランドの小説家、ウォルター・スコット(Walter Scott, 1771-1832)の歴史小説『ランマームーアの花嫁』に基づいて作られた全3幕のオペラです。
17世紀のスコットランドを舞台に、政略結婚によって引き裂かれた恋人たちの悲劇が描かれています。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「サリバンが仕事場でコステロと電話で話すシーン(コステロの家で流れる曲)」
「亡くなったクイーナン警部の携帯電話や手帳をサリバンが調べるシーン」
「コステロの携帯電話の着信メロディ」
ビリーがマドリンの家を訪れマドリンとキスをする
ビリーが本名と社会保障番号を紙に書かされるシーンからこの曲が流れています。
コンフォタブリー・ナム
Artist cover ver. | Roger Waters with Van Morrison & The Band |
ロジャー・ウォーターズ(Roger Waters) イギリスのミュージシャン/シンガーソングライター、1943年生まれ。 ロックバンド「ピンク・フロイド」(Pink Floyd) の元ベーシスト。 | |
ヴァン・モリソン(Van Morrison) 北アイルランド出身のブルーアイド・ソウル・シンガー、1945年ベルファスト生まれ。 ロックバンド「ゼム」(Them) のリードシンガーとして活躍し、脱退後アメリカに渡りソロへ転向。高い音楽性と圧倒的な歌唱力で多くのミュージシャンからの尊敬を集める。 | |
ザ・バンド(The Band) 1967年に結成されたカナダ・トロント出身のロックバンド。 アメリカを拠点に1999年まで活動した。オリジナル・メンバーの全員がマルチプレイヤーであることから、多くのミュージシャンから尊敬を集めロックの歴史に大きな影響を与えた。 | |
リリース | 1990年(Live) |
作曲者 | ピンク・フロイド デヴィッド・ギルモア(David Gilmour) ロジャー・ウォーターズ(Roger Waters) |
Original ver. | 1979年:ピンク・フロイド(Pink Floyd) 1965年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 プログレッシブ・ロックのパイオニアとしても知られ、イエス、EL&P、キングクリムゾン、ジェネシスと共にプログレ5大バンドの一つに数えられる。 |
『Comfortably Numb』は、ピンク・フロイド(Pink Floyd)の代表曲です。ベースを担当するロジャー・ウォーターズが公演前に精神安定剤を注射された経験からインスピレーションを得て歌詞が書かれ、通称『ザ・ドクター』とも呼ばれています。
ここでは、1990年にベルリンの壁崩壊を記念して開催されたコンサート「ザ・ウォール – ライヴ・イン・ベルリン」でピンク・フロイド脱退後のロジャー・ウォーターズがヴァン・モリソンらとコラボしたバージョンが使われています。
閉店後のレストランでコステロがビリーに “ネズミ” の話をする
スウィート・ドリームス
Artist cover ver. | パッツィー・クライン(Patsy Cline, 1932-1963) |
リリース | 1963年 |
作曲者 | ドン・ギブソン(Don Gibson, 1928-2003) |
Original ver. | 1955年:ドン・ギブソン(Don Gibson, 1928-2003) |
「ビリーが信用できるかどうかをコステロとフレンチが話し合う(部屋で流れる曲)」でも曲が使われていました。
ビリーが両腕を血まみれにしたコステロに話しかけられるバーで流れる曲
ビリーがコステロに新入りを代わりに使うから帰っていいと言われるシーン
トゥイードル・ディー
Artist | ラヴァーン・ベイカー(LaVern Baker, 1929-1997) アメリカのR&B歌手。 |
リリース | 1954年 |
作曲者 | ウィンフィールド・スコット(Winfield Scott, 1920-2015) アメリカのソングライター/歌手。 |
サリバンが仕事場でフランクと電話で話す(フランクの家で流れる曲)
歌劇《ランメルモールのルチア》第2幕 六重唱「じゃまするのは誰だ」
作曲者 | ガエターノ・ドニゼッティ(Gaetano Donizetti, 1797-1848) |
作曲年 | 1835年 |
Artist | ベルリン放送交響楽団(Rundfunk Sinfonieorchester Berlin) |
ロベルト・パテルノストロ(Roberto Paternostro) | |
ダニエラ・ロヤッロ(Daniela Lojarro) ギゼラ・パジーノ(Gisella Pasino) ジュゼッペ・サッバティーニ(Giuseppe Sabbatini) マイケル・ナップ(Michael Knapp) ミケーレ・ペルトゥージ(Michele Pertusi) マルコ・キンガーリ(Marco Chingari) |
「コステロが女性達を連れて観るオペラの演目」でもこの曲が使われていました。
亡くなったクイーナン警部の携帯電話や手帳をサリバンが調べるシーン
歌劇《ランメルモールのルチア》第2幕 六重唱「じゃまするのは誰だ」
作曲者 | ガエターノ・ドニゼッティ(Gaetano Donizetti, 1797-1848) |
作曲年 | 1835年 |
Artist | ベルリン放送交響楽団(Rundfunk Sinfonieorchester Berlin) |
ロベルト・パテルノストロ(Roberto Paternostro) | |
ダニエラ・ロヤッロ(Daniela Lojarro) ギゼラ・パジーノ(Gisella Pasino) ジュゼッペ・サッバティーニ(Giuseppe Sabbatini) マイケル・ナップ(Michael Knapp) ミケーレ・ペルトゥージ(Michele Pertusi) マルコ・キンガーリ(Marco Chingari) |
「コステロが女性達を連れて観るオペラの演目」でもこの曲が使われていました。
コステロがビリー達を引き連れて車で倉庫に向かう
サリバンから尾行されているとの連絡を受けてフランクが激怒するシーン
アイム・シッピング・アップ・トゥ・ボストン
