『ラストナイト・イン・ソーホー』の挿入曲26曲とサントラ | 解説付き全曲紹介Filmmusik
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『ラストナイト・イン・ソーホー』の挿入曲26曲とサントラ

2021年にイギリスで制作された映画『ラストナイト・イン・ソーホー』(原題:Last Night In Soho)は、イギリス・ロンドンのウエストエンド地区にあるソーホーを舞台に巻き起こるタイムリープ・サイコホラー映画です。

『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライトが監督をつとめ、脚本はエドガー・ライトとクリスティ・ウィルソン=ケアンズが共同で執筆しました。

『ラストナイト・イン・ソーホー』の挿入曲

『ラストナイト・イン・ソーホー』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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オープニング(レコードから流れる曲)

エロイーズが新聞紙で製作したドレスを着用し部屋で踊る

A World Without Love
邦題『愛なき世界』
Artistピーター&ゴードン(Peter and Gordon)
ピーター・アッシャーとゴードン・ウォーラーの二人によるイギリスのポップ・デュオ。
リリース1964年
作曲者John Lennon and Paul McCartney
ジョン・レノン(John Lennon, 1940-1980)
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)

『A World Without Love』は、ポール・マッカートニーが16歳の時に書いた作品です。
その6年後、ポールが当時交際していた女優(ジェーン・アッシャー)の弟がデュオ・デビューすることとなり、ポールは求めに応じこの曲を提供しました。

ピーター&ゴードンのデビューシングルとなった『A World Without Love』は、英米で共に大ヒットし、デュオは華々しいデビューを飾りました。

エロイーズがスーツケースに大切なものを詰めロンドン行きの準備をする

心配する祖母と話をするシーン

Wishin’ and Hopin’
ウィッシン・アンド・ホーピン
Artist
cover ver.
ダスティ・スプリングフィールド(Dusty Springfield, 1939-1999)
イギリスの歌手。1960年に兄とその友人との3人で結成したフォークポップボーカルトリオ「ザ・スプリングフィールズ」で人気を博すが、1963年にグループを脱退。その後ソロ歌手として成功を収め、60年代を代表するファッション・アイコンとしても注目を集めた。
リリース1963年
作曲者バート・バカラック(Burt Bacharach, 1928-2023)
アメリカの作曲家/音楽プロデューサー/楽団指揮者。
代表作『雨にぬれても』『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』『小さな願い』
ハル・デヴィッド(Hal David, 1921-2012)
バート・バカラックとの共作で知られるアメリカの作詞家。
代表作『雨にぬれても』『愛はすべてを越えて』『恋の面影』『世界は愛を求めている』
Original ver.1963年: ディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)
アメリカのポップス歌手、1940年ニュージャージー州イーストオレンジ生まれ。バート・バカラックの作品を多数歌唱したことでも知られる。

エロイーズがロンドンに旅立つ

エロイーズが列車の中で窓の外の景色を見ながらヘッドフォンで聴く曲

Don’t Throw Your Love Away
Artist
cover ver.
サーチャーズ(The Searchers)
1959年にリバプールで結成されたイギリスのロックバンド。1960年代のブリティッシュ・インヴェイジョン期を支えたバンドとして知られる。
リリース1964年
作曲者ビリー・ジャクソン(Billy Jackson)
アメリカのソウル&ディスコ音楽プロデューサー/シンガー/ソングライター。
ジミー・ウィズナー(Jimmy Wisner, 1931-2018)
アメリカのジャズピアニスト/プロデューサー/ソングライター。
Original ver.1963年:オーロンズ(The Orlons)
1960年にフィラデルフィアで結成されたアメリカのR&Bグループ。

駅を出てタクシーに乗り寮に向かう

Waterloo Sunset
ウォータールー・サンセット
作曲者レイ・デイヴィス(Ray Davies)
イギリスのシンガーソングライター/ミュージシャン、1944年ロンドン生まれ。キンクスのフロントマンとして知られる。
Original ver.1967年:キンクス (The Kinks)
1963年に結成されたイギリスのロックバンド。ビートルズ、ローリング・ストーンズと並んでブリティッシュロックの三大グループのひとつといわれる。

