2024年にアメリカとイギリス合作で制作された『教皇選挙』(原題:Conclave)は、ローマ教皇の死去に伴い、新たな教皇を選出するための教皇選挙(コンクラーヴェ)の舞台裏を描いたミステリー映画です。
第97回アカデミー賞では作品賞を含む8部門にノミネートされ、脚色賞を受賞しました。
『教皇選挙』の挿入曲
コンクラーベ1日目、ローレンス枢機卿が説教の前に法衣を着用するシーン
ミゼレーレ
| 作曲者 | グレゴリオ・アレグリ(Gregorio Allegri, 1582-1652) イタリアの作曲家/司祭/歌手。 |
| 作曲年 | 1630年代 |
| Artist | システィーナ礼拝堂聖歌隊(Capella Musicale Pontificia Sistina) 15世紀後半にシクストゥス4世(第212代ローマ教皇)によって設立された教皇の専属聖歌隊。 |
| マッシモ・パロムベッラ(Massimo Palombella) イタリアの司祭/合唱団長、1967年トリノ生まれ。 2010年からシスティーナ礼拝堂聖歌隊のディレクターを務め、2019年に辞任。 2024年末、聖歌隊の海外ツアーに関連するマネーロンダリング・詐欺・横領の罪で、3年2ヶ月の懲役、9000ユーロの罰金、公職の禁止を宣告された。 |
『Miserere』は、旧約聖書詩篇第51篇をもとに作られた合唱曲です。
終盤、新教皇が選出された後にローレンスがレイモンド神父に投票用紙の回収を頼むシーンでもこの曲が流れていました。
『教皇選挙』のサントラ
『教皇選挙』はフォルカー・ベルテルマン(Volker Bertelmann)が音楽を担当しました。フォルカー・バーテルマンは、デュッセルドルフ出身の作曲家/ピアニストです。ハウシュカ(Hauschka)の名でソロプロジェクトを主催しています。
『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』でアカデミー作曲賞に初ノミネート、『西部戦線異状なし』で初受賞をはたしました。
『教皇選挙』キャスト・スタッフ
| 監督 | エドワード・ベルガー(Edward Berger) |
| 脚本 | ピーター・ストローハン(Peter Straughan) |
| 原作 | ロバート・ハリス(Robert Harris) |
| 製作 | テッサ・ロス(Tessa Ross) |
| ジュリエット・ハウエル(Juliette Howell) | |
| マイケル・A・ジャックマン(Michael Jackman) | |
| アリス・ドーソン(Alice Dawson) | |
| ロバート・ハリス(Robert Harris) | |
| 音楽 | フォルカー・ベルテルマン(Volker Bertelmann) |
| 配給 | キノフィルムズ |
| 公開 | 2024年10月25日 |
| 2025年3月20日 | |
| 上映時間 | 120分 |
トマス・ローレンス枢機卿:レイフ・ファインズ(Ralph Fiennes)
アルド・ベリーニ枢機卿:スタンリー・トゥッチ(Stanley Tucci)
トランブレ枢機卿:ジョン・リスゴー(John Lithgow)
テデスコ枢機卿:セルジオ・カステリット(Sergio Castellitto)
アデイエミ枢機卿:ルシアン・ムサマティ(Lucian Msamati)
ベニテス枢機卿:カルロス・ディエス(Carlos Diehz)
サバディン枢機卿:メラーブ・ニニッゼ(Merab Ninidze)
モンシニョール・レイモンド・オマリー:ブライアン・F・オバーン(Brían F. O’Byrne)
シスター・アグネス:イザベラ・ロッセリーニ(Isabella Rossellini)
ウォズニアック大司教:ジャセック・コーマン(Jacek Koman)
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