1995年アメリカで製作された映画『ユージュアル・サスペクツ』(原題:The Usual Suspects)は、ある犯罪計画の顛末が回想として語られる形式のクライムサスペンスです。『ワルキューレ』(2008)『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)の監督として知られるブライアン・シンガー初期の代表作品です。
第68回アカデミー賞でケヴィン・スペイシーが助演男優賞を、クリストファー・マッカリーは脚本賞を受賞しました。
『ユージュアル・サスペクツ』の挿入曲
『ユージュアル・サスペクツ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
ディーンとフランス人投資家が食事をしているレストランのBGM
Les sons et les parfums tournent dans l’air du soir
(Préludes / Book 1, L.117 – 4. Les sons et les parfums tournent dans l’air du soir)
作曲:Claude Debussy
クロード・ドビュッシー作曲の『夕べの大気に漂う音と香り』。
フランスの作曲家ドビュッシーが1910年に完成させたピアノ独奏曲集『前奏曲集第1巻』の第4曲です。タイトルは、フランスの詩人シャルル・ボードレールの詩集『悪の華』に収められている「夕べの諧調(Harmonie du soir)」の1節です。
ここに関税局の特別捜査官デビッドが警官を引き連れ突然現れ、ディーンは署への同行を求められます。
密輸船の襲撃作戦でマクマナスがライフル銃を構えながら口ずさむ曲
Old MacDonald Had a Farm (Traditional)
『Old MacDonald Had a Farm』は、英語圏で歌われている童謡です。『ゆかいな牧場』『マクドナルドじいさん飼っている』の邦題で知られています。
マクマナスは、歌詞を変えて歌っています。
『ユージュアル・サスペクツ』のサントラ
『ユージュアル・サスペクツ』はジョン・オットマン(John Ottman)が音楽を担当しました。ジョン・オットマンは、多くのブライアン・シンガー監督作品で音楽を担当していることで知られているアメリカの映画音楽作曲家です。
編集技師としても活躍しており、ブライアン・シンガー監督の『ボヘミアン・ラプソディ』では、アカデミー編集賞を受賞しました。
『ユージュアル・サスペクツ』キャスト・スタッフ
監督 | ブライアン・シンガー(Bryan Singer) |
脚本 | クリストファー・マッカリー(Christopher McQuarrie) |
製作 | ブライアン・シンガー(Bryan Singer) |
マイケル・マクドネル(Michael McDonnell) | |
音楽 | ジョン・オットマン(John Ottman) |
配給 | グラマシー・ピクチャーズ |
アスミック・エース | |
公開 | 1995年8月16日 |
1996年4月13日 | |
上映時間 | 106分 |
ディーン・キートン:ガブリエル・バーン(Gabriel Byrne)
マイケル・マクマナス:スティーヴン・ボールドウィン(Stephen Baldwin)
フレッド・フェンスター:ベニチオ・デル・トロ(Benicio del Toro)
トッド・ホックニー: ケヴィン・ポラック(Kevin Pollak)
ヴァーバル・キント:ケヴィン・スペイシー(Kevin Spacey)
デイヴ・クイヤン:チャズ・パルミンテリ(Chazz Palminteri)
ジャック・ベア:ジャンカルロ・エスポジート(Giancarlo Esposito)
ジェフ・ラビン:ダン・ヘダヤ(Dan Hedaya)
カイザー・ソゼ:スコット・B・モーガン(Scott B. Morgan)
コバヤシ:ピート・ポスルスウェイト(Pete Postlethwaite)
レッドフット:ピーター・グリーン(Peter Greene)
イーディ・フィネラン:スージー・エイミス(Pete Postlethwaite)
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