キンクス(The Kinks)の曲が使われている映画一覧はコチラ

イントロ部分がアレンジされギターで演奏されています。

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エロイーズとジョカスタら新入生5人がパブに向かい街を歩く

Beat Girl
Artistジョン・バリー(John Barry, 1933-2011)
イギリスの作曲家/映画音楽指揮者。「007/ジェームズ・ボンド」シリーズの曲など多くの映画音楽の作曲を手がけたイギリスを代表する作曲家。
リリース1960年:Soundtrack『狂っちゃいねえぜ』
作曲者ジョン・バリー(John Barry, 1933-2011)

『Beat Girl』は、1960年のイギリス・エクスプロイテーション映画『狂っちゃいねえぜ』(原題:Beat Girl)のメインテーマ曲です。
映画『狂っちゃいねえぜ』は、ジョン・バリーが作曲した最初の映画音楽作品で、英国初のサウンドトラックアルバムとしてリリースされました。

ジョン・バリーはその後「007/ジェームズ・ボンド」シリーズなど沢山の映画音楽を手掛け、『野生のエルザ』『冬のライオン』『愛と哀しみの果て』『ダンス・ウィズ・ウルブズ』の4作品でアカデミー賞を受賞しました。

エロイーズが一人で寮に戻りヘッドフォンで聴く曲

エロイーズがベッドに横になり音楽を聴いているところにジョカスタが男を連れて帰宅するシーン

Starstruck
Artistキンクス (The Kinks)
1963年に結成されたイギリスのロックバンド。ビートルズ、ローリング・ストーンズと並んでブリティッシュロックの三大グループのひとつといわれる。
リリース1968年
作曲者レイ・デイヴィス(Ray Davies)
イギリスのシンガーソングライター/ミュージシャン、1944年ロンドン生まれ。キンクスのフロントマンとして知られる。

キンクス(The Kinks)の曲が使われている映画一覧はコチラ

寮を出たエロイーズが下宿先の屋根裏部屋でレコードで流す曲

【60’s】エロイーズが1965年のソーホー地区に初めてタイムスリップするシーン
(エロイーズがカフェ・ド・パリに入ると、シラ・ブラックがハウスバンドと共にこの歌を歌っています)

You’re My World
Artist
cover ver.
シラ・ブラック(Cilla Black, 1943-2015)
イギリスの歌手/司会者/女優/作家。
リリース1964年
作曲者ウンベルト・ビンディ(Umberto Bindi, 1932-2002)
イタリアのシンガーソングライター。
ジーノ・パオーリ(Gino Paoli)
イタリアのシンガーソングライター、1934年生まれ。
カール・シグマン(Carl Sigman, 1909-2000)
アメリカのソングライター。
Original ver.1963年:ウンベルト・ビンディ(Umberto Bindi, 1932-2002)

『You’re My World』は、イタリアのバラード『Il mio mondo』に英語が歌詞をつけて作られたカバー曲です。

シラ・ブラックは、リヴァプールで生まれました。
エンターテイナーを夢みる彼女は、ビートルズの聖地として知られる「キャバーンクラブ」(The Cavern Club)のクローク係のアルバイトを始め人脈を得て活躍の場を広めていったと言われています。
そして、1963年、ジョン・レノンとポール・マッカートニー作曲の『Love of the Loved』で、デビューを果たしました。

現在、キャバーンクラブの跡地にはシラ・ブラックの銅像が立っています。


この後「サンディがナイフを持ち階段を上がりながら歌う曲」でもこの曲が使われています。

【60’s】「カフェ・ド・パリ」でジャックとエリーがダンスをする曲

エリーにしつこく言いよる男をジャックが殴り店の電話ボックスに入りキスをするまでこの曲が流れています。

Wade in the Water
ウェイド・イン・ザ・ウォーター
Artistグラハム・ボンド・オーガニゼーション(The Graham Bond Organization)
イギリスのジャズ/R&Bグループ。ハモンド・オルガンをフィーチュアした独特のR&Bサウンドでクラブを中心に人気を博す。「クリーム」の二人(ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカー)が在籍していたことでも知られる。
リリース1965年

