『カサブランカ』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
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『カサブランカ』の挿入曲とサントラ

1942年にアメリカで製作された映画『カサブランカ』(原題:Casablanca)は、第二次世界大戦下のフランス領モロッコのカサブランカで再会する男女の恋愛映画です。

第16回アカデミー賞では、8部門にノミネートされ、作品賞・監督賞・脚色賞を受賞しました。

『カサブランカ』の挿入曲

『カサブランカ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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「リックのカフェ・アメリカン」の登場シーン(サムとバンドの演奏)

It Had To Be You
邦題『もしあなただったら』
作曲者アイシャム・ジョーンズ(Isham Jones, 1894-1956)
アメリカのバンドリーダー/サックス奏者/ソングライター。
代表
『もしあなただったら』
ガス・カーン(Gus Kahn, 1886-1941)
ドイツ生まれのアメリカの作詞家。
代表曲『Ain’t We Got Fun』『もしあなただったら』
Original ver.1924年:ザ・アンバサダーズ(The Ambassadors)

この後「ラズロとイルザが再びリックの店を訪れるシーン(サムのピアノ)」でもこの曲が使われています。

リックの店で客がそれぞれの相手と交渉を行う(サムとバンドの演奏)

Shine
シャイン
作曲者フォード・ダブニー(Ford Dabney, 1883-1958)
アメリカのラグタイム・ピアニスト/作曲家/ソングライター。
ルー・ブラウン(Lew Brown, 1893-1958)
ロシア出身のアメリカ人作詞家。
1910年代後半から1920年代にかけてティン・パン・アレーのトップ作曲家として活躍した。
セシル・マック(Cecil Mack, 1873-1944)
アメリカの作曲家/作詞家/出版人。
代表曲『チャールストン』『Shine』
Original ver.1924年:California Ramblers
(タイトル名:That’s Why They Call Me Shine)

ウーガーテが店に入ってくる(サムとバンドの演奏)

Crazy Rhythm
クレイジー・リズム
作曲者ジョセフ・マイヤー(Joseph Meyer, 1894-1987)
アメリカのソングライター。
20世紀前半にブロードウェイ・ミュージカルの曲を多数書いたことで知られる。
ロジャー・ウルフ・カーン(Roger Wolfe Kahn)
アメリカのミュージシャン/作曲家/バンドリーダー/飛行士。
1920年代後半から1930年代初頭にジャズミュージシャンとして人気を博した。
パトロンとしてメトロポリタン・オペラ、ニューヨーク・フィルハーモニックなどの要職に就き「ニューヨークの王」と呼ばれたドイツ生まれのユダヤ人銀行家オットー・ヘルマン・カーンの息子。
Original ver.1928年:ロジャー・ウルフ・カーン楽団(Roger Wolfe Kahn and His Orchestra)

『Crazy Rhythm』は、1928年初演のミュージカル『Here’s Howe』の為に作られました。

店の客が曲に合わせてテーブルを叩き楽しむ(サムとバンドの演奏)

Knock on Wood
ノック・オン・ウッド
作曲者M・K・ジェローム(M.K. Jerome, 1893-1977)
アメリカの作詞家/作曲家/出版人。
高校在学中から映画館やヴォードヴィルのピアニストを務め、その後大手音楽出版社の専属ピアニストとなる。1911年にニューヨークで自身の音楽出版会社を設立。1929年にハリウッドに移りワーナー・ブラザーズと契約を結び映画やミュージカルのテーマソングを書いた。
ジャック・ショール(Jack Scholl, 1903-1988)
アメリカのソングライター。

『Knock on Wood』は、プロジューサー、ハル・B・ウォリス(Hal B. Wallis)の依頼で作られた『カサブランカ』唯一のオリジナル曲です。

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フェラーリがリックに店とサムが欲しいと話す(サムとバンドの演奏)

The Very Thought of You
邦題『君を想いて』
作曲者レイ・ノーブル(Ray Noble, 1903-1978)
イギリスのミュージシャン/バンドリーダー/作曲家/ラジオ司会者/コメディアン/俳優。
Original ver.1934年:アル・ボウリー(Al Bowlly, 1898-1941)
南アフリカ系イギリス人のボーカリスト/ダンスバンド・ギタリスト。

