2018年にアメリカで制作された映画『シンプル・フェイバー』(原題:A Simple Favor)は、ダーシー・ベルの小説『ささやかな頼み』を原作としたサスペンス・スリラー映画です。
ポール・フェイグが監督を務め、アナ・ケンドリックがステファニーをブレイク・ライブリーがエミリーを演じました。
- 『シンプル・フェイバー』の挿入曲
- オープニング・クレジット
- ステファニーが息子の同級生の母親エミリーの自宅を初めて訪れる(エミリーの自宅で流れる曲)
- ステファニーとエミリーがキッチンでマティーニを飲みながら話をする(エミリーの自宅で流れる曲)
- エミリーから手作りのブレスレットをプレゼントされ、ステファニーは “本物のマティーニ” を作ってみせる(エミリーの自宅で流れる曲)
- エミリーから頼まれ、ステファニーがニッキーとマイルズを学校から家に連れて帰る(ステファニーの車で流れる曲)
- ステファニーがエミリーの自宅で食事を用意してショーンを迎える(エミリーの自宅で流れる曲)
- エミリーの葬儀の夜、ステファニーとショーンが肉体関係を持つ
- ステファニーがエミリーの肖像画をクローゼットルームに運び、ブラックドレスを着てみる(ステファニーがエミリーの自宅で流す曲)
- ステファニーがクローゼットからエミリーの洋服を処分し、ショーンと一緒に暮らし始める
- ニッキーがエミリーから預かった封筒を車の中で渡し、驚いたステファニーが事故を起こしそうになる(ステファニーの車で流れる曲)
- ステファニーがエミリーの肖像画を描いた画家に会いに行く
- エミリーの正体を突き止めたステファニーが上機嫌で家に戻る(車で流し歌う曲)
- ショーンが寝ている隙にステファニーがショーンのパソコンを調べる
- エミリーがレンチを空中に投げ、怪我を負った状態で警察に出頭する
- ママ友が集まりマリファナをするダーレンの家に武装警官が踏み込む(ダーレンの家で流れる曲)
- エンディング
- エンドクレジット
- 『シンプル・フェイバー』のサントラ
- 『シンプル・フェイバー』キャスト・スタッフ
『シンプル・フェイバー』の挿入曲
『シンプル・フェイバー』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング・クレジット
邦題『恋はリズムに乗せて』
Artist cover ver. | ジャン・ポール・ケラー(Jean-Paul Keller) フランスの歌手。 |
リリース | 1967年 |
作曲者 | シド・ラミン(Sid Ramin, 1919-2019) アメリカの作曲家/編曲者/オーケストレーター。 |
トニー・ベローナ(Tony Velona, 1920-1986) アメリカの作詞家/作家。 | |
アンドレ・サルヴェ(André Salvet, 1918-2006) フランスの作詞家。 | |
クロード・カレール(Claude Carrère, 1936-2014) フランスのプロデューサー/作詞家。 | |
Original ver. | 【英題:Music to watch girls】1965年:ダイエットコーラのジングル |
『Music to watch girls』は、ペプシコが1964年に発売したダイエットコーラのコマーシャル曲として作られたインストゥルメンタルです。後に歌詞が付けられ国際的にヒットしました。ここではフランス語版が使われています。
ステファニーが息子の同級生の母親エミリーの自宅を初めて訪れる(エミリーの自宅で流れる曲)
邦題『さよならを教えて』
Artist cover ver. | フランソワーズ・アルディ(Françoise Hardy, 1944-2024) フランスのシンガーソングライター/女優/作家。 60年代に流行したイェイェ・ブームを代表する歌手。フレンチ・ポップのアイコンとして人気を博した。 |
リリース | 1968年 |
作曲者 | アーノルド・ゴーランド(Arnold Goland, 1928-2021) アメリカの作曲家/編曲家。 |
ジャック・ゴールド(Jack Gold, 1921-1992) アメリカのプロデューサー/ソングライター/歌手。 | |
セルジュ・ゲンスブール(Serge Gainsbourg, 1928-1991) フランスのシャンソン歌手/作曲家/作詞家/映画監督/俳優。 同時代の最も影響力があり創造的なシンガーソングライターとして注目を集め、映画や文学にも大きな影響を与えた。 | |
