2004年にアメリカで制作された映画『エターナル・サンシャイン』(原題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind)は、ケンカ別れした男女が記憶除去手術を受け、互いを忘れようとした行末を描いたSF恋愛映画です。
第77回アカデミー賞では、2部門にノミネートされ、脚本賞を受賞しました。
- 『エターナル・サンシャイン』の挿入曲
- 列車の中でクレメンタインがジョエルに向かって歌う曲
- 列車を降りた後、ジョエルが家まで車で送るとクレメンタインに声をかける(車で流れる曲)
- クレメンタインの自宅で流れる曲(カクテルを作りジョエルに手渡す)
- クレメンタインの自宅で流れる曲(カクテルを飲みながら話をする)
- クレメンタインの自宅で流れる曲(クレメンタインがジョエルに電話番号を教える)
- オープニングクレジット(ジョエルのカーオーディオから流れる曲)
- ジョエルがクレメンタインとの思い出の品を持ってクリニックを訪れる(施術室から流れる曲)
- ハワード博士がジョエルを施術室に連れて行きスタンを紹介する(施術室で流れる)
- ジョエルとクレメンタインがソファで隣同士に座りケータリングの中華を食べるシーン
- 記憶消去中のジョエルの枕元でメアリーとスタンがダンスをする(部屋で流れる曲)
- メアリーとスタンがジョエルの部屋で下着姿で踊る(部屋に大音量で流れる)
- 回想 | 幼いジョエルが長靴で水たまりへジャンプしながら歌う曲
- メアリーから送られてきたテープが流れるジョエルの部屋で二人が話をするシーン
- 『エターナル・サンシャイン』のサントラ
- 『エターナル・サンシャイン』キャスト・スタッフ
『エターナル・サンシャイン』の挿入曲
『エターナル・サンシャイン』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
列車の中でクレメンタインがジョエルに向かって歌う曲
自分の名前を聞いてもからかわなかったジョエルに、クレメンタインがテレビアニメ「珍犬ハックル」の話をするシーン。
邦題『いとしのクレメンタイン』
『Oh! My Darling, Clementine』は、アメリカの西部開拓時代発祥のフォークバラードです。日本の唱歌『雪山讃歌』は、このメロディに独自の歌詞をつけて作られました。
『Oh! My Darling, Clementine』は、ジョン・フォード監督による1946年の西部劇映画『荒野の決闘』(原題:My Darling Clementine)の主題歌として使われ、広く知られるようになりました。
また、1958年から1961年までアメリカで放送されていたテレビアニメ『珍犬ハックル』(The Huckleberry Hound Show)の主人公の犬(ハックル)のシグネチャ・ソングとしても知られています。ハックルはバンジョーを弾きながらこの曲を歌っています。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われていました。
「ジョエルとクレメンタインがキッチンのシンクで入浴をするシーン」
「砂浜でチキンを食べるクレメンタインにジョエルが歌う曲」
「メアリーから送られてきたテープが流れるジョエルの部屋で二人が話をするシーン」
列車を降りた後、ジョエルが家まで車で送るとクレメンタインに声をかける(車で流れる曲)
Artist | ポリフォニック・スプリー(The Polyphonic Spree) 2000年にティム・デラフタ(Tim DeLaughter)によって結成されたテキサス州ダラス出身のアメリカの混声・シンフォニー・ロックグループ。 |
リリース | 2001年 |
作曲者 | ティム・デラフタ(Tim DeLaughter) アメリカのロックミュージシャン、1965年生まれ。 |
クレメンタインの自宅で流れる曲(カクテルを作りジョエルに手渡す)
Artist | ラタ・マンゲシュカル(Lata Mangeshkar, 1929-2022) インドの歌手。 妹のアシャ・ボスレと共にインドで最も人気のあるプレイバックシンガーとして活躍していた。 |
リリース | 1976年:Soundtrack『Nagin』 |
作曲者 | ラクシュミカント&ピャレラル(Laxmikant–Pyarelal) ラクシュミカント・シャンタラム・クンダルカール(Laxmikant Shantaram Kudalkar, 1937–1998) とピャレラル・ランプラサド・シャルマ(Pyarelal Ramprasad Sharma)の二人によるインドのソングライターデュオ。 |
ヴェルマ・マリク(Verma Malik, 1925-2009) インドの作詞家/詩人。 |
『Tere Sang Pyar Main』は、1976年のインド・ホラー映画『Nagin』のオリジナル・サウンドトラックです。
クレメンタインの自宅で流れる曲(カクテルを飲みながら話をする)
Artist | モハメド・ラフィ(Mohammad Rafi, 1924-1980) インドの歌手/プレイバックシンガー。 インド映画黄金時代の1950〜1960年代を中心に1000本以上の録音を残した。 |
リリース | 1971年:Soundtrack『GAMBLER』 |
作曲者 | S.D. バーマン(S.D. Burman, 1906-1975) インドの音楽監督/歌手。 |
ゴパルダス・ニーラジ(Gopaldas Neeraj, 1925-2018) インドの詩人。 |
『Mere Man Tera Pyasa』は、1971年のインド・犯罪スリラー映画『GAMBLER』のオリジナル・サウンドトラックです。
クレメンタインの自宅で流れる曲(クレメンタインがジョエルに電話番号を教える)
