『バック・イン・アクション』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
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『バック・イン・アクション』の挿入曲とサントラ

2025年にアメリカで制作された映画『バック・イン・アクション』(原題:Back in Action)は、元CIAの敏腕エージェントの夫婦が15年ぶりにスパイの世界に戻らざるを得なくなるアクションコメディです。

2018年に俳優業引退を宣言していたキャメロン・ディアスが11年ぶりに復帰し話題となりました。

『バック・イン・アクション』の挿入曲

『バック・イン・アクション』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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オープニング(15年前、エミリーとマットが乗る車で流れる曲)

Doo Wop (That Thing)
Artistローリン・ヒル(Lauryn Hill)
アメリカのR&B歌手/ラッパー/女優。
1988年にヒップホップグループ「フージーズ」(The Fugees) を結成。1993年の映画『天使にラブ・ソングを2』では聖フランシスコ高校の生徒リタを演じ注目を集めた。
リリース1998年
作曲者ローリン・ヒル

15年前 – エミリーとマットが2階の書斎の金庫からICSキーを取り出し逃走する

L-O-V-E
ラヴ
Artistナット・キング・コール(Nat King Cole, 1919-1965)
“キング” の愛称で呼ばれ一世を風靡したアメリカのジャズピアニスト/歌手。
1930年代後半にジャズピアニストとしてキャリアをスタートさせ、ピアノ・ギター・ベースからなる「ナット・キング・コール・トリオ」を結成しトリオバンドの先駆けとなり活躍。歌手としても艶と暖かみのあるスモーキーな声が絶賛され数多くのヒット曲を世に送り出した。
リリース1964年
作曲者ベルト・ケンプフェルト(Bert Kaempfert, 1923-1980)
ドイツの音楽プロデューサー/オーケストラリーダー/マルチ楽器奏者/アレンジャー/作曲家。
イージーリスニングやジャズの分野で活躍し、ハンブルクでのビートルズのプロモーションを行った音楽プロデューサーとしても知られる。
ミルト・ゲイブラー(Milton Gabler, 1911-2001)
アメリカの音楽プロデューサー/作詞家。レコードの再発行や通信販売など、20世紀のレコード業界において多くの革新をもたらした人物として知られる。

『L-O-V-E』は、アクロスティックという言葉遊び(詩の各行の先頭をつなげると「LOVE」となる)を使って作られたラブソングです。
この曲は、1965年に肺癌のため45歳で亡くなったナット・キング・コールの遺作です。
入院する直前に、英語、日本語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、フランス語の6カ国語でレコーディングされ、亡くなる数日前にリリースされました。

15年前 – 機内でエミリーとマットが乗務員になりすましたテロリストと戦う

Ain’t That a Kick in the Head
エイント・ザット・ア・キック・イン・ザ・ヘッド
Artistディーン・マーティン(Dean Martin, 1917-1995)
アメリカの歌手/俳優/コメディアン/テレビ司会者。
1946年にコメディアンのジェリー・ルイスと「底抜けコンビ」(Martin and Lewis)を結成、コンビ解消後はフランク・シナトラらと組んだエンターテイナー集団「ラット・パック」のメンバーとしてテレビ・映画で活躍し人気を博した。
リリース1960年
作曲者サミー・カーン(Sammy Cahn, 1913-1993)
ニューヨーク出身のアメリカの作詞家。
映画『愛の泉』(1954)、『抱擁』(1957)、『波も涙も暖かい』(1959)、『パパは王様』(1963) の曲を書き、アカデミー作曲賞を4度受賞した。
ジミー・ヴァン・ヒューゼン(Jimmy Van Heusen, 1913-1990)
ニューヨーク生まれのアメリカの作曲家。
ティン・パン・アレーのピアニストとして働き、映画・テレビ・演劇の数々の名曲を残した。映画『我が道を往く』(1944)、『抱擁』(1957)、『波も涙も暖かい』(1959)、『パパは王様』(1963) のスコアを手掛け、アカデミー作曲賞を4度受賞。

『Ain’t That a Kick in the Head』は、1960年のケイパー映画『オーシャンと十一人の仲間』のオリジナル・サウンドトラックです。サム・ハーモン役で出演していたディーン・マーティンが劇中で歌っています。

現在 – 二人が娘アリスを連れて帰る為にクラブを訪れる(クラブで流れる曲)

Crazy
ArtistDoechii(ドーチ)
アメリカのラッパー/歌手/ソングライター、1998年生まれ。
リリース2022年
作曲者ドーチ
カロン・ベリー(Kalon Berry)
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クラブで二人が客の男達と乱闘騒ぎをおこす(クラブで流れる曲)

Crazy
Artistマックス・ミル(Max Mill)
リリース2024年
作曲者CARMELO CIANFLONE, PATRICK DITZEL, COLTON FISHER, DANIELLE MENDEZ, JASON

自宅の寝室でマットとエミリーがスパーリングをする

LOVE T.K.O.
Artistテディ・ペンダーグラス(Teddy Pendergrass, 1950-2010)
アメリカのR&B歌手。
リリース1980年
作曲者エディ・ ギップ・ノーベル(Eddie “Gip” Nobel)
アメリカのピアニスト/キーボード奏者/プロデューサー/作曲家/ソングライター。
ウォマック&ウォマック(Womack & Womack)
アメリカのソウル歌手サム・クックの娘リンダ・ウォマック(Linda Womack)と夫のセシル・ウォマック(Cecil Womack, 1947-2013)の二人によるソングライターデュオ。
Original ver.1980年:デビッド・オリバー(David Oliver, 1942-1982)
アメリカのR&B/ソウルシンガー。

