2019年にアメリカで制作された映画『ジョーカー』(原題:Joker)は、「バットマン」シリーズのヴィランとして知られるジョーカーの原点を描いたオリジナル映画です。
第76回ヴェネツィア国際映画祭では金獅子賞を受賞、第92回アカデミー賞では、作品賞を含む11部門にノミネートされ、主演男優賞と作曲賞を受賞しました。
- 2019年公開『ジョーカー』(現在のページ)
- 2024年公開
- 『ジョーカー』の挿入曲
- アーサーがピエロに扮して楽器店の宣伝をする(ピアニストが演奏する)
- アーサーが家に戻り玄関を開ける(家の中のテレビから流れる)
- アーサーが観覧席で立ち上がりマレーと話をする
- アーサーが職場でランドルから拳銃を受け取る(職場で流れる曲)
- バスルームでアーサーが母親の髪を洗う
- アーサーが拳銃を持ってダンスをする(テレビで流れる曲)
- アーサーが小児病棟でピエロに扮して歌う
- 地下鉄に乗り合わせた三人組ビジネスマンの一人がアーサーに近づきながら歌う
- アーサーがロッカーの荷物をまとめて職場を去る(職場で流れる曲)
- アーサーがクラブのステージでネタを披露し、ソフィと街を歩く
- 帰宅したアーサーが母とダンスをする(マレー・フランクリン・ショー!のエンディング曲)
- アーサーがボーイに変装して劇場に入り映画『モダンタイムズ』を観る
- アーサーが髪を緑に染めて顔を白く塗る
- ピエロのメイクを完成させたアーサーが家を出て踊りながら階段を降りて行く
- アーサーが “ジョーカー” と紹介されて「マレー・フランクリン・ショー」の舞台に登場する
- マレーが殺害された後、放送が中断されたチャンネルで流される曲
- パトカーで護送されるアーサーが街で起こる暴動を見る
- エンディング(カウンセリングを受けるアーサーが口ずさむ曲)
- エンドクレジット 1曲目
- 『ジョーカー』のサントラ
- 『ジョーカー』キャスト・スタッフ
『ジョーカー』の挿入曲
『ジョーカー』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
アーサーがピエロに扮して楽器店の宣伝をする(ピアニストが演奏する)
Artist cover ver. | クロード・ボリング(Claude Bolling, 1930-2020) フランスのジャズ・ピアニスト/作曲家/編曲家/俳優。 ニース音楽院で学び、その後パリでロイ・エルドリッジ、ケニー・クラークなどアメリカ人ジャズミュージシャンとの共演で名を知られるようになる。1970年代から映画音楽作曲家として活動を始め、ジャン=ポール・ベルモンドとアラン・ドロンの共演で話題となった犯罪映画『ボルサリーノ』を含む100本を手がける。 演奏家としてはジャズ・クロスオーバーを代表するピアニストとして知られ、フランスのフルート奏者ジャン=ピエール・ランパルとの共演は約35年間続き、その他ピンカス・ズーカーマン、ヨーヨー・マといった人気アーティストとのコラボで活躍した。 |
作曲者 | ヘンリー・ロッジ(Henry Lodge, 1884-1933) アメリカのピアノパフォーマー。 |
クロード・ボリング(Claude Bolling)はフランスのジャズピアニストですが、1972年の映画『The Day the Clown Cried』(邦訳:ピエロが泣いた日)にオーケストラの指揮者役で出演していました。
映画『The Day the Clown Cried』は、政治犯としてナチス強制収容所に投獄されたサーカスのピエロを主人公にした映画で諸事情により公式リリースはされていません。
監督・主演を務めたジェリー・ルイス(Jerry Lewis, 1926-2017)は、ディーン・マーティンとの「底抜けコンビ」でテレビ・映画で活躍し、マーティン・スコセッシ監督の『キング・オブ・コメディ』(1982) では主人公ルパート・パプキンが憧れる人気コメディアン、ジェリー・ラングフォードを演じたことでも知られています。
アーサーが家に戻り玄関を開ける(家の中のテレビから流れる)
(邦訳:王様がやってくる)
作曲者 | スティーブ・カルメン(Steve Karmen) アメリカの作曲家、1937年生まれ。 2,000以上の広告ジングルを書き、「ジングルの王(King of Jingles)」と呼ばれた。 (※ジングル:CMのためだけに作られた数秒間の短い楽曲) |