Original ver. | 【英題:It Hurts to Say Goodbye】 1966年: マーガレット・ホワイティング(Margaret Whiting, 1924-2011) アメリカのジャズ/ポップ/カントリーミュージック歌手。 |
『Comment te Dire Adieu』は、英語で書かれた『It Hurts to Say Goodbye』をフランス語にアレンジしたものです。
ステファニーとエミリーがキッチンでマティーニを飲みながら話をする(エミリーの自宅で流れる曲)
邦題『ふたりの夏にさようなら』
Artist | ブリジット・バルドー(Brigitte Bardot) フランスの女優/歌手/モデル/動物愛護活動家、1934年生まれ。 1950~60年代にセックスシンボル/ファッションアイコンとして世界的名声を手にいれる。60年代後半にはセルジュ・ゲンスブールから提供された『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』でセンセーションを巻き起こし、歌手としても世界中から注目を集めた。 |
リリース | 1963年 |
作曲者 | ジェラール・ブルジョワ(Gérard Bourgeois, 1936-2016) フランスの作曲家/作詞家。 |
ジャン・マックス・リヴィエール(Jean-Max Rivière) フランスのソングライター、1937年生まれ。 |
エミリーから手作りのブレスレットをプレゼントされ、ステファニーは “本物のマティーニ” を作ってみせる(エミリーの自宅で流れる曲)
公園での写真撮影で一悶着あった後、エミリーがステファニーを自宅に誘うシーン
Artist | ザーズ(Zaz) フランスのシンガーソングライター、1980年生まれ。 |
リリース | 2010年 |
作曲者 | Zaz and Tristan Solanilla |
エミリーから頼まれ、ステファニーがニッキーとマイルズを学校から家に連れて帰る(ステファニーの車で流れる曲)
マンボNo.5
Artist cover ver. | ルー・ベガ(Lou Bega) ウガンダ人の父とイタリア人の母を持つドイツ人ミュージシャン、1975年生まれ。 |
リリース | 1999年 |
作曲者 | ルー・ベガ |
ペレス・プラード(Pérez Prado, 1916-1989) キューバのバンドリーダー/ピアニスト/作曲家/アレンジャー。 1950年代に世界中でマンボ・ブームを巻き起こし「マンボ・キング」(King of the Mambo) と称えられた。 | |
ジッピー・デイヴィッド(Zippy Davids) ドイツのミュージシャン。 | |
Original ver. | 1950年: ペレス・プラード |
ステファニーがエミリーの自宅で食事を用意してショーンを迎える(エミリーの自宅で流れる曲)
サマーヴィル刑事がショーンに話を聞きにやって来るシーン
邦題『浜辺の物語』
Artist | ブリジット・バルドー(Brigitte Bardot) フランスの女優/歌手/モデル/動物愛護活動家、1934年生まれ。 1950~60年代にセックスシンボル/ファッションアイコンとして世界的名声を手にいれる。60年代後半にはセルジュ・ゲンスブールから提供された『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』でセンセーションを巻き起こし、歌手としても世界中から注目を集めた。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | ジェラール・ブルジョワ(Gérard Bourgeois, 1936-2016) フランスの作曲家/作詞家。 |
ジャン・マックス・リヴィエール(Jean-Max Rivière) フランスのソングライター、1937年生まれ。 |
エミリーの葬儀の夜、ステファニーとショーンが肉体関係を持つ
Artist | クラウディア・ケイン(Claudia Kane) イギリスのソングライター/プロデューサー/DJ。 |
リリース | 2019年 |
作曲者 | Claudia Glynn and Michael Lister |
ステファニーがエミリーの肖像画をクローゼットルームに運び、ブラックドレスを着てみる(ステファニーがエミリーの自宅で流す曲)
ボニーとクライド
