1980年にアメリカ・イギリス合作で制作された映画『エレファント・マン』(原題:The Elephant Man)は、エレファント・マンと呼ばれた男ジョゼフ・メリックの半生を描いた作品です。デヴィッド・リンチが監督・脚本をつとめました。
第53回アカデミー賞では、作品賞を含む8部門にノミネートされました。
『エレファント・マン』の挿入曲
『エレファント・マン』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
エンデイング
弦楽のためのアダージョ Op.11
| 作曲者 | サミュエル・バーバー(Samuel Barber, 1910-1981) アメリカの作曲家/ピアニスト/指揮者/バリトン歌手/音楽教育者。 |
| 作曲年 | 1936年 |
| Artist | ロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra) ロンドンを拠点とするイギリスのオーケストラ。1904年創設。 |
| アンドレ・プレヴィン(André Previn, 1929-2019) ユダヤ系アメリカ人指揮者/ピアニスト/作曲家。ハリウッド映画、ジャズ、クラシック音楽と幅広い分野で活躍し成功を収めた。私生活の面では、女優のミア・ファロー、世界的ヴァイオリニストのアンネ=ゾフィー・ムターらを含む5回の婚姻歴を持つ。 |
『弦楽のためのアダージョ』は、アメリカの作曲家サミュエル・バーバーが自身の作品『弦楽四重奏曲 ロ短調 Op.11』の第2楽章を弦楽合奏用に編曲したものです。『バーバーのアダージョ』とも呼ばれています。
1938年に、アルトゥーロ・トスカニーニ指揮、NBC交響楽団によって初演されました。
この曲は、第32代アメリカ合衆国大統領フランクリン・D・ルーズベルトの死の発表時にラジオで放送されてから、アルバート・アインシュタイン、ジョン・F・ケネディ大統領、モナコのグレース王女などの葬儀でも使用され、個人の訃報や葬送、惨事の慰霊祭などの定番曲として使われるようになりました。
『エレファント・マン』のサントラ
『エレファント・マン』はジョン・モリス(John Morris)が音楽を担当しました。
ジョン・モリスは、アメリカ・ニュージャージー州出身の作曲家です。メル・ブルックス作品の音楽を数多く手がけたことで知られています。また『エレファント・マン』で第53回アカデミー作曲賞にノミネートされました。
※サントラ収録曲
1. メイン・テーマ(The elephant man theme)
2. 見世物小屋(Dr. Treves visits the freak show and elephant man)
3. ジョン・メリックと詩篇(John Merrick and psalm)
4. ジョン・メリックとケンドール夫人(John Merrick and Mrs. Kendal)
5. 悪夢(The nightmare)
6. ケンドール夫人の舞台/リーディング(Mrs. Kendal’s Theater And Poetry Reading)
7. ベルギー人サーカスでの出来事(The belgian circus episode)
8. 駅(Train station)
9. パントマイム(Pantomime)
10. 弦楽のためのアダージョ(Previn Barber: Adagio for Strings)
11. 再現(Recapitulation)
『エレファント・マン』キャスト・スタッフ
| 監督 | デヴィッド・リンチ(David Lynch) |
| 脚本 | クリストファー・デヴォア(Christopher De Vore) |
| エリック・バーグレン(Eric Bergren) | |
| デヴィッド・リンチ(David Lynch) | |
| 製作 | ジョナサン・サンガー(Jonathan Sanger) |
| 音楽 | ジョン・モリス(John Morris) |
| 配給 | 東宝東和 |
| 公開 | 1980年10月10日 |
| 1981年5月23日 | |
| 上映時間 | 124分 |
ジョン・メリック:ジョン・ハート(John Hurt)
フレデリック・トリーヴス:アンソニー・ホプキンス(Anthony Hopkins)
カー・ゴム院長:ジョン・ギールグッド(John Gielgud)
ケンドール夫人:アン・バンクロフト(Anne Bancroft)
バイツ:フレディ・ジョーンズ(Freddie Jones)
寮母:ウェンディ・ヒラー(Wendy Hiller)
夜警のジム:マイケル・エルフィック(Michael Elphick)
トリーヴス夫人:ハンナ・ゴードン(Hannah Gordon)
アレクサンドラ妃:ヘレン・ライアン(Helen Ryan)
フォックス:ジョン・スタンディング(John Standing)
バイツの連れている少年:デクスター・フレッチャー(Dexter Fletcher)
メリックの看護師ノーラ:レスリー・ダンロップ(Lesley Dunlop)
メリックの母:フィービー・ニコルズ(Phoebe Nicholls)
辻馬車御者:ロイ・エヴァンス(Roy Evans)
牛乳配達:アルフィ・カーティス(Alfie Curtis)
ブロードネック:ヒュー・マニング(Hugh Manning)
ウォディントンの貴婦人:キャスリーン・バイロン(Kathleen Byron)
ウォディントンの領主:ジェラルド・ケース(Gerald Case)
見世物小屋の小人:ケニー・ベイカー(Kenny Baker)
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