1976年アメリカで製作された映画『大統領の陰謀』(原題:All the President’s Men)は、1972年アメリカで起きた政治スキャンダル、ウォーターゲート事件の調査に当たったワシントン・ポストのジャーナリストか書いた手記をもとにした政治ドラマです。
原作『大統領の陰謀 ニクソンを追いつめた300日』は1974年に出版されました。
第49回アカデミー賞では、作品賞を含む8部門にノミネートされ、ワシントン・ポスト紙の編集主幹ベン・ブラッドリーを演じたジェイソン・ロバーズが助演男優賞を受賞しました。
『大統領の陰謀』の挿入曲
『大統領の陰謀』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
バーンスタインがウッドワードの家で会話を盗聴されないように大音量で音楽を流す(レコードプレイヤーから流れる曲)
2つのトランペットのための協奏曲 ハ長調 RV 537 – 第1楽章
作曲者 | アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741) バロック音楽を代表するイタリアの作曲家。 |
作曲年 | 1720年代 |
『2つのトランペットのための協奏曲 ハ長調 RV 537』は、トリノ国立大学図書館で発見され、1950年に初出版されました。
ニクソン大統領の就任式が編集局のテレビで流れる(大統領の宣誓後に礼砲と共に演奏される曲)
邦題『大統領万歳』
『Hail To The Chief』は、アメリカ合衆国大統領の讃歌です。
多くの公的な行事で大統領の登場にあわせ “4回のファンファーレ” の後に演奏されます。
『大統領の陰謀』のサントラ
『大統領の陰謀』はデヴィッド・シャイア(David Shire)が音楽を担当しました。デヴィッド・シャイアは、米・ニューヨーク州出身の作曲家です。
『カンバセーション…盗聴…』(1974)や『サタデー・ナイト・フィーバー』(1977)『ゾディアック』(2007)などの映画音楽を手掛けたことで知られています。

『大統領の陰謀』キャスト・スタッフ
監督 | アラン・J・パクラ(Alan J. Pakula) |
脚本 | ウィリアム・ゴールドマン(William Goldman) |
原作 | カール・バーンスタイン(Carl Bernstein) |
ボブ・ウッドワード(Bob Woodward) | |
製作 | ウォルター・コブレンツ(Walter Coblenz) |
音楽 | デヴィッド・シャイア(David Shire) |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 1976年4月7日 |
1976年8月7日 | |
上映時間 | 138分 |
カール・バーンスタイン:ダスティン・ホフマン(Dustin Hoffman)
ボブ・ウッドワード:ロバート・レッドフォード(Robert Redford)
ハリー・M・ローゼンフェルド:ジャック・ウォーデン(Jack Warden)
ハワード・シモンズ:マーティン・バルサム(Martin Balsam)
ディープ・スロート:ハル・ホルブルック(Hal Holbrook)
ベン・ブラッドリー:ジェイソン・ロバーズ(Jason Robards)
ジュディ・ホバック:ジェーン・アレクサンダー(Jane Alexander)
デボラ・マリー・スローン:メレディス・バクスター(Meredith Baxter)
ダーディス:ネッド・ビーティ(Ned Beatty)
ヒュー・スローン:スティーヴン・コリンズ(Stephen Collins)
ポール・リーパー:F・マーリー・エイブラハム(F. Murray Abraham)
ケイ・エディ:リンゼイ・アン・クローズ(Lindsay Crouse)
ヒュー・スローンの弁護士:ジェームズ・カレン(James Karen)
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