『Here Comes The King』は、チェコ発祥のアメリカビール「バドワイザー」のCM曲です。
アーサーが観覧席で立ち上がりマレーと話をする
リリース | 2018年:Soundtrack『マグダラのマリア』 |
作曲者 | ヒドゥル・グドナドッティル(Hildur Guðnadóttir) アイスランドのミュージシャン/作曲家/チェリスト、1982年生まれ。 映画『ジョーカー』の音楽を手掛け、アカデミー作曲賞を受賞した。 |
ヨハン・ヨハンソン(Jóhann Jóhannsson, 1969-2018) アイスランドの作曲家。 伝統的なオーケストレーションと現代的なエレクトロニック要素を融合させたスタイルで知られ、演劇・ダンス・テレビ・映画など幅広いメディアの音楽を作曲した。 代表作『博士と彼女のセオリー』『マグダラのマリア』 |
2018年のイギリス・アメリカ合作伝記映画『マグダラのマリア』(原題:Mary Magdalene)のオリジナル・サウンドトラックです。
映画『マグダラのマリア』では、ルーニー・マーラがマグダラのマリアを、ホアキン・フェニックスがイエス・キリストを演じました。二人の間には2020年に男児が誕生しています。
アーサーが職場でランドルから拳銃を受け取る(職場で流れる曲)
(邦訳:誰もが愚か者を演じる)
Artist | メイン・イングリーディエント(The Main Ingredient) 1964年にニューヨークのハーレムで結成されたアメリカのソウル/R&Bグループ。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | ラルフ・ベイリー(Ralph Bailey, 1937-1985) アメリカのR&Bシンガーソングライター。 ドゥーワップグループ「キャデラック」(The Cadillac) のメンバー。 |
ルディ・クラーク(Rudy Clark, 1935-2020) 1960年代から1970年代に活躍したニューヨーク出身のソングライター。 | |
ケン・ウィリアムズ(Ken Williams, 1939-2022) アメリカのソングライター/音楽プロデューサー/アレンジャー/歌手。 |
バスルームでアーサーが母親の髪を洗う
Artist cover ver. | ローレンス・ウェルク(Lawrence Welk, 1903-1992) アメリカのアコーディオン奏者/バンドリーダー。 ロシア帝国から移住したドイツ人夫婦を両親に持ち、ノースダコタ州のドイツ語圏コミュニティで育つ。1951年から1982年までアメリカで放送されていたテレビミュージカルバラエティ番組「ローレンス・ウェルク・ショー」の司会を務め年配の視聴者を中心に人気を博した。 21歳になるまで英語を話さず家の農場で働きながら通販アコーディオンで腕を磨き、その後アメリカのお茶の間のスターに上り詰めたその人生から、アメリカンドリームを体現した人物として知られる。 |
作曲者 | サミー・フェイン(Sammy Fain, 1902-1989) ニューヨーク出身のアメリカの作曲家。 代表作『右から2番目の星』『慕情』 |
ミッチェル・パリッシュ(Mitchell Parish, 1900-1993) ロシア帝国統治下のリトアニア出身のアメリカの作詞家。ティン・パン・アレーの作詞家として活躍した。 代表作『スターダスト』『ムーンライト・セレナーデ』 | |
Original ver. | 1939年:Wayne King and His Orchestra ウェイン・キング(Wayne King, 1901-1985) アメリカのミュージシャン/ソングライター/バンドリーダー。 スローダンス音楽で知られるようになり、その人気曲から「ワルツ王(The Waltz King)」と呼ばれた。 |
アーサーが拳銃を持ってダンスをする(テレビで流れる曲)
スラップ・ザット・ベース
Artist | フレッド・アステア(Fred Astaire, 1899-1987) ネブラスカ州オマハ出身のアメリカの俳優/ダンサー/歌手。 |
リリース | 1937年 |
