『ノッティングヒルの恋人』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
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ヒュー・グラント(Hugh Grant)

『ノッティングヒルの恋人』の挿入曲とサントラ

1999年に制作された映画『ノッティングヒルの恋人』(原題:Notting Hill)は、イギリス・ロンドンのノッティング・ヒルを舞台とした恋愛映画です。

ロジャー・ミッシェルが監督をつとめ、ジュリア・ロバーツ、ヒュー・グラントが主演をつとめました。

『ノッティングヒルの恋人』の挿入曲

『ノッティングヒルの恋人』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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オープニング

She
シー
Artistシャルル・アズナヴール(Charles Aznavour, 2009-2018)
フランスのシンガーソングライター/俳優。
9歳から芸能活動を開始し、22歳でエディット・ピアフのアメリカツアーに同伴し名を知られるようになる。1000曲以上の曲を書き、60本以上の映画に出演。言語に堪能で5つの言語でシャンソンを歌い世界で最も知られるシャンソン歌手の1人となった。
リリース1974年
作曲者シャルル・アズナヴール(Charles Aznavour, 2009-2018)
ヘルベルト・クレッツマー(Herbert Kretzmer, 1925-2020)
イギリスのジャーナリスト/作詞家。
フランスのミュージカル『レ・ミゼラブル』の英語版を書いたことで知られる。

『She』は、映画『ノッティングヒルの恋人』の主題歌です。

もともとは、1974年にイギリスで放送された連続ドラマ『Seven Faces of Woman』(邦訳:女の七つの顔)の主題歌として作られた曲です。フランスのシンガーソングライター、シャルル・アズナヴールが歌うオリジナル版は、イギリスでシングルチャート4週連続1位を記録し大ヒットしました。

映画『ノッティングヒルの恋人』では、オープニングとエンディングの2箇所でこの曲が使われています。
オープニングはアズナヴールのオリジナル版、エンディングはエルヴィス・コステロ(Elvis Costello)のカバー版が使われましたが、アメリカではオープニングが差し替えられ両方のシーンがコステロのカバー版となりました。
(※2024年8月現在日本で配信されている動画のオープニングでは、吹き替え版はアズナヴールによるオリジナル版、字幕版はエルヴィス・コステロ(Elvis Costello)によるカバーバージョンが使われていました。)

ウィリアムがアナの服をオレンジジュースで汚してしまい自宅に連れて行くシーン(街で流れる曲)

I Do (Cherish You)
アイ・ドゥ(チェリッシュ・ユー)
Artistナインティーエイト・ディグリーズ(98 Degrees)
オハイオ州出身のメンバーによってロサンゼルスで結成されたボーイ・バンド。
リリース1998年
作曲者キース・スティガル(Keith Stegall)
アメリカのカントリーミュージックのシンガーソングライター/音楽プロデューサー、1955年生まれ。
ダン・ヒル(Dan Hill)
カナダのポップシンガー/ソングライター、1954年生まれ。
Original ver.1998年:マーク・ウィリス(Mark Wills)
アメリカのカントリーミュージック・シンガーソングライター、1973年生まれ。

ウエットスーツを着たスパイクとウィリアムがキッチンで話をするシーン

In Our Lifetime
イン・アワ・ライフタイム
Artistテキサス(Texas)
1986年にグラスゴーで結成されたスコットランドのロックバンド。
リリース1999年
作曲者ジョニー・マケルホーン(Johnny McElhone)
スコットランドのギタリスト/ソングライター、1963年生まれ。
シャーリーン・スピテリ(Sharleen Spiteri)
スコットランドのシンガーソングライター/ギタリスト、1967年生まれ。
ロックバンド「テキサス」のリードボーカリスト。

