2022年にアメリカで制作された『トップガン マーヴェリック』(原題:Top Gun: Maverick)は、1986年公開の映画『トップガン』36年ぶりの続編です。
前作からは、トム・クルーズ、ヴァル・キルマーが続投し、監督はジョセフ・コシンスキーが務めました。また、この作品は、故トニー・スコット監督に捧げられています。
- 1986年公開『トップガン』
- 2022年公開『トップガン マーヴェリック』(現在のページ)
『トップガン マーヴェリック』の挿入曲
『トップガン マーヴェリック』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング(戦闘機が空母を離着陸する)
デンジャー・ゾーン
Artist | ケニー・ロギンス(Kenny Loggins) アメリカのシンガー/ギタリスト/ソングライター、1948年生まれ。 映画『フットルース』(1984) の主題歌や『トップガン』(1986) の挿入歌などをヒットさせ「サントラの帝王」(King of the Movie Soundtrack)と称された。 |
リリース | 1986年 |
作曲者 | ジョルジオ・モロダー(Giorgio Moroder) イタリアの音楽プロデューサー/作曲家/シンセサイザー奏者/歌手。ディスコ音楽の発達に貢献し「ディスコの父」と呼ばれる。 |
トム・ウィットロック(Tom Whitlock, 1954-2023) アメリカのプロデューサー/ソングライター。 |
『Danger Zone』は、トニー・スコット監督の1986年アメリカアクション映画『トップガン』の主題歌です。
不時着したマーヴェリックがたどり着くカフェで流れる曲
Artist | ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) アラバマ州出身のアメリカのシンガーソングライター/ミュージシャン。 29歳で亡くなったため短いキャリアながら彼が残した作品は様々なスタイルで数多くの歌手たちによってカバーされ、カントリー音楽の歴史において最も重要な人物のひとりと見なされている。「カントリーの開拓者」と称される。 |
リリース | 1952年 |
作曲者 | ハンク・ウィリアムズ |
『Your Cheatin’ Heart』は、ハンク・ウィリアムズが亡くなる3ヶ月前にレコーディングされ、彼の死後すぐにリリースされました。
マーヴェリックがバーを訪れペニーと再会する
レッツ・ダンス
Artist | デヴィッド・ボウイ(David Bowie, 1947-2016) イギリスの歌手/ソングライター/ミュージシャン/俳優。 グラムロックの先駆者として数々の名曲を世に送り出し、俳優としても活躍したマルチな才能を持つアーティスト。 |
リリース | 1983年 |
作曲者 | デヴィッド・ボウイ |
この曲は、デヴィッド・ボウイの14枚目アルバム『レッツ・ダンス』のタイトルトラックです。
アルバムのリードシングルとしてリリースされ、彼のキャリアの中で最も売れたシングルとなりました。
ペニーがベルを鳴らしバーの客が歓喜に沸く
@ペニーの店
Artist | T・レックス(T. Rex) 1967年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 グラムロックの先駆者として70年代前半に一世を風靡した。 |
リリース | 1971年 |
作曲者 | マーク・ボラン(Marc Bolan, 1947-1977) イギリスのロックミュージシャン/シンガーソングライター。 ロックバンド「T・レックス」 のボーカリスト。グラムロックの代表的アーティストとして活躍した。 |
『Bang a Gong (Get It On)』は、T・レックス(T. Rex)のスタジオアルバム『電気の武者』(原題:Electric Warrior)に収録されている曲です。
この曲は、もともと『Get It On』のタイトル名でリリースされましたが、北米ではロックバンド、チェイス(Chase)の同名ヒット曲との混同を避けるため、タイトル名が『Bang a Gong (Get It On)』に変更されリリースされました。
『Get It On』『Bang a Gong (Get It On)』『Bang a Gong』と3種類のタイトル名を持つ曲です。
ルースターが車を降りペニーの店に入る
トランプ
Artist cover ver. | Otis Redding & Carla |
オーティス・レディング(Otis Redding, 1941-1967) アメリカのシンガーソングライター。 アメリカのポピュラー音楽の歴史の中で最も偉大なシンガーソングライターの一人で「キング・オブ・ソウル」と呼ばれる。 | |
カーラ・トーマス(Carla Thomas) アメリカのソウル歌手、1942年テネシー州メンフィス生まれ。 『Walking the Dog』『Do the Funky Chicken』などのヒット曲で知られるソウル歌手、ルーファス・トーマス(Rufus Thomas)の娘で、「メンフィス・ソウルの女王」と呼ばれる。 | |
リリース | 1967年 |
作曲者 | ジミー・マクラックリン(Jimmy McCracklin, 1921-2012) アメリカのブルースシンガー/ソングライター/ピアニスト。ウェストコースト・ブルースを代表する一人。 |
ロウエル・フルソン(Lowell Fulson, 1921-1999) アメリカのブルースギタリスト/ソングライター。 ウェストコースト・ブルースの創始者の一人。 | |
Original ver. | 1967年:ロウエル・フルソン |