作曲者 | ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin, 1898-1937) アメリカの作曲家/ピアニスト。 15歳からティン・パン・アレーで試演ピアニストとして働き、ブロードウェイで曲を書くようになり『スワニー』(1919) で成功を収める。その後、作詞家となった兄アイラと組んでレビューやミュージカル向けにポピュラー・ソングを送り出し、数多くのスタンダード・ナンバーを残す。 『ラプソディ・イン・ブルー』『パリのアメリカ人』などジャズとクラシックを融合させた作品で世界的に評価され、20世紀アメリカを代表する作曲家として知られる。 |
アイラ・ガーシュウィン(Ira Gershwin, 1896-1983) アメリカの作詞家。ジョージ・ガーシュウィンの兄。 1924年から弟ジョージとソングライティング・チームを組み、20世紀を代表する数多くの楽曲を残した。 |
『Slap That Bass』は、1937年のアメリカ・ミュージカル映画『踊らん哉』(原題:Shall We Dance)でアフリカ系アメリカ人映画俳優ダドリー・ディッカーソン(Dudley Dickerson)と主演のフレッド・アステア(Fred Astaire)の二人によって披露された曲です。
アーサーが小児病棟でピエロに扮して歌う
邦題『幸せなら手をたたこう』
『If You’re Happy And You Know It』は、童謡/フォークソング/ドリンキング・ソングなどに分類されるアメリカの伝統的な民謡です。
1960年代後半以降、「子供向けのレクリエーション活動」「障害児のためのドラマプロジェクトの本」「老人ホームのマニュアル」など様々な分野の書籍に掲載され出版されました。
地下鉄に乗り合わせた三人組ビジネスマンの一人がアーサーに近づきながら歌う
アーサーが3人から暴行を受けるシーン
邦題『悲しみのクラウン』
作曲者 | スティーヴン・ソンドハイム(Stephen Sondheim, 1930-2021) アメリカ・ニューヨーク出身の作曲家/作詞家。 ブロードウェイミュージカル『ウエスト・サイド物語』でバーンスタインと共に音楽を担当し、以降半世紀以上に亘りミュージカル界に貢献し数々の賞を受賞した。 |
Original ver. | 1973年:ミュージカル『A Little Night Music』 グリニス・ジョンズ(Glynis Johns, 1923-2024) デザリー・アームフェルトを演じたウェールズの女優。 |
『Send In The Clowns』は、1973年初演のブロードウェイミュージカル『A Little Night Music』のために作られました。
かつて成功を収めた女優が、過去に振った男との関係を後悔し、人生の皮肉と失望を歌うバラードです。
この後「エンドクレジット 1曲目」では、フランク・シナトラによるカバーバージョンが使われています。
アーサーがロッカーの荷物をまとめて職場を去る(職場で流れる曲)
Artist | ジャクソン・C・フランク(Jackson C. Frank, 1943-1999) アメリカのフォークミュージシャン。 1965年にポール・サイモンのプロデュースで唯一のアルバムがリリースされたが個人的な問題に悩まされ、統合失調症と長期にわたるうつ病と診断されキャリアを断念する。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | ジャクソン・C・フランク(Jackson C. Frank, 1943-1999) |
アーサーがクラブのステージでネタを披露し、ソフィと街を歩く
スマイル
Artist cover ver. | ジミー・デュランテ(Jimmy Durante, 1893-1980) アメリカのコメディアン/俳優/歌手/ピアニスト。 高校中退後ラグタイムピアニストとしてキャリアをスタートさせ、ブロードウェイ・映画などの他、ラジオでは自身の冠番組「ジミー・デュランテ・ショー」を持つなどして活躍した。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | チャールズ・チャップリン(Charles Chaplin, 1889-1977) イギリス出身の映画俳優/映画監督/脚本家/映画プロデューサー。 |
ジョン・ターナー(John Turner, 1902-1982) イギリスの作詞家。 ライブラリー音楽制作会社「ピーター・モーリス・ミュージック・カンパニー」の経営者。 | |
ジョフリー・パーソンズ(Geoffrey Parsons, 1910-1987) イギリスの作詞家。 ライブラリー音楽制作会社「ピーター・モーリス・ミュージック・カンパニー」に勤務し、作詞家として働いた。 | |