Artist | ブリジット・バルドー(Brigitte Bardot) フランスの女優/歌手/モデル/動物愛護活動家、1934年生まれ。 1950~60年代にセックスシンボル/ファッションアイコンとして世界的名声を手にいれる。60年代後半にはセルジュ・ゲンスブールから提供された『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』でセンセーションを巻き起こし、歌手としても世界中から注目を集めた。 |
セルジュ・ゲンスブール(Serge Gainsbourg, 1928-1991) フランスのシャンソン歌手/作曲家/作詞家/映画監督/俳優。 同時代の最も影響力があり創造的なシンガーソングライターとして注目を集め、映画や文学にも大きな影響を与えた。女優のシャルロット・ゲンズブールは、事実婚の関係にあったジェーン・バーキンとの間に生まれた娘。 | |
リリース | 1968年 |
作曲者 | セルジュ・ゲンスブール |
『Bonnie and Clyde』は、1930年代前半にアメリカ中西部で銀行強盗や殺人を繰り返した2人組「ボニーとクライド」を題材に作られました。
ステファニーがクローゼットからエミリーの洋服を処分し、ショーンと一緒に暮らし始める
邦題『サボテン』
Artist | ジャック・デュトロン(Jacques Dutronc) フランスのシンガーソングライター/ギタリスト/作曲家/俳優、1943年生まれ。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | ジャック・デュトロン |
ジャック・ランズマン(Jacques Lanzmann, 1927-2006) フランスのソングライター。ミュージカル『ヘアー』のフランス語版の歌詞を手掛けたことで知られる。 |
ニッキーがエミリーから預かった封筒を車の中で渡し、驚いたステファニーが事故を起こしそうになる(ステファニーの車で流れる曲)
イッツ・ア・サンシャイン・デイ
Artist | ブラディ・バンチ(The Brady Bunch) アメリカのキッズ・グループ。1969年からアメリカで放映されたシットコム『ゆかいなブレディー家』に登場する架空の家族から派生した。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | スティーブン・マッカーシー(Stephen McCarthy) アメリカのテレビ音楽作曲家。 |
『It’s A Sunshine Day』は、1969年からABCテレビで放映されたシットコム『ゆかいなブレディー家』(原題:The Brady Bunch)のために作られた曲です。
ステファニーがエミリーの肖像画を描いた画家に会いに行く
Artist | マラ・ロドリゲス(Mala Rodríguez) スペインのヒップホップシンガー、1979年生まれ。 |
リリース | 2003年 |
作曲者 | Yves Sombolay and Mala Rodríguez |
エミリーの正体を突き止めたステファニーが上機嫌で家に戻る(車で流し歌う曲)
Artist | エム・オー・ピー(M.O.P.) 1993年にデビューしたアメリカのヒップホップデュオ。 |
リリース | 2000年 |
作曲者 | M.O.P. ジャマル・グリネージ(Jamal Grinnage) エリック・マレー(Eric Murray) |
ダリル・ピットマン(Darryl Pittman) アメリカのヒップホッププロデューサー/DJ/ラッパー。 |
ショーンが寝ている隙にステファニーがショーンのパソコンを調べる
邦題『娘たちにかまわないで 』
Artist | フランス・ギャル(France Gall, 1947-2018) フランスの歌手。第10回ユーロビジョン・ソング・コンテスト(1965)で『夢見るシャンソン人形』を歌い優勝。60年代のフレンチロリータを代表するアイドル歌手として絶大な人気を博した。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | セルジュ・ゲンスブール(Serge Gainsbourg, 1928-1991) フランスのシャンソン歌手/作曲家/作詞家/映画監督/俳優。 同時代の最も影響力があり創造的なシンガーソングライターとして注目を集め、映画や文学にも大きな影響を与えた。 |
この後「エンドクレジット」では、この曲のカバー版が使われています。
エミリーがレンチを空中に投げ、怪我を負った状態で警察に出頭する