タイトルの “TKO” は、ボクシングなどの格闘技で何らかの理由で安全に試合を継続できないと判断され、レフェリーやドクターが試合を止めた場合やセコンドが棄権の意思表示をした場合に宣言されるテクニカルノックアウト(Technical knockout)の略称です。

一家がヒースロー空港から祖母の家に車で向かう(車で流れ夫婦が歌う)

Push It
プッシュ・イット
Artistソルト・ン・ペパ(Salt-N-Pepa)
1985年にニューヨークで結成されたアメリカのヒップホップグループ。
リリース1987年
作曲者ハービー・ラブバグ・アゾール(Hurby ‘Luv Bug’ Azor)
ハイチのミュージシャン/ヒップホップ音楽プロデューサー、1965年生まれ。
レイ・デイヴィス(Ray Davies)
イギリスのシンガーソングライター/ミュージシャン、1944年ロンドン生まれ。ロックバンド「キンクス」(The Kinks) のフロントマンとして知られる。

『Push It』は、イギリスのロックバンド、キンクス(The Kinks)の『You Really Got Me』(1964) から歌詞を一部引用して作られています。


この後「エンドクレジット 1曲目」でもこの曲が使われています。

途中立ち寄ったガソリンスタンドで敵と戦う両親の姿を子供達が目撃する

At Last
アット・ラスト
Artist
cover ver.
エタ・ジェイムズ(Etta James, 1938-2012)
アメリカのブルース/R&Bシンガー。
リリース1960年
作曲者ハリー・ウォーレン(Harry Warren, 1893-1981)
ニューヨーク出身のイタリア系アメリカ人作曲家。
60年にわたるキャリアの中で800曲以上の曲を書き、それらは300本以上の映画で使われた。『ブロードウェイの子守歌』『You’ll Never Know』『On the Atchison, Topeka and the Santa Fe』でアカデミー歌曲賞を3度受賞。
マック・ゴードン(Mack Gordon, 1904-1959)
アメリカの作詞家。
映画『ハロー、フリスコ、ハロー』(1943) の『You’ll Never Know』を書いた事でアカデミー歌曲賞を受賞した。
Original ver.1941年:グレン・ミラー・オーケストラ(Glenn Miller and His Orchestra)

『At Last』は、1941年のミュージカル映画『銀嶺セレナーデ』(邦題:Sun Valley Serenade)のために作られた曲です。

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二人が子供達を救う為にテート・モダンのイベント会場を訪れる(会場で流れる曲)

Make Me Feel
Artistジョン・サミット(John Summit)
シカゴ出身のアメリカのDJ/音楽プロデューサー。
リリース2021年
作曲者ジョン・サミット(John Summit)

テート・モダンでマットとエミリーがチャックの護衛達と戦う

Papa’s Got A Brand New Bag
邦題『パパのニュー・バッグ』
Artistジェームス・ブラウン(James Brown, 1933-2006)
アメリカのソウル歌手/作曲家/編曲家/音楽プロデューサー/レーベルオーナー/社会事業家。
リリース1965年
作曲者ジェームス・ブラウン

エンドクレジット 1曲目

Push It
プッシュ・イット
Artistソルト・ン・ペパ(Salt-N-Pepa)
1985年にニューヨークで結成されたアメリカのヒップホップグループ。
リリース1987年
作曲者ハービー・ラブバグ・アゾール(Hurby ‘Luv Bug’ Azor)
レイ・デイヴィス(Ray Davies)

一家がヒースロー空港から祖母の家に車で向かう(車で流れ夫婦が歌う)」でもこの曲が使われていました。

『バック・イン・アクション』のサントラ

『バック・イン・アクション』はクリストファー・レナーツ(Christopher Lennertz)が音楽を担当しました。

クリストファー・レナーツは、アメリカ・ペンシルバニア生まれの作曲家です。ビデオゲーム『メダル・オブ・オナー』の音楽を手がけたことで知られています。

『バック・イン・アクション』キャスト・スタッフ

監督セス・ゴードン(Seth Gordon)
脚本セス・ゴードン(Seth Gordon)
ブレンダン・オブライエン(Brendan O’Brien)
製作セス・ゴードン(Seth Gordon)
ボー・バウマン(Beau Bauman)
ピーター・チャーニン(Peter Chernin)
ジェンノ・トッピング(Jenno Topping)
音楽クリストファー・レナーツ(Christopher Lennertz)
配給Netflix
公開2025年1月17日
上映時間114分

エミリー:キャメロン・ディアス(Cameron Diaz)
マット:ジェイミー・フォックス(Jamie Foxx)
ジニー:グレン・クローズ(Glenn Close)
チャック:カイル・チャンドラー(Kyle Chandler)
バロン:アンドリュー・スコット(Andrew Scott)
ナイジェル:ジェイミー・デメトリウ(Jamie Demetriou)

『バック・イン・アクション』の挿入曲とサントラ
映画『バック・イン・アクション』は、元CIAの敏腕エージェントの夫婦が15年ぶりにスパイの世界に戻るアクション映画です。2018年に俳優業引退を宣言したキャメロン・ディアスが11年ぶりに復帰しました。オープニング/エンディング曲など挿入曲とサントラを紹介します。
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トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル3』、シリーズ3作目はJ・J・エイブラムスが監督を務めました。カニエ・ウェスト(Ye)プロデュースのエンディング曲やラジカセから流れる曲など挿入曲をあらすじに沿って流れた順番に紹介します。
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