『Wade in the Water』は、長く歌い継がれてきた黒人霊歌です。

この曲は、聖書の出エジプト記を暗示していますが、逃亡する奴隷に犬の追跡を避けるために水の中を歩くよう指示する「暗号歌」とも言われています。

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【60’s】ジャックがサンディを連れて店から逃げ出す

Oh Baby
Artistグラハム・ボンド・オーガニゼーション(The Graham Bond Organization)
イギリスのジャズ/R&Bグループ。ハモンド・オルガンをフィーチュアした独特のR&Bサウンドでクラブを中心に人気を博す。「クリーム」の二人(ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカー)が在籍していたことでも知られる。
リリース1965年
作曲者グラハム・ボンド(Graham Bond, 1937-1974)
イギリスのロック/ブルース・ミュージシャン。イギリスで初めてハモンド・オルガンやメロトロンを手にしたことで知られるミュージシャン。1960年代英国のリズム&ブルースブームの創始者とされる。

【60’s】ジャックがサンディを車に乗せ家まで送る

サンディがエロイーズのベッド横になり、翌朝、目覚ましの音でエロイーズが起きるまで流れています。(屋根裏部屋のレコードの曲)

Anyone Who Had a Heart
邦題『恋するハート』
Artist
cover ver.
シラ・ブラック(Cilla Black, 1943-2015)
イギリスの歌手/司会者/女優/作家。
リリース1964年
作曲者バート・バカラック(Burt Bacharach, 1928-2023)
アメリカの作曲家/音楽プロデューサー/楽団指揮者。
代表作『雨にぬれても』『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』『小さな願い』
作曲年ハル・デヴィッド(Hal David, 1921-2012)
バート・バカラックとの共作で知られるアメリカの作詞家。
代表作『雨にぬれても』『愛はすべてを越えて』『恋の面影』『世界は愛を求めている』
Original ver.1963年: ディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)
アメリカのポップス歌手、1940年ニュージャージー州イーストオレンジ生まれ。バート・バカラックの作品を多数歌唱したことでも知られる。

ここで使われたシラ・ブラックのカバーバージョンは、ビートルズとの仕事で知られるジョージ・マーティン(George Martin)のプロジュースでアビー・ロード・スタジオでレコーディングされ、イギリスでは3週連続ナンバーワンヒットを記録するヒット作となりました。


この後「大家の部屋で流れる曲(大家がエロイーズに紅茶を飲むようすすめ話を始める)」でもこの曲が使われています。

ベッドから起き上がったエロイーズが部屋の中を見渡すシーン

Anna Painting
Artistフォー・テット(Four Tet)
イギリスのエレクトロニック・ミュージシャン、1978年ロンドン生まれ。
リリース2019年
作曲者フォー・テット(Four Tet)

学校を出るエロイーズがヘッドフォンで聴く曲(ジョンに話しかけられる)

→ 【60’s】ジャックが家に迎えに来て車で「リアルト」に向かうシーン

Got My Mind Set on You
邦題『セット・オン・ユー』
Artistジェイムズ・レイ(James Ray, 1941-1963)
アメリカのR&Bシンガー。
リリース1962年
作曲者ルディ・クラーク(Rudy Clark, 1935-2020)
1960年代から1970年代に活躍したニューヨーク出身のソングライター。

『Got My Mind Set on You』は、アメリカのR&Bシンガー、ジェイムズ・レイの1962年のヒット曲です。また、ビートルズのリードギタリスト、ジョージ・ハリソン(George Harrison, 1943-2001)がカバーしたことでも知られています。

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【60’s】サンディがクラブ「リアルト」でのオーディションで歌う曲

Downtown
邦題『恋のダウンタウン』
作曲者トニー・ハッチ(Tony Hatch)
イギリスの作曲家/ソングライター/ピアニスト/アレンジャー/プロデューサー、1939年生まれ。
Original ver.1964年:ペトゥラ・クラーク(Petula Clark)
イギリスの歌手/女優、1932年生まれ。フランスにも進出を果たした1960年代のイギリスを代表するシンガーの一人。

トニー・ハッチは、1964年秋に初めてニューヨークを訪れ、ダウンタウンの雰囲気を気に入りこの曲を作りました。
1964年11月にリリースされ、12月にはオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカでも1位を達成するなど世界中でヒットしました。


この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
エロイーズが大家と話をした後、屋根裏部屋でレコードをかけ流す曲
エンディング

