『Shall We Dance?』の挿入曲とサントラ | 解説付き全曲紹介Filmmusik
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映画×音楽
音楽担当:ガブリエル・ヤレド(Gabriel Yared)

『Shall We Dance?』の挿入曲とサントラ

2004年にアメリカで製作された『Shall We Dance?』は、周防正行監督による『Shall We ダンス? 』(1996)のリメイク版です。原作で役所広司が演じた役をリチャード・ギアが、草刈民代が演じた役をジェニファー・ロペスが演じました。監督はピーター・チェルソムです。

『Shall We Dance?』の挿入曲

『Shall We Dance?』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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ジョンの誕生日を祝い家族が歌う曲

Happy Birthday to you
作曲:Mildred J. Hill and Patty S. Hill

『Happy Birthday to You』は、アメリカ人のヒル姉妹が作詞・作曲した誕生日をお祝いする曲で1917年に初出版されました。この曲は、世界で最も歌われている英語の曲としてギネス世界記録に認定されています。

ジョンの娘ジェナが携帯電話の着信音に使っている曲

Give You More
アーティスト:Taxi Doll

『Give You More』は、タクシー・ドール(Taxi Doll)が2004年にリリースした曲です。


ジョンがケーキのろうそくを吹き消そうとする時に娘の携帯電話が鳴ります。

ジョンが初めて教室を訪れたときに生徒がレッスンを受けているタンゴの曲

El Choclo
作曲:Angel Villoldo
アーティスト:Stanley Black Orchestra

『エル・チョクロ(El Choclo)』は、アルゼンチン出身の作曲家アンヘル・ビジョルドが1903年に発表した曲です。ここではスタンリー・ブラック・オーケストラが1959年にリリースしたアルバム『The All Time Top Tangos』に収録されている版が使われています。

ジョン、ヴァーン、チックの3人が長椅子に座り雑談をするシーン

Just One Night With You
作曲:Sammy Burdson、John Fiddy

『Just One Night With You』は、 ジョン・フィディとサミー・バードソンが1999年にリリースしたアルバム『Ballroom Dancing』に収録されている曲です。

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ジョンが昔プロムで踊ったと話す曲

Stairway to Heaven
アーティスト:Led Zeppelin

『Stairway to Heaven』は、レッド・ツェッペリンが1971年にリリースした第4作アルバムに収録されている曲です。『天国への階段』の邦題でも知られています。


ヴァーンにダンス経験を聞かれ、ジョンは高校の卒業パーティだと答えます。

初レッスン終了後にポリーナが男性指導者と披露するダンスの曲

Moon River
作曲:Henry Mancini

『Moon River』は、映画『ティファニーで朝食を』(1961)のテーマ曲で、主演のオードリー・ヘプバーンの劇中歌として作られました。作曲者ヘンリー・マンシーニによるオーケストラバージョンが使われています。

ジョン、ヴァーン、チックの3人とボビーが食事をする店のBGM

Taking a Ride
アーティスト:Kari Kimmel

『Taking a Ride』は、米・女性歌手カリ・キンメルがリリースした曲です。

ダンス教室でリンクがカツラを被りダンスしている曲

Blue Rhumba
作曲:Dave Dexter
アーティスト:Rolley Polley

『Blue Rhumba』は、ローリー・ポーリーが1960年にリリースしたアルバム『Mad Drums』に収録されている曲です。

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ジョンとリンクが二人で食事をする店のBGM

Born to Rock
アーティスト:Jon Paris

『Born to Rock』は、ジョン・パリスが1995年にリリースしたアルバム『Rock The Universe』に収録されている曲です。

ドクター・ダンスのパーティで、リンクが女性と踊っている曲

Mambo Ni Habler
作曲:Perez Prado

『Mambo Ni Habler』は、ペレス・プラードが1958年にリリースしたアルバム『Mambo En Sax』に収録されている曲です。


ドクター・ダンスのパーティで、ジョンがミッツィー先生とダンスをする曲

Shall We Dance?
作曲:Richard Rodgers、Oscar Hammerstein II

『シャル・ウィ・ダンス?』(Shall We Dance?)は、1951年に初演されたブロードウェイミュージカル『王様と私』のために作られた曲です。ブロードウェイ・ミュージカルの基盤を作り上げた伝説のコンビ、ロジャース&ハマースタインが作りました。
ここではオーケストラによるバージョンが使われています。


