2002年にアメリカで制作された映画『シカゴ』(原題:Chicago)は、ボブ・フォッシーが振付・脚本・演出を行なった同名ミュージカルの映画化作品です。
第75回アカデミー賞では13部門にノミネートされ、作品賞を含む6部門を受賞しました。
- 『シカゴ』の挿入曲
- オープニング
- ロキシーが部屋の蓄音機で流す曲
- エイモスがロキシーを庇い自分が犯人だと嘘の供述をするが、浮気を知り全てを暴露する
- ママ・モートンが女囚達に相互利益のシステムを説明する
- ロキシーが殺人犯収容棟の女性受刑者がどうして収監されたのかを知る
- ヴェルマの敏腕弁護士ビリー・フリンが「愛こそがすべてだ」と歌う
- ビリーがロキシーの弁護を引き受けエイモスに戦略を聞かせる
- ビリーが作り話をでっち上げ記者会見でメディアを操作する
- ロキシー旋風が吹き荒れ、ロキシーがボードビルでのキャリアを計画しながら自慢げに歌う
- ヴェルマがロキシーにデュエットを組もうと説得を試みる
- エイモスが自分はセロファンのように透明で目立たない存在だと歌う
- 裁判を不安がるロキシーに自分はショービジネスのスターだとビリーが歌う
- 裁判が終わりロキシーがナイトクラブのオーディションで歌う
- シカゴ劇場での “人を殺めたという華麗な過去を持つ二人” によるステージ
- エンドクレジット 1曲目
- 『シカゴ』のサントラ
- 『シカゴ』キャスト・スタッフ
『シカゴ』の挿入曲
『シカゴ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング
ナイトクラブの舞台で名物歌手ヴェルマ・ケリーがパフォーマンスする曲
オール・ザット・ジャズ
Artist cover ver. | キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(Catherine Zeta-Jones) ヴェルマ・ケリーを演じるイギリスの女優、1969年生まれ。 映画『シカゴ』でアカデミー助演女優賞を受賞した。アメリカの俳優マイケル・ダグラス(Michael Douglas)の妻。 |
リリース | 2002年:Soundtrack『シカゴ』 |
作曲者 | カンダー&エブ(Kander and Ebb) アメリカの作曲家ジョン・カンダー(John Kander)と作詞家フレッド・エッブ(Fred Ebb, 1928-2004)の二人によるソングライティングチーム。 『キャバレー』『シカゴ』などミュージカル音楽を主に手掛け、成功を収めた。 |
Original ver. | 1975年:ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』 チタ・リヴェラ(Chita Rivera, 1933-2024) アメリカの女優/歌手/ダンサー。 |
ロキシーが部屋の蓄音機で流す曲
ロキシーが浮気相手(フレッド)に騙されていたことを知り、彼を拳銃で撃つシーン
レイジン・ザ・ルーフ
作曲者 | ジミー・マクヒュー(Jimmy McHugh, 1894-1969) アメリカ・ボストン出身の作曲家。 代表作『明るい表通りで』 |
ドロシー・フィールズ(Dorothy Fields, 1904-1974) アメリカの台本作家/作詞家。 ティンパン・アレイ、ハリウッドで最初に成功した女性ソングライターの一人として知られる。 代表曲『明るい表通りで』『今宵の君は』 | |
Original ver. | 1929年:フランキー・トランバウアー楽団(Frankie Trumbauer and His Orchestra) |
エイモスがロキシーを庇い自分が犯人だと嘘の供述をするが、浮気を知り全てを暴露する
ロキシーがエイモスに捧げる “献身的な愛” への讃歌
ファニー・ハニー
Artist cover ver. | レネー・ゼルウィガー(Renée Zellweger) ロキシー・ハートを演じるアメリカの女優、1969年生まれ。 映画『コールド マウンテン』(2003) でアカデミー助演女優賞を、『ジュディ 虹の彼方に』(2019) でアカデミー主演女優賞を受賞した。 |
リリース | 2002年:Soundtrack『シカゴ』 |
作曲者 | カンダー&エブ(Kander and Ebb) アメリカの作曲家ジョン・カンダー(John Kander)と作詞家フレッド・エッブ(Fred Ebb, 1928-2004)の二人によるソングライティングチーム。 『キャバレー』『シカゴ』などミュージカル音楽を主に手掛け、成功を収めた。 |
Original ver. | 1975年:ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』 グウェン・ヴァードン(Gwen Verdon, 1925-2000) アメリカの女優/歌手/ダンサー。ボブ・フォッシー(Bob Fosse)の3番目の妻。 |
ママ・モートンが女囚達に相互利益のシステムを説明する
ホウェン・ユーアー・グッド・トゥ・ママ
Artist cover ver. | クイーン・ラティファ(Queen Latifah) メイトロン・“ママ”・モートンを演じるアメリカのラッパー/女優、1970年生まれ。 |
リリース | 2002年:Soundtrack『シカゴ』 |
作曲者 | カンダー&エブ(Kander and Ebb) |
Original ver. | 1975年:ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』 メアリー・マカティ(Mary McCarty, 1923-1980) アメリカの女優/歌手/ダンサー/コメディアン。 |
ロキシーが殺人犯収容棟の女性受刑者がどうして収監されたのかを知る
クック郡刑務所の6人の女性殺人犯によるダンスナンバー “刑務所のタンゴ”
セル・ブロック・タンゴ
