1965年にアメリカで制作された映画『サウンド・オブ・ミュージック』(原題:The Sound of Music)は、ジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画です。マリア・フォン・トラップの自叙伝をもとにして作られた同名ブロードウェイ・ミュージカルの映画化作品となります。
第38回アカデミー賞では10部門にノミネートされ、作品賞・監督賞を含む5部門を受賞しました。
- 『サウンド・オブ・ミュージック』の挿入曲
- マリアがアルプスの山々に囲まれた緑の大地の上で歌う
- 修道院長にアリアをどう思うかと聞かれ、修道女達が答えて歌う
- トラップ邸へ向かうマリアが自分に言い聞かせるように歌う
- リーゼルが恋人ロルフと中庭で待ち合わせ、互いの愛を確かめ合い歌う
- マリアが “泣きたい時には楽しいことを考えればいい” と子供たちに教え歌う
- 歌で父親を驚かそうとマリアが子供たちに歌を教える
- 子供たちが男爵夫人の為に歌い、大佐も一緒に歌う
- 子供たちとマリアが男爵夫人とマックスの為に人形劇をして歌う
- マリアにギターを手渡され、大佐が久しぶりに子供達の前で歌う
- トラップ邸のパーティでマリアと大佐がダンスを踊る
- トラップ邸のパーティで子供たちがゲストにお休みの挨拶を歌う
- 修道院に戻ってきたマリアを励まそうと修道院長が歌う
- マリアがいないトラップ家で “悲しい時には歌が薬になる” と子供たちが思い出し歌う
- マリアと大佐が互いに愛を告白し歌う
- ロルフとの恋の終わりを感じるリーズルと彼女を励ますマリアが歌う
- ザルツブルク音楽祭 – トラップ・ファミリー合唱団が最初に披露する曲
- ザルツブルク音楽祭 – 大佐がギターで弾き語りを始め観客も一緒に歌う
- ザルツブルク音楽祭 – トラップ・ファミリー合唱団が最後に “お別れの歌” を歌う
- トラップ一家がアルプス山脈を徒歩で越えスイスに向かうシーン
- 『サウンド・オブ・ミュージック』のサントラ
- 『サウンド・オブ・ミュージック』キャスト・スタッフ
『サウンド・オブ・ミュージック』の挿入曲
『サウンド・オブ・ミュージック』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
マリアがアルプスの山々に囲まれた緑の大地の上で歌う
サウンド・オブ・ミュージック
Artist cover ver. | マリア(Maria) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | リチャード・ロジャース(Richard Rodgers, 1902-1979) ミュージカルの作品で広く知られるニューヨーク出身の作曲家。 アメリカの4つのトップ・エンターテイメント賞(エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞/オスカー、トニー賞)全てを獲得した人物に与えられる称号「EGOT」を持つ初達成者として知られる。ローレンツ・ハート、オスカー・ハマースタイン2世とのコラボレーションで多くのスタンダードナンバーを生み出し、その後のポピュラー音楽の発展に大きな影響を与えた。 |
オスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II, 1895-1960) アメリカのミュージカル作詞家/脚本家/演劇プロデューサー。 『レディ・ビー・グッド』(1941)、『ステート・フェア』(1945) の主題歌を書き、アカデミー作曲賞を2度受賞。 | |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』(Mary Martin) |
この曲は、1959年初演のブロードウェイ・ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の表題曲として作られました。
ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』は、元オーストリア海軍将校ゲオルク・フォン・トラップの妻マリア・アウグスタ・フォン・トラップ(Maria Augusta von Trapp, 1905-1987)の自叙伝『トラップ・ファミリー合唱団物語』をベースに作られました。作詞をしたオスカー・ハマースタイン2世は開幕の9ヶ月後に病で逝去しロジャース&ハマース(Rodgers & Hammerstein)の最後の作品となってしまいましたが、作品は高評価を受けミュージカルの多くの曲がスタンダードナンバーとなりました。
この後「子供たちが男爵夫人の為に歌い、大佐も一緒に歌う」でもこの曲が使われています。
修道院長にアリアをどう思うかと聞かれ、修道女達が答えて歌う
朝の礼拝にマリアの姿が見当たらず、修道女達がアリアを心配し話し合うシーン
マリア
Artist cover ver. | 修道女コーラス(Nuns Chorus) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein) リチャード・ロジャース(Richard Rodgers, 1902-1979)とオスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II, 1895-1960)によるソングライターコンビ。1940年代から1950年代のミュージカル黄金時代に人気ミュージカルを多数製作し、ブロードウェイミュージカルの基盤を作り上げたと言われている。 代表作『オクラホマ!』『王様と私』『サウンド・オブ・ミュージック』 |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 |
トラップ邸へ向かうマリアが自分に言い聞かせるように歌う
自信をもって
Artist | マリア(Maria) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | リチャード・ロジャース(Richard Rodgers, 1902-1979) ミュージカルの作品で広く知られるニューヨーク出身の作曲家。 ローレンツ・ハート、オスカー・ハマースタイン2世とのコラボレーションで多くのスタンダードナンバーを生み出し、その後のポピュラー音楽の発展に大きな影響を与えた。アメリカの4つのトップ・エンターテイメント賞(エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞/オスカー、トニー賞)全てを獲得した人物に与えられる称号「EGOT」を持つ初達成者として知られる。 |