ミッツィー先生は、ジョンにダンスパートナーを見つける難しさを話します。そして、この曲を歌ってジョンをダンスに誘います。

ジョンと息子カップルが行ったバーで演奏されている曲

Livin’ It Up
アーティスト:Ja Rule

『Livin’ It Up』は、ジャ・ルールが2001年にリリースした曲です。


ジャ・ルール本人がヒップホップバーのパフォーマーとして映画に出演しています。

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店のショーウィンドウのモニターで流れている映画の曲

The Girl Hunt Ballet
アーティスト:Fred Astaire & The MGM Studio Orchestr

『The Girl Hunt Ballet』は、1953年の米・ミュージカル映画『バンド・ワゴン』のオリジナルサウンドトラックです。


ボビーを見舞った帰り道、店のショーウィンドウでミュージカル映画『バンド・ワゴン』が流れていました。ミッツィー先生は、ボビーのパートナーになってくれないかとジョンに打診します。

ジョンが『バンド・ワゴン』でのアステアのダンスを観ているシーン

Shall We Dance?
作曲:Richard Rodgers、Oscar Hammerstein II
アーティスト:Gotan Project

ロジャース&ハマースタインの『シャル・ウィ・ダンス?(Shall We Dance?)』です。ここでは、パリを拠点とする音楽グループ、ゴタン・プロジェクトがタンゴ風にアレンジしたバージョンが使われています。

ビヴァリーが探偵を呼び出し酒を飲むシーン

Shall We Dance?
作曲:Richard Rodgers、Oscar Hammerstein II

『シャル・ウィ・ダンス?(Shall We Dance?)』のピアノバージョンが流れています。

ボビーが新しいコスチュームを身につけウォーミングアップをするシーン

I Wanna (Shall We Dance)
アーティスト:Gizelle D’Cole, and Pilar Montenegro

『I Wanna (Shall We Dance)』は、この映画のオリジナルサウンドトラックです。


55日後の新人向け競技会にむけて、ダンスの特訓が始まりました。退院したボビーは、ジョンとコンビを組むことが決まり、準備に余念がないようです。

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ジョンとボビーが初めて一緒に踊るルンバの曲

Perfidia
作曲:Alberto Domínguez

『Perfidia』は、メキシコの作曲家アルベルト・ドミンゲスが1939年に作った曲です。タイトルの「Perfidia」は、スペイン語で「不誠実、裏切り」を意味する言葉です。


ジョンとのダンスを終えたボビーは「ルンバは愛のダンスなのに」と不満を口にします。

競技会前日、薄暗い教室でポリーナとジョンがダンスをする曲

Santa Maria
アーティスト:Gotan Project

『Santa Maria』は、ゴタン・プロジェクトが2001年にリリースしたアルバム『La Revancha del Tango』に収録されている曲です。

ラテン部門セミファイナル、チャチャチャの曲

Sway (Quien Sera)
作曲:Pablo Beltrán Ruiz、Luis Demetrio

この曲は、メキシコの作曲家パブロ・ベルトラン・ルイスと歌手ルイス・デメトリオが1953年に作った曲です。オリジナルのスペイン語バージョンのタイトルは『Quién será』で、のちに出された英語バージョンのタイトルが『Sway』です。


ミッツィー先生の教室からは、リンク&ボビー、ヴァーン&婚約者リサの二組のペアがエントリーしています。競技中カツラを剥がされそうになったリンクですが、なんとか最後まで踊り抜きました。
@シカゴ・テタンジェ競技会

ラテン部門セミファイナル、パソドブレの曲

Espana Cani
作曲:Pascual Marquina Narro

『エスパーニャ・カーニ(Espana Cani)』は、スペインの作曲家パスカル・マルキーナ・ナロが、1923年頃に書いた曲です。『Spanish Gypsy Dance』のタイトルでも知られています。


ボビーに言われてカツラを外したリンクのダンスを見てポリーナは「一皮むけたみたい」とミッツィー先生に話します
@シカゴ・テタンジェ競技会

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スタンダード部門セミファイナル、ワルツの曲

Under the Bridges of Paris
作曲:Vincent Scotto
作詞:Jean Rodor(フランス語)、Dorcas Cochran(英語)

『Under the Bridges of Paris』は、フランスの作曲家ヴァンサン・スコットが1913年に作った曲です。『パリの橋の下』の邦題でも知られています。


教室からは、ジョン&ボビー、チックのバスケ仲間の妹&チック、の二組のペアがエントリーしています。会場にこっそりやってきたビヴァリーと娘ジェナは、ジョンの美しいダンスから目が離せませんでした。
@シカゴ・テタンジェ競技会

