2012年、アメリカで制作された映画『ムーンライズ・キングダム』(原題:Moonrise Kingdom)は、架空の島に住む12歳の少年サムと少女スージーが駆け落ちする一夏の様子を描いたウェス・アンダーソン監督によるコメディ映画です。
脚本はロマン・コッポラとウェス・アンダーソンが共同で執筆し、第85回アカデミー脚本賞にノミネートされました。
- 『ムーンライズ・キングダム』の挿入曲
- オープニング(ライオネルがレコードで流す曲)
- ニューペンザンス島の紹介シーン
- シャープ警部が釣りをする(警部が聴いている曲)
- サムの捜索が行なわれる
- サムがカヌーで川を下りスージーのもとにむかう
- 1年前の回想シーン | 教会で行われた劇の曲
- スージーの家で夕食時に流れている曲
- シャープ警部がスージーの母親を “ローラ” と名前で呼び、ウォルトと気まずい雰囲気になる(警部の車の中で流れる曲)
- シャープ警部がビショップ家に到着する(警部の車の中で流れる曲)
- サムとスージーがやり取りした手紙の紹介シーン
- 草原を捜索し、キャットフードの缶が発見されるシーン(アイドリング中のパトカーから流れている曲)
- 入江に到着し、スージーがレコードで流す曲(1曲目)
- 入江に到着し、スージーがレコードで流す曲(2曲目)
- 入江に到着し、スージーがレコードで流す曲(3曲目)
- サムとスージーがダンスをする(レコードをかけて流す曲)
- スージーがサムに本を読んであげる
- サムが里親からの手紙を読む
- 船の中でサムとウォード隊長が話をする
- サムの少年収容所入りが決まる
- シャープ警部とサムが食事をする(警部のトレーラーハウスで流れる曲)
- シャープ警部がローラと別れ、車に乗り込む(警部の車の中で流れる曲)
- カーキー・スカウトがスージーを連れてサムを迎えに来る
- 避難所となっている教会でのシーン
- サムとスージーが教会の屋根の上に登る
- 台風の被害が報告されるシーン
- ライオネルがレコードで流す曲
- エンディング
- エンドクレジット
- 『ムーンライズ・キングダム』のサントラ
- 『ムーンライズ・キングダム』キャスト・スタッフ
『ムーンライズ・キングダム』の挿入曲
『ムーンライズ・キングダム』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング(ライオネルがレコードで流す曲)
青少年のための管弦楽入門 Op. 34 – Theme(主題の提示)
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
作曲年 | 1945年 |
Artist | ニューヨーク・フィルハーモニック(New York Philharmonic) レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein, 1918-1990) |
『青少年のための管弦楽入門』は、英国放送協会(BBC)が制作したイギリスの教育ドキュメンタリー映画『オーケストラの楽器』(1946) のために、ベンジャミン・ブリテンが作った管弦楽曲です。
ヘンリー・パーセル(17世紀のイギリスの作曲家)が作った主題をもとにした変奏曲とフーガで構成されています。
ここで使われている「Theme」では、パーセルの主題がナレーションによる解説付きで編成を変えて提示されます。
この後、以下のシーンでは終曲「フーガ」が使われています。
「ライオネルがレコードで流す曲」
「エンドクレジット」
ニューペンザンス島の紹介シーン
シンプル・シンフォニー Op. 4 – 第2楽章
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
作曲年 | 1933-1934年 |
Artist | イギリス室内管弦楽団(English Chamber Orchestra) ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) |
『シンプル・シンフォニー 作品4』は、ブリテンが作曲した弦楽オーケストラ、または弦楽四重奏のための作品です。第2楽章は、最初から最後までピッツィカート(右手で弦をはじく奏法)で演奏されます。
『シンプル・シンフォニー』は、ブリテンが幼少期に書いたものの中から、特に気に入っていた 8つの主題 (各楽章に 2 つ) に基づいて作られました。
曲名『Simple Symphony』
第1楽章、Boisterous Bourrée(意味:騒々しいブーレ)
第2楽章、Playful Pizzicato(意味:遊び心たっぷりなピチカート)
第3楽章、Sentimental Saraband(意味:感傷的なサラバンド)
第4楽章、Frolicsome Finale(意味:ふざけて跳ね回る終曲)
といったように、曲名や各楽章につけられたタイトルの頭文字がそれぞれ韻を踏んでいる面白い作品です。
作曲者の名前「Benjamin Britten」も同様です。
この後「サムの捜索が行なわれる」でもこの曲が使われています。
シャープ警部が釣りをする(警部が聴いている曲)
(シャープ警部のもとにウォード隊長から「隊員が脱走した」との無線が入るシーン)
