『リボルバー』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
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映画×音楽
ガイ・リッチー(Guy Ritchie)
ジェイソン・ステイサム(Jason Statham)マーク・ストロング(Mark Strong)

『リボルバー』の挿入曲とサントラ

2005年にイギリス・フランス合作で製作された映画『リボルバー』(原題:Revolver)は、ガイ・リッチーとリュック・ベッソンが脚本を務め、ガイ・リッチーが監督を、リュック・ベッソンが製作を務めた作品です。
ジェイソン・ステイサム、レイ・リオッタ、マーク・ストロングらが出演しています。

『リボルバー』の挿入曲

『リボルバー』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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グリーンが階段から転がり落ちる

Requiem Mass in D Minor, K.626 – VI. Lacrimosa dies illa
レクイエム ニ短調 K. 626 – 第6曲「ラクリモーサ」(涙の日)
作曲者ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756 -1791)
18世紀古典派を代表するオーストリアの作曲家。
幼い頃から並外れた音楽の才能を示し「神童」と呼ばれる。5歳ですでに作曲を始め35歳の若さで亡くなるまで600を超える作品を作る。オペラ、協奏曲、交響曲、室内楽、器楽曲などあらゆるジャンルにわたり名作を残し西洋音楽に大きな影響を与えた。
作曲年1791年
Artistスロヴァキア・フィルハーモニー合唱団(Slovak Philharmonic Chorus)
チェコスロバキア放送の混声合唱団を前身とする合唱団。1946年設立。
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団(Slovak Philharmonic Orchestra)
スロヴァキアの首都ブラチスラヴァを拠点とするオーケストラ。1949年設立。
ズデニェク・コシュラー(Zdeněk Košler, 1928-1995)
チェコの指揮者。

『レクイエム』は、モーツァルトが死に瀕しながら手掛けた最後の作品です。
モーツァルトは未完のままこの世を去り、弟子のフランツ・クサーヴァー・ジュースマイヤーが補筆して完成されました。

マカがサム・ゴールドの邸宅を訪れる

マカはゴールドとは会えず、リリー・ウォーカーと話をします。

Requiem in D minor, Op.48 – I. Introit & Kyrie
レクイエム ニ短調 作品48 – 第1曲「イントロイトゥスとキリエ」
作曲者ガブリエル・フォーレ(Gabriel Fauré, 1845-1924)
フランスの作曲家/オルガニスト/ピアニスト/教育者。
19世紀後半から20世紀初頭の最も偉大なフランスの作曲家の一人。
作曲年1887-1888年
Artistオルフェオン・ドノスティアラ(Orfeón Donostiarra)
バスク地方のサン・セバスティアンを拠点とするスペインの合唱団。1897年設立。
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団(Orchestre Du Capitole De Toulouse)
トゥールーズを拠点とするフランスのオーケストラ。1737年設立。
ミシェル・プラッソン(Michel Plasson)
フランスの指揮者、1933年パリ生まれ。

レクイエムは、カトリックの葬儀ミサや追悼ミサで演奏される死者のためのミサ曲です。
ここで使われたフォーレの『レクイエム』は、モーツァルト、ヴェルディの作品とともに「三大レクイエム」の一つに数えられる傑作です。

アヴィとザックが巨大金庫を盗み出す

The Mental Traveler
ザ・メンタル・トラヴェラー
Artistデヴィッド・アクセルロッド(David Axelrod, 1931-2017)
アメリカの作曲家/編曲家/プロデューサー。
リリース1968年
作曲者デヴィッド・アクセルロッド

マカとジョン卿との取引が決まる

Opera
(Nisi Dominus, RV 608: Cum dederit)
(主が家を建てられるのでなければ RV 608 – 主は愛するものに眠りを与えん)
Artistエマニュエル・サンタッロマナ(Emmanuel Santarromana)
フランスのDJ/パーカッション奏者。
リリース2003年
作曲者エマニュエル・サンタッロマナ(Emmanuel Santarromana)
アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741)
バロック音楽後期を代表するイタリアの作曲家/ヴィルトゥオーゾヴァイオリニスト/聖職者。
協奏曲、室内楽曲、カンタータ、教会音楽、オラトリオ、オペラなど数多くの作品を残し、ヴァイオリンの技法と管弦楽法の発展に大きく貢献した。

『Opera』は、ヴィヴァルディの宗教曲集『ニシ・ドミヌス』(主が家を建てられるのでなければ)の第4曲「主は愛する者に眠りを与えたもうゆえに」をベースに作られています。

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グリーンがチェスでアヴィを負かす

Atom’s Tomb
Artistエレクトラレーン(Electrelane)
1998年に結成されたイギリスのインディーロックバンド。
リリース2005年
作曲者Electrelane
ミア・クラーク(Mia Clarke)
エマ・ガズ(Emma Gaze)
ロス・マレー(Ros Murray)
ヴェリティ・サスマン(Verity Susman)

