1995年にアメリカで制作された映画『陽のあたる教室』(原題:Mr. Holland’s Opus)は、高校の音楽教師グレン・ホランドの30年間を描いたヒューマンドラマ映画です。
第67回アカデミー賞では、リチャード・ドレイファスが主演男優賞にノミネートされました。
- 『陽のあたる教室』の挿入曲
- 1965年ホランドの教員生活1日目、朝の登校シーン
- 初めてのオーケストラの授業で演奏する曲
- ホランドがガートルードにクラリネットの個人指導をする曲
- ロックンロールが好きだという生徒達にホランドがピアノを弾いて聞かせる曲
- ラヴァーズ・コンチェルトの原曲をホランドが演奏する
- アイリスに恋のきっかけとなった思い出の曲を演奏して欲しいと言われホランドがふざけて弾き歌う曲
- ホランドが音楽室でレコードをかけガートルードに聴かせる曲
- 卒業祝賀演奏会で演奏される曲
- 夏休みに入りホランドが自動車教習所のアルバイトをする
- ホランドがコールに聞かせるためにピアノで弾き語りする曲
- マーチングバンドが演奏する曲(ルイスがドラムに加わる)
- ホランドが体育教師のビルに頼まれラッセルの指導を本格的に始める
- 街のパレード(パレードが始まる)
- 街のパレード(ホランドが率いるマーチングバンドが演奏する曲)
- 音楽鑑賞の授業で流すベートーヴェンの曲
- アイリスとコールが発声の訓練をする様子をグレンが見守る
- オーケストラの授業で演奏する曲(コールが指揮を真似する曲)
- 音楽鑑賞の授業でホランドが流すバッハの曲
- ルイスの葬儀でティッドがラッパを吹く
- ジェイコブズ校長が学校を去り、1980年度の新学期を迎える
- レヴューのオーディションで参加者が歌う曲
- レヴューの初稽古でロウィーナが歌う曲
- ホランドが音楽室でロウィーナを個人指導する曲
- レヴュー「ガーシュインとの一夜」オープニング(アメフトの選手達が歌う)
- レヴュー「ガーシュインとの一夜」(ロウィーナと男子学生とのデュオ)
- レヴュー「ガーシュインとの一夜」エンディング
- ロウィーナにニューヨーク行きを誘われた後、ホランドが自宅で家族のアルバムを見る
- 聾唖者のためのコンサートでオーケストラが演奏する曲
- 聾唖者のためのコンサートでホランドが手話をつけて歌う曲(コールに捧げる)
- コールが自宅でレコードをかけて流す曲
- 1995年度「春の学園祭」校内を歩く男子生徒が持つラジカセから流れる曲
- 送別会で教え子たちによるオーケストラが演奏する曲
- エンドクレジット 1曲目
- エンドクレジット 2曲目
- 『陽のあたる教室』のサントラ
- 『陽のあたる教室』キャスト・スタッフ
『陽のあたる教室』の挿入曲
『陽のあたる教室』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
1965年ホランドの教員生活1日目、朝の登校シーン
ワン・トゥ・スリー
Artist | レン・バリー(Len Barry, 1942-2020) アメリカの歌手/ソングライター/作詞家/音楽プロデューサー/作家/詩人。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | ホーランド=ドジャー=ホーランド(Holland-Dozier-Holland) ラモント・ドジャーとホーランド兄弟によるソングライティング/制作トリオ。1960年代にモータウンの専属ソングライターとしてその黄金時代を支え、数多くのヒット曲を世に送り出した。 ブライアン・ホーランド(Brian Holland) ラモント・ドジャー(Lamont Dozier, 1941-2022) エディ・ホーランド・ジュニア(Edward Holland Jr. ) |
ジョン・マダラ(John Madara) フィラデルフィア出身のアメリカの歌手/ソングライター/プロデューサー、1936年生まれ。 | |
デヴィッド・ホワイト(David White, 1939-2019) アメリカの歌手/ピアニスト/ソングライター。 | |
レン・バリー(Len Barry, 1942-2020) |
初めてのオーケストラの授業で演奏する曲
交響曲第5番 ハ短調「運命」 Op.67 – 第1楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ウィーン古典派を代表するドイツの作曲家。ロマン派音楽の先駆ともされ、後世の音楽家たちに大きな影響を与えた。 |
作曲年 | 1804-1808 |
ホランドがガートルードにクラリネットの個人指導をする曲
邦題『白い渚のブルース』
作曲者 | アッカー・ビルク(Acker Bilk, 1929-2014) イギリスのクラリネット奏者/バンドマスター/作曲家/編曲家。 |
ロバート・メリン(Robert Mellin, 1902-1994) ロシア出身のアメリカの作曲家/作詞家/音楽出版社経営者。 | |
Original ver. | 1961年:アッカー・ビルク(Acker Bilk, 1929-2014) |