『I Have Confidence』は、リチャード・ロジャースが映画『サウンド・オブ・ミュージック』のために作りました。
リーゼルが恋人ロルフと中庭で待ち合わせ、互いの愛を確かめ合い歌う
もうすぐ17才
Artist cover ver. | ロルフとリーズル(Maria And Liesl) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein) |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 |
この後「ロルフとの恋の終わりを感じるリーズルと彼女を励ますマリアが歌う」でもこの曲が使われています。
マリアが “泣きたい時には楽しいことを考えればいい” と子供たちに教え歌う
子供達が雷を怖がりマリアの部屋に集まってくるシーン
私のお気に入り
Artist cover ver. | マリア(Maria) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein) |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 |
この後「マリアがいないトラップ家で “悲しい時には歌が薬になる” と子供たちが思い出し歌う」でもこの曲が使われています。
歌で父親を驚かそうとマリアが子供たちに歌を教える
ド・レ・ミの歌
Artist cover ver. | マリアと子供たち(Maria And The Children) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein) |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 |
この後「ザルツブルク音楽祭 – トラップ・ファミリー合唱団が最初に披露する曲」でもこの曲が使われています。
子供たちが男爵夫人の為に歌い、大佐も一緒に歌う
サウンド・オブ・ミュージック
Artist cover ver. | 子供たちと大佐(The Children And The Captain) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein) |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 |
「マリアがアルプスの山々に囲まれた緑の大地の上で歌う」でもこの曲が使われていました。
子供たちとマリアが男爵夫人とマックスの為に人形劇をして歌う
ひとりぼっちの山羊飼い (ヨーデル・ソング)
Artist cover ver. | マリアと子供たち(Maria And The Children) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein) |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 |
マリアにギターを手渡され、大佐が久しぶりに子供達の前で歌う
エーデルワイス
Artist cover ver. | 大佐とリーズル(The Captain and Liesl) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein) |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 |
この後「ザルツブルク音楽祭 – 大佐がギターで弾き語りを始め観客も一緒に歌う」でもこの曲が使われています。
トラップ邸のパーティでマリアと大佐がダンスを踊る
レントラー
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | リチャード・ロジャース(Richard Rodgers, 1902-1979) ミュージカルの作品で広く知られるニューヨーク出身の作曲家。 ローレンツ・ハート、オスカー・ハマースタイン2世とのコラボレーションで多くのスタンダードナンバーを生み出し、その後のポピュラー音楽の発展に大きな影響を与えた。アメリカの4つのトップ・エンターテイメント賞(エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞/オスカー、トニー賞)全てを獲得した人物に与えられる称号「EGOT」を持つ初達成者として知られる。 |
トラップ邸のパーティで子供たちがゲストにお休みの挨拶を歌う
さようなら、ごきげんよう
Artist cover ver. | 子供たち(The Children) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein) |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 |
この後「ザルツブルク音楽祭 – トラップ・ファミリー合唱団が最後に “お別れの歌” を歌う」でもこの曲が使われています。
修道院に戻ってきたマリアを励まそうと修道院長が歌う
すべての山に登れ
Artist cover ver. | アベス修道院長(Mother Abbess) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein) |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 |
この後「トラップ一家がアルプス山脈を徒歩で越えスイスに向かうシーン」でもこの曲が使われています。
マリアがいないトラップ家で “悲しい時には歌が薬になる” と子供たちが思い出し歌う
マリアがトラップ家に戻ってくるシーン
私のお気に入り
Artist cover ver. | マリア(Maria) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein) |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 |
「マリアが “泣きたい時には楽しいことを考えればいい” と子供たちに教え歌う」でもこの曲が使われていました。
マリアと大佐が互いに愛を告白し歌う
何かよいこと