【60’s】オーディションを終えたサンディがジャックと外に出てキスをする

サンデイがジャックとキスをし、部屋に戻る → エロイーズが自室のベッドで目覚める

Primitive London 1
Artistベイジル・カーチン(Basil Kirchin, 1927-2005)
イギリスのドラマー/作曲家。
リリース1964年
作曲者John A. Coleman, Basil Kirchin and Pat Ryan

この曲は、1964年のイギリスのドキュメンタリー映画『London in the Raw』のために作られました。

エロイーズが髪をブロンドに染め「ロンドンは最高だ」と電話で祖母に話す

学校でサンディをイメージしたドレスを製作し、アンティークショップで買い物をするシーンまで流れています。

(Love Is Like a) Heat Wave
邦題『恋はヒートウェーヴ』
Artist
cover ver.
ザ・フー(The Who)
1964年にメジャーデビューしたイギリスのロックバンド。荒々しく派手なパフォーマンスや、メンバー個々の高い演奏技術から「世界最高のライヴ・バンド」と称される。
リリース1966年

ザ・フー(The Who)の曲が使われている映画一覧はコチラ

作曲者ホーランド=ドジャー=ホーランド(Holland-Dozier-Holland)
ラモント・ドジャーとホーランド兄弟によるソングライティング/制作トリオ。
ブライアン・ホーランド(Brian Holland)
ラモント・ドジャー(Lamont Dozier, 1941-2022)
エディ・ホーランド・ジュニア(Edward Holland Jr. )
Original ver.1963年:マーサ&ザ・ヴァンデラス(Martha & The Vandellas)
1957年にデトロイトで結成された女性コーラスグループ。

パブの地下にあるバーで流れる曲

エロイーズがアルバイトをしたいとパブのオーナーに会いに行くシーン

Bad Penny
Artistロリー・ギャラガー(Rory Gallagher, 1948-1995)
アイルランド出身のブルースロック・ギタリスト。
リリース1979年
作曲者ロリー・ギャラガー(Rory Gallagher, 1948-1995)
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エロイーズが大家と話をした後、屋根裏部屋でレコードをかけ流す曲

ベッドに入り静かに曲を聴き、→【60’s】へ

Downtown
邦題『恋のダウンタウン』
Artistペトゥラ・クラーク(Petula Clark)
イギリスの歌手/女優、1932年生まれ。フランスにも進出を果たした1960年代のイギリスを代表するシンガーの一人。
リリース1964年
作曲者トニー・ハッチ(Tony Hatch)
イギリスの作曲家/ソングライター/ピアニスト/アレンジャー/プロデューサー、1939年生まれ。

【60’s】サンディがクラブ「リアルト」でのオーディションで歌う曲」でもこの曲が使われていました。

【60’s】サンディがバックダンサーの一員として男たちの前で踊る曲

マリオネットダンサーが歌っています。ショーを観ていたエロイーズは途中退席しサンディの楽屋に向かいます。

Puppet on a String
邦題『恋するあやつり人形』
Artistサンディ・ショー(Sandie Shaw)
イングランドの歌手、1947年生まれ。「裸足の女王」として人気を博したスウィンギング・ロンドン時代の歌姫。
リリース1967年
作曲者ビル・マーチン(Bill Martin, 1938-2020)
スコットランドのソングライター/編集者/インプレサリオ。
フィル・コウルター (Phil Coulter)
アイルランドのミュージシャン/ソングライター/レコードプロデューサー、1942年生まれ。

サンディ・ショーは、16歳の時にアダム・フェイス(ロックンロールティーンアイドル)の紹介で、彼のマネージャーのイヴ・テイラー(Eve Taylor, 1915-1983)と契約しデビューを果たしました。
イヴ・テイラーは、1960年代に「ショービジネスの女王蜂」として名を馳せた有名タレントマネージャです。彼女の提案でサンディ・ショーは裸足で演奏し、それがトレードマークとなり「裸足の女王」と呼ばれるようになりました。