邦題『心のきずなを解いてくれ』
Artist | ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) アラバマ州出身のアメリカのシンガーソングライター/ミュージシャン。 29歳で亡くなったため短いキャリアながら、彼が残した作品は様々なスタイルで数多くの歌手たちによってカバーされ、カントリー音楽の歴史において最も重要な人物のひとりと見なされている。「カントリーの開拓者」と称される。 |
リリース | 1952年 |
作曲者 | フレッド・ローズ(Fred Rose, 1898-1954) アメリカのカントリーミュージック歌手/ソングライター/プロデューサー/タレントスカウト/音楽出版経営者。 ナッシュビルを拠点とする音楽出版社を初めて設立し、多数の楽曲を書き続けカントリー音楽業界の基礎を作った。 |
ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) |
『ムーンライズ・キングダム』では、ハンク・ウィリアムズの曲が6曲(7シーン)使われています。
サムの捜索が行なわれる
シンプル・シンフォニー Op. 4 – 第2楽章
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
作曲年 | 1933-1934年 |
Artist | イギリス室内管弦楽団(English Chamber Orchestra) ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) |
「ニューペンザンス島の紹介シーン」でもこの曲が使われていました。
サムがカヌーで川を下りスージーのもとにむかう
カウ・ライジャ
Artist | ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) アラバマ州出身のアメリカのシンガーソングライター/ミュージシャン。 |
リリース | 1952年 |
作曲者 | フレッド・ローズ(Fred Rose, 1898-1954) アメリカのカントリーミュージック歌手/ソングライター/プロデューサー/タレントスカウト/音楽出版経営者。 ナッシュビルを拠点とする音楽出版社を初めて設立し、多数の楽曲を書き続けカントリー音楽業界の基礎を作った。 |
ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) |
この後「シャープ警部がスージーの母親を “ローラ” と名前で呼び、ウォルトと気まずい雰囲気になる(警部の車の中で流れる曲)」でもこの曲が使われています。
1年前の回想シーン | 教会で行われた劇の曲
歌劇《ノアの洪水》作品59 -「ノアよ、汝の一族と方舟に入るべし」
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
初演 | 1958年、オールドバラ音楽祭 |
Artist | イギリス室内管弦楽団(English Chamber Orchestra) ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) |
『ノアの洪水』は、アマチュアの演奏家、特に子供を対象に作られた一幕もののオペラです。
中世ヨーロッパで発達した宗教劇「神秘劇」の「ノアの箱舟」をベースに作られた作品で、教会で上演されるべきであるとブリテンは指定しています。
スージーの家で夕食時に流れている曲
母ローラがスージーを拡声器で呼びますがスージーは現れず、両親はここで初めてスージーの家出に気付きました。
歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》第1幕より「さわやかに風よ吹け」
作曲者 | ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756 -1791) 18世紀古典派を代表するオーストリアの作曲家。 幼い頃から並外れた音楽の才能を示し「神童」と呼ばれる。5歳ですでに作曲を始め35歳の若さで亡くなるまで600を超える作品を作る。オペラ、協奏曲、交響曲、室内楽、器楽曲などあらゆるジャンルにわたり名作を残し西洋音楽に大きな影響を与えた。 |
作曲年 | 1790年 |
『コジ・ファン・トゥッテ』は、モーツァルトが1790年に作ったオペラです。
ここで使われた「さわやかに風よ吹け」は、第1幕で二人の姉妹と老哲学者が歌う三重唱です。戦場に向かい船出をする大切な人の無事を祈り歌われます。
シャープ警部がスージーの母親を “ローラ” と名前で呼び、ウォルトと気まずい雰囲気になる(警部の車の中で流れる曲)
カウ・ライジャ
Artist | ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) アラバマ州出身のアメリカのシンガーソングライター/ミュージシャン。 |
リリース | 1952年 |
作曲者 | フレッド・ローズ(Fred Rose, 1898-1954) ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) |