Artist | ドロップキック・マーフィーズ(Dropkick Murphys) 1996年に結成されたアメリカのケルティック・パンク・バンド。 |
リリース | 2004年 |
作曲者 | ドロップキック・マーフィーズ ケン・キャシー(Ken Casey) マシュー・ケリー(Matthew Kelly) アル・バー(Al Barr) ジェームズ・リンチ(James Lynch) マーク・オーレル(Marc Orrell) |
ウディ・ガスリー(Woody Guthrie, 1912-1967) アメリカのフォーク歌手/作詞家/作曲家。 |
「ビリーが刑務所に収監される」でもこの曲が使われていました。
コステロの携帯電話の着信メロディ
銃殺されたコステロが手に持つ携帯電話が鳴るシーン
歌劇《ランメルモールのルチア》第2幕 六重唱「じゃまするのは誰だ」
作曲者 | ガエターノ・ドニゼッティ(Gaetano Donizetti, 1797-1848) 19世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家。 |
作曲年 | 1835年 |
「コステロが女性達を連れて観るオペラの演目」でもこの曲が使われていました。
グウェンからコステロにかかってきた電話にサリバンが出て話をするシーン
歌劇《ランメルモールのルチア》第1幕 前奏曲「近くの浜辺や塔の広い廃墟を駆け回ろう」
作曲者 | ガエターノ・ドニゼッティ(Gaetano Donizetti, 1797-1848) 19世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家。 |
作曲年 | 1835年 |
Artist | サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団(Orchestra dell’Accademia Nazionale di Santa Cecilia) ローマを本拠地とするオーケストラ。1908年創立。 |
ジョン・プリッチャード(John Pritchard, 1921-1989) イギリスの指揮者。 |
ビリー・コスティガンの葬儀でバグパイプで演奏される曲
交響曲第9番 ホ短調「新世界より」 Op. 95, B. 178 – 第2楽章 ラルゴ
作曲者 | アントニン・ドヴォルザーク(Antonín Dvorák, 1841-1904) チェコの作曲家。 |
作曲年 | 1893年 |
エンディング&エンドクレジット 1曲目
スウィート・ドリームス
Artist cover ver. | ロイ・ブキャナン(Roy Buchanan, 1939-1988) アメリカのギタリスト/ブルースミュージシャン。 テレキャスターサウンドのパイオニア的存在として知られる。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | ドン・ギブソン(Don Gibson, 1928-2003) アメリカのカントリーミュージシャン/ソングライター。 孤独と失われた愛を語る曲を多く書いたため「悲しい詩人」の愛称で呼ばれた。 |
Original ver. | 1955年:ドン・ギブソン(Don Gibson, 1928-2003) |
「ビリーが信用できるかどうかをコステロとフレンチが話し合う(部屋で流れる曲)」ではパッツィー・クライン(Patsy Cline)によるカバー版が使われていました。
『ディパーテッド』のサントラ
『ディパーテッド』は、ハワード・ショア(Howard Shore)が音楽を担当しました。
ハワード・ショアは、カナダ・オンタリオ州トロント出身の作曲家です。デヴィッド・クローネンバーグ監督映画の音楽で知られるようになり、『ロード・オブ・ザ・リング』『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』でアカデミー作曲賞を受賞しました。

『ディパーテッド』キャスト・スタッフ
監督 | マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese) |
脚本 | ウィリアム・モナハン(William Monahan) |
原作 | アラン・マック(Alan Mak) |
フェリックス・チョン(Felix Chong) | |
製作 | ブラッド・ピット(Brad Pitt) |
ブラッド・グレイ(Brad Grey) | |
グレアム・キング(Graham King) | |
音楽 | ハワード・ショア(Howard Shore) |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 2006年10月6日 |
2007年1月20日 | |
上映時間 | 150分 |
ビリー・コスティガン:レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)
コリン・サリバン:マット・デイモン(Matt Damon)
フランク・コステロ:ジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)
クイーナン警部:マーティン・シーン(Martin Sheen)
ディグナム巡査部長:マーク・ウォールバーグ(Mark Wahlberg)
マドリン:ヴェラ・ファーミガ(Vera Farmiga)
フレンチ:レイ・ウィンストン(Ray Winstone)
エーラビー警部:アレック・ボールドウィン(Alec Baldwin)
ブラウン巡査:アンソニー・アンダーソン(Anthony Anderson)
バリガン巡査:ジェームズ・バッジ・デール(James Badge Dale)
グウェン:クリステン・ダルトン(Kristen Dalton)
デラハント:マーク・ロルストン(Mark Rolston)
フィツィ:デヴィッド・オハラ(David O’Hara)
フランク・ラツィオ:ロバート・ウォールバーグ(Robert Wahlberg)
ショーン:ケヴィン・コリガン(Kevin Corrigan)
ジミー・バッグ:ミック・オルーク(Mick O’Rourke)
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