1984年アメリカで製作された『フットルース 』(原題:Footloose)は、ケヴィン・ベーコン主演の青春ダンス映画です。
監督は『摩天楼はバラ色に』や『マグノリアの花たち』のハーバート・ロスが務めました。ハーバート・ロスはダンサーや振付師として活躍していたことでも知られています。
- 『フットルース』の挿入曲
- オープニング
- 礼拝でムーア牧師の説教のあとに歌われる讃美歌
- アリエルが並走する2台の車にまたがり立ち上がる(ラジカセから流れる曲)
- バーガー店の駐車場でアリエルが車のボンネットにラジカセを置いて流す曲
- レンが黄色いビートルに乗り初登校する(車で大音量で流す曲)
- 牧師がタイプライターの作業中に部屋に流している曲
- アリエルとチャックが木陰で二人きりで過ごす(ラジカセから流れる曲)
- レンとチャックがトラクターでチキンレースをする
- レンが倉庫で一人、激しいダンスをする(車で流す曲)
- 隣町のダンスホールでレンとアリエルが踊る曲(1曲目)
- 隣町のダンスホールでレンとアリエルが踊る曲(2曲目)
- 隣町のダンスホールでレンとアリエルが踊る曲(3曲目)
- レンがウィラードにダンスを教える
- ダンスパーティの開催が決まり準備が行われる
- プロムでのダンスミュージック(1曲目)
- プロムでのダンスミュージック(2曲目)
- プロムでのダンスミュージック(3曲目)
- エンドクレジット 1曲目
- エンドクレジット 2曲目
- 『フットルース』のサントラ
- 『フットルース』キャスト・スタッフ
『フットルース』の挿入曲
『フットルース』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング
フットルース~メイン・テーマ
Artist | ケニー・ロギンス(Kenny Loggins) アメリカのシンガー/ギタリスト/ソングライター、1948年生まれ。 映画『フットルース』(1984) の主題歌や『トップガン』(1986) の挿入歌などをヒットさせ「サントラの帝王」(King of the Movie Soundtrack)と称された。 |
リリース | 1984年:Soundtrack『フットルース』 |
作曲者 | ケニー・ロギンス(Kenny Loggins) |
ディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford) アメリカのソングライター/脚本家/監督/俳優/小説家、1951年ホノルル生まれ。 映画『フェーム』(1980) の主題歌を作詞しアカデミー歌曲賞を受賞した。 |
『Footloose』は、1984年のアメリカ・青春ダンス映画『フットルース』の主題歌です。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「隣町のダンスホールでレンとアリエルが踊る曲(3曲目)」
「プロムでのダンスミュージック(3曲目)」
礼拝でムーア牧師の説教のあとに歌われる讃美歌
讃美歌『いつくしみ深き』
作曲者 | ジョセフ・M・スクライヴェン(Joseph M. Scriven, 1819-1886) アイルランド生まれのカナダの詩人。 |
チャールズ・コンヴァース(Charles Converse, 1832-1918) アメリカのマサチューセッツ州ウォーレンに生まれ、ドイツのライプツィヒで法律と音楽を学んだアメリカの弁護士。 | |
作曲年 | 1868年 |
『What a Friend We Have in Jesus』は、教会での結婚式で歌われることが多い、日本でも馴染みの深い讃美歌です。
アリエルが並走する2台の車にまたがり立ち上がる(ラジカセから流れる曲)
邦題『危険なガール』
Artist | サミー・ヘイガー(Sammy Hagar) アメリカのロックギタリスト/歌手/ソングライター/起業家、1947年生まれ。 1973年にハードロックバンド「モントローズ」(Montrose) でデビューし、脱退後1976年にソロ・デビュー。1985年から1996年まで「ヴァン・ヘイレン」(Van Halen) の2代目ボーカリストとして活躍した。 |
リリース | 1984年:Soundtrack『フットルース』 |
作曲者 | サミー・ヘイガー(Sammy Hagar) |
ディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford) アメリカのソングライター/脚本家/監督/俳優/小説家、1951年ホノルル生まれ。 |
バーガー店の駐車場でアリエルが車のボンネットにラジカセを置いて流す曲