「サムがカヌーで川を下りスージーのもとにむかう」でもこの曲が使われていました。
シャープ警部がビショップ家に到着する(警部の車の中で流れる曲)
ロング・ゴーン・ロンサム・ブルース
邦題『淋しきブルース』
Artist | ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) アラバマ州出身のアメリカのシンガーソングライター/ミュージシャン。 |
リリース | 1950年 |
作曲者 | ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) |
サムとスージーがやり取りした手紙の紹介シーン
歌劇《夏の夜の夢》作品64より、第2幕「地べたの上でぐっすり眠れ」
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
初演 | 1960年、オールドバラ音楽祭 |
Artist | ロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra) |
歌劇『夏の夜の夢』は、シェイクスピアの同名戯曲をもとに作られた3幕からなるオペラです。台本は、ブリテンの生涯にわたるパートナーとして知られたテノール歌手、ピーター・ピアーズ(Peter Pears, 1910-1986)とブリテンの共同で作成されました。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「スージーがサムに本を読んであげる」
「サムが里親からの手紙を読む」
草原を捜索し、キャットフードの缶が発見されるシーン(アイドリング中のパトカーから流れている曲)
この後、スージーに刺されて怪我をした隊員が担架で運ばれてきた際に大人達が小競り合いをするシーンでもこの曲が流れています。
ホンキー・トンキン
Artist | ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) アラバマ州出身のアメリカのシンガーソングライター/ミュージシャン。 |
リリース | 1947年 |
作曲者 | ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) |
フレッド・ローズ(Fred Rose, 1898-1954) アメリカのカントリーミュージック歌手/ソングライター/プロデューサー/タレントスカウト/音楽出版経営者。 ナッシュビルを拠点とする音楽出版社を初めて設立し、多数の楽曲を書き続けカントリー音楽業界の基礎を作った。 |
入江に到着し、スージーがレコードで流す曲(1曲目)
動物の謝肉祭 – 第10曲「大きな鳥籠」
作曲者 | カミーユ・サン=サーンス(Camille Saint-Saëns, 1835-1921) フランスの作曲家/ピアニスト/オルガニスト/指揮者。 |
初演 | 1886年 |
Artist | ニューヨーク・フィルハーモニック(New York Philharmonic) レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein, 1918-1990) |
『動物の謝肉祭』は、サン=サーンスが1886年に作った14曲からなる組曲です。
『動物学的大幻想曲』(Grande fantaisie zoologique)といったサブタイトルがつけられています。1886年に非公開で初演されました。
入江に到着し、スージーがレコードで流す曲(2曲目)
(焚き火で濡れた洋服を乾かし、下着姿で横たわるスージーをサムがスケッチするシーン)
動物の謝肉祭 – 第11曲「ピアニスト」
作曲者 | カミーユ・サン=サーンス(Camille Saint-Saëns, 1835-1921) フランスの作曲家/ピアニスト/オルガニスト/指揮者。 |
初演 | 1886年 |
Artist | ニューヨーク・フィルハーモニック(New York Philharmonic) レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein, 1918-1990) |
入江に到着し、スージーがレコードで流す曲(3曲目)
サムが、玉虫色の昆虫で作ったピアスをスージーにプレゼントしました。ピアスの穴を開ける時にスージーは痛みで叫び声を上げます。
動物の謝肉祭 – 第9曲「森の奥のカッコウ」
作曲者 | カミーユ・サン=サーンス(Camille Saint-Saëns, 1835-1921) フランスの作曲家/ピアニスト/オルガニスト/指揮者。 |
初演 | 1886年 |
Artist | ニューヨーク・フィルハーモニック(New York Philharmonic) レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein, 1918-1990) |
サムとスージーがダンスをする(レコードをかけて流す曲)
邦題『恋の季節』
Artist cover ver. | フランソワーズ・アルディ(Françoise Hardy, 1944-2024) フランスのシンガーソングライター/女優/作家。 60年代に流行したイェイェ・ブームを代表する歌手。フレンチ・ポップのアイコンとして人気を博した。 |