Artist cover ver. | キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(Catherine Zeta-Jones) ヴェルマ・ケリーを演じるイギリスの女優、1969年生まれ。 |
スーザン・マイズナー(Susan Misner) 女性受刑者リズを演じるアメリカのダンサー/女優、1971年生まれ。 | |
デニーズ・フェイ(Denise Faye) 女性受刑者アニーを演じるアメリカの女優/ダンサー/振付師/監督、1963年生まれ。 | |
ディードラ・グッドウィン(Deidre Goodwin) 女性受刑者ジューンを演じるアメリカの女優、1969年生まれ。 | |
エカテリーナ・シェチェルカノワ(Ekaterina Chtchelkanova) 女性受刑者ハニャクを演じるロシアのバレリーナ/歌手/女優、1970年生まれ。 | |
マイア(Mya) 女性受刑者モナを演じるアメリカの歌手/作詞家/モデル/ダンサー/声優、1979年生まれ。 | |
リリース | 2002年:Soundtrack『シカゴ』 |
作曲者 | カンダー&エブ(Kander and Ebb) |
Original ver. | 1975年:ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』 チタ・リヴェラ(Chita Rivera, 1933-2024) |
ヴェルマの敏腕弁護士ビリー・フリンが「愛こそがすべてだ」と歌う
ロキシーが敏腕弁護士ビリー・フリンに弁護を頼むシーン
オール・アイ・ケア・アバウト
Artist cover ver. | リチャード・ギア(Richard Gere) ビリー・フリンを演じるアイルランド系アメリカ人俳優、1949年フィラデルフィア生まれ。 |
リリース | 2002年:Soundtrack『シカゴ』 |
作曲者 | カンダー&エブ(Kander and Ebb) |
Original ver. | 1975年:ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』 ジェリー・オーバック(Jerry Orbach, 1935-2004) アメリカの俳優/声優。 |
ビリーがロキシーの弁護を引き受けエイモスに戦略を聞かせる
シカゴ
作曲者 | フレッド・フィッシャー(Fred Fisher, 1875-1942) ドイツ生まれのアメリカ人ソングライター。 |
Original ver. | 1922年:ベン・セルヴァン(Ben Selvin, 1898-1980) アメリカのミュージシャン/バンドリーダー/プロデューサー。 |
ビリーが作り話をでっち上げ記者会見でメディアを操作する
腹話術式記者会見
ウィ・ボース・リーチト・フォー・ザ・ガン
Artist cover ver. | リチャード・ギア(Richard Gere) |
レネー・ゼルウィガー(Renée Zellweger) | |
クリスティーン・バランスキー(Christine Baranski) センセーショナルな記者、メアリー・サンシャインを演じるアメリカの女優、1952年生まれ。 | |
リリース | 2002年:Soundtrack『シカゴ』 |
作曲者 | カンダー&エブ(Kander and Ebb) |
Original ver. | 1975年:ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』 ジェリー・オーバック(Jerry Orbach, 1935-2004) グウェン・ヴァードン(Gwen Verdon, 1925-2000) マイケル・オホーギー(Michael O’Haughey) 南アフリカの俳優/カウンターテノール歌手、1947年生まれ。 ミュージカル『シカゴ』で女性役(メアリー・サンシャイン)を演じたことで知られる。 |
ロキシー旋風が吹き荒れ、ロキシーがボードビルでのキャリアを計画しながら自慢げに歌う
ロキシー
Artist cover ver. | レネー・ゼルウィガー(Renée Zellweger) |
リリース | 2002年:Soundtrack『シカゴ』 |
作曲者 | カンダー&エブ(Kander and Ebb) |
Original ver. | 1975年:ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』 グウェン・ヴァードン(Gwen Verdon, 1925-2000) |
ヴェルマがロキシーにデュエットを組もうと説得を試みる
ミス・ヴェルマ・ケリーが踊る “あたしは捨て身”
アイ・キャント・ドゥ・イット・アローン
Artist cover ver. | キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(Catherine Zeta-Jones) |
リリース | 2002年:Soundtrack『シカゴ』 |
作曲者 | カンダー&エブ(Kander and Ebb) |
Original ver. | 1975年:ブロードウエイ・ミュージカル『シカゴ』 チタ・リヴェラ(Chita Rivera, 1933-2024) |
エイモスが自分はセロファンのように透明で目立たない存在だと歌う
エイモスが、自分が父親であると主張するシーン
ミスター・セロファン
Artist cover ver. | ジョン・C・ライリー(John C. Reilly) エイモスを演じるアメリカの俳優、1965年シカゴ生まれ。 |
リリース | 2002年:Soundtrack『シカゴ』 |
作曲者 | カンダー&エブ(Kander and Ebb) |
Original ver. | 1975年:ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』 バーニー・マーティン(Barney Martin, 1923-2005) アメリカの俳優。 |
