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映画×音楽

『ディア・ハンター』の挿入曲とサントラ

1978年、アメリカで制作された映画『ディア・ハンター』(原題:The Deer Hunter)は、マイケル・チミノ監督によるベトナム戦争映画です。アメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグ郊外に暮らすロシア系アメリカ人の友情が描かれています。
第51回アカデミー賞では9部門にノミネートされ、作品賞・監督賞・助演男優賞(クリストファー・ウォーケン)を含む5部門を受賞しました。

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『ディア・ハンター』の挿入曲

『ディア・ハンター』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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オープニングクレジット

Cavatina(Theme of ‘The Deer Hunter’)
作曲:Stanley Myers
演奏:John Williams

『カヴァティーナ』(Cavatina)は、映画『ディア・ハンター』のテーマ曲です。
映画の音楽を担当したイギリスの作曲家スタンリー・マイヤーズ(Stanley Myers)が作りました。

マイヤーズは、1930年イングランドのバーミンガムで生まれました。60年代からテレビの音楽を書きはじめ、63歳で亡くなるまでに60本以上の映画・テレビシリーズの作品を手掛けました。『カヴァティーナ』は、マイヤーズの代表曲ともいえる人気曲です。

オーストラリア出身のクラシックギター奏者ジョン・ウィリアムス(John Williams)が演奏しています。

ジョンの酒場で流れている曲(ビリアードをしながら歌う)

Can’t Take My Eyes Off You
作曲:Bob Gaudio and Bob Crewe
アーティスト:Frankie Valli
リリース年:1967年

『Can’t Take My Eyes Off You』は、アメリカのブルーアイドソウルグループ、フォー・シーズンズのボーカリスト、フランキー・ヴァリ(Frankie Valli)の曲です。1967年にソロシングルとしてリリースされました。
『君の瞳に恋してる』の邦題でも知られています。


この後「パーティでバンドリーダーが歌う曲」でもこの曲が使われています。

結婚パーティ・フォークダンスの曲(1曲目)

Troika(Traditional)
編曲:Stanley Myers

『トロイカ』は、ロシアの民俗舞踊をベースにしたフォークダンスです。

トロイカとは、3頭立ての馬車/ソリを表す言葉です。そこから、軽快な曲のリズムに合わせ3人一組で回りながら踊るダンスが生まれました。

結婚パーティでバンドが演奏する曲

The Stars and Stripes Forever
作曲:John Philip Sousa

『The Stars and Stripes Forever』は、海兵隊楽団のリーダーを務めた経験を持つアメリカの作曲家ジョン・フィリップ・スーザ(John Philip Sousa)が1896年に作ったマーチです。
アメリカ人の愛国心の象徴ともいえる行進曲で、1987年にはアメリカの公式行進曲(National March)に制定されました。
『星条旗よ永遠なれ』の邦題で知られています。


国のためにベトナムに行くマイケル達が紹介され集められるシーン

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パーティでバンドリーダーが歌う曲

Can’t Take My Eyes Off You
作曲:Bob Gaudio and Bob Crewe
アーティスト:Frankie Valli

フランキー・ヴァリ(Frankie Valli)の『Can’t Take My Eyes Off You』です。
『君の瞳に恋してる』の邦題でも知られています。


ジョンの酒場で流れている曲」でもこの曲が使われていました。

結婚パーティ・フォークダンスの曲(2曲目)

Korobeiniki(Traditional)

『コロブチカ』は、『行商人』の邦題を持つロシアの歌曲です。
このフォークダンスは、第一世界大戦後にロシアの移民たちによってアメリカに広まりました。


バーで酒を飲む軍曹にマイケルがしつこく話しかけるシーン

パーティの最後、出席者が拍手をしながら歌う曲

Katyusha
作曲:Matvey Blanter、Mikhail Isakovskiy

『カチューシャ』は、ソビエト連邦の時代に流行したロシアの歌曲です。


花婿と花嫁を見送るシーン

結婚式の翌朝、車の中でみんなで歌う曲

Down From Heaven(11th Airborne Division March)
作曲:Lt. Col. Byron Paige
編曲:Sgt. George Whissen

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鹿狩りの後、ジョンの酒場でみんなが歌う曲

Drop-Kick Me, Jesus (Through the Goalposts of Life)
作曲:Paul Craft
オリジナル版:Paul Craft(1976)

『Drop-Kick Me, Jesus (Through the Goalposts of Life)』は、アメリカのカントリーシンガーソングライター、ポール・クラフト(Paul Craft)の曲です。

ジョンが酒場のピアノで演奏する曲

Nocturne No.6 in G Minor, Op.15 No.3
作曲:Frédéric Chopin

フレデリック・ショパン作曲の『夜想曲第6番 ト短調 作品15-3』。
この曲は、ポーランド出身の作曲家ショパンが1833年に作ったピアノ作品です。

ジョンを演じた俳優ジョージ・ズンザが実際に演奏した音が使われています。ジョージ・ズンザの母親はポーランド出身です。

サイゴンのストリップバーで流れている曲(1曲目)