【60’s】クレオパトラの扮装をしたダンサーが舞台で踊る曲

サンディがジャックに店に連れ戻され、中年男性に紹介されるシーン

Spanish Blues
Artistグラハム・ボンド・オーガニゼーション(The Graham Bond Organization)
イギリスのジャズ/R&Bグループ。ハモンド・オルガンをフィーチュアした独特のR&Bサウンドでクラブを中心に人気を博す。「クリーム」の二人(ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカー)が在籍していたことでも知られる。
リリース1965年
作曲者グラハム・ボンド(Graham Bond, 1937-1974)
イギリスのロック/ブルース・ミュージシャン。イギリスで初めてハモンド・オルガンやメロトロンを手にしたことで知られるミュージシャン。1960年代英国のリズム&ブルースブームの創始者とされる。

エロイーズが働くバーで流れる曲(ジョンが客として店を訪れる)

Here Comes the Night
ヒア・カムズ・ザ・ナイト
Artist
cover ver.
ゼム(Them)
1964年にヴァン・モリソンを中心に結成された北アイルランドのロックバンド。
リリース1964年
作曲者バート・バーンズ(Bert Berns, 1929-1967)
アメリカのソングライター/レコードプロデューサー。
Original ver.1964年:ルル(Lulu)
スコットランド出身の歌手/作曲家/女優/テレビタレント、1948年生まれ。
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屋根裏部屋のレコードプレイヤーが自動で動き出し流れる曲

→【60’s】ジャックに店に連れ戻されたサンデイがダンスをし男と酒を飲む行為を繰り返す

Land of 1000 Dances
邦題『ダンス天国』
Artist
cover ver.
ウォーカー・ブラザーズ(The Walker Brothers)
1964年にロサンゼルスで結成されたアメリカのポップグループ。1965年にイギリスに拠点を移し大きな成功を収める。
リリース1965年
作曲者クリス・ケナー(Chris Kenner, 1929-1976)
アメリカ・ニューオーリンズ出身のR&B歌手/作曲家。
Original ver.1962年:クリス・ケナー(Chris Kenner, 1929-1976)

ハロウィーンパーティのダンスミュージック 1曲目

ジョンに誘われハロウィーンパーティ会場に到着した二人のところにジョカスタが酒を持って現れるシーン

There’s a Ghost in My House
ArtistR・ディーン・テイラー(R. Dean Taylor, 1939-2022)
カナダのシンガーソングライター/レコードプロデューサー/ミュージシャン。1970年代にモータウンの執筆・制作チームのメンバーとして活躍し成功を収める。
リリース1967年
作曲者R・ディーン・テイラー(R. Dean Taylor, 1939-2022)
ホーランド=ドジャー=ホーランド(Holland-Dozier-Holland)
ラモント・ドジャーとホーランド兄弟によるソングライティング/制作トリオ。
ブライアン・ホーランド(Brian Holland)
ラモント・ドジャー(Lamont Dozier, 1941-2022)
エディ・ホーランド・ジュニア(Edward Holland Jr. )

『There’s a Ghost in My House』はアメリカではヒットしませんでしたが、イギリスのノーザンソウル・クラブで人気のダンスナンバーとなったことで、1974年にイギリスで大ヒットしました。

ハロウィーンパーティのダンスミュージック 2曲目

酒を飲み踊るエロイーズが男たちの亡霊とサンディを見て動揺し店を出て行くシーン

Happy House
ハッピー・ハウス
Artistスージー・アンド・ザ・バンシーズ(Siouxsie and the Banshees)
1976年に女性ボーカルのスージー・スーを中心に結成されたロックバンド。
リリース1980年
作曲者スージー・スー(Siouxsie Sioux)
スティーブン・セヴェリン(Steven Severin)

学校で血まみれのサンディを見たエロイーズが錯乱状態で教室を飛び出し街を走り回る

(There’s) Always Something There to Remind Me
邦題『恋のウェイト・リフティング』
Artist
cover ver.
サンディ・ショー(Sandie Shaw)
イングランドの歌手、1947年生まれ。「裸足の女王」として人気を博したスウィンギング・ロンドン時代の歌姫。
リリース1964年
作曲者バート・バカラック(Burt Bacharach, 1928-2023)
アメリカの作曲家/音楽プロデューサー/楽団指揮者。
代表作『雨にぬれても』『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』『小さな願い』
ハル・デヴィッド(Hal David, 1921-2012)
バート・バカラックとの共作で知られるアメリカの作詞家。
代表作『雨にぬれても』『愛はすべてを越えて』『恋の面影』『世界は愛を求めている』
Original ver.1964年:ルー・ジョンソン(Lou Johnson, 1941-2019)
アメリカのソウルシンガー/ピアニスト。1960年代から1970年代初頭にかけてレコーディング・アーティストとして活躍。
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リンジーがジュークボックスで流しピアノの弾き真似をしたり歌ったりする曲