『Stranger on the Shore』は、クラリネット奏者のアッカー・ビルクが幼い娘のために作った曲です。
タイトルは娘の名にちなんで『ジェニー』と名付けられましたが、BBCのテレビドラマ「ストレンジャー・オン・ザ・ショア」のテーマ曲に選ばれ1961年にドラマのタイトルに変更されました。
この後「卒業祝賀演奏会で演奏される曲」でもこの曲が使われています。
ロックンロールが好きだという生徒達にホランドがピアノを弾いて聞かせる曲
ラヴァーズ・コンチェルト
作曲者 | サンディ・リンザー&デニー・ランドル(Sandy Linzer and Denny Randell) サンディ・リンザー(Sandy Linzer)とデニー・ランドル(Denny Randell)によるアメリカの作曲家コンビ。 |
Original ver. | 1965年:ザ・トイズ(The Toys) 1961年に結成されたアメリカのポップガールズトリオ。 |
『A Lover’s Concerto』は、ドイツの作曲家クリスティアン・ペツォールト(Christian Petzold, 1677-1733)が作った『メヌエット ト長調』にもとづき作られました。
(※『メヌエット ト長調』は1970年代までヨハン・ゼバスティアン・バッハの作品とされていました。)
ラヴァーズ・コンチェルトの原曲をホランドが演奏する
メヌエット ト長調
作曲者 | クリスティアン・ペツォールト(Christian Petzold, 1677-1733) ドイツのオルガニスト/作曲家。 ドレスデンで教会のオルガン奏者、宮廷室内楽団奏者をつとめていた。 |
アイリスに恋のきっかけとなった思い出の曲を演奏して欲しいと言われホランドがふざけて弾き歌う曲
作曲者 | シグマンド・ロンバーグ(Sigmund Romberg, 1887-1951) ハンガリー生まれのアメリカの作曲家。 |
オスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II, 1895-1960) アメリカのミュージカル作詞家/脚本家/演劇プロデューサー。 代表作『オクラホマ!』『王様と私』『サウンド・オブ・ミュージック』 | |
Original ver. | 1927年:オペレッタ『ニュー・ムーン』 Robert Halliday, William O’Neal and Male Chorus |
『Stouthearted Men』は、1927年にフィラデルフィアで初演されたオペレッタ『ニュー・ムーン』(The New Moon)のために作られた曲です。
ホランドが音楽室でレコードをかけガートルードに聴かせる曲
やめたいと言うガートルードに音楽は楽しんで演奏するものだと教えるために流す曲
ルイ・ルイ
Artist cover ver. | キングスメン(The Kingsmen) オレゴン州ポートランド出身のアメリカのガレージバンド。 |
リリース | 1963年 |
作曲者 | リチャード・ベリー(Richard Berry, 1935-1997) アメリカのシンガー/ソングライター/ミュージシャン。 |
Original ver. | 1957年:リチャード・ベリー(Richard Berry, 1935-1997) |
卒業祝賀演奏会で演奏される曲
邦題『白い渚のブルース』
作曲者 | アッカー・ビルク(Acker Bilk, 1929-2014) イギリスのクラリネット奏者/バンドマスター/作曲家/編曲家。 |
ロバート・メリン(Robert Mellin, 1902-1994) ロシア出身のアメリカの作曲家/作詞家/音楽出版社経営者。 | |
Original ver. | 1961年:アッカー・ビルク(Acker Bilk, 1929-2014) |
「ホランドがガートルードにクラリネットの個人指導をする曲」でもこの曲が使われていました。
夏休みに入りホランドが自動車教習所のアルバイトをする
キープ・オン・ランニング
Artist cover ver. | スペンサー・デイヴィス・グループ(The Spencer Davis Group) 1963年にバーミンガムで結成されたイギリスのバンド。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | ジャッキー・エドワーズ(Jackie Edwards, 1938-1992) ジャマイカのミュージシャン/ソングライター/音楽プロデューサー。 |
Original ver. | 1965年:ジャッキー・エドワーズ(Jackie Edwards, 1938-1992) |
ホランドがコールに聞かせるためにピアノで弾き語りする曲
(アイリスがコールを膝に抱きピアノの椅子に一緒に座る)
作曲者 | アラン・ミルズ(Alan Mills, 1913-1977) カナダのフォークシンガー/作家/俳優。 |
ローズ・ボンヌ(Rose Bonne) |
『I Know an Old Lady』は、ハエを飲み込んでしまった老婦人の歌です。
飲み込んだ動物を捕まえるためにますます大きな動物を飲み込む「つみあげうた」(文章に後から文をどんどんと継ぎ足していく言葉遊び)形式で作られています。
