1976年アメリカで製作された映画『大統領の陰謀』(原題:All the President’s Men)は、1972年アメリカで起きた政治スキャンダル、ウォーターゲート事件の調査に当たったワシントン・ポストのジャーナリストか書いた手記をもとにした政治ドラマです。
原作『大統領の陰謀 ニクソンを追いつめた300日』は1974年に出版されました。
第49回アカデミー賞では、作品賞を含む8部門にノミネートされ、ワシントン・ポスト紙の編集主幹ベン・ブラッドリーを演じたジェイソン・ロバーズが助演男優賞を受賞しました。
『大統領の陰謀』の挿入曲
『大統領の陰謀』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
二人の記者が議会図書館で一年分のカードをチェックしていくシーン
All The President’s Men
作曲:David Shire
『All The President’s Men』は『大統領の陰謀』のテーマ曲です。映画の音楽を担当したデヴィッド・シャイアが作りました。
バーンスタインの家のレコードプレーヤーから流れる曲
Concerto for Two Trumpets in C major, RV537: I. Allegro
作曲:Antonio Vivaldi
バロック音楽を代表する作曲家、アントニオ・ヴィヴァルディの『2つのトランペットのための協奏曲 ハ長調 RV 537』の第1楽章です。
会話を盗聴されないよう、曲を大音量でかけながら二人はタイプライターを打ち対話をします。
ニクソン大統領就任式で宣誓後に礼砲と共に演奏される曲
Hail To The Chief(Traditional)
『Hail To The Chief』は、アメリカ合衆国大統領の讃歌です。多くの公的な行事で大統領の登場にあわせ、4回のファンファーレの後に演奏されます。
編集局に設置されているテレビでこの様子が流れています。しかし二人は中継には目もくれずタイプライターを打ち続けます。
『大統領の陰謀』のサントラ
『大統領の陰謀』はデヴィッド・シャイア(David Shire)が音楽を担当しました。デヴィッド・シャイアは、米・ニューヨーク州出身の作曲家です。
『カンバセーション…盗聴…』(1974)や『サタデー・ナイト・フィーバー』(1977)『ゾディアック』(2007)などの映画音楽を手掛けたことで知られています。
『大統領の陰謀』キャスト・スタッフ
監督 | アラン・J・パクラ(Alan J. Pakula) |
脚本 | ウィリアム・ゴールドマン(William Goldman) |
原作 | カール・バーンスタイン(Carl Bernstein) |
ボブ・ウッドワード(Bob Woodward) | |
製作 | ウォルター・コブレンツ(Walter Coblenz) |
音楽 | デヴィッド・シャイア(David Shire) |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 1976年4月7日 |
1976年8月7日 | |
上映時間 | 138分 |
カール・バーンスタイン:ダスティン・ホフマン(Dustin Hoffman)
ボブ・ウッドワード:ロバート・レッドフォード(Robert Redford)
ハリー・M・ローゼンフェルド:ジャック・ウォーデン(Jack Warden)
ハワード・シモンズ:マーティン・バルサム(Martin Balsam)
ディープ・スロート:ハル・ホルブルック(Hal Holbrook)
ベン・ブラッドリー:ジェイソン・ロバーズ(Jason Robards)
ジュディ・ホバック:ジェーン・アレクサンダー(Jane Alexander)
デボラ・マリー・スローン:メレディス・バクスター(Meredith Baxter)
ダーディス:ネッド・ビーティ(Ned Beatty)
ヒュー・スローン:スティーヴン・コリンズ(Stephen Collins)
ポール・リーパー:F・マーリー・エイブラハム(F. Murray Abraham)
ケイ・エディ:リンゼイ・アン・クローズ(Lindsay Crouse)
ヒュー・スローンの弁護士:ジェームズ・カレン(James Karen)
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