『普通の人々』の挿入曲とサントラ | 解説付き全曲紹介Filmmusik
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『普通の人々』の挿入曲とサントラ

1980年にアメリカで制作された映画『普通の人々』(原題:Ordinary People)は、家族の死を引き金にバランスを失った機能不全家族の様子を描いたホームドラマです。ロバート・レッドフォードが監督をつとめました。

第53回アカデミー賞では6部門にノミネートされ、作品賞・監督賞など4部門を受賞しました。

『普通の人々』の挿入曲

『普通の人々』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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オープニング

Canon and Gigue in D Major, P. 37 – I. Canon
通称『パッヘルベルのカノン』
作曲者ヨハン・パッヘルベル(Johann Pachelbel, 1653-1706)
ドイツの作曲家/オルガニスト/教師。

カノンとは、2つ以上の声部が同じ旋律を異なる時点からそれぞれ開始して演奏される作曲技法のことを言います。
「規範、定規、基準」を意味する古代ギリシア語(カノーン)を語源とします。

『パッヘルベルのカノン』は、3本のヴァイオリンと通奏低音(チェンバロ)の編成で書かれています。
一つの旋律を3つのヴァイオリンが2小節づつずらして演奏する為、同時に同じ旋律を奏でることはありませんが、旋律の重なりが美しい和音となりエンディングを迎えます。

バーガー医師が修理しているプレーヤーから流れる曲

コンラッドが初めてバーガー医師のもとを訪れるシーン

The Four Seasons, Violin Concerto in F Major, Op.8 No.3, RV 293 “Autumn” – III. Allegro “La caccia”
四季 – ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調「秋」 Op. 8, No. 3, RV 293 – 第3楽章 アレグロ (狩り)
作曲者アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741)
バロック音楽を代表するイタリアの作曲家。
出版年1725年

ジャレット夫婦が訪れる誕生日パーティで、ケーキが運び込まれ皆が歌う曲

For He’s a Jolly Good Fellow
フォー・ヒズ・ア・ジョリィ・グッド・フェロー

『For He’s a Jolly Good Fellow』は、大切なイベントを祝う席で対象者を祝福する目的で歌われる定番の曲です。
フランス民謡『マルブルーは戦争に行く』が原曲です。

ジャレット夫婦が訪れた誕生日パーティでベスや女性客がピアノに合わせ歌う曲

What I Did for Love
邦題『愛した日々に悔いはない』
作曲者マーヴィン・ハムリッシュ(Marvin Hamlisch, 1944-2012)
アメリカの作曲家/指揮者。
第46回アカデミー賞で、劇映画作曲賞(追憶)、編曲・歌曲賞(スティング)、歌曲賞(追憶)の3冠を達成。アメリカの4つのトップ・エンターテイメント賞(エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞/オスカー、トニー賞)全てを獲得した人物に与えられる称号「EGOT」を持つ。
エドワード・クレバン(Edward Kleban, 1939-1987)
アメリカの作曲家/作詞家。
ブロードウェイミュージカル『コーラスライン』の作詞をしたことで知られる。
Original ver.1975年:プリシラ・ロペス(Priscilla Lopez)
アメリカの歌手/ダンサー/女優、1948年生まれ。

『What I Did for Love』は、1975年初演のブロードウェイミュージカル『コーラスライン』のミュージカルナンバーです。

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学校のコーラスで生徒達が歌う曲(コンラッドがジェニンに歌声を褒められる)

Messiah, HWV 56, Part II: Chorus “Hallelujah”
オラトリオ《メサイア》 HWV 56 / 第2部 No 41: ハレルヤ・コーラス
作曲者ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(George Frideric Handel)
イギリスで活躍したドイツ出身の作曲家。
作曲年1741年

感情を出さないコンラッドを茶化すようにバーガー医師が歌う曲

カウンセリングでコンラッドがバーガー医師に怒りを爆発させるシーン

(I Never Promised You A) Rose Garden
邦題『ローズ・ガーデン』
作曲者ジョー・サウス(Joe South, 1940-2012)
アメリカのシンガーソングライター/ギタリスト。
代表作『孤独の影』『ローズ・ガーデン』
Original ver.1967年:ビリー・ジョー・ローヤル(Billy Joe Royal)

酔ってファストフード店に入ってくるコンラッドの友人達が皆で歌う曲

コンラッドとジェニンがデートをするファストフード店に友人達が入って来るシーン

Nobody Can Do It Like McDonald’s Can

『Nobody Can Do It Like McDonald’s Can』は、シカゴに本社を置くファストフードチェーン店「マクドナルド」のCMに使われた曲です。
1979年〜1981年の北米でのコーポレートスローガンが曲のタイトルとなっています。

エンドクレジット

Canon and Gigue in D Major, P. 37 – I. Canon
通称『パッヘルベルのカノン』
作曲者ヨハン・パッヘルベル(Johann Pachelbel, 1653-1706)
ドイツの作曲家/オルガニスト/教師。
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『普通の人々』のサントラ

『普通の人々』はマーヴィン・ハムリッシュ(Marvin Hamlisch)が音楽を担当しました。

マーヴィン・ハムリッシュは、アメリカ・ニューヨーク出身の作曲家です。第46回アカデミー賞では、『追憶』で劇映画作曲賞・歌曲賞、『スティング』で編曲・歌曲賞の3冠を達成。アメリカの4つのトップ・エンターテイメント賞(エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞/オスカー、トニー賞)全てを獲得した人物に与えられる称号「EGOT」を持つことでも知られています。

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『普通の人々』キャスト・スタッフ

監督ロバート・レッドフォード(Robert Redford)
脚本アルヴィン・サージェント(Alvin Sargent)
原作ジュディス・ゲスト(Judith Guest)
製作ロナルド・L・シュワリー(Ronald L. Schwary)
音楽マーヴィン・ハムリッシュ(Marvin Hamlisch)
配給 パラマウント映画/CIC
公開 1980年9月19日
1981年3月7日
上映時間124分

カルビン・ジャレット:ドナルド・サザーランド(Donald Sutherland)
ベス・ジャレット:メアリー・タイラー・ムーア(Mary Tyler Moore)
コンラッド・ジャレット:ティモシー・ハットン(Judd Hirsch)
タイロン・バーガー医師:ジャド・ハーシュ(Judd Hirsch)
ジェニン・プラット:エリザベス・マクガヴァン(Elizabeth McGovern)
カレン・アルドリッチ:ダイナ・マノフ(Dinah Manoff)
バック・ジャレット:スコット・ドーブラー(Scott Doebler)
スティルマン:アダム・ボールドウィン(Adam Baldwin)
水泳部のコーチ:M・エメット・ウォルシュ(M. Emmet Walsh)
ジョー・レーゼンビー:フレドリック・レーン(Fredric Lehne)

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