Foxy Lady
作曲:Jimi Hendrix
アーティスト:Jimi Hendrix
リリース年:1967年

『Foxy Lady』は、アメリカ出身のギタリスト/シンガーソングライターのジミ・ヘンドリックスが作った曲です。ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス(The Jimi Hendrix Experience)のデビューアルバム『Are You Experienced』に収録されています。


ニックがマイケルに似た男を追いかけ声をかけるシーン

サイゴンのストリップバーで流れている曲(2曲目)

Midnight Train to Georgia
作曲:Jim Weatherly
オリジナル版:Jim Weatherly(1972)
アーティスト:Gladys Knight & The Pips(1973)

『Midnight Train to Georgia』は、アメリカのシンガーソングライター、ジム・ウェザリー(Jim Weatherly)の曲です。『夜汽車よ! ジョージアへ』の邦題でも知られています。

ここでは、グラディス・ナイト&ザ・ピップス(Gladys Knight & The Pips)によるヒットバージョンが使われています。

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帰還したマイケルが酒場を訪れ人々と再開を果たす

Good Hearted Woman
作曲:Waylon Jennings and Willie Nelson
アーティスト:Waylon Jennings
リリース年:1971年

『Good Hearted Woman』は、アメリカのカントリー ミュージック・アーティスト、ウェイロン・ジェニングス(Waylon Jennings)の曲です。

マイケルが仲間達とボーリング場を訪れる

Tattletale Eyes
作曲:Jody Emerson
アーティスト:George Jones and Tammy Wynette
リリース年:1976年

『Tattletale Eyes』は、アメリカのカントリー・カップル、ジョージ・ジョーンズ & タミー・ウィネット(George Jones and Tammy Wynette)の7枚目スタジオ アルバム『Golden Ring』に収録されている曲です。

葬儀後、食事の席でみんなが歌う曲

God Bless America
作曲:Irving Berlin
オリジナル版:Kate Smith(1939)

『God Bless America』は、ベラルーシ生まれのユダヤ系アメリカ人作曲家アーヴィング・バーリン(Irving Berlin)が1918年に作った曲です。

実際に曲が発表されたのは作曲から20年後の1938年です。ヒトラーの台頭に伴い新たな世界大戦が目前に迫ったことでバーリンは「平和の歌」として歌詞を書き直し、ラジオパーソナリティ/歌手ケイト・スミス(Kate Smith)によってラジオで披露されました。

この曲は「アメリカ合衆国第2の国歌」といわれ、様々な場所で歌われています。

『ディア・ハンター』のサントラ

『ディア・ハンター』はスタンリー・マイヤーズ(Stanley Myers)が音楽を担当しました。スタンリー・マイヤーズは、ハンス・ジマーのメンターとして知られる映画作曲家です。スティーヴン・フリアーズ監督の『プリック・アップ』やニコラス・ローグの『ジム・ヘンソンのウィッチズ/大魔女をやっつけろ!』の音楽を担当しています。

『ディア・ハンター』キャスト・スタッフ

監督マイケル・チミノ(Michael Cimino)
脚本デリック・ウォッシュバーン(Deric Washburn)
製作マイケル・チミノ(Michael Cimino)
バリー・スパイキングス(Barry Spikings)
マイケル・ディーリー(Michael Deeley)
ジョン・リヴェラル(John Peverall)
音楽スタンリー・マイヤーズ(Stanley Myers)
配給 ユナイテッド・アーティスツ
公開 1978年12月8日
1979年3月17日
上映時間183分

マイケル:ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)
ニック:クリストファー・ウォーケン(Christopher Walken)
スティーヴン:ジョン・サヴェージ(John Savage)
リンダ:メリル・ストリープ(Meryl Streep)
スタンリー:ジョン・カザール(John Cazale)
アクセル:チャック・アスペグレン(Chuck Aspegren)
ジョン:ジョージ・ズンザ(George Dzundza)
ジュリアン:ピエール・セグイ(Pierre Segui)
アンジェラ:ルターニャ・アルダ(Rutanya Alda)
プリースト:ステファン・コペストンスキー (Stephen Kopestonsky)
バンドリーダー:ジョー・グリファシ(Joe Grifasi)
スーパー店員:シャーリーン・ダロウ(Charlene Darrow)
スーパーレジ係:ジェーン=コレット・ディスコ(Jane-Colette Disko)
医師:トム・ベッカー(Tom Becker)
スティーヴンの母:シャーリー・ストーラー(Shirley Stoler)

文・構成
Filmmusik 管理人

映画の素晴らしさをもっと多くの人に伝えられたら…そんな気持ちでFilmlmusikを開設。
音楽・映画好きの管理人自ら執筆しています。

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