リリース | 1962年 |
作曲者 | ジャック・デュトロン(Jacques Dutronc) フランスのシンガーソングライター/ギタリスト/作曲家/俳優、1943年生まれ。 |
ルシアン・モリス(Lucien Morisse, 1929-1970) フランスの作詞家/タレントスカウト。 | |
アンドレ・サルヴェ(André Salvet, 1918-2006) フランスの作詞家。 | |
Original ver. | 1962年:ジョゼ・サルシー(José Salcy) フランスのポップシンガー、1938年生まれ。 |
スージーがサムに本を読んであげる
二人はテントで眠り、朝を迎えます。
歌劇《夏の夜の夢》作品64より、第2幕「地べたの上でぐっすり眠れ」
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
初演 | 1960年、オールドバラ音楽祭 |
Artist | ロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra) |
「サムとスージーがやり取りした手紙の紹介シーン」でもこの曲が使われています。
サムが里親からの手紙を読む
歌劇《夏の夜の夢》作品64より、第2幕「地べたの上でぐっすり眠れ」
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
初演 | 1960年、オールドバラ音楽祭 |
Artist | ロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra) |
「サムとスージーがやり取りした手紙の紹介シーン」でもこの曲が使われています。
船の中でサムとウォード隊長が話をする
隊長はサムの家庭の事情を知らなかったことを謝罪します。
金曜の午後 Op. 7 -「かっこう ! 」
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
作曲年 | 1935年 |
『金曜日の午後』は、ブリテンが作曲した12曲からなる「子供のための合唱曲」です。
ブリテンの弟(ロバート)が校長を務めていた学校の生徒のために作られました。
もともとのタイトルは『学校のための12の歌』でしたが、弟の提案により、『金曜日の午後』(歌の授業が行われる時間)に変更されました。
この後「エンディング」でもこの曲が使われています。
サムの少年収容所入りが決まる
ジーンが家に戻るシーン(ウォルトは斧を持って木を切りに出て行き、ローラは娘を入浴させながら話をする)では、合唱用にアレンジされたものがオリジナルにのせるように続けて使われています。
音楽に寄せて Op. 88, No. 4, D. 547
作曲者 | フランツ・シューベルト(Franz Schubert, 1797-1828) 初期のロマン派を代表するオーストリアの作曲家。 31年の生涯で600曲もの歌曲を残し「歌曲の王」と呼ばれる。 |
作曲年 | 1817年 |
Artist | アレクサンドラ・リュブナー(Alexandra Rübner) クリストフ・マニャン (Christophe Manien) |
『音楽に寄せて』は、シューベルトが1817年に作曲した歌曲です。
シューベルトの友人で詩人のフランツ・フォン・ショーバー(Franz von Schober)の詩が使われています。『楽に寄す』のタイトルでも知られている音楽への賛歌です。
シャープ警部とサムが食事をする(警部のトレーラーハウスで流れる曲)
ウォード隊長がテントで日誌を記録するまで流れています。
さすらう男
Artist | ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) アラバマ州出身のアメリカのシンガーソングライター/ミュージシャン。 |
リリース | 1951年 |
作曲者 | ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) |
シャープ警部がローラと別れ、車に乗り込む(警部の車の中で流れる曲)
コールド・コールド・ハート
Artist | ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) アラバマ州出身のアメリカのシンガーソングライター/ミュージシャン。 |
リリース | 1950年 |
作曲者 | ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) |
カーキー・スカウトがスージーを連れてサムを迎えに来る
(カヌーでフォート・レバノンへ連れて行く救出作戦を立てて実行するシーン)
ウォルトとローラが寝室で話をするシーンまで流れています。
金曜の午後 Op. 7 -「エイブラム・ブラウン老 」
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
作曲年 | 1935年 |
避難所となっている教会でのシーン
歌劇《ノアの洪水》作品59 -「高く広々とした大空」
