『フロスト×ニクソン』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
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映画×音楽
音楽担当:ハンス・ジマー(Hans Zimmer)
サム・ロックウェル(Sam Rockwell)

『フロスト×ニクソン』の挿入曲とサントラ

2008年に制作された映画『フロスト×ニクソン』(原題:Frost/Nixon)は、1977年に米国で放送された英国司会者デービッド・フロストによるリチャード・ニクソン元米大統領のインタビュー番組を描いた歴史ドラマ映画です。

ピーター・モーガンの同名の舞台(2006)をもとにロン・ハワード監督が映画化しました。オリジナル舞台版でフロストとニクソンを演じたマイケル・シーンとフランク・ランジェラが、映画版でも同役を演じています。

第81回アカデミー賞では5部門にノミネートされ、作品賞、主演男優賞、監督賞を受賞しました。

『フロスト×ニクソン』の挿入曲

『フロスト×ニクソン』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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フロストの誕生祝賀パーティでニール・ダイアモンドが歌う

Love and Marriage
邦題『恋と結婚』
作曲者サミー・カーン(Sammy Cahn, 1913-1993)
ニューヨーク出身のアメリカの作詞家。映画『愛の泉』(1954)、『抱擁』(1957)、『波も涙も暖かい』(1959)、『パパは王様』(1963) の曲を書き、アカデミー作曲賞を4度受賞した。
ジミー・ヴァン・ヒューゼン(Jimmy Van Heusen, 1913-1990)
ニューヨーク生まれのアメリカの作曲家。ティン・パン・アレーのピアニストとして働き、映画・テレビ・演劇の数々の名曲を残した。
Original ver.1955年:フランク・シナトラ(Frank Sinatra, 1915-1998)
イタリア系アメリカ人のエンターテイナー/歌手/俳優。
クルーナーヴォイスと呼ばれた歌声で多くのファンを獲得し、映画俳優としても数多くの映画に出演。1953年の映画『地上より永遠に』ではアカデミー助演男優賞を受賞。
1950年代から60年代にかけては、ディーン・マーティン、サミー・デイヴィスJr.らと「ラット・パック」(The Rat Pack)と呼ばれるエンターテインメントグループを組み幅広い分野で活躍、ショービジネス界のカリスマ的スターとして一時代を築いた。

ニール・ダイアモンド(Neil Diamond)は、60年代から80年代にかけて数々のヒット曲を生み出したポピュラー歌手です。映画では、ラスベガスで活躍しているものまね芸人ジェイ・ホワイト(Jay White)がニール・ダイアモンド役で出演し、彼のものまねを披露しています。

その他、パーティには以下の有名人が来ていました。フロストの交友関係の広さを物語るシーンです。
サミー・カーン(Sammy Cahn) – 『Love and Marriage』の作詞家
マイケル・ヨーク(Michael York) – 英国俳優、
ヒュー・ヘフナー(Hugh Hefner) – 雑誌『PLAYBOY』の発刊者
バニーガール達

ニクソンが家族や側近達にピアノ演奏を披露する

Piano Concerto No.1
ピアノ協奏曲 第1番
作曲者リチャード・ニクソン(Richard Nixon, 1913-1994)
アメリカの政治家/弁護士/共和党員。
1969年1月20日アメリカ合衆国第37代大統領に就任したが、1974年8月8日任期途中で辞任。任期中に辞任した史上唯一の大統領となった。

リチャード・ミルハウス・ニクソン作曲のピアノ協奏曲第1番とクレジットされています。
カリフォルニアにあるニクソンの生家に隣接された「ニクソン大統領ライブラリー」には、幼い頃に使っていたピアノやヴァイオリンが展示されているそうです。

ニクソンがベッドルームでエアジョギングをする(その最中に流すレコードの曲)

Victory at Sea
作曲者リチャード・ロジャース(Richard Rodgers, 1902-1979)
ニューヨーク出身のアメリカの作曲家。
ローレンツ・ハート、オスカー・ハマースタイン2世とのコラボレーションで多くのスタンダードナンバーを生み出し、その後のポピュラー音楽の発展に大きな影響を与えた。アメリカの4つのトップ・エンターテイメント賞(エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞/オスカー、トニー賞)全てを獲得した人物に与えられる称号「EGOT」を持つ初達成者として知られる。