マカがレストランでウェイトレスに撃たれそうになる

Piano Sonata No. 14 in C-Sharp Minor, Op. 27, No. 2, “Moonlight”: I. Adagio sostenuto
ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調「月光」 Op. 27, No. 2 – 第1楽章
作曲者ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827)
ドイツの作曲家。ウィーンの古典音楽を最高の発展に導き、ロマン派音楽への道を切り開いた音楽史において極めて重要な作曲家の一人。聴力を失いながらも音楽への情熱を燃やし続け、数々の名曲を生み出したその偉業から日本では「楽聖」として称えられる。
作曲年1801年
Artistマリア・ジョアン・ピレシュ(Maria João Pires)
ポルトガルのピアニスト、1944年生まれ。

銃を持ったソーターがジョン卿の警備室に入って行く

Mucchio selvaggio (2Raumwohnung Remix)
邦題『野蛮人の魂』
リリース1973年:Soundtrack『ミスター・ノーボディ』
作曲者エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone, 1928-2020)
イタリアを代表する映画音楽作曲家。
映画やテレビの400以上のスコアと100以上のクラシック作品を作り、史上最も多作で偉大な映画作曲家の一人として知られる。映画『ヘイトフル・エイト』でアカデミー作曲賞を受賞した。

『Mucchio selvaggio』は、1973年のマカロニ・ウェスタン『ミスター・ノーボディ』(原題:Il Mio Nome E’ Nessuno)のオリジナル・サウンドトラックです。

ポールが持ってきた新聞をマカが見る

Requiem Mass in D Minor, K.626 – I. Introitus: Requiem aeternam
レクイエム ニ短調 K. 626 – 第1曲「イントロイトゥス」(永遠の安息を)
作曲者ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756 -1791)
18世紀古典派を代表するオーストリアの作曲家。
幼い頃から並外れた音楽の才能を示し「神童」と呼ばれる。5歳ですでに作曲を始め35歳の若さで亡くなるまで600を超える作品を作る。オペラ、協奏曲、交響曲、室内楽、器楽曲などあらゆるジャンルにわたり名作を残し西洋音楽に大きな影響を与えた。
作曲年1791年
Artistスロヴァキア・フィルハーモニー合唱団(Slovak Philharmonic Chorus)
チェコスロバキア放送の混声合唱団を前身とする合唱団。1946年設立。
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団(Slovak Philharmonic Orchestra)
スロヴァキアの首都ブラチスラヴァを拠点とするオーケストラ。1949年設立。
ズデニェク・コシュラー(Zdeněk Košler, 1928-1995)
チェコの指揮者。

レクイエムは、ラテン語で書かれた死者のためのミサの典礼文に曲が付けられているため、どれも同じ歌詞が用いられています。そのため、「マカがサム・ゴールドの邸宅を訪れる」で使われたフォーレのレクイエムと同じ歌詞がここでも歌われていることになります。

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エンディング

3 Gymnopédies – No.1, Lent et douloureux
3つのジムノペディ – 第1番「ゆっくりと悩める如く」
作曲者エリック・サティ(Erik Satie, 1866-1925)
フランスの作曲家/ピアニスト。
独創性で型破りな作風と奇妙な言動で知られ「音楽界の異端児」の異名を持つ。
作曲年1888年

『ジムノペディ』は、フランスの作曲家サティが1888年に作ったピアノ独奏曲です。
古代スパルタで年に一度行われていた “神々をたたえる祭典” 「ジムノペディア」がタイトルの由来とされています。

『リボルバー』のサントラ

『リボルバー』はナサニエル・メカリー(Nathaniel Méchaly)が音楽を担当しました。ナサニエル・メカリーは、フランス出身の音楽家です。「96時間シリーズ」3部作など、リュック・ベッソンが製作に加わった作品の音楽を数多く手掛けています。

『リボルバー』キャスト・スタッフ

監督ガイ・リッチー(Guy Ritchie)
脚本ガイ・リッチー(Guy Ritchie)
リュック・ベッソン(Luc Besson)
製作リュック・ベッソン(Luc Besson)
ヴィルジニー・シラ(Virginie Silla)
音楽ナサニエル・メカリー(Nathaniel Méchaly)
配給 アステア/アスミック・エース
公開 2005年9月22日
2008年6月7日
上映時間115分

ジェイク・グリーン:ジェイソン・ステイサム(Jason Statham)
ドロシー・マカ:レイ・リオッタ(Ray Liotta)
ザック:ヴィンセント・パストーレ(Vincent Pastore )
アヴィ:アンドレ・ベンジャミン(André Benjamin)
ソーター:マーク・ストロング(Mark Strong)
ポール:テレンス・メイナード(Terence Maynard)
リリー・ウォーカー:フランチェスカ・アニス(Francesca Annis)
ビリー:アンドリュー・ハワード (Andrew Howard)
ドリーン:アンジェラ・ローレン・スミス(Anjela Lauren Smith)
ジョン卿:トム・ウー(Tom Wu)
フレッド:伊川東吾

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