この後「ブルガリア人夫婦を助けたリックに皆が話しかけるシーン(サムとバンドの演奏)」でもこの曲が使われています。

リックとルノー署長が一緒に店に入り話をする(サムのピアノ演奏)

Baby Face
ベイビー・フェイス
作曲者ハリー・アクスト(Harry Akst, 1894-1963)
アメリカのソングライター。ヴォードヴィルの伴奏ピアニストとしてキャリアをスタートさせ、後にブロードウェイミュージカルの曲を多数手掛けた。
代表曲『ダイナ』『ベイビー・フェイス』
Original ver.1926年:ジャン・ガーバー・オーケストラ(Jan Garber and His Orchestra)

ルノー署長がリックの部屋を出てウーガーテ逮捕の準備をする(サムとバンドの演奏)

I’m Just Wild About Harry
作曲者ユービー・ブレイク(Eubie Blake, 1887-1983)
アメリカの作曲家/作詞家/ピアニスト。
ブロードウェイミュージカル作品を手掛けた初めてのアフリカ系アメリカ人作曲家として知られる。
代表曲『あなたの思い出』
Original ver.1921年:ロッティー・ジー(Lottie Gee and Chorus)

『I’m Just Wild About Harry』は、1921年初演のブロードウェイミュージカル『シャッフル・アロング』(Shuffle Along)のミュージカルナンバーです。
このミュージカルはスタッフも出演者も全員アフリカ系アメリカによるもので、大成功を収めました。

ウーガーテの逮捕後、リックの指示で演奏が再開される(サムとバンドの演奏)

ルノー署長がリックにシュトラッサー少佐を紹介するシーン

Heaven Can Wait
作曲者ジミー・ヴァン・ヒューゼン(Jimmy Van Heusen, 1913-1990)
ニューヨーク生まれのアメリカの作曲家。
ティン・パン・アレーのピアニストとして働き、映画、テレビ、演劇の数々の名曲を残す。
代表曲『It’s the Dreamer in Me』『All the Way』
Original ver.1939年:トミー・ドーシー楽団(Tommy Dorsey & His Orchestra)
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ラズロとイルザがリックの店に入って来る(サムがイルザを目で追いながら演奏)

ラズロとイルザに指輪を売る男が話しかけるシーン

Parlez-moi d’Amour
邦題『聞かせてよ愛の言葉を』
作曲者ジャン・ルノワール(Jean Lenoir, 1891-1976)
フランスの作曲家/作詞家/ウィンドアンサンブルリーダー。
Original ver.1930年:リュシエンヌ・ボワイエ(Lucienne Boyer)
フランスのシャンソン歌手。

『Parlez-moi d’Amour』は、シャンソンを代表する名曲のひとつです。

ルノー署長がラズロのテーブルで話をする(サムのピアノ)

イルザがルノー署長にピアニスト(サム)について尋ねるシーン

Love for Sale
ラブ・フォー・セール
作曲者コール・ポーター(Cole Porter, 1891-1964)
インディアナ州出身のアメリカの作曲家/作詞家。
ウィットに富んだ洗練された歌詞で注目を集め、ブロードウェイやハリウッドで成功を収めた。
代表曲『Night and Day』『I’ve Got You Under My Skin 』『All of You』
Original ver.1930年:Waring’s Pennsylvanians

『Love for Sale』は、1930年初演のブロードウェイミュージカル『The New Yorkers』で娼婦が歌うミュージカルナンバーです。

リックの店で女性歌手がギターを弾き歌う曲

ラズロがカウンター席で指輪を売る男と話をするシーン

Tango Delle Rose
邦題『薔薇のタンゴ』
作曲者フィリッポ・シュレイエル(Filippo Schreier)
アルド・ボッテロ(Aldo Bottero)