ダンスが禁止されているはずの街のあちこちでステップを踏む人々の生活が描かれているシーンです。
ダンシン・イン・ザ・シーツ
Artist | シャラマー(Shalamar) 1977年に結成されたアメリカのR&B/ソウルミュージック・ボーカルグループ。 |
リリース | 1984年:Soundtrack『フットルース』 |
作曲者 | ビル・ウルファー(Bill Wolfer) アメリカのキーボード奏者/ソングライター/プロデューサー。 |
ディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford) アメリカのソングライター/脚本家/監督/俳優/小説家、1951年ホノルル生まれ。 |
レンが黄色いビートルに乗り初登校する(車で大音量で流す曲)
車の窓は全開で、レンの初登校はみんなの注目を集めることとなりました。この後、警官の取り締まりにあうシーンでもレンの車ではこの曲が流れています。
Artist | クワイエット・ライオット(Quiet Riot) 1973年にロサンゼルスで結成されたアメリカのヘビーメタルバンド。 |
リリース | 1983年 |
作曲者 | Quiet Riot ケヴィン・ダブロウ(Kevin DuBrow, 1955-2007) フランキー・バネリ(Frankie Banali, 1951-2020) カルロス・カヴァーゾ(Carlos Cavazo) |
トリー・カヴァーゾ(Tony Cavazo) アメリカのベーシスト。カルロス・カヴァーゾ(Carlos Cavazo)の兄弟。 |
牧師がタイプライターの作業中に部屋に流している曲
「ロックはダメで、こういう音楽はいいの?」との娘アリエルの問いに、父親は「(クラシック音楽は)精神を高めて、心や肉体を混乱させない」と答えます。
弦楽四重奏曲第27番 ニ長調 Op. 20, No. 4, Hob.III:34 – 第2楽章
作曲者 | フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(Franz Joseph Haydn, 1732-1809) 古典派を代表するオーストリア出身の音楽家。 交響曲・弦楽四重奏曲を数多く作曲しその後の音楽史の発展に大きく貢献したことから「交響曲の父」「弦楽四重奏曲の父」と讃えられる。 |
作曲年 | 1772年 |
『弦楽四重奏曲第34番ニ長調 Op.20-4』は、ハイドンが1772年に作曲した全6曲からなる弦楽四重奏曲集『太陽四重奏曲』の第4曲です。
アリエルとチャックが木陰で二人きりで過ごす(ラジカセから流れる曲)
邦題『誰かの愛が…』
Artist | カーラ・ボノフ(Karla Bonoff) アメリカのシンガーソングライター/ミュージシャン、1951年生まれ。 |
リリース | 1984年:Soundtrack『フットルース』 |
作曲者 | トム・スノウ(Tom Snow) アメリカのソングライター、1947年生まれ。 |
ディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford) アメリカのソングライター/脚本家/監督/俳優/小説家、1951年ホノルル生まれ。 |
レンとチャックがトラクターでチキンレースをする
ホールディング・アウト・フォー・ア・ヒーロー
Artist | ボニー・タイラー(Bonnie Tyler) ウェールズの女性歌手、1951年生まれ。 |
リリース | 1984年:Soundtrack『フットルース』 |
作曲者 | ジム・スタインマン(Jim Steinman, 1947-2021) アメリカの作詞家/作曲家/歌手/ミュージシャン/プロデューサー。 |
ディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford) アメリカのソングライター/脚本家/監督/俳優/小説家、1951年ホノルル生まれ。 |
レンが倉庫で一人、激しいダンスをする(車で流す曲)
ネヴァー
Artist | ムーヴィング・ピクチャーズ(Moving Pictures) 1979年にシドニーで結成されたオーストラリアのロックバンド。 |
リリース | 1984年:Soundtrack『フットルース』 |
作曲者 | マイケル・ゴア(Michael Gore) アメリカの映画音楽作曲家、1951年生まれ。 |
ディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford) アメリカのソングライター/脚本家/監督/俳優/小説家、1951年ホノルル生まれ。 |
隣町のダンスホールでレンとアリエルが踊る曲(1曲目)
