『オペレーション・フォーチュン』の挿入曲とサントラ | 解説付き全曲紹介Filmmusik
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映画×音楽
ガイ・リッチー(Guy Ritchie)
音楽担当:クリストファー・ベンステッド(Christopher Benstead)
ジェイソン・ステイサム(Jason Statham)ヒュー・グラント(Hugh Grant)

『オペレーション・フォーチュン』の挿入曲とサントラ

『オペレーション・フォーチュン』(原題:Operation Fortune: Ruse de Guerre)は、ガイ・リッチー監督によるスパイ・アクション映画です。裏世界で100億ドルの価値をつけられた「ハンドル」をめぐるスパイチームの攻防が描かれています。

ジェイソン・ステイサムが主演を務め、ヒュー・グラントやジョシュ・ハートネットが出演しています。

『オペレーション・フォーチュン』の挿入曲

『オペレーション・フォーチュン』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください。)

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オープニング

The Handle
Soundtrack『Operation Fortune: Ruse De Guerre』 
作曲:Chris Benstead

『The Handle』は、映画の音楽を担当した作曲家クリストファー・ベンステッドが作りました。

クリストファー・ベンステッド(Chris Benstead)は、多才なマルチ楽器奏者で、ミキサーを本職としています。2013年のSFサスペンス映画『ゼロ・グラビティ』では、再録音ミキサーの役割を担い、第86回アカデミー賞においてアカデミー録音賞を受賞しました。


映画冒頭、ネイサンがMI6司令部の廊下を歩く靴音と重なるように流れる曲。

グレッグの慈善パーティ、バーで流れている曲

Sept Heures du Matin
作曲:Jacqueline Taïeb
アーティスト:Jacqueline Taïeb
リリース年:1967年

ジャクリーン・タイエブ(Jacqueline Taïeb)は、60年代に流行した「イェイェ・ブーム」を代表するチュニジア生まれのフランス人シンガーソングライターです。
『Sept Heures du Matin』は、1967年にリリースされたジャクリーン・タイエブの代表曲です。


船内のバーで、ミカエラ(サラ)とオーソンが役割を決め、任務に向かうシーン

@カンヌ、船上パーティ

マフィアがベッドで観ている映画の曲

Raindrops Keep Fallin’ on My Head
作曲:Burt Bacharach & Hal David
アーティスト:B.J. Thomas
リリース年:1969年

『Raindrops Keep Fallin’ on My Head』は、1969年公開の米・バディムービー『明日に向かって撃て!』の主題歌です。コンビで作曲を手掛けていたバート・バカラック & ハル・デヴィッドによる作品で、アメリカのポピュラー歌手B・J・トーマスが歌いました。
この曲は、第42回アカデミー賞においてアカデミー主題歌賞を受賞しました。『雨にぬれても』の邦題で知られています。


オーソンがウクライナ・マフィアの家に侵入し、金庫を開けるシーン。
映画『明日に向かって撃て!』(1969)が寝室のテレビで流れています。ガイ・リッチー監督は『明日に向かって撃て』を幼少時に観て、監督になりたいと思ったと語っています。

遠方からアシストするサラはマイクで歌い、オーソンは口笛を吹きながら偽装のため金庫を荒らします。

グレッグの別荘、ディナータイムに流れる曲

Le nozze di Figaro, K. 492, Act III – “Che soave zeffiretto”
作曲:Wolfgang Amadeus Mozart

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲の歌劇《フィガロの結婚》第3幕より、手紙の二重唱「そよ風に寄せて」。
『フィガロの結婚』は、フランスの劇作家ボーマルシェが書いた戯曲をもとにモーツァルトが作ったオペラです。1786年にウィーンで初演されました。
手紙の二重唱 「そよ風に寄せて」は、伯爵夫人とその侍女スザンナが、浮気者の伯爵をこらしめるために偽の手紙を書く場面で歌う二重唱です。


別荘を訪れたダニー達にグレッグがステーキを振る舞うシーン。
ダニーは映画で乗ったことがあるお気に入りの車(フォード マスタング)をグレッグからプレゼントされ、上機嫌です。

@トルコ、アンタルヤ(グレッグの別荘)

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『オペレーション・フォーチュン』のサントラ

『オペレーション・フォーチュン』はクリストファー・ベンステッド(Christopher Benstead)が音楽を担当しました。クリストファー・ベンステッドは、イギリス出身の作曲家です。

近年は『キャッシュトラック』や『コヴェナント/約束の救出』などガイ・リッチーの監督作品で音楽を手掛けています。

『オペレーション・フォーチュン』キャスト・スタッフ

監督ガイ・リッチー(Guy Ritchie)
脚本アイヴァン・アトキンソン(Ivan Atkinson)
マーン・デイヴィス(Marn Davies)
ガイ・リッチー(Guy Ritchie)
製作アイヴァン・アトキンソン(Ivan Atkinson)
ビル・ブロック(Bill Block)
音楽クリストファー・ベンステッド(Christopher Benstead)
配給 キノフィルムズ
公開 2023年3月3日
2023年10月13日
上映時間114分

オーソン・フォーチュン:ジェイソン・ステイサム(Jason Statham)
サラ・フィデル:オーブリー・プラザ(Aubrey Plaza)
ネイサン・ジャスミン:ケイリー・エルウィス(Cary Elwes)
グレッグ・シモンズ:ヒュー・グラント(Hugh Grant)
ダニー・フランチェスコ:ジョシュ・ハートネット(Josh Hartnett)
JJ・デイヴィス:バグジー・マローン(Bugzy Malone)
ナイトン:エディ・マーサン(Eddie Marsan)
マイク:ピーター・フェルディナンド(Peter Ferdinando)
エミリア:ロールデス・ファブレス(Lourdes Faberes)
ベン・ハリス:マックス・ビーズリー(Max Beesley)
マーシャ:ユージニア・クズミナ(Eugenia Kuzmina)
ヴィヴィアン:ベステムス・オズデミア(Bestemsu Özdemir)
カーサ:カーン・ウルガンジオグル(Kaan Urgancıoğlu)
トレント:トム・ローゼンタール(Tom Rosenthal)

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