図書館を出てバイト先を訪れたエロイーズが、オーナー客が待っていると告げられ地下に向かうとリンジー(元警官)が待っていました。

Eloise
エロイーズ
Artistバリー・ライアン(Barry Ryan, 1948-2021)
イギリスの歌手/写真家。1960年代半ばに双子のポールとのデュオ「Paul & Barry Ryan」として活躍。その後ポールがショービジネスのストレスから表舞台を去り作曲に専念することとなり、以降ソロアーティストとなる。
リリース1968年
作曲者ポール・ライアン(Paul Ryan, 1948-1992)
イギリスの歌手/ソングライター/レコードプロデューサー。双子デュオ「Paul & Barry Ryan」を解散後ソングライターとして活動。

大家の部屋で流れる曲(エロイーズがロンドンを出るとこを告げに訪れる)

エロイーズが手紙の束から自分宛のものを探すシーン

Alfie
アルフィー
Artistシラ・ブラック(Cilla Black, 1943-2015)
イギリスの歌手/司会者/女優/作家。
リリース1966年
作曲者バート・バカラック(Burt Bacharach, 1928-2023)
アメリカの作曲家/音楽プロデューサー/楽団指揮者。
代表作『雨にぬれても』『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』『小さな願い』
ハル・デヴィッド(Hal David, 1921-2012)
バート・バカラックとの共作で知られるアメリカの作詞家。
代表作『雨にぬれても』『愛はすべてを越えて』『恋の面影』『世界は愛を求めている』

『Alfie』は、1966年のイギリス・アメリカ合作映画『アルフィー』(Alfie)の主題歌です。
映画のプロモーションのために作られ、シラ・ブラックが歌うオリジナルバージョンは映画の公開4ヶ月前にリリースされましたが、本編ではシェール(Cher)によるカバーバージョンが使われています。

シェール(Cher)の曲が使われている映画の曲が使われている映画一覧はコチラ

大家の部屋で流れる曲(大家がエロイーズに紅茶を飲むようすすめ話を始める)

Anyone Who Had a Heart
邦題『恋するハート』
Artist
cover ver.
シラ・ブラック(Cilla Black, 1943-2015)
リリース1964年
作曲者バート・バカラック(Burt Bacharach, 1928-2023)
ハル・デヴィッド(Hal David, 1921-2012)
Original ver.1963年: ディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)

【60’s】ジャックがサンディを車に乗せ家まで送る」でもこの曲が使われていました。

サンディがナイフを持ち階段を上がりながら歌う曲

You’re My World
Artist
cover ver.
シラ・ブラック(Cilla Black, 1943-2015)
リリース1964年
作曲者ウンベルト・ビンディ(Umberto Bindi, 1932-2002)
ジーノ・パオーリ(Gino Paoli)
カール・シグマン(Carl Sigman, 1909-2000)
Original ver.1963年:ウンベルト・ビンディ(Umberto Bindi, 1932-2002)

寮を出たエロイーズが下宿先の屋根裏部屋でレコードで流す曲」でもこの曲が使われていました。

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エンディング

Downtown
邦題『恋のダウンタウン』
Artistペトゥラ・クラーク(Petula Clark)
イギリスの歌手/女優、1932年生まれ。フランスにも進出を果たした1960年代のイギリスを代表するシンガーの一人。
リリース1964年
作曲者トニー・ハッチ(Tony Hatch)
イギリスの作曲家/ソングライター/ピアニスト/アレンジャー/プロデューサー、1939年生まれ。

【60’s】サンディがクラブ「リアルト」でのオーディションで歌う曲」でもこの曲が使われていました。

エンドクレジット

Last Night in Soho
邦題『ソーホーの夜』
Artistデイヴ・ディー、ドジー、ビーキー、ミック&ティッチ(Dave Dee, Dozy, Beaky, Mick and Tich)
1964年に結成されたイギリスのポップロックバンド。バンド名はメンバー5人のニックネームを並べたもので、日本では「デイヴ・ディー・グループ」の呼称で知られる。
リリース1968年
作曲者アラン・ブレイクリー(Alan Blaikley)
ケン・ハワード(Ken Howard)