サムがイルザと話をしながらピアノで弾く

昔の曲を弾いてほしいとイルザに頼まれサムが演奏するシーン

Avalon
アバロン
作曲者ヴィンセント・ローズ(Vincent Rose, 1880-1944)
イタリア出身のアメリカ人バイオリニスト/作曲家/バンドリーダー。
アル・ジョルソン(Al Jolson, 1886-1950)
リトアニア生まれのアメリカ人歌手/俳優。
ミンストレルショーを彷彿とさせる黒塗りの顔でアフリカ系アメリカ人を演じ、ジャズやブルースなどの伝統的音楽をアメリカに広めることで成功を収める。「ブラックフェイス・パフォーマーの王様」と称される。
バディ・G・デシルバ(Buddy G. DeSylva, 1895-1950)
アメリカのソングライター/映画プロデューサー。キャピトル・レコードの創設者の一人。
Original ver.アル・ジョルソン(Al Jolson, 1886-1950)

『Avalon』は、1918年初演のブロードウェイ・ミュージカル『シンドバッド』でアル・ジョルソンによって披露された曲です。タイトルは、避暑地として有名なカリフォルニア州のサンタカタリナ島の街アバロン(Avalon)にちなみつけられました。

冒頭のメロディーはプッチーニのオペラ『トスカ』のアリア「星は光りぬ」(原題:E lucevan le stelle)から引用され作られています。

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サムがイルザのリクエストにこたえてピアノで弾き語りをする

イルザが歌い、サムにも歌うように頼む曲(リックが演奏を禁止していた曲)

As Time Goes By
アズ・タイム・ゴーズ・バイ
作曲者ハーマン・ハプフェルド(Herman Hupfeld, 1894-1951)
アメリカのソングライター。
Original ver.1931年:ルディ・ヴァリー(Rudy Vallée)
アメリカの歌手/サックス奏者/バンドリーダー/俳優。

『As Time Goes By』は、1931年初演のブロードウェイミュージカル『Everybody’s Welcome』のために作られた曲です。
映画『カサブランカ』(1942)で使われ、広く知られるようになりました。


この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
リックかラズロのテーブルでイルザ達と話をするシーン
真っ暗な店内でサムがリックの為に演奏する
回想シーン | パリの店でサムが演奏し、シャンパンで乾杯をするシーン

また、上記以外にも「パリでの思い出の曲」として他のシーンでも度々使われています。

リックかラズロのテーブルでイルザ達と話をするシーン

As Time Goes By
アズ・タイム・ゴーズ・バイ
作曲者ハーマン・ハプフェルド(Herman Hupfeld, 1894-1951)
アメリカのソングライター。
Original ver.1931年:ルディ・ヴァリー(Rudy Vallée)
アメリカの歌手/サックス奏者/バンドリーダー/俳優。

サムがイルザのリクエストにこたえてピアノで弾き語りをする」でもこの曲が使われていました。

閉店後一人で酒を飲むニックの脇でサムがピアノを弾く

Piano Improvisation
(邦訳:ピアノ即興演奏)
作曲者フランク・パーキンス(Frank Perkins, 1908-1988)
アメリカの作曲家。ワーナーブラザーズに入社し作曲家/指揮者として働いた。
邦題『アラバマに星落ちて』

閉店後の真っ暗な店内で、サムがリックの為にピアノを演奏する

As Time Goes By
アズ・タイム・ゴーズ・バイ
作曲者ハーマン・ハプフェルド(Herman Hupfeld, 1894-1951)
アメリカのソングライター。
Original ver.1931年:ルディ・ヴァリー(Rudy Vallée)
アメリカの歌手/サックス奏者/バンドリーダー/俳優。

サムがイルザのリクエストにこたえてピアノで弾き語りをする」でもこの曲が使われていました。

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回想シーン | パリのダンスホールでリックとイルザがダンスを踊る

Perfidia
パーフィディア
作曲者アルベルト・ドミンゲス(Alberto Domínguez, 1906-1975)
メキシコのマリンバ奏者/ソングライター。
Original ver.1939年:Orquesta de Los Hermanos Domínguez

『Perfidia』は、メキシコの作曲家アルベルト・ドミンゲスが1939年に作ったスペイン語の曲です。
タイトルの「Perfidia」は、スペイン語で「不誠実、裏切り」を意味する言葉です。

回想シーン | パリの店でサムが演奏し、3人がシャンパンで乾杯をする

As Time Goes By
アズ・タイム・ゴーズ・バイ
作曲者ハーマン・ハプフェルド(Herman Hupfeld, 1894-1951)
アメリカのソングライター。
Original ver.1931年:ルディ・ヴァリー(Rudy Vallée)
アメリカの歌手/サックス奏者/バンドリーダー/俳優。