ウィリアムの妹(ハニー)の誕生日パーティでの食事のシーン

When You Say Nothing at All
邦題『愛は沈黙の中で』
Artist
cover ver.
ローナン・キーティング(Ronan Keating)
アイルランドの歌手/ソングライター/俳優/テレビ・ラジオの司会者、1977年ダブリン生まれ。
90年代に、イギリスを中心に人気を博した男性ポップグループ「ボーイゾーン」(Boyzone) のメンバーとして活躍した。
リリース1999年
作曲者ポール・オーヴァーストリート(Paul Overstreet)
アメリカのカントリーミュージック・シンガーソングライター、1955年生まれ。
ドン・シュリッツ(Don Schlitz)
アメリカのソングライター、1952年生まれ。
Original ver.1987年: キース・ホイットリー(Keith Whitley, 1954-1989)
アメリカのカントリーミュージック・シンガーソングライター。

この後「アナとウィリアムがプライベートガーデンに忍び込むシーン」でもこの曲が使われています。

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バーニーがハニーに誕生日プレゼントを渡すときに歌う曲

Happy Birthday to You
ハッピーバースデートゥーユー
作曲者マイルドレッド・J・ヒル(Mildred J. Hill, 1859-1916)
アメリカのソングライター/音楽学者。
パティ・J・ヒル(Patty S. Hill, 1868-1946)
アメリカの保育園/幼稚園教諭。アメリカの非営利団体「全米幼児教育協会」の創設者。
出版年1917年

『Happy Birthday to You』は、アメリカ人のヒル姉妹が作詞作曲した誕生日をお祝いする曲です。

この曲は、世界で最も歌われている英語の曲としてギネス世界記録に認定されています。
日本では、作詞家の丘灯至夫が書いた日本語詩『お誕生日のうた』が、1950年代から童謡集に収録されています。

アナとウィリアムがプライベートガーデンに忍び込むシーン

二人が一緒に映画を見て、レストランで会話をするシーンまで流れています。

When You Say Nothing at All
邦題『愛は沈黙の中で』
Artist
cover ver.
ローナン・キーティング(Ronan Keating)
リリース1999年
作曲者ポール・オーヴァーストリート(Paul Overstreet)
ドン・シュリッツ(Don Schlitz)
Original ver.1987年: キース・ホイットリー(Keith Whitley, 1954-1989)

ウィリアムの妹(ハニー)の誕生日パーティでの食事のシーン」でもこの曲が使われていました。

ウィリアムがアナの恋人と鉢合わせをし従業員のフリをして部屋を出て家に戻るシーン

ウィリアムが一人で映画を見に行くまで流れています。

How Can You Mend a Broken Heart
邦題『傷心の日々』
Artist
cover ver.
アル・グリーン(Al Green)
アメリカのソウル・シンガー/ソングライター/牧師/音楽プロデューサー、1946年生まれ。
「メンフィスの貴公子」と呼ばれ、60年代~70年代に一世を風靡した。
リリース1972年
作曲者ビージーズ
バリー・ギブ(Barry Gibb)
ロビン・ギブ(Robin Gibb, 1949-2012)
Original ver.1971年:ビージーズ(Bee Gees)
ギブ三兄弟を中心に結成された男性ボーカルグループ。1963年にオーストラリアでデビューし、半世紀にわたる息の長い活動を続け数々の名曲を残す。

マスコミが押しかけてきてアナが家を出て行き、ウィリアムが一人街を歩くシーン

Ain’t No Sunshine
邦題『消えゆく太陽』
Artistビル・ウィザース(Bill Withers, 1938-2020)
アメリカ・ウェストバージニア州出身のソウル/R&Bシンガー、シンガーソングライター。
代表曲『消えゆく太陽』『リーン・オン・ミー』
リリース1971年
作曲者ビル・ウィザース(Bill Withers, 1938-2020)
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レストランでトニーがピアノを演奏しバーニーが歌う曲

トニーのレストランが閉店することになり、ウィリアムと友人達がレストランに集まり食事を共にするシーン。

Blue Moon
ブルー・ムーン
作曲者ロジャース&ハマースタイン(Rodgers & Hammerstein)
リチャード・ロジャース(Richard Rodgers, 1902-1979)とオスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II, 1895-1960)によるソングライターコンビ。
1940年代から1950年代のミュージカル黄金時代に人気ミュージカルを多数製作し、ブロードウェイミュージカルの基盤を作り上げたと言われている。
代表作『オクラホマ!』『王様と私』『サウンド・オブ・ミュージック』
Original ver.1934年:Glen Gray and The Casa Loma Orchestra
グレン・グレイ(Glen Gray, 1900-1963)
アメリカのジャズサックス奏者。