『ラストナイト・イン・ソーホー』のサントラ

『ラストナイト・イン・ソーホー』はスティーヴン・プライス(Steven Price)が音楽を担当しました。

スティーヴン・プライスは、イギリス・ノッティンガム出身の作曲家です。『ゼロ・グラビティ』で第86回アカデミー作曲賞を受賞しています。

『ラストナイト・イン・ソーホー』キャスト・スタッフ

監督エドガー・ライト(Edgar Wright)
脚本エドガー・ライト(Edgar Wright)
クリスティ・ウィルソン=ケアンズ(Krysty Wilson-Cairns)
製作ティム・ビーヴァン(Tim Bevan)
エリック・フェルナー(Eric Fellner)
ナイラ・パーク(Nira Park)
エドガー・ライト(Edgar Wright)
音楽スティーヴン・プライス(Steven Price)
配給 パルコ=ユニバーサル映画
公開 2021年10月29日
2021年12月10日
上映時間117分

エロイーズ・ターナー:トーマシン・マッケンジー(Thomasin McKenzie)
サンディ:アニャ・テイラー=ジョイ(Anya Taylor-Joy)
ジャック:マット・スミス(Matt Smith)
ミス・コリンズ:ダイアナ・リグ(Diana Rigg)
ペギー・ターナー:リタ・トゥシンハム(Rita Tushingham)
銀髪の男:テレンス・スタンプ(Terence Stamp)
クラブの客:サム・クラフリン(Sam Claflin)
ララ・チャン:ジェシー・メイ・リー(Jessie Mei Li)
ジョン:マイケル・アジャオ(Michael Ajao)
ジョカスタ:シノヴェ・カールセン(Synnøve Karlsen)
セイジ・バーメイド:マーガレット・ノーラン(Margaret Nolan)
女性刑事:リサ・マクグリリス(Lisa McGrillis)
チャールズ:ジェームズ・フェルプス(James Phelps)
ベン:オリバー・フェルプス(Oliver Phelps)