サムがイルザのリクエストにこたえてピアノで弾き語りをする」でもこの曲が使われていました。

リックの店でスリが客から財布を盗む(サムとバンドの演奏)

If I Could Be with You
作曲者ジェームズ・P・ジョンソン(James P. Johnson, 1894-1955)
アメリカのピアニスト/作曲家。
ストライドピアノのパイオニアで、デューク・エリントン、セロニアス・モンクらに大きな影響を与えた
Original ver.1927年:エヴァ・テイラー(Eva Taylor)

イヴォンヌがドイツ人将校と店に入って来る(サムとバンドの演奏)

You Must Have Been a Beautiful Baby
作曲者ハリー・ウォーレン(Harry Warren, 1893-1981)
ニューヨーク出身のイタリア系アメリカ人作曲家。
60年にわたるキャリアの中で800曲以上の曲を書き、それらは300本以上の映画で使われた。『ブロードウェイの子守歌』『You’ll Never Know』『On the Atchison, Topeka and the Santa Fe』でアカデミー歌曲賞を3度受賞。
Original ver.1938年:ビング・クロスビー(Bing Crosby, 1903-1977)
アメリカの歌手/俳優/テレビプロデューサー/ラジオ&テレビパーソナリティ/実業家。世界初のマルチメディア・スターとも言われた、20世紀を代表する世界的な人気と影響力を持つ音楽家。

『You Must Have Been a Beautiful Baby』は、1938年のアメリカ・ロマンティックコメディ映画『Hard to Get』の為に作られました。

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ラズロとイルザが再びリックの店を訪れる(サムのピアノ)

リックがブルガリア人夫婦の妻から相談をもちかけた後のシーン

It Had To Be You
邦題『もしあなただったら』
作曲者アイシャム・ジョーンズ(Isham Jones, 1894-1956)
アメリカのバンドリーダー/サックス奏者/ソングライター。
代表
『もしあなただったら』
ガス・カーン(Gus Kahn, 1886-1941)
ドイツ生まれのアメリカの作詞家。
代表曲『Ain’t We Got Fun』『もしあなただったら』
Original ver.1924年:ザ・アンバサダーズ(The Ambassadors)

“リックのカフェ・アメリカン”の登場シーン(サムとバンドの演奏)」でもこの曲が使われていました。

ブルガリア人夫婦を助けたリックに皆が話しかける(サムとバンドの演奏)

The Very Thought of You
邦題『君を想いて』
作曲者レイ・ノーブル(Ray Noble, 1903-1978)
イギリスのミュージシャン/バンドリーダー/作曲家/ラジオ司会者/コメディアン/俳優。
Original ver.1934年:アル・ボウリー(Al Bowlly, 1898-1941)
南アフリカ系イギリス人のボーカリスト/ダンスバンド・ギタリスト。

フェラーリがリックに店とサムが欲しいと話す(サムとバンドの演奏)」でもこの曲が使われていました。

リックの店でドイツ軍将校たちが合唱する

Die Wacht am Rhein
邦題『ラインの守り』
作曲者カール・ヴィルヘルム(Karl Wilhelm, 1735-1803)
ドイツの作曲家/指揮者/合唱団音楽監督。
マックス・シュネッケンブルガー(Max Schneckenburger, 1819-1849)
ドイツの詩人。

1840年のライン危機(フランスとドイツの国境紛争)の際、両国ではナショナリズムの高まりから多くの詩や愛国歌が作られました。その中でドイツ側で歌われた最も有名な曲が『Die Wacht am Rhein』です。
フランスの主張からライン川を守るための愛国的な呼びかけが書かれ、ドイツ人に広く愛されました。

ラズロがバンドに演奏させ、店の客が全員で歌う

La Marseillaise
ラ・マルセイエーズ
作曲者クロード=ジョゼフ・ルジェ・ド・リール(Claude Joseph Rouget de Lisle, 1760-1836)
フランスの軍人/作曲家/作詞家。
『ラ・マルセイエーズ』を作曲したことで、ルイ・フィリップ1世から名誉軍団国家勲章を授与された。
作曲年1792年