Original ver. | 1936年:映画『モダン・タイムス』 |
『Smile』は、1936年のアメリカ映画『モダン・タイムス』で使用されたテーマソングをベースに作られた曲です。
1954年にイギリスの作詞家二人によって歌詞とタイトルが追加されました。
歌詞には、笑顔がある限り明るい明日がやってくるといったメッセージが込められています。
チャップリンは、イタリアの作曲家プッチーニのオペラ『トスカ』の第1幕のアリア『Quale occhio al mondo può star di paro』(邦訳:この世のどこにあるのだ)に触発されてこのメロディを作ったと言われています。
この後「アーサーが “ジョーカー” と紹介されて「マレー・フランクリン・ショー」の舞台に登場する」でもこの曲が使われています。
帰宅したアーサーが母とダンスをする(マレー・フランクリン・ショー!のエンディング曲)
ザッツ・ライフ
作曲者 | ディーン・ケイ(Dean Kay) アメリカのエンターテイナー/レコーディングアーティスト/ソングライター/音楽出版社経営者、1940年生まれ。 |
ケリー・ゴードン(Kelly Gordon, 1932-1981) アメリカの歌手/ソングライター/音楽プロデューサー。 | |
Original ver. | 1964年:マリアン・モンゴメリー(Marian Montgomery, 1934-2002) アメリカのジャズシンガー。 |
『That’s Life』は、ジャズのスタンダードナンバーです。
ここではインストゥルメンタルが使われていますが、歌詞には「人生には浮き沈みがあり、諦めずに前向きでいれば頂点に戻ることができる」といったメッセージが込められています。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「アーサーが髪を緑に染めて顔を白く塗る」(フランク・シナトラ版)
「エンディング(カウンセリングを受けるアーサーが口ずさむ曲)」(フランク・シナトラ版)
アーサーがボーイに変装して劇場に入り映画『モダンタイムズ』を観る
作曲者 | チャールズ・チャップリン(Charles Chaplin, 1889-1977) イギリス出身の映画俳優/映画監督/脚本家/映画プロデューサー。 つけヒゲ、山高帽、ドタ靴、ダボダボのズボンにステッキという扮装のキャラクター「小さな放浪者」を通して世界的な人気者となり、多くの喜劇を自作自演した。 |
Artist | 北ドイツ放送交響楽団(North German Radio Symphony Orchestra) ハンブルクに本拠を置くドイツのラジオ・オーケストラ。1945年設立。 2017年2月よりNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団に楽団名を一新した。 |
Original ver. | 1936年:映画『モダン・タイムス』 |
アーサーが髪を緑に染めて顔を白く塗る
ザッツ・ライフ
Artist cover ver. | フランク・シナトラ(Frank Sinatra, 1915-1998) イタリア系アメリカ人のエンターテイナー/歌手/俳優。 クルーナーヴォイスと呼ばれた歌声で多くのファンを獲得し、映画俳優としても数多くの映画に出演。1953年のアメリカ映画『地上より永遠に』ではアカデミー助演男優賞を受賞。1950年代から60年代にかけては、ディーン・マーティン、サミー・デイヴィスJr.らと「ラット・パック」(The Rat Pack)と呼ばれるエンターテインメントグループを組み、映画に総出演したりラスベガスでショーを行うなどして人気を博す。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | ディーン・ケイ(Dean Kay) アメリカのエンターテイナー/レコーディングアーティスト/ソングライター/音楽出版社経営者、1940年生まれ。 |
ケリー・ゴードン(Kelly Gordon, 1932-1981) アメリカの歌手/ソングライター/音楽プロデューサー。 | |
Original ver. | 1964年:マリアン・モンゴメリー(Marian Montgomery, 1934-2002) アメリカのジャズシンガー。 |