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映画『プリティ・リーグ』は、女子選手によるプロ野球チーム設立を描いたスポーツコメディ映画です。ジーナ・デイヴィスやトム・ハンクスらが出演しています。マドンナによる主題歌やオープニング曲など挿入曲をあらすじに沿って紹介します。
『ラストナイト・イン・ソーホー』の挿入曲26曲とサントラ
エドガー・ライト監督映画『ラストナイト・イン・ソーホー』は、現代と1960年代のロンドンを行き来するサイコホラー映画です。アニャ・テイラー=ジョイと『ジョジョ・ラビット』のトーマシン・マッケンジーらが出演しています。ダンスシーンの曲など挿入曲とサントラを紹介します。
『マイ・インターン』の挿入曲とサントラ
アン・ハサウェイとロバート・デニーロ主演の映画『マイ・インターン』は、女社長とシニアインターンの交流を描くハートフルコメディです。オープニングシーンやホテルで観る映画の曲など挿入曲とサントラをあらすじに沿って紹介します。
『ANNA/アナ』の挿入曲とサントラ
『ANNA/アナ』は、ロシア(ソ連)出身のモデルがスパイとして活躍するスパイアクション映画です。ファッションモデルのサッシャ・ルスがアナを演じました。撮影シーンやエンディングで流れている曲をあらすじに沿って紹介します。
『ドライブアウェイ・ドールズ』の予告編で使われている曲とサントラ
コーエン監督の最新作、映画『ドライブアウェイ・ドールズ』の予告編と予告編で流れている曲を紹介します。今作では、『ファーゴ』『ノーカントリー』などを手掛けてきたコーエン兄弟の弟イーサン・コーエンが初めて単独で監督を務めました。
『ロシュフォールの恋人たち』の挿入曲とサントラ
『ロシュフォールの恋人たち』は、カトリーヌ・ドヌーヴとその姉フランソワーズ・ドルレアックが双子の姉妹を演じたフランスのミュージカル映画です。キャラバンの到着や双子姉妹の歌など、ミシェル・ルグランによるサントラ・挿入曲をあらすじに沿って紹介します。
『ローマの休日』の挿入曲とサントラ
映画『ローマの休日』は、オードリー・ヘプバーン演じる王女がイタリア・ローマでアメリカ人記者と恋に落ちる様子を描いた名作です。第26回アカデミー賞では10部門にノミネートされ、3部門受賞しました。流れた曲・サントラをあらすじに沿って紹介します。
『テルマ&ルイーズ』の挿入曲とサントラ
アカデミー賞6部門ノミネート作品『テルマ&ルイーズ』は、アメリカ南部、アーカンソー州に暮らす女性2人の逃避行を描いたロードムービーです。リドリー・スコットが監督を務め、ハンス・ジマーが映画音楽を手掛けました。使われた曲を流れた順に紹介します。
『バービー』(2023) の挿入曲23曲とサントラ紹介
映画『バービー』は着せ替え人形バービーが主人公の実写版映画です。グレタ・ガーウィグが監督をつとめ、マーゴット・ロビーが主役のバービーを、ライアン・ゴズリングがケンを演じました。オープニング曲やエンディング曲など、使われた音楽をあらすじに沿って紹介します。
『プロミシング・ヤング・ウーマン』の挿入曲とサントラ
アカデミー脚本賞受賞作品『プロミシング・ヤング・ウーマン』は、キャリー・マリガン演じる女性が友人を追い詰めた男たちに復讐するスリラー映画です。ドラッグ・ストアで流れていた曲など使われた音楽を流れた順に紹介します。
『17歳の肖像』の挿入曲とサントラ
映画『17歳の肖像』は、1961年のイギリス・ロンドンに暮らす17歳の少女が年上の男性と恋に落ちる青春映画です。第82回アカデミー賞では作品賞を含む3部門にノミネートされました。ジェニーがレコードで聴いている曲など使われた曲を流れた順に紹介します。
『あの頃ペニー・レインと』の挿入曲とサントラ
映画『あの頃ペニー・レインと』は、15歳でローリング・ストーンズ誌の記者となったキャメロン・クロウ監督の実体験を基に1970年代アメリカのロックシーンを描いた音楽映画です。ザ・フーやレッド・ツェッペリン、イギー・ポップの曲など、使われた音楽を流れた順に紹介します。
ソフィア・コッポラ監督映画『プリシラ』の挿入曲32曲とサントラ&予告編紹介
4/12公開のソフィア・コッポラ監督映画『プリシラ』は、エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラの回想録を基に作られた伝記映画です。予告編(日本版/A24版)と予告編で使われた曲、サントラの曲を紹介します。
『ロスト・イン・トランスレーション』の挿入曲とサントラ
アカデミー脚本賞受賞、ソフィア・コッポラの『ロスト・イン・トランスレーション』は東京を訪れたハリウッドスターとアメリカ人女性の恋愛映画です。ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソンが出演しています。カラオケで歌う曲など使われた音楽を流れた順に紹介します。
『ヴァージン・スーサイズ』の挿入曲とサントラ
映画『ヴァージン・スーサイズ』は、『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』を原作としたソフィア・コッポラの初監督作品です。キルスティン・ダンストやジョシュ・ハートネットが出演しています。電話でレコードをかけ流す曲など使われた音楽を流れた順に紹介します。
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の挿入曲とサントラ
小説『若草物語』を原作としたグレタ・ガーウィグ監督の映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は、アメリカ・ボストンに暮らす四姉妹の物語です。ベスがピアノで弾く曲や舞踏会で流れる曲など使われた音楽を順番に紹介します。
『レディ・バード』の挿入曲とサントラ
グレタ・ガーウィグ監督、シアーシャ・ローナン主演映画『レディ・バード』は、大学進学を控えたレディ・バードの1年を描いた青春映画です。ミュージカル公演の曲や車の中で流す『Crash into Me』など、使われた音楽を流れた順番に紹介します。
『オーシャンズ8』の挿入曲・サントラ
人気犯罪映画『オーシャンズ』が新生キャストで帰ってきた!サンドラ・ブロックやケイト・ブランシェットなどの豪華キャストが勢揃い。Amy Winehouseの『Me & Mr Jones』など、『オーシャンズ8』の挿入曲を流れる順番で紹介します。

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