『トランプ(Tramp)』は、アメリカのブルースミュージシャン、ジミー・マクラックリンとロウエル・フルソンが作った曲です。作曲したロウエル・フルソンがレコーディングし、1967年にリリースされました。
ここでは、同年にリリースされたオーティス・レディング&カーラ・トーマスによるヒットバージョンが使われています。
ハングマンが店のジュークボックスで流す曲(ルースターとの会話の間流れている曲
@ペニーの店
Artist | フォガット(Foghat) 1971年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 |
リリース | 1975年 |
作曲者 | デイブ・ペヴェレット(David Peverett, 1943-2000) イギリスの歌手/ギタリスト。フォガット(Foghat)のリードボーカリスト/リズムギタリストとして知られる。 |
『Slow Ride』は、フォガット(Foghat)の5枚目スタジオアルバム『Fool for the City』に収録されています。
ルースターがピアノを弾き歌い、仲間達も一緒に歌う曲
@ペニーの店
シリーズ第1作『トップガン』(1986) では、ルースターの父(マーヴェリックの相棒)グースが、家族と一緒に訪れたレストランのピアノでこの曲を弾き語りしていました。
邦題『火の玉ロック』
Artist cover ver. | マイルズ・テラー(Miles Teller) ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショー大尉を演じるアメリカの俳優、1987年ペンシルベニア州ダウニングタウン生まれ。 |
リリース | 2022年:Soundtrack『トップガン マーヴェリック』 |
作曲者 | オーティス・ブラックウェル(Otis Blackwell, 1932-2002) アメリカのソングライター/歌手/ピアニスト。 |
ジャック・ハマー(Jack Hammer, 1925-2016) アメリカのピアニスト/シンガー/ソングライター。 | |
Original ver. | 1957年:ジェリー・リー・ルイス(Jerry Lee Lewis, 1935-2022) アメリカのロックンロールとカントリーの歌手/ピアニスト/ソングライター。 ロックンロールのパイオニアの一人で、「キラー」 (The Killer)の愛称で知られる。 |
『Great Balls of Fire』は、アメリカのロック歌手ジェリー・リー・ルイス(Jerry Lee Lewis)の曲です。
1957年のロックンロール映画『ジャンボリー』(Jamboree)では、本人役で出演したジェリー・リー・ルイスがこの曲を歌い人気となりました。
マーヴェリックが自ら戦闘機に乗り込み空中戦訓練を行う
邦題『無法の世界』
Artist | ザ・フー(The Who) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 荒々しく派手なパフォーマンスや、メンバー個々の高い演奏技術から「世界最高のライヴ・バンド」と称される。 |
リリース | 1971年 |
作曲者 | ピート・タウンゼント(Pete Townshend) イギリスのロックミュージシャン/小説家、1945年ロンドン生まれ。ザ・フー(The Who)のギタリスト。 |
『Won’t Get Fooled Again』は、ザ・フー(The Who)の5枚目スタジオアルバム『フーズ・ネクスト』に収録されている曲です。
マーヴェリックがペニーの店でアメリアと会う
ホールド・マイ・ハンド
Artist | レディー・ガガ(Lady Gaga) イタリア系アメリカ人のシンガー/ソングライター/女優、1986年ニューヨーク生まれ。 |
リリース | 2022年:Soundtrack『トップガン マーヴェリック』 |
作曲者 | レディー・ガガ |
ブラッドポップ(BloodPop) アメリカのミュージシャン/音楽プロデューサー/ソングライター/ゲームエグゼクティブ、1990年ミズーリ州カンザスシティ生まれ。 |
『Hold My Hand』は、映画『トップガン マーヴェリック』の主題歌です。
レディー・ガガが歌い、サントラアルバムのリードシングルとして映画公開前にリリースされました。
この後「エンディング&エンドクレジット」でもこの曲が使われています。
マーヴェリックが候補生達とビーチでアメフトを楽しむ
アイ・エイント・ウォーリード
Artist | ワンリパブリック(OneRepublic) 2002年にコロラド州コロラドスプリングスで結成されたアメリカのポップ・ロックバンド。 |
リリース | 2022年:Soundtrack『トップガン マーヴェリック』 |
作曲者 | OneRepublic ライアン・テダー(Ryan Tedder) ブレント・クツレ(Brent Kutzle) |
テイラー・スプライ(Tyler Spry) アメリカの音楽プロデューサー/ソングライター/エンジニア。 | |
ピーター・ビヨーン・アンド・ジョン(Peter Bjorn and John) ジョン・エリクソン(John Eriksson) ピーター・モーレン(Peter Morén) ビョルン・イットリング(Bjorn Yttling) |
『I Ain’t Worried』は、映画『トップガン マーヴェリック』のオリジナルサウンドトラックです。映画のサントラアルバムの2枚目のリードシングルとして映画公開前にリリースされました。
レコーディングには、ワンリパブリックのリード・ボーカリスト、ライアン・テダー(Ryan Tedder)の息子がバックグラウンド・ボーカリストとして参加しています。