Artist | ラタ・マンゲシュカル(Lata Mangeshkar, 1929-2022) インドの歌手。 妹のアシャ・ボスレと共にインドで最も人気のあるプレイバックシンガーとして活躍していた。 |
リリース | 1987年:Soundtrack『Dil Tujhko Diya』 |
作曲者 | ラジェシュ・ロシャン(Rajesh Roshan) インドの音楽監督/作曲家、1955年生まれ。 |
『Wada Na Tod』は、1987年のインド映画『Dil Tujhko Diya』のオリジナル・サウンドトラックです。
オープニングクレジット(ジョエルのカーオーディオから流れる曲)
(ジョエルが泣きながら車を運転するシーン)
邦題『永遠の想い』
Artist cover ver. | ベック(Beck) アメリカのミュージシャン/歌手/ソングライター/音楽プロデューサー、1970年ロサンゼルス生まれ。 |
リリース | 2004年 |
作曲者 | ジェームス・ウォーレン(James Warren) イギリスの歌手/ギタリスト、1951年生まれ。ポップバンド「コーギス」(The Korgis) のメンバー。 |
Original ver. | 1980年:コーギス(The Korgis) イギリスのポップバンド。 |
この後、以下のシーンでもこの曲が使われていました。
「ベッドで横になるジョエルとクレメンタインが口論をするシーン」
「エンディング&エンドクレジット」
ジョエルがクレメンタインとの思い出の品を持ってクリニックを訪れる(施術室から流れる曲)
Artist | ドン・ネルソン(Don Nelson, 1927-2013) アメリカの脚本家/映画プロデューサー/ジャズミュージシャン。 |
リリース | 2004年:Soundtrack『エターナル・サンシャイン』 |
作曲者 | ドン・ネルソン(Don Nelson, 1927-2013) |
ハワード博士がジョエルを施術室に連れて行きスタンを紹介する(施術室で流れる)
Artist | ドン・ネルソン(Don Nelson, 1927-2013) アメリカの脚本家/映画プロデューサー/ジャズミュージシャン。 |
リリース | 2004年:Soundtrack『エターナル・サンシャイン』 |
作曲者 | ドン・ネルソン(Don Nelson, 1927-2013) |
ジョエルとクレメンタインがソファで隣同士に座りケータリングの中華を食べるシーン
ヴァイオリン協奏曲第8番 ニ長調 Op.99 – 第1楽章
作曲者 | シャルル・オーギュスト・ド・ベリオ(Charles-Auguste de Bériot, 1802-1870) ベルギーのヴァイオリニスト/作曲家。 |
記憶消去中のジョエルの枕元でメアリーとスタンがダンスをする(部屋で流れる曲)
Artist | ウィロウズ(The Willowz) 2002年に結成されたアメリカのガレージパンクロックバンド。 |
リリース | 2004年 |
作曲者 | リッチー・ジェームズ・イートン(Richie James Eaton) アメリカのミュージシャン/シンガーソングライター、1983年生まれ。 ガレージパンクロックバンド「ウィロウズ」(The Willowz) のメンバー。 |
メアリーとスタンがジョエルの部屋で下着姿で踊る(部屋に大音量で流れる)
ジョエルが記憶消去を中止して欲しいと叫ぶシーン
Artist | ウィロウズ(The Willowz) 2002年に結成されたアメリカのガレージパンクロックバンド。 |
リリース | 2004年 |
作曲者 | リッチー・ジェームズ・イートン(Richie James Eaton) アメリカのミュージシャン/シンガーソングライター、1983年生まれ。 ガレージパンクロックバンド「ウィロウズ」(The Willowz) のメンバー。 |
回想 | 幼いジョエルが長靴で水たまりへジャンプしながら歌う曲
クレメンタインが存在しない記憶をジョエルが思い出すシーン
ロー・ロー・ロー・ユア・ボート
『Row, Row, Row Your Boat』は、アメリカ起源の英語の童謡です。
メアリーから送られてきたテープが流れるジョエルの部屋で二人が話をするシーン
邦題『いとしのクレメンタイン』
『エターナル・サンシャイン』のサントラ
『エターナル・サンシャイン』はジョン・ブライオン(Jon Brion)が音楽を担当しました。
ジョン・ブライオンは、アメリカ・ニュージャージー出身の作曲家・音楽プロデューサーです。『ハードエイト』や『マグノリア』など、ポール・トーマス・アンダーソン監督作品の音楽を多く手掛けています。
『エターナル・サンシャイン』キャスト・スタッフ
監督 | ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry) |
脚本 | チャーリー・カウフマン(Charlie Kaufman) |
製作 | スティーヴ・ゴリン(Steve Golin) |
アンソニー・ブレグマン(Anthony Bregman) | |
音楽 | ジョン・ブライオン(Jon Brion) |
配給 | ギャガ |
公開 | 2004年3月19日 |
2005年3月19日 | |
上映時間 | 107分 |
ジョエル・バリッシュ:ジム・キャリー(Jim Carrey)
クレメンタイン・クルシェンスキー: ケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)
パトリック:イライジャ・ウッド(Elijah Wood)
メアリー:キルスティン・ダンスト(Kirsten Dunst)
スタン:マーク・ラファロ(Mark Ruffalo)
ハワード・ミュージワック博士:トム・ウィルキンソン(Tom Wilkinson)
ロブ:デヴィッド・クロス(David Cross)
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