「帰宅したアーサーが母とダンスをする(マレー・フランクリン・ショー!のエンディング曲)」でもこの曲が使われていました。
ピエロのメイクを完成させたアーサーが家を出て踊りながら階段を降りて行く
Artist | ゲイリー・グリッター(Gary Glitter) イギリスのグラムロック歌手、1944年生まれ。 パーマのかかったリーゼント・ヘアにメイクをほどこし、エルビス・プレスリー風の派手なスーツと厚底ブーツを身に付けてのエネルギッシュなライブパフォーマンスでグラムロック時代を象徴するアーティストとして1970年代に成功を収めた。 1999年、児童ポルノのダウンロードで有罪判決を受け投獄され歌手としてのキャリアは終わりを迎える。その後も児童性的虐待、強姦未遂を含む一連の性犯罪で有罪判決を受け現在も服役中。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | ゲイリー・グリッター(Gary Glitter) |
マイク・リエンダー(Mike Leander, 1941-1996) イギリスのアレンジャー/ソングライター/音楽プロデューサー。 |
アーサーが “ジョーカー” と紹介されて「マレー・フランクリン・ショー」の舞台に登場する
スマイル
作曲者 | チャールズ・チャップリン(Charles Chaplin, 1889-1977) イギリス出身の映画俳優/映画監督/脚本家/映画プロデューサー。 |
Original ver. | 1936年:映画『モダン・タイムス』 |
「アーサーがクラブのステージでネタを披露し、ソフィと街を歩く」でもこの曲が使われていました。
マレーが殺害された後、放送が中断されたチャンネルで流される曲
(マレーが殺害されたニュースを他のテレビ局が報じるシーン)
スパニッシュ・フリー
Artist cover ver. | Ray Davies and His Button Down Brass |
レイ・デイヴィス(Ray Davies, 1927-2017) ウェールズのトランペット奏者/編曲家/指揮者/作曲家/作詞家。 | |
作曲者 | ジュリアス・ウェクター(Julius Wechter, 1935-1999) ユダヤ系アメリカ人のパーカッショニスト/バンドリーダー/ソングライター。 1963年に「バハ・マリンバ・バンド」(Baja Marimba Band)を結成し成功をおさめる。 |
Original ver. | 1965年:ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラス(Herb Alpert and The Tijuana Brass) ハーブ・アルパート(Herb Alpert) アメリカのトランペット奏者/作曲家/編曲家/音楽プロデューサー、1935年生まれ。A&Mレコードの創始者の一人。 |
パトカーで護送されるアーサーが街で起こる暴動を見る
ホワイト・ルーム
Artist | クリーム(Cream) 1966年にロンドンで結成されたスリーピース・ロックバンド。 わずか2年半の活動で世界を席巻し伝説となる。 |
リリース | 1968年 |
作曲者 | ピート・ブラウン(Pete Brown, 1940-2023) イギリスの詩人/作詞家/ボーカリスト。 |
ジャック・ブルース(Jack Bruce, 1943-2014) スコットランド出身のミュージシャン。「クリーム」(Cream)のベーシスト/ボーカリスト。 | |
エンディング(カウンセリングを受けるアーサーが口ずさむ曲)
ザッツ・ライフ
Artist cover ver. | フランク・シナトラ(Frank Sinatra, 1915-1998) イタリア系アメリカ人のエンターテイナー/歌手/俳優。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | ディーン・ケイ(Dean Kay) |
ケリー・ゴードン(Kelly Gordon, 1932-1981) | |
Original ver. | 1964年:マリアン・モンゴメリー(Marian Montgomery, 1934-2002) |
「帰宅したアーサーが母とダンスをする(マレー・フランクリン・ショー!のエンディング曲)」でもこの曲が使われていました。
エンドクレジット 1曲目
邦題『悲しみのクラウン』