『Victory at Sea』は、1952年〜1953年に米NBCテレビで放映された第二次世界大戦の記録映画シリーズ『第二次世界大戦全史』(原題:Victory At Sea)のオリジナル・サウンドトラックです。
第二次世界大戦の海軍退役軍人であるニクソンはこの曲のファンとして知られていて、政治的勝利の後には大音量でかけていたそうです。

ニュース番組史上最高視聴率を上げたフロストが周囲にたたえられる

I Feel Love
アイ・フィール・ラブ
Artistドナ・サマー(Donna Summer, 1948-2012)
アメリカのシンガーソングライター。
1970年代にディスコ・ミュージックの第一人者として活躍し「ディスコの女王」と呼ばれ一世を風靡した。

ドナ・サマー(Donna Summer)の曲が使われている映画一覧はコチラ

リリース1977年
作曲者ドナ・サマー
ピート・ベロート(Pete Bellotte)
イギリスのソングライター/音楽プロデューサー、1943年生まれ。
ジョルジオ・モロダー(Giorgio Moroder)
イタリアの音楽プロデューサー/作曲家/シンセサイザー奏者/歌手、1940年生まれ。
ディスコ音楽の発達に貢献し「ディスコの父」と呼ばれる。

『I Feel Love』は、ドナ・サマーのコンセプトアルバム「I Remember Yesterday」に収録されている曲です。アルバムリリース直前に『Can’t We Just Sit Down (And Talk It Over)』のB面としてリリースされましたが、2ヶ月後にサイドを逆転させてA面として再リリースされたというエピソードを持つ大ヒットディスコミュージックです。

『フロスト×ニクソン』のサントラ

『フロスト×ニクソン』はハンス・ジマー(Hans Zimmer)が音楽を担当しました。

ハンス・ジマーは、ドイツ出身の作曲家です。『レインマン』や『テルマ&ルイーズ』、『ドライビング Miss デイジー』などの音楽で知られています。今作でゴールデングローブ賞・作曲賞にノミネートされました。

※サントラ収録曲

1. Watergate(ウォーターゲート事件)
2. The Numbers(ホワイトハウスを去って)
3. Hello, Good Evening And Welcome(フロストの決め台詞)
4. Pardon The Phlebitis(ニクソン入院)
5. Status(大統領の威信)
6. Beverly Hilton(ビバリー・ヒルトン)
7. Money(スポンサー集め)

8. Frost Despondent(敗北感)
9. Insanely Risky(インタビュー初日)
10. Cambodia(カンボジアの映像)
11. Research Montage(深夜の電話)
12. The Final Interview(インタビュー最終日)
13. Nixon Defeated(勝敗の行方)
14. First Ideas(ファースト・アイディア)

メインアーティスト:ハンス・ジマー
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『フロスト×ニクソン』キャスト・スタッフ

監督ロン・ハワード(Ron Howard)
脚本ピーター・モーガン(Peter Morgan)
原作ピーター・モーガン(Peter Morgan)
製作ロン・ハワード(Ron Howard)
ティム・ビーヴァン(Tim Bevan)
エリック・フェルナー(Eric Fellner)
ブライアン・グレイザー(Brian Grazer)
音楽ハンス・ジマー(Hans Zimmer)
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
東宝東和
公開 2008年12月5日
2009年3月28日
上映時間122分

リチャード・ニクソン:フランク・ランジェラ(Frank Langella)
デービッド・フロスト:マイケル・シーン(Michael Sheen)
ジャック・ブレナン:ケヴィン・ベーコン(Kevin Bacon)
キャロライン・クッシング:レベッカ・ホール(Rebecca Hall)
スイフティー・リザール:トビー・ジョーンズ(Toby Jones)
ジョン・バード:マシュー・マクファディン(Matthew MacFadyen)
ボブ・ゼルニック:オリヴァー・プラット(Oliver Platt)
ジェームズ・レストン:サム・ロックウェル(Sam Rockwell)
パット・ニクソン:パティ・マコーマック(Patty McCormack)
ロイド・デイヴィス:クリント・ハワード(Clint Howard)

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