1965年、アメリカで制作された映画『シンシナティ・キッド』(原題:The Cincinnati Kid)は、米・ニューオリンズ州で繰り広げられるポーカー・ゲームの駆け引きを描いた作品です。スティーブ・マックイーンがシンシナティ・キッドを演じました。
原作はリチャード・ジェサップによる同名小説です。
『シンシナティ・キッド』の挿入曲
『シンシナティ・キッド』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング、葬列で演奏されている曲
New Orleans Procession
Soundtrack『The Cincinnati Kid』
作曲:Lalo Schifrin
ラロ・シフリン(Lalo Schifrin)は、1932年アルゼンチンの首都ブエノス・アイレス生まれの作曲家です。
父親はオペラ劇場(テアトロ・コロン)に所属するユダヤ人バイオリン奏者でした。
6歳からエンリケ・バレンボイム(ダニエル・バレンボイムの父)にピアノを習い、20歳でパリ国立高等音楽に入学しています。
フランスで、ジャズミュージシャンとしてキャリアをスタートさせ、後にアメリカ国籍を取得、代表作ともいえる『スパイ大作戦』のテーマ曲、『暴力脱獄』『燃えよドラゴン』『ダーティハリー』など映画・テレビの数多くの曲を書き活躍しました。
メルバとシューターのベッドルームで流れる曲
I’ve Got You Under My Skin
作曲:Cole Porter
『I’ve Got You Under My Skin』は、ジャズのスタンダードナンバーです。
1936年のミュージカル映画『踊るアメリカ艦隊』(原題:Born to Dance)のオリジナルサウンドトラックで、音楽を担当したアメリカの作曲家コール・ポーター(Cole Porter)が作りました。
『あなたはしっかり私のもの』の邦題でも知られています。
ピースを削りジグソーパズルを仕上げようとするメルバとシューターが会話をしているところに、ランシーからの電話がかかってくるシーン
エンドクレジット
The Cincinnati Kid
Soundtrack『The Cincinnati Kid』
作曲:Lalo Schifrin、Dorcas Cochran
アーティスト:Ray Charles
『The Cincinnati Kid』は、映画『シンシナティ・キッド』のテーマ曲です。
映画音楽を担当したアルゼンチン出身の作曲家/ジャズピアニスト、ラロ・シフリン(Lalo Schifrin)の作品で、作詞家ドーカス・コクランが詩を書きました。
歌っているのは、アメリカのソウル/R&B歌手、レイ・チャールズ(Ray Charles)です。
『シンシナティ・キッド』のサントラ
『シンシナティ・キッド』はラロ・シフリン(Lalo Schifrin)が音楽を担当しました。今作のレコーディングにはアル・ポーシノ(Tp.)ミルト・バーンハート(Trb.)ビル・ホルマン(Sax.)など、錚々たるメンバーが参加しています。
『シンシナティ・キッド』キャスト・スタッフ
監督 | ノーマン・ジュイソン(Norman Jewison) |
脚本 | リング・ラードナー・ジュニア(Ring Lardner Jr.) |
テリー・サザーン(Terry Southern) | |
原作 | リチャード・ジェサップ(Richard Jessup) |
製作 | マーティン・ランソホフ(Martin Ransohoff) |
音楽 | ラロ・シフリン(Lalo Schifrin) |
配給 | メトロ・ゴールドウィン・メイヤー |
公開 | 1965年10月15日 |
1965年10月30日 | |
上映時間 | 103分 |
エリック・ストーナー/シンシナティ・キッド:スティーブ・マックイーン(Steve McQueen)
ランシー・ハワード:エドワード・G・ロビンソン(Edward G. Robinson)
メルバ:アン=マーグレット(Ann-Margret)
シューター:カール・マルデン(Karl Malden)
クリスチャン:チューズデイ・ウェルド(Tuesday Weld)
レディ・フィンガーズ:ジョーン・ブロンデル(Joan Blondell)
スレイド:リップ・トーン(Rip Torn)
ホーバン:ジェフ・コーリー(Jeff Corey)
ピッグ:ジャック・ウェストン(Jack Weston)
イェラー:キャブ・キャロウェイ(Cab Calloway)
ダニー:ロン・ソブル(Ron Soble)
フィリー:ロバート・ドクィ(Robert DoQui)
コメント