『突撃』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
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映画×音楽

『突撃』の挿入曲とサントラ

1957年にアメリカで制作された映画『突撃』(原題:Paths of Glory)は、第一次世界大戦、前線の塹壕で戦うフランス軍兵の葛藤を描いた戦争映画です。

カーク・ダグラスがダックス大佐を演じ、スタンリー・キューブリックが監督をつとめました。

『突撃』の挿入曲

『突撃』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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オープニングクレジット

La Marseillaise
ラ・マルセイエーズ
作曲者クロード=ジョゼフ・ルジェ・ド・リール(Claude Joseph Rouget de Lisle, 1760-1836)
フランスの軍人/作曲家/作詞家。
『ラ・マルセイエーズ』を作曲したことで、ルイ・フィリップ1世から名誉軍団国家勲章を授与された。
作曲年1792年

『ラ・マルセイエーズ』は、フランスの国歌です。

1792年、フランス革命政府がオーストリアへ宣戦布告したという一報をきいたストラスブール市長は、フランスに国家がないことを嘆き、当時ストラスブール(ドイツ国境近くに位置するアルザス州の州都)のライン方面軍に配属されていたリール大尉に曲の制作を依頼しました。

初めは『ライン軍のための軍歌』(Chant de guerre pour l’armée du Rhin) と題されましたが、後にマルセイユの義勇軍がパリ入城の際に歌ったことで一躍有名となったことで1795年に『ラ・マルセイエーズ』(La Marseillaise) のタイトルで国歌に制定されました。
日本では『マルセイユの歌』のタイトルでも知られています。

夜会でブルラール大将が女性とダンスを踊る曲

ダックス大佐がブルラール大将との面会に訪れるシーン

Künstlerleben, Op.316
ワルツ「芸術家の生活」 Op. 316
作曲者ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauss II. 1825-1899)
19世紀にウィーン(オーストリア)を中心に活躍した作曲家/指揮者。
初演1867年2月18日

酒場でドイツ人捕虜の女性歌手がフランス兵の前で歌う曲

Der Treue Husar
邦題『忠実な軽騎兵』(英題:The Faithful Hussar)
Artistクリスチャン・キューブリック(Christiane Kubrick)
ドイツ人歌手を演じるドイツの女優/画家、1932年生まれ。
映画『突撃』の撮影後、スタンリー・キューブリック監督と結婚した。

『Der Treue Husar』は、ドイツのソルジャー・ソングです。
国外へ派遣され恋人と離ればなれになった若い兵士の物語が歌われています。恋人が危篤である連絡が届き、故郷に帰ったところ、すでに末期の病気であった恋人は兵士の腕の中で息絶えてしまう、といった内容です。


この後「エンドクレジット」でもこの曲が使われています。

エンドクレジット

Der Treue Husar
邦題:忠実な軽騎兵(英題『The Faithful Hussar』)

『Der Treue Husar』は、ドイツのソルジャー・ソングです。

1950年代後半、イギリスの歌手ヴェラ・リン(Vera Lynn)や、アメリカのジャズトランペット奏者ルイ・アームストロング(Louis Armstrong)による英語版が出され、より広く知られるようになりました。


酒場でドイツ人捕虜の女性歌手がフランス兵の前で歌う曲」でもこの曲が使われていました。

『突撃』のサントラ

『突撃』はジェラルド・フリード(Gerald Fried)が音楽を担当しました。

ジェラルド・フリードはアメリカ・ニューヨーク出身の作曲家です。初期のキューブリック作品の音楽を手掛け、その後は『スター・トレック』シリーズなどの音楽も作曲しました。

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『突撃』キャスト・スタッフ

監督スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)
脚本スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)
カルダー・ウィリンガム(Calder Willingham)
ジム・トンプスン(Jim Thompson)
原作ハンフリー・コッブ(Humphrey Cobb)
製作ジェームズ・B・ハリス(James B. Harris)
カーク・ダグラス(Kirk Douglas)
スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)
音楽ジェラルド・フリード(Gerald Fried)
配給 松竹
公開 1957年12月25日
1958年2月19日
上映時間87分

ダックス大佐:カーク・ダグラス(Kirk Douglas)
パリス伍長:ラルフ・ミーカー(Ralph Meeker)
ブルラール大将:アドルフ・マンジュウ(Adolphe Menjou)
ミロー大将:ジョージ・マクレディ(George Macready)
ロジェ中尉:ウェイン・モリス(Wayne Morris)
ドイツ人歌手:クリスティアーヌ・ハーラン(Christiane Harlan)

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