Artist | マリアと大佐(Maria And The Captain) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | リチャード・ロジャース(Richard Rodgers, 1902-1979) ミュージカルの作品で広く知られるニューヨーク出身の作曲家。 ローレンツ・ハート、オスカー・ハマースタイン2世とのコラボレーションで多くのスタンダードナンバーを生み出し、その後のポピュラー音楽の発展に大きな影響を与えた。アメリカの4つのトップ・エンターテイメント賞(エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞/オスカー、トニー賞)全てを獲得した人物に与えられる称号「EGOT」を持つ初達成者として知られる。 |
『Something Good』は、リチャード・ロジャースが映画『サウンド・オブ・ミュージック』のために作りました。
ロルフとの恋の終わりを感じるリーズルと彼女を励ますマリアが歌う
もうすぐ17才
Artist cover ver. | マリアとリーズル(Rolf And Liesl) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein) |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 |
「リーゼルが恋人ロルフと中庭で待ち合わせ、互いの愛を確かめ合い歌う」でもこの曲が使われていました。
ザルツブルク音楽祭 – トラップ・ファミリー合唱団が最初に披露する曲
ド・レ・ミの歌
Artist cover ver. | トラップ・ファミリー合唱団(The Captain, Maria, The Children) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein) |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 |
「歌で父親を驚かそうとマリアが子供たちに歌を教える」でもこの曲が使われていました。
ザルツブルク音楽祭 – 大佐がギターで弾き語りを始め観客も一緒に歌う
エーデルワイス
Artist cover ver. | 大佐、マリア、子供たちとコーラス(The Captain, Maria, The Children And Chorus) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein) |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 |
「マリアにギターを手渡され、大佐が久しぶりに子供達の前で歌う」でもこの曲が使われています。
ザルツブルク音楽祭 – トラップ・ファミリー合唱団が最後に “お別れの歌” を歌う
さようなら、ごきげんよう
Artist cover ver. | トラップ・ファミリー合唱団(The Captain, Maria, The Children) |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein) |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 |
「トラップ邸のパーティで子供たちがゲストにお休みの挨拶を歌う」でもこの曲が使われていました。
トラップ一家がアルプス山脈を徒歩で越えスイスに向かうシーン
すべての山に登れ
Artist cover ver. | “The Sound Of Music” Chorus |
リリース | 1965年:Soundtrack『サウンド・オブ・ミュージック』 |
作曲者 | ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein) |
Original ver. | 1959年:ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 |
「修道院に戻ってきたマリアを励まそうと修道院長が歌う」でもこの曲が使われていました。
『サウンド・オブ・ミュージック』のサントラ

『サウンド・オブ・ミュージック』キャスト・スタッフ
監督 | ロバート・ワイズ(Robert Wise) |
脚本 | アーネスト・レーマン(Ernest Lehman) |
原作 | ハワード・リンゼイ(Howard Lindsay) |
ラッセル・クローズ(Russel Crouse) | |
製作 | ロバート・ワイズ(Robert Wise) |
ソウル・チャップリン(Saul Chaplin) | |
音楽 | リチャード・ロジャース(Richard Rodgers) |
オスカー・ハマースタイン二世(Oscar Hammerstein II) | |
アーウィン・コスタル(Irwin Kostal) | |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 | 1965年3月2日 |
1965年6月19日 | |
上映時間 | 174分 |
マリア:ジュリー・アンドリュース(Julie Andrews)
ゲオルク:クリストファー・プラマー(Christopher Plummer)
エルザ:エリノア・パーカー(Eleanor Parker)
マックス:リチャード・ヘイドン(Richard Haydn)
修道院長:ペギー・ウッド(Peggy Wood)
リーズル:シャーミアン・カー(Charmian Carr)
フリードリッヒ:ニコラス・ハモンド(Nicholas Hammond)
ルイーザ:ヘザー・メンジース(Heather Menzies)
クルト:デュアン・チェイス(Duane Chase)
ブリギッタ:アンジェラ・カートライト(Angela Cartwright)
マルタ:デビー・ターナー(Debbie Turner)
グレーテル:キム・カラス(Kym Karath)
ロルフ:ダニエル・トゥルーヒット(Daniel Truhitte)
ツェラー:ベン・ライト(Ben Wright)
シュミット夫人:ノーマ・ヴァーデン(Norma Varden)
執事フランツ:ギル・スチュアート(Gil Stuart)
マルガリータ:アンナ・リー(Anna Lee)
ベルテ:ポーティア・ネルソン(Portia Nelson)
カタリナ:エイダ・ベス・リー(Ada Beth Lee)
アガタ:ドリーン・トライデン(Doreen Tryden)
ソフィア:マーニ・ニクソン(Marni Nixon)
バーニス:エヴァドニ・ベイカー(Evadne Baker)
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