『ラ・マルセイエーズ』は、フランスの国歌です。

フランス革命政府がオーストリアへ宣戦布告したという一報をきいたストラスブール市長は、フランスに国家がないことを嘆き、当時ストラスブールのライン方面軍に配属されていたリール大尉に曲の制作を依頼しました。
初めは『ライン軍のための軍歌』 (Chant de guerre pour l’armée du Rhin)と題されましたが、後にマルセイユの義勇軍がパリ入城の際に歌ったことで一躍有名となり1795年に『ラ・マルセイエーズ』(La Marseillaise) のタイトルで国歌に制定されました。
日本では『マルセイユの歌』のタイトルでも知られています。


この後「エンディング」でもこの曲が使われています。

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シュトラッサー少佐がルノー署長に店の閉鎖を指示するシーン

Das Lied der Deutschen
邦題『ドイツの歌』
作曲者フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(Franz Joseph Haydn, 1732-1809)
古典派を代表するオーストリア出身の音楽家。
交響曲・弦楽四重奏曲を数多く作曲しその後の音楽史の発展に大きく貢献したことから「交響曲の父」「弦楽四重奏曲の父」と讃えられる。
アウグスト・ハインリヒ・ホフマン(August Heinrich Hoffmann, 1798-1874)
ドイツの詩人。

『Das Lied der Deutschen』は、ドイツ連邦共和国の国歌です。
第一次世界大戦後、ワイマール共和国時代の1922年に制定されました。

この曲では、オーストリア出身の作曲家フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが作った皇帝讃歌『神よ、皇帝フランツを守り給え』のメロディが使われています。

ここでは、短調にアレンジされたものが短く使われています。

エンディング

La Marseillaise
ラ・マルセイエーズ
作曲者クロード=ジョゼフ・ルジェ・ド・リール(Claude Joseph Rouget de Lisle, 1760-1836)
フランスの軍人/作曲家/作詞家。
『ラ・マルセイエーズ』を作曲したことで、ルイ・フィリップ1世から名誉軍団国家勲章を授与された。
作曲年1792年

ラズロがバンドに演奏させ、店の客が全員で歌う」でもこの曲が使われていました。

『カサブランカ』のサントラ

『カサブランカ』はマックス・スタイナー(Max Steiner)が音楽を担当しました。

マックス・スタイナーは、オーストリア=ハンガリー帝国・ウィーン出身のユダヤ系アメリカ人作曲家です。「映画音楽の父」と呼ばれ、『トップ・ハット』『避暑地の出来事』『風と共に去りぬ』など多くの映画音楽を作曲しています。

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『カサブランカ』キャスト・スタッフ

監督マイケル・カーティス(Michael Curtiz)
脚本ハワード・コッチ(Howard Koch)
ジュリアス・J・エプスタイン(Julius J. Epstein)
フィリップ・G・エプスタイン(Philip G. Epstein)
原作マレイ・バーネット(Murray Burnett)
ジョアン・アリスン(Joan Alison)
製作ハル・B・ウォリス(Hal B. Wallis)
音楽マックス・スタイナー(Max Steiner)
配給 セントラル映画社
公開 1942年11月26日
1946年6月20日
上映時間102分

リック・ブレイン:ハンフリー・ボガート(Humphrey Bogart)
イルザ・ラント:イングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman)
ヴィクター・ラズロ:ポール・ヘンリード(Paul Henreid)
ルノー署長:クロード・レインズ(Claude Rains)
シュトラッサー少佐:コンラート・ファイト(Conrad Veidt)
フェラーリ:シドニー・グリーンストリート(Sydney Greenstreet)
ウーガーテ:ピーター・ローレ(Peter Lorre)
カール:S・K・サコール(S. Z. Sakall)
イヴォンヌ:マデリーン・ルボー(Madeleine Lebeau)
サム:ドーリー・ウィルソン(Dooley Wilson)
アニーナ・ブランデル:ジョイ・ペイジ(Joy Page)
バーガー:ジョン・クォーレン(John Qualen)
サッシャ:レオニード・キンスキー(Leonid Kinskey)
すり:クルト・ボウワ(Curt Bois)

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