『ハエをのみこんだおばあさん』のタイトルで絵本が出版されています。
マーチングバンドが演奏する曲(ルイスがドラムに加わる)
邦題『星条旗よ永遠なれ』
作曲者 | ジョン・フィリップ・スーザ(John Philip Sousa, 1854-1932) アメリカの作曲家/指揮者。100曲を超える行進曲を作曲し「マーチ王」と称される。 代表曲『雷神』『ワシントン・ポスト』『星条旗よ永遠なれ』 |
『The Stars and Stripes Forever』は、海兵隊楽団のリーダーを務めた経験を持つアメリカの作曲家ジョン・フィリップ・スーザ(John Philip Sousa)が1896年に作ったマーチです。
アメリカ人の愛国心の象徴ともいえる行進曲で、1987年にはアメリカの公式行進曲(National March)に制定されました。
ホランドが体育教師のビルに頼まれラッセルの指導を本格的に始める
アップタイト
Artist | スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder) アメリカのミュージシャン/音楽プロデューサー、1950年ミシガン州サギノー生まれ。 11歳でモータウン所属アーテイストとなり、1962年に『I Call It Pretty Music But The Old People Call It The Blues』でシングルデビュー。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder) |
シルビア・モイ(Sylvia Moy, 1938-2017) アメリカのソングライター/音楽プロデューサー。 | |
ヘンリー・コスビー(Henry Cosby, 1928-2002) アメリカのソングライター/プロデューサー。 |
この後「街のパレード(ホランドが率いるマーチングバンドが演奏する曲)」でもこの曲が使われています。
街のパレード(パレードが始まる)
邦題『われらアメリカ人』
作曲者 | ヘンリー・フィルモア(Henry Fillmore, 1881-1956) アメリカのミュージシャン/作曲家/出版社/バンドリーダー。 |
作曲年 | 1929年 |
街のパレード(ホランドが率いるマーチングバンドが演奏する曲)
アップタイト
Artist | スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder) アメリカのミュージシャン/音楽プロデューサー、1950年ミシガン州サギノー生まれ。 11歳でモータウン所属アーテイストとなり、1962年に『I Call It Pretty Music But The Old People Call It The Blues』でシングルデビュー。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder) |
シルビア・モイ(Sylvia Moy, 1938-2017) アメリカのソングライター/音楽プロデューサー。 | |
ヘンリー・コスビー(Henry Cosby, 1928-2002) アメリカのソングライター/プロデューサー。 |
「ホランドが体育教師のビルに頼まれラッセルの指導を本格的に始める」でもこの曲が使われていました。
音楽鑑賞の授業で流すベートーヴェンの曲
交響曲第7番 イ長調 Op.92 – 第2楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ウィーン古典派を代表するドイツの作曲家。ロマン派音楽の先駆ともされ、後世の音楽家たちに大きな影響を与えた。 |
作曲年 | 1811-1812 |
アイリスとコールが発声の訓練をする様子をグレンが見守る
イマジン
Artist | ジョン・レノン(John Lennon, 1940-1980) イギリスの歌手/ソングライター/ミュージシャン。 ビートルズの創設者/共同リードボーカリスト/リズムギタリストとして世界的な名声を得た。 |
リリース | 1971年 |
作曲者 | ジョン・レノン(John Lennon, 1940-1980) |
オーケストラの授業で演奏する曲(コールが指揮を真似する曲)
練習中にアイリスとコールが教室に入ってきて、コールが指揮を真似するシーン
カンタータ第140番『目覚めよと呼ぶ声が聞こえ』より 第4曲「シオンは物見らが歌うのを聴く」
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。 |
作曲年 | 1731年 |
音楽鑑賞の授業でホランドが流すバッハの曲
授業中にティッドとスタドラーが口論をするシーン
3台のチェンバロのための協奏曲 ハ長調 BWV 1064 – 第1楽章
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。 |
ルイスの葬儀でティッドがラッパを吹く
タップス