ウィラードはダンスが踊れないことをレンにこっそり告白します。
邦題『青春の傷あと』
Artist | ジョン・メレンキャンプ(John Mellencamp) アメリカのシンガーソングライター、1951年生まれ |
リリース | 1982年 |
作曲者 | ジョン・メレンキャンプ |
ジョージ・グリーン(George Green, 1952-2011) アメリカの作詞家。 |
『Hurts So Good』は、ジョン・メレンキャンプがジョン・クーガー(John Cougar)の芸名で活動していた1982年にリリースされた曲です。
隣町のダンスホールでレンとアリエルが踊る曲(2曲目)
邦題『ガール・ライク・ユー』
Artist | フォリナー(Foreigner) 1976年にニューヨークで結成されたイギリス系アメリカ人のロックバンド。 |
リリース | 1981年 |
作曲者 | Foreigner ミック・ジョーンズ(Mick Jones) ルー・グラム(Lou Gramm) |
この後「プロムでのダンスミュージック(2曲目)」でもこの曲が使われていいます。
隣町のダンスホールでレンとアリエルが踊る曲(3曲目)
ウィラードと一緒にみているだけだったラスティ(演:サラ・ジェシカ・パーカー)は、我慢できずに踊りの輪の中に入っていきます。
フットルース~メイン・テーマ
Artist | ケニー・ロギンス(Kenny Loggins) |
リリース | 1984年:Soundtrack『フットルース』 |
作曲者 | ケニー・ロギンス(Kenny Loggins) ディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford) |
「オープニング」でもこの曲が使われていました。
レンがウィラードにダンスを教える
レッツ・ヒア・イット・フォー・ザ・ボーイ
Artist | デニース・ウィリアムス(Deniece Williams) アメリカの女性歌手/シンガーソングライター/音楽プロデューサー、1951年生まれ。 |
リリース | 1984年:Soundtrack『フットルース』 |
作曲者 | トム・スノウ(Tom Snow) アメリカのソングライター、1947年生まれ。 |
ディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford) アメリカのソングライター/脚本家/監督/俳優/小説家、1951年ホノルル生まれ。 |
この後「エンドクレジット 2曲目」でもこの曲が使われています。
ダンスパーティの開催が決まり準備が行われる
アイム・フリー
Artist | ケニー・ロギンス(Kenny Loggins) アメリカのシンガー/ギタリスト/ソングライター、1948年生まれ。 映画『フットルース』(1984) の主題歌や『トップガン』(1986) の挿入歌などをヒットさせ「サントラの帝王」(King of the Movie Soundtrack)と称された。 |
リリース | 1984年:Soundtrack『フットルース』 |
作曲者 | ケニー・ロギンス(Kenny Loggins) |
ディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford) アメリカのソングライター/脚本家/監督/俳優/小説家、1951年ホノルル生まれ。 |
この後「エンドクレジット 1曲目」でもこの曲が使われてます。
プロムでのダンスミュージック(1曲目)
会場にレンとアリエルが現れ、ダンスパーティが始まるシーン。会場の近くまでやってきたアリエルの両親も離れたところでダンスを踊ります。
パラダイス~愛のテーマ
Artist | Mike Reno and Ann Wilson |
マイク・レノ(Mike Reno) カナダのミュージシャン/歌手、1955年生まれ。 ロックバンド「ラヴァーボーイ」(Loverboy) のリードシンガー。 | |
アン・ウィルソン(Ann Wilson) アメリカの女性シンガーソングライター、1950年生まれ。 ロックバンド「ハート」(Heart) のリードシンガー。 | |
リリース | 1984年 |
作曲者 | エリック・カルメン(Eric Carmen, 1949-2024) アメリカのシンガーソングライター/マルチ楽器奏者。 ポップロックバンド「ラズベリーズ」のリードボーカリストとして活動後、ソロ歌手として活躍し世界的な成功を収めた。 |
ディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford) アメリカのソングライター/脚本家/監督/俳優/小説家、1951年ホノルル生まれ。 |