裁判を不安がるロキシーに自分はショービジネスのスターだとビリーが歌う
ロキシーがビリーを再び雇い裁判に臨むシーン
ラズル・ダズル
Artist cover ver. | リチャード・ギア(Richard Gere) |
リリース | 2002年:Soundtrack『シカゴ』 |
作曲者 | カンダー&エブ(Kander and Ebb) |
Original ver. | 1975年:ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』 ジェリー・オーバック(Jerry Orbach, 1935-2004) |
裁判が終わりロキシーがナイトクラブのオーディションで歌う
ロキシーの “お休み” の挨拶
ナウアデイズ
Artist cover ver. | レネー・ゼルウィガー(Renée Zellweger) |
リリース | 2002年:Soundtrack『シカゴ』 |
作曲者 | カンダー&エブ(Kander and Ebb) |
Original ver. | 1975年:ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』 グウェン・ヴァードン(Gwen Verdon, 1925-2000) |
シカゴ劇場での “人を殺めたという華麗な過去を持つ二人” によるステージ
ナウアデイズ/ホット・ハニー・ラグ
Artist cover ver. | キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(Catherine Zeta-Jones) |
レネー・ゼルウィガー(Renée Zellweger) | |
リリース | 2002年:Soundtrack『シカゴ』 |
作曲者 | カンダー&エブ(Kander and Ebb) |
Original ver. | 1975年:ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』 チタ・リヴェラ(Chita Rivera, 1933-2024) グウェン・ヴァードン(Gwen Verdon, 1925-2000) |
エンドクレジット 1曲目
アイ・ムーヴ・オン
Artist cover ver. | レネー・ゼルウィガー(Renée Zellweger) |
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(Catherine Zeta-Jones) | |
リリース | 2002年:Soundtrack『シカゴ』 |
作曲者 | カンダー&エブ(Kander and Ebb) |
Original ver. | 1975年:ブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』 グウェン・ヴァードン(Gwen Verdon, 1925-2000) チタ・リヴェラ(Chita Rivera, 1933-2024) |
『シカゴ』のサントラ
『シカゴ』はジョン・カンダー(John Kander)とダニー・エルフマン(Danny Elfman)が音楽を担当しました。
ジョン・カンダーはアメリカ・ミズーリ州生まれの作曲家です。『キャバレー』や『シカゴ』などのミュージカル音楽を主に手掛け成功を収めました。
ダニー・エルフマンは、オインゴ・ボインゴの創設者/元リーダーとしても知られるアメリカ・カリフォルニア出身の作曲家です。『チャーリーとチョコレート工場』や『ビートルジュース』などティム・バートン作品のほとんどで音楽を担当しています。
『シカゴ』キャスト・スタッフ
監督 | ロブ・マーシャル(Rob Marshall) |
脚本 | ビル・コンドン(Bill Condon) |
原作 | ボブ・フォッシー(Bob Fosse) |
フレッド・エッブ(Fred Ebb) | |
モーリン・ダラス・ワトキンス(Maurine Dallas Watkins)※原作戯曲 | |
製作 | マーティン・リチャーズ(マーティン・リチャーズ) |
音楽 | ジョン・カンダー(John Kander) |
ダニー・エルフマン(Danny Elfman) | |
配給 | ギャガ |
公開 | 2002年12月27日 |
2003年4月19日 | |
上映時間 | 113分 |
ロキシー・ハート:レネー・ゼルウィガー(Renée Zellweger)
ヴェルマ・ケリー:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(Catherine Zeta-Jones)
ビリー・フリン:リチャード・ギア(Richard Gere)
メイトロン・“ママ”・モートン:クイーン・ラティファ(Queen Latifah)
エイモス・ハート:ジョン・C・ライリー(John C. Reilly)
バンドリーダー:テイ・ディグス(Taye Diggs)
キティー・バクスター:ルーシー・リュー(Lucy Liu)
メアリー・サンシャイン:クリスティーン・バランスキー(Christine Baranski)
マーティン・ハリソン:コルム・フィオール(Colm Feore)
フレッド・ケイスリー:ドミニク・ウェスト(Dominic West)
ハニャク:エカテリーナ・シェチェルカノワ(Ekaterina Chtchelkanova)
ジューン:デイドレ・グッドウィン(Deidre Goodwin)
アニー:デニーズ・フェイ(Denise Faye)
リズ:スーザン・マイズナー(Susan Misner)
ニッキー:チタ・リヴェラ(Chita Rivera)
陪審長:ロッド・キャンベル(Rod Campbell)
同じキャストが出演している映画/関連映画
コメント