Artist cover ver. | フランク・シナトラ(Frank Sinatra, 1915-1998) イタリア系アメリカ人のエンターテイナー/歌手/俳優。 クルーナーヴォイスと呼ばれた歌声で多くのファンを獲得し、映画俳優としても数多くの映画に出演。1953年のアメリカ映画『地上より永遠に』ではアカデミー助演男優賞を受賞。1950年代から60年代にかけては、ディーン・マーティン、サミー・デイヴィスJr.らと「ラット・パック」(The Rat Pack)と呼ばれるエンターテインメントグループを組み、映画に総出演したりラスベガスでショーを行うなどして人気を博す。 |
リリース | 1973年 |
作曲者 | スティーヴン・ソンドハイム(Stephen Sondheim, 1930-2021) アメリカ・ニューヨーク出身の作曲家/作詞家。 ブロードウェイミュージカル『ウエスト・サイド物語』でバーンスタインとともに音楽を担当し、以降半世紀以上に亘りミュージカル界に貢献し数々の賞を受賞した。 |
Original ver. | 1973年:ミュージカル『A Little Night Music』 グリニス・ジョンズ(Glynis Johns, 1923-2024) ウェールズの女優。 |
「地下鉄に乗り合わせた三人組ビジネスマンの一人がアーサーに近づきながら歌う」ではこの曲のインストゥルメンタル版が使われていました。
『ジョーカー』のサントラ
『ジョーカー』はヒドゥル・グドナドッティル(Hildur Guðnadóttir)が音楽を担当しました。ヒドゥル・グドナドッティルは、アイスランド出身の女性チェリストです。アイスランドのエレクトロニカバンド、ムームのメンバーとしても活動しています。
映画音楽の世界では、アイスランドの映画音楽作曲家ヨハン・ヨハンソンのコラボレーターとして知られるようになり、『ジョーカー』で第92回アカデミー作曲賞を受賞しました。

『ジョーカー』キャスト・スタッフ
監督 | トッド・フィリップス(Todd Phillips) |
脚本 | トッド・フィリップス(Todd Phillips) |
スコット・シルヴァー(Scott Silver) | |
原作 | ボブ・ケイン(Bob Kane) |
ビル・フィンガー(Bill Finger) | |
ジェリー・ロビンソン(Jerry Robinson) | |
製作 | トッド・フィリップス(Todd Phillips) |
ブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper) | |
エマ・ティリンガー・コスコフ(Emma Tillinger Koskoff) | |
音楽 | ヒドゥル・グドナドッティル(Hildur Guðnadóttir) |
配給 | ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ |
公開 | 2019年10月4日 |
2019年10月4日 | |
上映時間 | 122分 |
アーサー・フレック / ジョーカー:ホアキン・フェニックス(Joaquin Phoenix)
マレー・フランクリン:ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)
ソフィー・デュモンド:ザジー・ビーツ(Zazie Beetz)
ペニー・フレック:フランセス・コンロイ(Frances Conroy)
若いペニー:ハンナ・グロス(Hannah Gross)
トーマス・ウェイン:ブレット・カレン(Brett Cullen)
バーク刑事:シェー・ウィガム(Shea Whigham)
ギャリティ刑事:ビル・キャンプ(Bill Camp)
ランドル:グレン・フレシュラー(Glenn Fleshler)
ゲイリー:リー・ギル(Leigh Gill)
ホイト・ヴォーン:ジョシュ・パイス(Josh Pais)
ジーン・アフランド:マーク・マロン(Marc Maron)
アルフレッド・ペニーワース:ダグラス・ホッジ(Douglas Hodge)
ブルース・ウェイン:ダンテ・ペレイラ=オルソン(Dante Pereira-Olson)
民生委員:シャロン・ワシントン(Sharon Washington)
カール:ブライアン・タイリー・ヘンリー(Brian Tyree Henry)
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