スタンダード部門セミファイナル、クイックステップの曲

Happy Feet
作曲:Milton Ager

米・作曲家ミルトン・エーガーの『Happy Feet』は、1930年のミュージカル映画『King of Jazz』のオリジナルサウンドトラックです。


ジョンは娘の応援に気を取られ思わぬ失敗をしてしまいます。
@シカゴ・テタンジェ競技会

競技会終了後、それぞれが落胆している様子が描かれているシーン

Andalucia
作曲:Ernesto Lecuona

『Andalucia』は、キューバの音楽家エルネスト・レクオーナが1928年に作った曲です。

ジョンとビヴァリーがダンスをするシーン

The Book of Love
アーティスト:Peter Gabriel

『The Book of Love』は、ザ・マグネティック・フィールズが1999年にリリースしたアルバム『69 Love Songs』に収録されている曲です。ここでは、イングランド出身のミュージシャン、ピーター・ガブリエルが映画のために録音したカバーバージョンが使われています。


ジョンは、1本の赤い薔薇を持ち、妻が勤務している百貨店を訪れます。そこで二人はダンスを踊ります。

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送別パーティでポリーナとジョンがダンスをする曲

Shall We Dance?
作曲:Richard Rodgers、Oscar Hammerstein II

パーティーに遅れて到着したジョンが、ポリーナに『Shall We Dance? 』と聞かれ二人で踊る曲です。ここではオーケストラバージョンが使われています。

ラストシーン

Sway
作曲:Pablo Beltrán Ruiz、Luis Demetrio
アーティスト:The Pussycat Dolls

ここで使われている『Sway』は、米・ガールズグループ、プッシーキャット・ドールズが2004年にリリースしたバージョンです。

エンドクレジット1曲目

Santa Maria
アーティスト:Gotan Project

『Santa Maria』は、ゴタン・プロジェクトが2001年にリリースしたアルバム『La Revancha del Tango』に収録されている曲です。

エンドクレジット2曲目

Let’s Dance
作曲:David Bowie
アーティスト:Mya

『レッツ・ダンス』は、デヴィッド・ボウイが1983年にリリースしたアルバム『レッツ・ダンス』に収録されている曲です。ここでは、米・女性歌手マイアが2004年にリリースしたカバーバージョンがつかわれています。

デヴィッド・ボウイ(David Bowie)の曲が使われている映画一覧はコチラ

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『Shall We Dance?』のサントラ

『Shall We Dance?』はガブリエル・ヤレド(Gabriel Yared)とジョン・アルトマン(John Altman)が音楽を担当しました。ガブリエル・ヤレドは、レバノン出身の作曲家です。『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』(1986)や『コールド・マウンテン』(2003)の映画音楽を手掛け、『イングリッシュ・ペイシェント』(1996)ではアカデミー作曲賞を受賞しました。
ジョン・アルトマンはイギリス生まれの作曲家です。優れたアレンジャーとして知られています。

『Shall We Dance?』キャスト・スタッフ

監督ピーター・チェルソム(Peter Chelsom)
脚本オードリー・ウェルズ(Audrey Wells)
原作周防正行
製作サイモン・フィールズ(Simon Fields)
音楽ジョン・アルトマン(John Altman)
ガブリエル・ヤレド(Gabriel Yared)
配給 ミラマックス
ギャガ
公開 2004年10月15日
2005年4月23日
上映時間106分

ジョン・クラーク:リチャード・ギア(Richard Gere)
ポリーナ:ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)
ビヴァリー・クラーク:スーザン・サランドン(Susan Sarandon)
ボビー:リサ・アン・ウォルター(Lisa Ann Walter)
リンク・ピーターソン:スタンリー・トゥッチ(Stanley Tucci)
ミス・ミッツィー:アニタ・ジレット(Anita Gillette)
チック:ボビー・カナヴェイル(Bobby Cannavale)
ヴァーン:オマー・ベンソン・ミラー(Omar Benson Miller)
ジェナ・クラーク(ジョンの娘):タマラ・ホープ(Tamara Hope)
エヴァン・クラーク(ジョンの息子):スターク・サンズ(Stark Sands)
ディヴァイン(探偵):リチャード・ジェンキンス(Richard Jenkins)
スコット(探偵助手):ニック・キャノン(Nick Cannon)

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文・構成
Filmmusik 管理人

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