作曲者 | ダニエル・バターフィールド(Daniel Butterfield, 1831-1901) ニューヨークの実業家/南北戦争の北軍将軍/米国の財務補佐。 アメリカン・エキスプレスの創設者の一人であるジョン・バターフィールド(John Butterfield, 1801-1869)の息子。 |
『Taps』は、アメリカ軍の追悼式や葬儀で演奏されるビューグル・コール(Bugle call)と呼ばれるものです。
南北戦争時の北軍将軍ダニエル・バターフィールドによって作られ、『バターフィールドの子守唄』『Day Is Done』のタイトルでも知られています。
ジェイコブズ校長が学校を去り、1980年度の新学期を迎える
Artist | ジャクソン・ブラウン(Jackson Browne) アメリカのロックミュージシャン/歌手/ソングライター/政治活動家、1948年ドイツ生まれ。 ウェストコーストを代表するフォークシンガーとして知られる。 |
リリース | 1976年 |
作曲者 | ジャクソン・ブラウン(Jackson Browne) |
レヴューのオーディションで参加者が歌う曲
アイ・ガット・リズム
作曲者 | ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin, 1898-1937) アメリカの作曲家/ピアニスト。 15歳からティン・パン・アレーで試演ピアニストとして働き、ブロードウェイで曲を書くようになり『スワニー』(1919) で成功を収める。その後、作詞家となった兄アイラと組んでレビューやミュージカル向けにポピュラー・ソングを送り出し、数多くのスタンダード・ナンバーを残す。 『ラプソディ・イン・ブルー』『パリのアメリカ人』などジャズとクラシックを融合させた作品で世界的に評価され、20世紀アメリカを代表する作曲家として知られる。 |
アイラ・ガーシュウィン(Ira Gershwin, 1896-1983) アメリカの作詞家。ジョージ・ガーシュウィンの兄。 1924年から弟ジョージとソングライティング・チームを組み、20世紀を代表する数多くの楽曲を残した。 | |
Original ver. | 1930年:ミュージカル『ガールクレイジー』 エセル・マーマン(Ethel Merman, 1908-1984) アメリカ合衆国の歌手/女優。「ブロードウェイの女王」と呼ばれた。 |
『I Got Rhythm』は、1930年のブロードウェイミュージカル『ガールクレイジー』でエセル・マーマン(Ethel Merma)によって披露された人気曲です。映画版『ガールクレイジー』(1943) では、ジュディ・ガーランドが歌っています。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「レヴュー “ガーシュインとの一夜” オープニング(アメフトの選手達が歌う)」
「レヴュー “ガーシュインとの一夜” エンディング」
レヴューの初稽古でロウィーナが歌う曲
サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー
作曲者 | ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin, 1898-1937) アメリカの作曲家/ピアニスト。 15歳からティン・パン・アレーで試演ピアニストとして働き、ブロードウェイで曲を書くようになり『スワニー』(1919) で成功を収める。その後、作詞家となった兄アイラと組んでレビューやミュージカル向けにポピュラー・ソングを送り出し、数多くのスタンダード・ナンバーを残す。 『ラプソディ・イン・ブルー』『パリのアメリカ人』などジャズとクラシックを融合させた作品で世界的に評価され、20世紀アメリカを代表する作曲家として知られる。 |
アイラ・ガーシュウィン(Ira Gershwin, 1896-1983) アメリカの作詞家。ジョージ・ガーシュウィンの兄。 1924年から弟ジョージとソングライティング・チームを組み、20世紀を代表する数多くの楽曲を残した。 | |
Original ver. | 1926年:ミュージカル『オー・ケイ』 ガートルード・ローレンス(Gertrude Lawrence, 1898-1952) イギリスの女優/歌手/ダンサー。 |
『Someone to Watch Over Me』は、1926年のブロードウェイミュージカル『オー・ケイ』(Oh, Kay!)の為に作られた曲です。日本では『誰かが私を見つめている』『やさしい伴侶を』などのタイトルでも知られています。
この後「ホランドがロウィーナにニューヨーク行きを誘われた後、自宅で家族のアルバムを見る」でもこの曲が使われています。
ホランドが音楽室でロウィーナを個人指導する曲
邦題『誰にも奪えぬこの想い』
作曲者 | ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin, 1898-1937) アメリカの作曲家/ピアニスト。 15歳からティン・パン・アレーで試演ピアニストとして働き、ブロードウェイで曲を書くようになり『スワニー』(1919) で成功を収める。その後、作詞家となった兄アイラと組んでレビューやミュージカル向けにポピュラー・ソングを送り出し、数多くのスタンダード・ナンバーを残す。 『ラプソディ・イン・ブルー』『パリのアメリカ人』などジャズとクラシックを融合させた作品で世界的に評価され、20世紀アメリカを代表する作曲家として知られる。 |