プロムでのダンスミュージック(2曲目)
会場に到着したウィラードにチャック達が喧嘩を仕掛けるシーン。
邦題『ガール・ライク・ユー』
Artist | フォリナー(Foreigner) 1976年にニューヨークで結成されたイギリス系アメリカ人のロックバンド。 |
リリース | 1981年 |
作曲者 | Foreigner ミック・ジョーンズ(Mick Jones) ルー・グラム(Lou Gramm) |
「隣町のダンスホールでレンとアリエルが踊る曲(2曲目)」でもこの曲が使われていました。
プロムでのダンスミュージック(3曲目)
レンの「Let’s dance」の掛け声で始まる、この映画の名シーンです。
フットルース~メイン・テーマ
Artist | ケニー・ロギンス(Kenny Loggins) |
リリース | 1984年:Soundtrack『フットルース』 |
作曲者 | ケニー・ロギンス(Kenny Loggins) ディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford) |
「オープニング」でもこの曲が使われていました。
エンドクレジット 1曲目
アイム・フリー
Artist | ケニー・ロギンス(Kenny Loggins) アメリカのシンガー/ギタリスト/ソングライター、1948年生まれ。 映画『フットルース』(1984) の主題歌や『トップガン』(1986) の挿入歌などをヒットさせ「サントラの帝王」(King of the Movie Soundtrack)と称された。 |
リリース | 1984年:Soundtrack『フットルース』 |
作曲者 | ケニー・ロギンス(Kenny Loggins) ディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford) |
「ダンスパーティの開催が決まり準備が行われる」でもこの曲が使われていました。
エンドクレジット 2曲目
レッツ・ヒア・イット・フォー・ザ・ボーイ
Artist | デニース・ウィリアムス(Deniece Williams) アメリカの女性歌手/シンガーソングライター/音楽プロデューサー、1951年生まれ。 |
リリース | 1984年:Soundtrack『フットルース』 |
作曲者 | トム・スノウ(Tom Snow) ディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford) |
「レンがウィラードにダンスを教える」でもこの曲が使われていました。
『フットルース』のサントラ
『フットルース 』は脚本を務めたディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford)が歌詞を書き、ケニー・ロギンス(Kenny Loggins)やマイルズ・グッドマン(Miles Goodman)、トム・スノウ(Tom Snow)などが曲を作っています。
ディーン・ピッチフォードは作詞家・脚本家など多方面で活躍しています。映画『フェーム』 では主題歌の作詞を担当し、第53回アカデミー歌曲賞を受賞しました。
『フットルース』キャスト・スタッフ
監督 | ハーバート・ロス(Herbert Ross) |
脚本 | ディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford) |
製作 | ルイス・J・ラックミル(Lewis J. Rachmil) |
クレイグ・ゼイダン(Craig Zadan) | |
音楽 | マイルズ・グッドマン(Miles Goodman) |
配給 | パラマウント |
パラマウント/CIC | |
公開 | 1984年2月17日 |
1984年7月14日 | |
上映時間 | 107分 |
レン・マコーミック:ケヴィン・ベーコン(Kevin Bacon)
アリエル・ムーア:ロリ・シンガー(Lori Singer)
ショー・ムーア:ジョン・リスゴー(John Lithgow)
バイ・ムーア:ダイアン・ウィースト(Dianne Wiest)
エセル・マコーミック:フランシス・リー・マッケイン(Frances Lee McCain)
ラスティ:サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)
ウィラード・ヒューイット:クリス・ペン(Chris Penn)
チャック・クランストン:ジム・ヤングス(Jim Youngs)
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