この曲には、スウェーデンのロックバンド「ピーター・ビヨーン・アンド・ジョン」(Peter Bjorn and John)の2006年のヒットシングル『Young Folks』の要素が含まれているそうです。
軍葬での葬送ラッパ
タップス
作曲者 | ダニエル・バターフィールド(Daniel Butterfield, 1831-1901) ニューヨークの実業家/南北戦争の北軍将軍/米国の財務補佐。アメリカン・エキスプレスの前身となる貨物輸送会社の創設者の一人、ジョン・バターフィールド(John Butterfield)の息子。 |
『Taps』は、アメリカ軍の追悼式や葬儀で演奏されるビューグル・コール(Bugle call)と呼ばれるものです。
南北戦争時の北軍将軍ダニエル・バターフィールドによって作られ、『バターフィールドの子守唄』『Day Is Done』のタイトルでも知られています。
エンディング&エンドクレジット
ホールド・マイ・ハンド
Artist | レディー・ガガ(Lady Gaga) イタリア系アメリカ人のシンガー/ソングライター/女優、1986年ニューヨーク生まれ。 |
リリース | 2022年:Soundtrack『トップガン マーヴェリック』 |
作曲者 | レディー・ガガ |
ブラッドポップ(BloodPop) アメリカのミュージシャン/音楽プロデューサー/ソングライター/ゲームエグゼクティブ、1990年ミズーリ州カンザスシティ生まれ。 |
「マーヴェリックがペニーの店でアメリアと会う」でもこの曲が使われていました。
『トップガン マーヴェリック』のサントラ
『トップガン マーヴェリック』はレディー・ガガ(Lady Gaga)が主題歌、ハンス・ジマー(Hans Zimmer)ハロルド・フォルターメイヤー(Harold Faltermeyer)が音楽を担当しました。

『トップガン マーヴェリック』キャスト・スタッフ
監督 | ジョセフ・コシンスキー(Joseph Kosinski) |
脚本 | アーレン・クルーガー(Ehren Kruger) |
エリック・ウォーレン・シンガー(Eric Warren Singer) | |
クリストファー・マッカリー(Christopher McQuarrie) | |
製作 | ジェリー・ブラッカイマー(Jerry Bruckheimer) |
トム・クルーズ(Tom Cruise) | |
クリストファー・マッカリー(Christopher McQuarrie) | |
デヴィッド・エリソン(David Ellison) | |
音楽 | ハロルド・フォルターメイヤー(Harold Faltermeyer) |
レディー・ガガ(Lady Gaga) | |
ハンス・ジマー(Hans Zimmer) | |
配給 | パラマウント・ピクチャーズ |
東和ピクチャーズ | |
公開 | 2022年5月27日 |
2022年5月27日 | |
上映時間 | 131分 |
ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル海軍大佐:トム・クルーズ(Tom Cruise)
ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショー海軍大尉:マイルズ・テラー(Miles Teller)
ペニー・ベンジャミン:ジェニファー・コネリー(Jennifer Connelly)
ジェイク・“ハングマン”・セレシン海軍大尉:グレン・パウエル(Glen Powell)
ナターシャ・“フェニックス”・トレース海軍大尉:モニカ・バルバロ(Monica Barbaro)
ロバート・“ボブ”・フロイド海軍大尉:ルイス・プルマン(Lewis Pullman)
ルーベン・“ペイバック”・フィッチ海軍大尉:ジェイ・エリス(Jay Ellis)
ミッキー・“ファンボーイ”・ガルシア海軍大尉:ダニー・ラミレス(Danny Ramirez)
ジェイビー・“コヨーテ”・マチャド海軍大尉:グレッグ・デイヴィス(Greg Davis)
トム・“アイスマン”・カザンスキー海軍大将:ヴァル・キルマー(Val Kilmer)
ボー・“サイクロン”・シンプソン海軍中将:ジョン・ハム(Jon Hamm)
ソロモン・“ウォーロック”・ベイツ海軍少将:チャールズ・パーネル(Charles Parnell)
バーニー・“ホンドー”・コールマン海軍准尉:バシール・サラフディン(Bashir Salahuddin)
チェスター・“ハンマー”・ケイン海軍少将:エド・ハリス(Ed Harris)
ビリー・“フリッツ”・アワロン海軍大尉:マニー・ジャシント(Manny Jacinto)
ブリガム・“ハーバード”・レノックス海軍大尉:ジェイク・ピッキング(Jake Picking)
ローガン・“イェール”・リー海軍大尉:レイモンド・リー(Raymond Lee)
ニール・“オマハ”・ヴィキャンデル海軍大尉:ジャック・シューマッハ(Jack Schumacher)
キャリー・“ヘイロー”・バセット海軍大尉:カーラ・ウォン(Kara Wang)
サラ・カザンスキー:ジーン・ルイザ・ケリー(Jean Louisa Kelly)
アメリア・ベンジャミン:リリアーナ・レイ(Lyliana Wray)
ニック・“グース”・ブラッドショー海軍中尉(アーカイヴ映像):アンソニー・エドワーズ(Anthony Edwards)
キャロル・ブラッドショー(アーカイヴ映像):メグ・ライアン(Meg Ryan)
シャーロット・“チャーリー”・ブラックウッド(アーカイヴ映像):ケリー・マクギリス(Kelly McGillis)
トム・クルーズが出演している映画
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