アイラ・ガーシュウィン(Ira Gershwin, 1896-1983) アメリカの作詞家。ジョージ・ガーシュウィンの兄。 1924年から弟ジョージとソングライティング・チームを組み、20世紀を代表する数多くの楽曲を残した。 | |
Original ver. | 1937年:フレッド・アステア(Fred Astaire, 1899-1987) ネブラスカ州オマハ出身のアメリカの俳優/ダンサー/歌手。 |
『They Can’t Take That Away from Me』は、1937年のミュージカル映画『踊らん哉』(原題:Shall We Dance)でフレッド・アステア(Fred Astaire)によって披露された曲です。
それから12年後、フレッド・アステアはミュージカル映画『ブロードウェイのバークレー夫妻』(原題:The Barkleys of Broadway)でのダンスシーンで再びこの曲を歌っています。
この後「レヴュー「ガーシュインとの一夜」(ロウィーナと男子学生とのデュオ)」でもこの曲が使われています。
レヴュー「ガーシュインとの一夜」オープニング(アメフトの選手達が歌う)
アイ・ガット・リズム
作曲者 | ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin, 1898-1937) |
アイラ・ガーシュウィン(Ira Gershwin, 1896-1983) | |
Original ver. | 1930年:ミュージカル『ガールクレイジー』 エセル・マーマン(Ethel Merman, 1908-1984) |
「レヴューのオーディションで参加者が歌う曲」でもこの曲が使われていました。
レヴュー「ガーシュインとの一夜」(ロウィーナと男子学生とのデュオ)
邦題『誰にも奪えぬこの想い』
作曲者 | ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin, 1898-1937) |
アイラ・ガーシュウィン(Ira Gershwin, 1896-1983) | |
Original ver. | 1937年:フレッド・アステア(Fred Astaire, 1899-1987) ネブラスカ州オマハ出身のアメリカの俳優/ダンサー/歌手。 |
「ホランドが音楽室でロウィーナを個人指導する曲」でもこの曲が使われていました。
レヴュー「ガーシュインとの一夜」エンディング
アイ・ガット・リズム
作曲者 | ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin, 1898-1937) |
アイラ・ガーシュウィン(Ira Gershwin, 1896-1983) | |
Original ver. | 1930年:ミュージカル『ガールクレイジー』 エセル・マーマン(Ethel Merman, 1908-1984) |
「レヴューのオーディションで参加者が歌う曲」でもこの曲が使われていました。
ロウィーナにニューヨーク行きを誘われた後、ホランドが自宅で家族のアルバムを見る
(レヴュー「ガーシュインとの一夜」でロウィーナが歌い、アイリスがパンフレットを開き彼女の名前を見るシーン)
サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー
作曲者 | ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin, 1898-1937) |
アイラ・ガーシュウィン(Ira Gershwin, 1896-1983) | |
Original ver. | 1926年:ミュージカル『オー・ケイ』 ガートルード・ローレンス(Gertrude Lawrence, 1898-1952) |
「レヴューの初稽古でロウィーナが歌う曲」でもこの曲が使われていました。
聾唖者のためのコンサートでオーケストラが演奏する曲
交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 Op.55 – 第4楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ウィーン古典派を代表するドイツの作曲家。 ロマン派音楽の先駆ともされ、後世の音楽家たちに大きな影響を与えた。 |
作曲年 | 1802–1804 |
聾唖者のためのコンサートでホランドが手話をつけて歌う曲(コールに捧げる)
ビューティフル・ボーイ
Artist | ジョン・レノン(John Lennon, 1940-1980) イギリスの歌手/ソングライター/ミュージシャン。 ビートルズの創設者/共同リードボーカリスト/リズムギタリストとして世界的な名声を得た。 |