Artist | ロロ(LOLO) アメリカのシンガー/ソングライター/女優、1987年生まれ。 |
リリース | 2015年 |
作曲者 | ロロ(LOLO) |
ジェイコブ・スコット・シンクレア(Jacob Scott Sinclair) アメリカのミュージシャン/音楽プロデューサー/歌手/オーディオエンジニア/ソングライター、1985年生まれ。 |
ママ友が集まりマリファナをするダーレンの家に武装警官が踏み込む(ダーレンの家で流れる曲)
Artist | サイプレス・ヒル(Cypress Hill) 1988年にカリフォルニア州サウスゲイトで結成されたアメリカのヒップホップグループ。 |
リリース | 1993年 |
作曲者 | B-Real, Sen D.O.G., KRS-One, Scott Sterling, Bobbie Gentry and DJ Muggs |
エンディング
Artist | オレールサン(Orelsan) フランスのラッパー/ソングライター/音楽プロデューサー/俳優/監督、1982年生まれ。 |
リリース | 2009年 |
作曲者 | オレールサン(Orelsan) |
Skread フランスのヒップホッププロデューサー/作曲家、1981年生まれ。 |
エンドクレジット
邦題『娘たちにかまわないで 』』
Artist cover ver. | ノー・スモール・チルドレン(No Small Children) ロックを愛する3人の学校教師によるロサンゼルス出身のロックバンド。 |
リリース | 2019年 |
作曲者 | セルジュ・ゲンスブール(Serge Gainsbourg, 1928-1991) フランスのシャンソン歌手/作曲家/作詞家/映画監督/俳優。 同時代の最も影響力があり創造的なシンガーソングライターとして注目を集め、映画や文学にも大きな影響を与えた。 |
Original ver. | 1964年:フランス・ギャル(France Gall, 1947-2018) フランスの歌手。 |
「ショーンが寝ている隙にステファニーがショーンのパソコンを調べる」では、オリジナル版が使われていました。
『シンプル・フェイバー』のサントラ

『シンプル・フェイバー』はセオドア・シャピロ(Theodore Shapiro)が音楽を担当しました。
セオドア・シャピロは、アメリカ・ワシントンD.C.出身の映画音楽作曲家です。『噂のモーガン夫妻』や『31年目の夫婦げんか』、『プラダを着た悪魔』でも音楽を担当しています。
『シンプル・フェイバー』キャスト・スタッフ
監督 | ポール・フェイグ(Paul Feig) |
脚本 | ジェシカ・シャーザー(Jessica Sharzer) |
原作 | ダーシー・ベル(Darcey Bell) |
製作 | ポール・フェイグ(Paul Feig) |
ジェシー・ヘンダーソン(Jessie Henderson) | |
音楽 | セオドア・シャピロ(Theodore Shapiro) |
配給 | ポニーキャニオン |
公開 | 2018年9月14日 |
2019年3月8日 | |
上映時間 | 117分 |
ステファニー・スマザース:アナ・ケンドリック(Anna Kendrick)
エミリー・ネルソン/ホープ・マックランデン/フェイス・マックランデン:ブレイク・ライヴリー(Blake Lively)
ショーン・タウンゼント=ネルソン:ヘンリー・ゴールディング(Henry Golding)
ダイアナ・ハイランド:リンダ・カーデリーニ(Linda Cardellini)
マイルズ・スマザース:ジョシュア・サティーン(Joshua Satine)
ニッキー・タウンゼント=ネルソン:イアン・ホー(Ian Ho)
ダーレン:アンドルー・レイノルズ(Andrew Rannells)
マーガレット・マックランデン:ジーン・スマート(Jean Smart)
デニス・ナイロン:ルパート・フレンド(Rupert Friend)
デイヴィス:エリック・ジョンソン(Eric Johnson)
クリス:ダスティン・ミリガン(Dustin Milligan)
サマーヴィル刑事:バシール・サラフディン(Bashir Salahuddin)
ケリー・グレンダ:グレンダ・ブラガンザ(Glenda Braganza)
ステイシー:ケリー・マコーマック(Kelly McCormack)
ソナ:アパルナ・ナンチェーラ(Aparna Nancherla)
同じキャストが出演している映画/関連映画
コメント