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
初演 | 1958年、オールドバラ音楽祭 |
「高く広々とした大空」は、物語の最後に、生き残ったものたちが箱舟から出て、契約のしるしとして「虹」が生み出された後に歌われる讃美歌です。
この後「台風の被害が報告されるシーン」でもこの曲が使われています。
サムとスージーが教会の屋根の上に登る
歌劇《ノアの洪水》作品59 -「ノアよ、汝の妻と子と共に方舟を出でよ」
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
初演 | 1958年、オールドバラ音楽祭 |
台風の被害が報告されるシーン
歌劇《ノアの洪水》作品59 -「高く広々とした大空」
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
初演 | 1958年、オールドバラ音楽祭 |
「避難所となっている教会でのシーン」でもこの曲が使われています。
ライオネルがレコードで流す曲
夕食の時間になり子供達はプレーヤーを消してダイニングに向かうため、ここでは、ナレーション部分だけが使われています。続きは「エンドクレジット」で使われています。
青少年のための管弦楽入門 Op. 34 – フーガ
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
作曲年 | 1945年 |
Artist | ニューヨーク・フィルハーモニック(New York Philharmonic) レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein, 1918-1990) |
ここで使われている『フーガ』は、『青少年のための管弦楽入門』の終曲です。
「オープニング(ライオネルがレコードで流す曲)」では、「Theme(主題の提示)」が使われていました。
この後「エンドクレジット」でもこの曲が使われています。
エンディング
(ビショップ家が夕食の時間になり、サムがスージーの家の窓から外へ出て行くシーン)
金曜の午後 Op. 7 -「かっこう ! 」
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
作曲年 | 1935年 |
「船の中でサムとウォード隊長が話をする」でも使われていました。
エンドクレジット
青少年のための管弦楽入門 Op. 34 – フーガ
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
作曲年 | 1945年 |
Artist | ニューヨーク・フィルハーモニック(New York Philharmonic) レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein, 1918-1990) |
「ライオネルがレコードで流す曲」でもこの曲が使われていました。
『ムーンライズ・キングダム』のサントラ
『ムーンライズ・キングダム』はアレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)が音楽を担当しました。
アレクサンドル・デスプラは、フランス・パリ出身の作曲家です。『ファンタスティック Mr.FOX』以降、最新作までウェス・アンダーソンとタッグを組んでいます。
『ムーンライズ・キングダム』キャスト・スタッフ
監督 | ウェス・アンダーソン(Wes Anderson) |
脚本 | ウェス・アンダーソン(Wes Anderson) |
ロマン・コッポラ(Roman Coppola) | |
製作 | ウェス・アンダーソン(Wes Anderson) |
ジェレミー・ドーソン(Jeremy Dawson) | |
スティーヴン・M・レイルズ(Steven Rales) | |
スコット・ルーディン(Scott Rudin) | |
音楽 | アレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat) |
配給 | ファントム・フィルム |
公開 | 2012年5月25日 |
2013年2月8日 | |
上映時間 | 94分 |
サム・シャカスキー:ジャレッド・ギルマン(Jared Gilman)
スージー・ビショップ:カーラ・ヘイワード(Kara Hayward)
シャープ警部:ブルース・ウィリス(Bruce Willis)
ウォード隊長:エドワード・ノートン(Edward Norton)
ウォルト・ビショップ:ビル・マーレイ(Bill Murray)
ローラ・ビショップ:フランシス・マクドーマンド(Frances McDormand)
福祉局員:ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)
いとこのベン:ジェイソン・シュワルツマン(Jason Schwartzman)
ピアース司令官:ハーヴェイ・カイテル(Harvey Keitel)
ナレーター:ボブ・バラバン(Bob Balaban)
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