リリース | 1980年 |
作曲者 | ジョン・レノン(John Lennon, 1940-1980) |
コールが自宅でレコードをかけて流す曲
アイ・ガッタ・ウーマン
Artist | レイ・チャールズ(Ray Charles, 1930-2004) ジョージア州オールバニ出身の歌手/作曲家/ピアニスト。 R&B/ソウルのパイオニアとして知られる。 |
リリース | 1954年 |
作曲者 | レイ・チャールズ(Ray Charles, 1930-2004) |
1995年度「春の学園祭」校内を歩く男子生徒が持つラジカセから流れる曲
Artist | デ・ラ・ソウル(De La Soul) 1988年にニューヨーク州ロングアイランドで結成されたアメリカのヒップホップグループ。 |
リリース | 1993年 |
作曲者 | プリンス・ポール(Prince Paul) アメリカのヒップホッププロデューサー/DJ、1967年生まれ。 |
デ・ラ・ソウル トゥルーゴイ(David “Trugoy the Dove) ポス(Kelvin “Posdnuos” Mercer) メイス(Vincent “Maseo” Mason) |
送別会で教え子たちによるオーケストラが演奏する曲
アメリカン・シンフォニー
作曲者 | マイケル・ケイメン(Michael Kamen, 1948-2003) アメリカの映画音楽作曲家/指揮者。 代表作『ダイ・ハード』『ロビン・フッド』『ドンファン』 |
リリース | 1995年:Soundtrack『陽のあたる教室』 |
Artist | ロンドン・メトロポリタン管弦楽団(The London Metropolitan Orchestra) ロンドンを拠点とするマルチメディアオーケストラ。1994年創設。 |
エンドクレジット 1曲目
コールの歌
Artist | ジュリアン・レノン(Julian Lennon) イギリスの歌手/ソングライター/写真家、1963年リバプール生まれ。 ジョン・レノンと最初の妻シンシア・レノンとの間に生まれた第1子。 |
リリース | 1995年:Soundtrack『陽のあたる教室』 |
作曲者 | ジュリアン・レノン(Julian Lennon) |
ジャスティン・クレイトン(Justin Clayton) イギリスのギタリスト/歌手。 ジュリアン・レノンのバンドでリードギタリストを務める。 |
エンドクレジット 2曲目
ヴィジョンズ・オブ・ア・サンセット
Artist | ショーン・ストックマン(Shawn Stockman) アメリカの歌手/ソングライター/音楽プロデューサー、1972年生まれ。 ボーカルグループ「ボーイズIIメン」(Boyz II Men) のメンバー。 |
リリース | 1995年 |
作曲者 | ショーン・ストックマン(Shawn Stockman) |
『陽のあたる教室』のサントラ
『陽のあたる教室』はマイケル・ケイメン(Michael Kamen)が音楽を担当しました。
マイケル・ケイメンは、アメリカ・ニューヨーク出身の作曲家です。『ダイ・ハード』や『ロビン・フッド』、『ドンファン』などの映画音楽を手がけたことで知られています。
『陽のあたる教室』キャスト・スタッフ
監督 | スティーヴン・ヘレク(Stephen Herek) |
脚本 | パトリック・シェーン・ダンカン(Patrick Sheane Duncan) |
製作 | テッド・フィールド(Ted Field) |
マイケル・ノリン(Michael Nolin) | |
ロバート・W・コート(Robert W. Cort) | |
音楽 | マイケル・ケイメン(Michael Kamen) |
配給 | 日本ヘラルド |
公開 | 1995年12月29日 |
1996年4月27日 | |
上映時間 | 143分 |
グレン・ホランド:リチャード・ドレイファス(Richard Dreyfuss)
アイリス・ホランド:グレン・ヘドリー(Glenne Headly)
ビル・マイスター:ジェイ・トーマス(Jay Thomas)
ヘレン・ジェイコブズ校長:オリンピア・デュカキス(Olympia Dukakis)
ジーン・ウォルターズ教頭:ウィリアム・H・メイシー(William H. Macy)
ガートルード・ラング:アリシア・ウィット(Alicia Witt)
ルイス(ルー)・ラス:テレンス・ハワード(Terrence Howard)
ロウィーナ・モーガン:ジャン・ルイサ・ケリー (Jean Louisa Kelly)
コール・ホランド(6歳):ニコラス・ジョン・レナー(Nicholas John Renner)
コール・ホランド(15歳):ジョセフ・アンダーソン (Joseph Anderson)
コール・ホランド(28歳):アンソニー・ナタール(Anthony Natale)
サリヴァン:フリーマン・O・コービン(Freeman O. Corbin)
シャピロ:ジョシュア・ミニック(Joshua Minnick)
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