『Blue Moon』は、1934年のアメリカ・ミュージカル映画『ハリウッド・パーティー』で使われた曲です。

ウィリアムと友人達がマックスの車でアナが泊まるホテルに向かうシーン

Gimme Some Lovin’
邦題『愛しておくれ』
Artistスペンサー・デイヴィス・グループ(The Spencer Davis Group)
1963年にバーミンガムで結成されたイギリスのバンド。
リリース1966年
作曲者スペンサー・デイヴィス・グループ
スペンサー・デイヴィス(Spencer Davis, 1939-2020)
スティーヴ・ウィンウッド(Steve Winwood)
マフ・ウィンウッド(Muff Winwood)

スティーヴ・ウィンウッド(Steve Winwood)の曲が使われている映画一覧はコチラ

エンディング

She
シー
Artist
cover ver.
エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)
イギリスのミュージシャン/作曲家/プロデューサー、1954年リヴァプール生まれ。
リリース1999年
作曲者ヘルベルト・クレッツマー(Herbert Kretzmer, 1925-2020)
イギリスのジャーナリスト/作詞家。
フランスのミュージカル『レ・ミゼラブル』の英語版を書いたことで知られる。
シャルル・アズナヴール(Charles Aznavour, 2009-2018)
フランスのシンガーソングライター/俳優。
9歳から芸能活動を開始し、22歳でエディット・ピアフのアメリカツアーに同伴し名を知られるようになる。1000曲以上の曲を書き、60本以上の映画に出演。言語に堪能で5つの言語でシャンソンを歌い世界で最も知られるシャンソン歌手の1人となった。
Original ver.1974年:シャルル・アズナヴール(Charles Aznavour, 2009-2018)
フランスのシンガーソングライター/俳優。

エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)の曲が使われている映画一覧はコチラ

オープニング」では、シャルル・アズナヴール(Charles Aznavour)によるオリジナル版が使われていました。

エンドクレジット 1曲目

You’ve Got a Way
ユーヴ・ガット・ア・ウェイ
Artistシャナイア・トゥエイン(Shania Twain)
カナダ出身のカントリー歌手/女優、1965年生まれ。
リリース1997年
作曲者シャナイア・トゥエイン(Shania Twain)
ロバート・ジョン・”マット”・ラング(Robert John “Mutt” Lange)
南アフリカ出身の音楽プロデューサー、1948年生まれ。
シャナイア・トゥエイン(Shania Twain)の元夫。
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エンドクレジット 2曲目

No Matter What
Artistボーイゾーン(Boyzone)
1993年に結成されたアイルランドのボーイ・バンド。
リリース1998年
作曲者アンドルー・ロイド・ウェバー(Andrew Lloyd Webber)
イギリスの作曲家、1948年生まれ。
『ジーザス・クライスト・スーパースター』『エビータ』『キャッツ』『オペラ座の怪人』『サンセット大通り』などの作曲を手掛け、イギリスを代表するミュージカル作曲家として知られる。

1996年のアメリカ映画『エビータ』の曲を書きアカデミー歌曲賞を受賞した。
ジム・スタインマン(Jim Steinman, 1947-2021)
アメリカの作詞家/作曲家/歌手/ミュージシャン/プロデューサー。
ディーン・ピッチフォード(Dean Pitchford)
アメリカのソングライター/脚本家/監督/俳優/小説家、1951年ホノルル生まれ。

『No Matter What』は、1996年のミュージカル『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』のミュージカルナンバーです。

『ノッティングヒルの恋人』のサントラ

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『ノッティングヒルの恋人』はトレヴァー・ジョーンズ(Trevor Jones)が音楽を担当しました。

トレヴァー・ジョーンズは、南アフリカ出身の音楽プロデューサーです。『ラビリンス/魔王の迷宮』や『ラスト・オブ・モヒカン』の映画音楽を手がけたことで知られています。

『ノッティングヒルの恋人』キャスト・スタッフ

監督ロジャー・ミッシェル(Roger Michell)
脚本リチャード・カーティス(Richard Curtis)
製作ダンカン・ケンワーシー(Duncan Kenworthy)
音楽トレヴァー・ジョーンズ(Trevor Jones)
配給 松竹 / ギャガ
公開 1999年5月21日
1999年9月4日
上映時間123分

アナ・スコット:ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)
ウィリアム・タッカー:ヒュー・グラント(Hugh Grant)
スパイク:リス・エヴァンス(Rhys Ifans)
ベラ:ジーナ・マッキー(Gina McKee)
マックス:ティム・マッキナリー(Tim McInnerny)
ハニー:エマ・チャンバース(Emma Chambers)
バーニー:ヒュー・ボネヴィル(Hugh Bonneville)
マーティン:ジェームズ・ドレイファス(James Dreyfus)

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『赤と白とロイヤルブルー』の挿入曲とサントラ
映画『赤と白とロイヤルブルー』はアメリカ大統領の息子とイギリス王室の王子が恋に落ちる様子を描いた恋愛映画です。ピアノで弾く曲や車から流れる曲など、挿入曲とサントラをあらすじに沿って紹介します。
『マディソン郡の橋』の挿入曲とサントラ
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『ビフォア・サンセット』の挿入曲とサントラ
映画『ビフォア・サンセット』は『ビフォア・サンライズ 恋人たちの距離』の続編です。前作から9年後がの二人がパリで再開する様子が描かれています。オープニング曲やエンディング曲など、挿入曲をあらすじに沿って紹介しています。
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ギャスパー・ウリエル主演『SAINT LAURENT/サンローラン』(2014)は、フランスのファッションデザイナー、イヴ・サン=ローランの伝記映画です。コレクションの曲やダンスの音楽など、使われた曲を流れた順に紹介します。
『ジェントルメン』の挿入曲とサントラ
マシュー・マコノヒー主演、ガイ・リッチー監督・脚本の映画『ジェントルメン』は、ロンドンの裏社会を舞台にした犯罪群像劇です。OP曲やThe Jamの『That’s Entertainment』など、使われた音楽を流れた順に紹介します。
『コードネーム U.N.C.L.E.』の挿入曲とサントラ
『コードネーム U.N.C.L.E.』は人気スパイ・アクションドラマ『0011ナポレオン・ソロ』をリメイクした作品です。ダニエル・ペンバートンによるサントラも話題となりました。レースシーンで流れた『ガラスの部屋』など、使われた音楽を流れた順番に紹介します。
『スウェプト・アウェイ』の挿入曲とサントラ
ガイ・リッチー監督、マドンナ主演の映画『スウェプト・アウェイ』、イタリアの女性監督リナ・ウェルトミューラーによる『流されて…』のリメイク作品です。Come On-A My Houseや鏡の中の鏡など、使われた音楽を流れた順番に紹介します。
『オーシャンズ8』の挿入曲・サントラ
人気犯罪映画『オーシャンズ』が新生キャストで帰ってきた!サンドラ・ブロックやケイト・ブランシェットなどの豪華キャストが勢揃い。Amy Winehouseの『Me & Mr Jones』など、『オーシャンズ8』の挿入曲を流れる順番で紹介します。
『オーシャンズ12』の挿入曲とサントラ
スティーヴン・ソダーバーグ監督の大ヒット犯罪コメディ映画第2弾『オーシャンズ12』(2004)は、前作のメンバーに加え、ブルース・ウィルスやキャサリン・ゼタ=ジョーンズなど豪華ゲストが登場します。映画で使われた曲を流れた順番に紹介します。
『オーシャンズ11』の挿入曲とサントラ
スティーヴン・ソダーバーグ監督『オーシャンズ11』は、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットら豪華キャストによるクライム・コメディ映画で、日本では2002年2月に公開されました。ドビュッシーの「月の光」など使われた曲を流れた順番に紹介します。

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